O2~オー・ツー~

都合の良いことにこの四月からは日曜日のシフトが変わって早めに終われて割と余裕で「コードギアス」が見られるようになっていたのですが、今週はGWだからかシフト変更で遅くまでやることになってしまいました。……まあ、一縷の望みをかけて一時間早く出勤したら、ぎりぎり放送時間に帰ってこられたのですが。GWどころか八日までずっと休みなしなので、これくらいは報われて良かったです。

 

さて、今回の「コードギアス」ですが、「R2」が始まってから一番密度の濃かった三十分だった気がします。学園コメディパートで終わるのかと思いきや、最後で一気に話が進みましたからね。その学園コメディパートも、久々に笑わせてもらいました。今までにも笑えるシーンがなかったわけじゃないけど、やっぱり生徒会メンバーが揃い、その中に学生のルルーシュがいる光景は、ゼロのときよりも緊張感が緩んだ感じで、余計に楽しい気がします(水面下では機情やスザクとの攻防が続いているんですけどね)。今回の場合は、そこに更にジノとアーニャというイレギュラーが紛れ込んだことで、より面白くなっていたのかも。

 

◇スザク来日

さり気なくこれまでの二人の関係を二人の独白による回想で辿りつつ、現状把握しての普通の友人同士の挨拶にはにやりとしてしまいました。こういう流れは面白くて好きです。その後の生徒会メンバーとの再会も、ロロがやや挙動不審ではあったものの、かつての完全に敵対する前のほのぼのとした光景が見られて楽しかったです。そういえば、「R2」になってから見当たらなかったアーサーはスザクが連れ歩いていたようで。未だに噛み付かれているのによくもまあ一緒にいるなぁと思いますが、逃げないということはアーサーのほうも何だかんだでスザクが気に入っているのですかね。

 

 スザクに遅れてジノとアーニャも合流。今回はこの二人の紹介も兼ねていた感じで、二人がどういう人物なのか、スザクとはどう付き合っているのかが垣間見えた感じです。今は馴れ馴れしいジノを鬱陶しく思っていそうに見えるスザクが今後どうなっていくのかが一つの注目ポイントですかね。ジノといえば、トリスタンはなかなかかっこ良かったです。可変ナイトメアフレームというのも面白かったですし、人型になってから取り出した武器も個人的には好きな感じでしたので。アーニャの乗るモルドレッドは顔見せだけだったので、どんな動きをするのかはまた今度ですかね。

 

◇歓迎会

 何が面白いって、やはりイレギュラーに弱くC.C.やカレンの登場におたおたしているルルーシュなのですが(笑)、それ以外にもいろいろと気になるものが出てきました。

 

 一つは、ミレイ。この人がどこまで現状を把握しているのかな、というのはあったのですが、わざわざスザクとの会話シーンがあったので、それがますます怪しくなってきたような気がします。単に、ロイドの話を出したかっただけの可能性もありますが、実は彼女は全てを覚えているんじゃないかなぁ、とも思えなくもないわけで。ミレイ自身の口から彼女が留年していることが告げられたわけですが、それも、全てを知っているからこそ、敢えてそうしたようにも思えてしまいますので。だとすると、彼女はナナリーのことも知っているのかどうかが気になったりもしますが……。まあ、こんなことを書きましたが、実際はそれっぽく見えただけで普通に他のみんなと同じく記憶操作を受けている可能性もあるのですけどね。

 

 もう一つ気になったのが、さり気なく背景に映し出された、第一期でルルーシュが女生徒の一人にギアスで命じていた壁の傷。途中で途切れていましたが、あれはその生徒が本国に帰還となってしまったからなのか、ルルーシュのギアスの効果が切れたことを意味しているのか。わざわざ映したことと、今回ロロが自分のギアスの弱点をルルーシュに話したシーン(具体的に何かは視聴者には明かされていませんが)があることを考えると、後者のような気がしますが……。……そういえば、そもそもあれって「十字傷を付けろ」というギアスでしたっけ? だとしたら、横棒だけで途切れているのがヒントか答えになりそうですが……さすがにそこまでは覚えていないです。

 

 今回一番の笑いどころは、やはりC.C.登場からの一連の流れでしょう。ピザに引き寄せられて(笑)出てきたC.C.にも笑ってしまいますが(一番の目的は帰りの車の中で抱いていたぬいぐるみですかね?)、そんな彼女を見て大慌てで駆けつけるルルーシュが、相変わらずC.C.に振り回されているのが妙に可笑しいですし、かと思えば、シャーリーの登場に澄ました顔でトマトの山に突き飛ばすというオチ付きで。そして、そんなC.C.を追って着ぐるみカレンまで登場し、ルルーシュと二人して「ピザ女」呼ばわりですよ(笑)。どうでもいいですがあのシーン、C.C.、カレン、シャーリーと、何気にルルーシュを巡る女の子同士の戦いが繰り広げられていたようにも見えてしまいました。C.C.はトマトに埋もれてもがいていただけですけど(笑)。

 個人的にちょっと気になるのが、C.C.に続いてトリックスター的に登場したジノでしょうか。本人は面白がって動いていただけでしょうが、あのシーンを見て、案外彼はプラス方向でのイレギュラーになるのかなぁ、なんて思ってしまいました。スザクの場合はそれこそ「白き死神」とか呼ばれてしまうようなマイナス方向でのイレギュラーなので、それはそれでバランスが良さそうですが。

 

 で、ジノの暴走(?)から始まるおいかけっこは、スザクを筆頭に次々と追い抜かれて、最後には止まって息を荒くしているルルーシュに爆笑。しかも本人「自分のジャンルじゃない」とか言い訳してますし。ルルーシュのこういう、頭脳面だけ突出して優れている(逆に体力面は突出して劣っている(笑))というのを分かりやすく見せ付けてくれる場面は和むというか何というか。こういうシーンでのルルーシュって見ていてかなり好きです。その後も、C.C.の存在を誤魔化すために、生徒の一人にどうでもいいギアスを使っちゃうなど、学園パートはホント楽しいです。

 

◇爆弾

 歓迎会の中、カレンとヴィレッタが偶然ぶつかってお互いの顔を見たシーン。まさかそれがヴィレッタ陥落に繋がるとは、そのときは思いもしませんでした。機情局の一員として動きながらも、扇のことには心を動かされていたヴィレッタ。彼女はブリタニア側にいながらもそのまま暫く揺れ続けているのかと思っていましたが、扇との関係を理由に黒の騎士団側になったようです。とはいえ、この時点では脅しによる強制なので、ヴィレッタが今後どうなっていくのかはまだまだ分かりませんが。取り敢えずは、扇と顔を合わせたときどうなるか、ですかね。

 

 そして、最後にはヴィレッタなんて目じゃないくらいの最大の爆弾がスザクによって投下されました。まさか、ここでもうナナリーのカードを切ってくるとは思ってもいなかったので、電話の向こうから彼女の声が聞こえてきたときはかなり驚きました。会話の様子からすると、ナナリーは何も知らされないまま口車に乗せられて利用されているように見えましたが、果たして本当にそうなのかが分からないのがナナリーの怖いところです。実は何もかも知っていて動いている可能性も十分ありそうな気がするのですよね。何にしても、今のルルーシュにとってこれ以上はない爆弾です。この電話越しの会話の正解としては、「俺には妹なんていない」と言えることだと思うのですが、ルルーシュがナナリー相手にそれをできるかどうか。妹の存在を認めてしまった時点でルルーシュの記憶復活がバレるわけで、冷静なルルーシュならそこで判断を間違うようなことはないでしょうが、ナナリーが絡んできたとなるとそれをルルーシュに求めるのはなかなか厳しいものがあります(妹なんていないと言った場合、それはそれでナナリーとの今後の関係に何か問題が生じる可能性もないとは言えないのですけど)。

 

 ……ところで、最後の冷ややかにルルーシュを見つめる顔といい、「R2」になってからますますスザク株が下がりっぱなしな気がします(笑)。こうなると、どこまで悪役(立場的には正義なんだろうけど)として突っ走ってくれるかが逆に楽しみになってきそうです。

 

◇次回「太平洋 奇襲 作戦」

ナナリー関連はルルーシュにとって本当にアキレス腱というか、ロロに続いてスザクも相当な怒りを買ったことが分かる次回予告でした(笑)。怪訝な様子のナナリーと、新しい作戦が動いている様子を見ると、取り敢えずルルーシュはあの場は誤魔化せたのかなぁという感じですが、最初に思いっきり息を呑んでいたのでその辺がどうなのかが分からないところですが。もし切り抜けられたのなら、ナナリーの所在を摑めたという点に関しては僥倖なのですけどね。

それはそれとして、予告映像の中ではとうとうロイドさんとセシルさんが登場。「R2」になってからはさっぱり出番のなかった二人なので、この二人、特にロイドさんが登場というだけでも次回がかなり楽しみです。