化物語 第六巻/つばさキャット 下【完全生産限定版】 [Blu-ray] 化物語 第六巻/つばさキャット 下【完全生産限定版】 [Blu-ray]

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かなり間が空いてしまっていたため、せめて十四話くらいは復習しておいたほうがいいかなーと思いつつ、何だかんだで先延ばしにしている間に最終話の配信が始まってしまいました(笑)。

まあ原作は読みましたし、肝心な部分(羽川さんのストレスの原因が何だったのかを阿良々木君に突きつけられた辺りで終わったこととか)は覚えているので内容が理解できないことはないだろうなと思っていましたが……より物語の世界に入り込んで心を動かされるためには、やっぱり復習しておいたほうが良かったかな、とも。いや、最終話だけ見ても、十分良かったとは思えましたけどね。

……あとはアニメ版OPを見られれば本当に終了といった感じですか。

 

そんなわけで、とうとう最終回を迎えた「化物語」。カレンダーを見ると、何だかんだで一年掛かったよなぁとか思ってしまうところですが、何はともあれちゃんと締め括られたのは良かったところです。時間が掛かった分、クオリティーの高いものを見せてもらいましたしね。特に、忍のアクションシーンは凄かった(笑)。

 

メインはやはり阿良々木君とブラック羽川のやりとりで。

今回のブラック羽川降臨の原因となったストレスは、叶わなかった阿良々木君への恋心。突きつけられたその事実に動揺して、告白してきた相手(ブラック羽川が代理状態というか正確には暴露なんですけど)には言っちゃいけないようなことまで口走っているのは、いかに彼にとって羽川さんが恋愛対象外だったか(といっても興味ないほうじゃなくて、むしろ神格化し過ぎているからなんですけど)が分かるところで。

そんな彼を情け容赦なく追い詰めていくブラック羽川の言葉が正鵠を射ているからこそ、余計に阿良々木君の駄目な部分も見えてしまったところではありますが……それでも、自分にとって一番大切なものを見失わずにはっきりと告げたところは、分かっていてもかっこいいと思えるものが。恩人で大切な存在だけど、でも、恋愛対象として好きなのは戦場ヶ原。それは揺るがない。それを曲げることで恩人を助けられるかもしれなくても。

 

だけど同時に、羽川さんの気持ちが本物だと知って、そんなふうに想ってもらえたことを誇りに思えるなんてふうに思考が働くところもまた敵わないなぁと思ってしまうところで、何故この物語のヒロインたちが阿良々木君を好きになるのか分かるような気がするところでもあります。

恋愛成就が無理ならストレスの原因を排除すると、ブラック羽川に殺されそうになったときも、自分が助かりたいとかよりも、そんなことになったら戦場ヶ原が羽川さんを殺すと、そんなのはどちらも駄目だという想いで拒否し、更には忍との絆も信じて助けを求めたところなんかも。

 

まあ、その殺そうとする行動自体が、忍が阿良々木君の影の中に潜んでいたのに気づいていたからの行動ということで、寝言も含めて、羽川さん(ブラックも含めて)の人の好さを感じてしまうと同時に、ちょっと切なくなるところでもありましたが。

 

ラストは忍野が去っていったこと、阿良々木君一人でも大丈夫だと信じてブラック羽川と忍の件を任せていったこと、そして、何だかんだで忍野も阿良々木君に劣らぬお人好しだったことが語られて。そして、最後は文化祭の阿良々木君たちのクラスの出し物が「お化け屋敷」だったというオチ(笑)で終幕。

 

ここまで来るのが長かったですが、それでもこの物語の終わりまでを見られて満足できました。

とはいえ、CMによればDVDBlu-rayの発売と同時に、GWの話が収録された「猫物語」と他にも何やら出るようで。アニメ版はこれにて終わりましたが、まだもう少しは彼らの物語が楽しめそうで楽しみなところです。