民主党の山岡賢次国対委員長、社民党の重野安正幹事長、国民新党の下地幹郎国対委員長は17日夜、都内のホテルで会談し、18日召集の通常国会で党首討論の早期開催を野党側に提案することで一致した。鳩山政権発足後、野党が再三要求したものの党首討論は一度も開催されてこなかった。一転して与党が党首討論に積極姿勢を示した背景には「政治とカネ」の問題で守勢に回った苦境を脱するために、「捨て身の反転攻勢」を仕掛ける狙いがある。

 野党は通常国会冒頭から、鳩山由紀夫首相の資金管理団体の偽装献金事件と小沢一郎民主党幹事長の元秘書らの逮捕など「政治とカネ」の問題で攻勢を強めてくるのは確実だ。国会審議が紛糾すれば、与党が目指す平成21年度第2次補正予算の月内成立が危うくなるどころか、その後の22年度予算案審議にも重大な影響を及ぼしかねない。

 この日の与党会談では報道各社の世論調査の速報値で内閣や政党支持率が急落していることが指摘され、重野、下地両氏が「厳しい環境だ。ここは逃げ隠れせず表から打って出るべきだ」と党首討論の早期実施を求めた。山岡氏は躊躇(ちゅうちょ)したが、予算案審議を促進するためには、両党の主張を受け入れざるをえないと判断したようだ。

 ただ、首相を前面に押し出して党首討論で野党の追及を乗り切る戦術は一か八かの勝負だ。討論で劣勢になれば、逆に追いつめられる可能性もある。

 野党側は首相が小沢氏に「戦ってください」と励ました発言への批判を強めている。

 自民党の谷垣禎一(さだかず)総裁は17日、記者団に対して、「首相は小沢さんに戦ってくれと言っている。極めて異様な発言だ」とした上で、「首相の立場にある方が検察とやりとりをしている方に『戦え』と言うことは、首相の立場から逸脱した非常に偏ったことを言っているように思う」と批判した。

 みんなの党の渡辺喜美代表は「首相は『戦ってください』というのだから指揮権発動まで覚悟したと思える。のっぴきならない話だ」と述べ、山口那津男公明党代表も「行政の長として不穏当だ」と述べた。

 これに対し、菅直人副総理・財務相は首相の「戦ってください」との発言について、「行政の長ではなく、党代表と幹事長の関係の中で信頼しているということだ」と弁明した。

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