「真摯(しんし)な話し合いがスタートしたのを大変、歓迎している」。米軍池子住宅地区の一部返還をめぐり、松沢成文知事は9日の定例会見で、こう述べた。

 逗子市の平井竜一市長が同日、国との交渉に入る方針を表明したのを受けての発言だった。返還が実現すれば逗子市では昭和53年以来。国が提示した40ヘクタールは過去最大規模となる。ただ、国が米軍住宅の追加建設や本設小学校建設などとの一括協議を求め、すでに校舎の設計などを公告。建設事業に着手する一方、平井市長は「建設と返還は別問題」と切り離したい考えだ。

 松沢知事は「今の仮設小学校は施設面からみてかわいそうな状況。人道的観点から考えてほしい」と受け入れを求めた。さらに、「大きな返還の提案は、逗子市にとっても地域開発のチャンス。同時に住宅や小学校の問題も解決するのが望ましい」と述べ、一括解決を支持した。

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