コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode1

 今回はタイトルどおりCの世界絡みが中心の話だったためか、その異質な世界にいつもよりずっと凄まじいスピードで物語が進んでいたように感じてしまいました。CMに入った瞬間、「あ、今まだAパートだったっけ?」とか思ってしまいましたし。とはいえ、そこで展開された内容自体も、Cの世界と現実世界の出来事が立て続けに入れ替わり繰り広げられる息のつけないもので、私の主観だけでなく、実際に物語自体も急激に加速していたのかもしれませんが……。

 

◇スザク

先週の展開にはもう駄目かと思われたスザクでしたが、今の自分がしていることがゼロと同じ(スザクが思うゼロ像な部分もありますが)ことに気づき、何とか自力で踏み止まりました。何となくですけど、あと一歩で間違うところでも、自力でそれに気づけて止まれたことは、誰かに止めてもらったよりも、スザクの進む先に希望が見えたような気がします。逆に言えば、当事者のカレン以外はスザクがそこまで危ないところまでいっていたことを知らないことにはなりますが、ナナリーもそろそろ本格的に動き出しそうになってきましたし、今回自分が気づいたことを見失いさえしなければ、後は良い導き手さえ得られればスザクは大丈夫そう……かな? シャーリーが最後に見た、ルルーシュを引っ張り上げるスザクに俄然期待したくなってしまうのですが……。

 

 ルルーシュ不在の状況で機情局に踏み込んだことにより、スザクがとうとう機情局の制圧、そしてそこから導き出されるルルーシュの記憶復活に、今度は自身の勘でなく辿り着いたことになるわけですが、さてこれからスザクはどう動いていくのか。次回予告を見た感じだと、ルルーシュ側もナナリー奪還に乗り出しそうな気配ですが……。妄想でなく確信を得たのなら、カレンと真正面から向き合って話して欲しいような気もするけど、とにかく今はこれ以上変な暴走をすることなく、たとえ歪でも彼自身を見失わない道を進んで欲しいものです。

 

◇ナナリー

 お飾りの総督から本当の総督へと、ナナリーも覚悟を決めて動き出した感じです。ミス・ローマイヤたち実務担当の部下には、彼女たちの勝手にさせるのではなく、ナナリー自身の目指すものを曲げないことを示すように、おそらく今までで一番強く口を挟んで、そして、スザクには、今まで彼女自身が知らずにいたことを知るためのアプローチを始めて。……もしこれで、スザクがルルーシュ=ゼロであることを喋ったりしたら、それこそナナリーとカレンによるそっち関連の話に繋がったりするのかな〜というあたりは期待してしまいますが、何にしても、ようやく物語の本筋にナナリーが絡んできそうなのは期待です。今までおとなしくしていた分、危ういところでふらふらしている兄とその親友(?)を何とかして欲しいというか、C.C.がああなってしまった以上、もう二人をびしっとやれるのはナナリーしかいないような気がするので。……今回、それこそびしっとスザクをぶん殴ってくれたカレンも、これからの展開次第ではそういう存在になる可能性もありますけど。

 

◇扇とヴィレッタ

ある意味一番面白いことになっていたのはここかも。何ていうか、他と比べて不穏なもの……というか破滅的な感じが少ないという意味で。あと、他と比べて扇が普通にかっこいいので(笑)。ヴィレッタに好きだと伝えた瞬間は、よく言った!って感じでしたし。

先週から死亡フラグが点灯しっ放しの扇ですが、ここで、ヴィレッタを庇って負傷して高所から川に向かって落下+扇を追って飛び込んだヴィレッタのコンボが来たとなると、普通に考えれば扇は助かってヴィレッタも晴れて仲間となるかなぁと思えるところ。……まあ、そんな楽観的予測が許されないのが「コードギアス」なんですけど(汗)。取り敢えず、落下予測地点にあった石に頭をぶつけるなどせず、二人揃って川の流れの中に落ちられれば、希望はあるかなぁと思いたいですけど。咲世子さんも、黒の騎士団の幹部である扇を、まさかこのまま見捨てることはしないでしょうし……。いやでも、ディートハルトからは「いざとなったら抹殺」命令受けてそうだけど。でも、扇を傷つけてしまったことはまずいと思っていそうだし、扇ではなくヴィレッタを始末しようとしたことからしても、まだ彼女の中では切り捨ててはいないと思うのですが。

 

◇シュナイゼルとニーナ

彼らが行っていた実験……やはり、核実験、でしょうか? 物凄く不穏な雰囲気というか、もしもそれを持ち出してくるのなら(戦争が変わるとか言っている時点で、持ち出してくる気満々な気がしますけど)、やはりルルーシュの最終的な倒すべき敵はシュナイゼルということになるような気がします。そもそも、今回の邂逅で、皇帝はそういう現実的に倒すべき敵とはもう何か違ってしまったように見えますし。……というか、ゼロとしての敵がシュナイゼルで、ルルーシュとしての敵(もしくは壁)が皇帝、みたいな。既に屋上花火計画が破綻してしまった以上、あのときは難しくても最終的には何とか戻ってくるのかと思えたニーナの行く末もとても安心できたものではないのですが、これでますます困難になったような。そもそも、核を持ち出してきた時点で、彼らの行く末に破滅の文字が点滅し始めている気がしてならないのですけどね……。

 

◇ルルーシュとC.C.

まさかの別格ヒロイン喪失展開にはぽかんとなってしまいました。それも、皇帝に奪われてではなく、一度は取り戻したと思ったらという、相変わらずの極悪展開です(汗)。V.V.退場、C.C.の願いと今の彼女になった経緯、皇帝に思考エレベータと、目まぐるしく進んでいく物語の裏では、ルルーシュ(ゼロ)とC.C.不在の黒の騎士団の様子も描かれ、その間の指揮を執っているのがロロであることに0番隊の不審や離反をますます感じてしまったり、バトレーに敬意を払っているジェレミアの株が相変わらず上がり続けていたりと、Cの世界で皇帝と対峙するルルーシュと合わせて、その物語の落差に驚いたり不安になったり一瞬安堵したりと、見ているこっちも大変でした。

 

Cの世界については、私の思考の許容量を超えているから詳しいことは置いておくとして(思考エレベータとかもあれだけではよく分からないし)。取り敢えず、C.C.を失うかもしれないことから、前回で箍が外れたというか間違った方向へ暴走しかけていたルルーシュが元の道に戻ってきたっぽいのは安心したいところです。……まあ、次回予告で何やら演説しているっぽいゼロを見ると、まだどうなるかは分からないですけど。

ギアスと不死者の関係については、不死者もまた元はギアス能力者であったことが明らかに。ギアス能力を(両目に発動するくらい?)高めた者には、自身にギアスを与えた不死者を殺すことが可能になり、それを実行したとき今度は自身が不死者となる、といった感じでしょうか。そして、不死者となったものはその永遠の放浪を厭い、今度は自身がギアスを与えて自分を殺してくれる資格を持つ者を作る、と。……最初に始めた奴は誰なんだろうとか思ってしまうわけですが。とにかくそういうわけで、C.C.もまたかつてはギアス能力者だったと。そしてその能力は、他人に愛される……要は「魅了」のギアスだったということですかね。C.C.の経緯が分かると、逆に皇帝とV.V.が今のようなことになった経緯が気になりますが、そこはまだ謎のまま。

 

おそらくは皇帝が不死者を殺せるだけの力を持ったことから(あと、前回でルルーシュに失望したのもあるのかも?)、ルルーシュから離れて皇帝に殺されにきたC.C.でしたが、過去のまだ普通の人間だった頃から不死者になるまでのC.C.を知って戻ってきたルルーシュの声に、直前で皇帝に殺されるのを思い止まることに。殺されに来たものの、実のところ何だかんだで揺れていたのかなぁとも思うわけですが、そんなところへ掛けられたルルーシュの言葉に何を思ったのか。彼女が最後にした操作が何だったのかも謎なので(単純に考えるなら、蜃気楼の動きを封じていたものを外したと思われますが)、あの一瞬で彼女が何を思い、何を決意したのかは分かりませんが、どんな形にしろそれまでの考えを翻したのは確かなのかなぁ、と。ただ、その後のC.C.がルルーシュの手を取ったわけではないので、彼の元に戻ることにしたわけでもないような。ただ、蜃気楼を使ってあの場所に攻撃したルルーシュを皇帝が怒っていたので、そのことが何か悪い作用を引き起こした可能性もありますが。

何にしても、最終的に残った結果は、C.C.を取り戻したものの、その彼女の記憶……具体的にはシスターと出会って以降のものが失われていた、ということ。C.C.C.C.としての記憶を失ったことで、これでギアス関連の情報やフォローを期待できなくなったこともありますが、やはり一番ショックだったのは、上記したように別格ヒロインの位置にいたC.C.がいなくなってしまったこと。前回で培われてきた関係性にヒビが入っていたので、もう魔王夫妻のあのやりとりが見られないかと思っていたら、こんな形で見られなくなってしまったわけで。……ただ、C.C.が失われてしまったのはショックではありますが、同時に一つだけ期待してしまうものもあったりします。今までのC.C.は別格ヒロインであるが故に、ゲームで言うところの攻略ヒロインとしては外れていたように見えていたのですが、記憶が失われたことで、C.C.ルートに進めるようになったように見えてしまいまして(笑)。個人的には、これから記憶の失ったC.C.と新たな関係を築いた上で、C.C.C.C.としての記憶も取り戻し、死にたいと願っていた彼女ごと救うような展開になったら嬉しいですけど。何にしても、魔王夫妻のままだと破滅しか見えなかった二人なので、これで二人の未来に光が見えたのなら良いなぁ、と。ユフィ、シャーリーは死別という絶対に取り返せない形での喪失だったので、残ったカレン、ナナリー、C.C.は、まだ生きてここのいる以上、生きて取り戻して欲しいですから。

 

◇次回「超合集国決議第壱號」

 取り敢えず、最初に映ったコーネリアとルルーシュ・ジェレミアが会した場面は期待です。二人の間で情報の共有が起こることと、コーネリアが仲間になるのかというあたりが。

 記憶を失ったC.C.との生活も気になりつつも、ゼロとしてまた大きなことをやろうとしているのが気になるところ。予告ナレーションからすると、ナナリー奪還に動きそうではありますが、前々回の内容とその前の予告ナレーションには騙されたので、安直に受け取るのは危ないかも。というか、ナナリーを奪還するならカレンもだよね?とかが気になったりも。予告映像からすると、カレンのところへ誰か来る?みたいな気がしなくもないですが……。