介護老人保健施設「宇都宮シルバーホーム」(宇都宮市)の職員が入所者を虐待していた恐れがあるとして、立ち入り調査を行った宇都宮市はこのほど、高齢者虐待防止法に抵触する事実は判明しなかったと発表した。ただ、同施設の職員が入所者の裸を携帯電話で撮影するなど「極めて不適切な行為」が確認されたとして、介護保険法に基づき同施設を運営する医療法人北斗会に改善勧告した。

 市が立ち入り調査を行ったのは4月19日から7日間。不適切な行為を受けた5人の入所者のうち、1人の入所者本人とその他4人の家族にも聞き取り調査を行った。その結果、目立った外傷や精神疾患が認められなかったため、高齢者虐待防止法に抵触する身体および精神の虐待には当たらないと判断した。

 今回の調査により、入所者の骨折事故など12件を市へ報告していなかったことなども新たに発覚した。

 市は今回の問題を重く受け止め、北斗会に▽適切なサービスの実施▽未然防止の体制整備▽職員の研修体制強化▽事故発生時の速やかな通報―の改善計画を提出するよう指示。また今後、半年間をメドに、改善状況を毎月確認する方針だ。


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