比翼の羽根 比翼の羽根
eufonius

キングレコード 2010-10-27
売り上げランキング : 79

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 

原作ゲームだと一葉ルート進行中のエピソード……でしょうか? これがアニメでなければ、このまま一葉エンドにいきそうなくらいに悠と一葉の仲が進展しているような感じになっていましたけど(汗)。

 

瑛と一葉が異母姉妹であることが明らかになり(違う方向に誤解していた悠には笑ってしまったところでしたが(笑))、二人の家の事情が二人のエピソードの肝のような感じで進んではいますが、三話に関しては悠と一葉の仲の進展が中心だった感じで。

ちょいちょい悠のほうも一葉を意識しているような描写が挟まっていたものの、素でも普通に口説き文句を垂れ流しているような(笑)主人公なので、このまま一葉とくっつくのか、それともさらりとかわしてしまうのかどっちかなぁと思っていたら、普通にそのままくっつく展開となりました。厳密にはまだ完全にくっついたわけではありませんが、あそこまでやったらもうそんな感じだよねという……。

 

とはいえ、まだ三話であることを考えると(そして作風的にリセット展開はなさそうなことを考えると)、このままくっついて終わることはないんだろうなぁ、と。話数的なこととか、他のヒロインが残っているとか、そういうメタ的な考え方でもそう思うわけですが、ストーリーとしてもこのままうまくいかないだろうなぁと思えるフラグがちらちらと。

 

その最たるものが、瑛の存在。三話では悠と一葉が近付いた分、瑛が放っておかれたように感じた部分があります。夕暮れの神社に一人でぽつんと二人を待っていた(?)ところなんかはそれを強調されていたようにも感じましたし。

その後、二人との絡みが少ない分、穹との絡みがあったのは興味深いところではありますが、そのときに瑛が言っていた、悠と一葉は似ているという台詞。似ているからこそ惹かれ合って……というふうに取ればカップル成立のフラグとも取れますが、今回放っておかれた同士――しかも、それぞれにとって大切な存在と思われる二人の会話でこの台詞が出てきたことを考えると、悠は穹を、一葉は瑛を、結局のところは見捨てられないことを示しているような気がしてしまいます。

そこへ、ラストで見せられた瑛の不調。瑛の呟いたとおり、それが疲労からきたちょっとした立ちくらみなどなら良いのですが、もっと深刻な何かがあるとしたら……。

 

悠と瑛を天秤に掛けるような何かが起こったら、これまでの一葉を見ていると、彼女は瑛を取るのではないか、とも思えるわけで、このエピソードの結末はその辺に掛かってきそうな気がします。

それに、悠と一葉の二人は良い感じになっていましたが、家の問題に関しては何一つ解決していないわけで。彼女たちの父親に関しては、一葉の誤解や思い込みでそれが明らかになれば綺麗に解決しそうな気がしないでもないですが、あくまで予想で実際どう転がるかは分からないところでもありますし。

とはいえ、次回サブタイトルはまだ悠×一葉っぽい感じなんですけどね……。まあ、この二人でカップル成立しても以降の話をうまく回せるなら、ここでそれもアリかなぁとは思いますが。

 

瑛&一葉ルートとしてはうまくいっているような、暗雲が立ち込めているような……といった感じでしたが、穹を中心とした物語として見てみると、まだ一人で家にいるような描写も挟まれていたものの、みんなと海に行って楽しそうに遊んでいたり、悠ではなくクラスの友達と下校したり、瑛と親交を深めたりと、少しずつ彼女の世界が広がり出していることが窺えるものが。

たぶん彼女のエピソードはトリだろうなぁと思うし、1・2話での彼女の描き方を見ると、全話通した物語のもう一人の主役は穹じゃないかなぁという気もするので、他のヒロインの話を進めながらも、さり気なく彼女の話も進んでいっている様子を見られるのは面白いところです。

 

◇次回「ハルカズハート」