オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫) オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)
沖田 雅 うなじ

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AT-Xで流れていた番宣CMを見た感じ、キャラデザとか雰囲気とかが良さそうだったので、この夏の新番組の中では何となく一番楽しみにしていた番組。

……ちなみに、一応毎月電撃文庫の新刊はチェックしているつもりなのですが、何故かアニメ化が決まるまで全く知らなかったという……自分でも不思議で仕方ない作品でもあります。既巻数を見ると、タイトルくらいは知っていてもおかしくなさそうですし、一話を見た感じだと、あらすじを読んでいたら興味を持ってもおかくしなさそうな作品でもあるのですが……。

 

まあ、それはさておき。

第一話は割とキャラ紹介と舞台設定が中心だからか、それともこれがこの作品の作風なのか、妙に淡々とストーリーが進行していく印象を受けた物語でした。キャラの台詞に被るようにナレーションが入るのがその感覚を強めているような気がしますが、とにかくそんな感じなので、物語の世界に入り込んで観るといったことは最後までなかった感じです。

他人の注目を浴びるような場所には出て行けない亮士が涼子を守るために出てきて庇うなど、見せ場はあったはずなのですが、どうにも盛り上がりに欠けるような。かといって、憧れの先輩が実はMだったなんてオチがついたり、涼子と林檎の貧乳ネタを連発されたりしてもそれほど笑えるわけでもないという(くすっと笑う程度はあった気はしますけど)。

 

とはいえ、所々で「御伽」という単語が出てくることや、キャラの名前を見れば分かるとおりのお伽噺をモチーフとした世界観は好きですし、生徒のトラブルを解決(ただし、力を貸す代わりにその後強制的に力を貸してもらうことになるらしいですが)していく物語というのも、一話完結な感じで気楽に観られそうな気もするところ。

主人公・大神涼子と視線恐怖症の森野亮士のラブコメも、これからどうなっていくのかが楽しみな部分はあります。特に、他人の視線に怯えるヘタレキャラのように見えつつも、涼子に対する告白は妙に大胆だったり、そもそも本当に告白した時点で凄いのではと思えたりするような、亮士のキャラは面白いと思えるものですし。

 

面白い!と力説できるほどのものはなかったけれど、そこそこ面白くはあったというのが第一話の感想でしょうか。

一話の雰囲気がそのまま続いていくのか、それとも二話以降はまた違ってくるのか。あるいは、今回はあまり前には出てこなかった御伽銀行の他の仲間が掘り下げられたり、涼子と亮士の仲が進展したりしたらまた違った面白さが見えてくるのか。何にしても一話だけでは分からないところなので、取り敢えずもう少し観てみようかと思います。