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麻生夏子

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美緒のコスプレ姿を楽しみつつ、適度に美緒&太郎のSMコンビのプレイを苦笑混じりながらも楽しんで、嵐子とのラブコメににやにやする……ここまで六話観てきましたが、それがこの作品の一番面白い構成という気がします。エピソードによってそこに、美緒が良い先輩の役もこなしたり、みちる先生が良いオチをつけたりといった感じで。

……まあ、私が嵐子派なのでそう感じる部分もあるかもしれませんが。

 

そんなわけで、今回は久々に嵐子の出番多めの、嵐子の砂戸家訪問&太郎の母と姉による嵐子撃退作戦(→失敗)なお話でした。

 

太郎の母と姉が勝手に太郎の携帯電話を見て、メールまで返信してしまったところはさすがにどうかと思うものの、彼女たちの策略によって嵐子が砂戸家を訪問したことで、彼女たちに対する認識がちょっと変化したのは良かったところかなぁと思いました。

これまでは異常に息子or弟を溺愛している迷惑母娘といった感じで、今回の作戦がバレて太郎にお仕置きを食らったにも関わらず(実行したのはみちる先生ですけど)ちっとも反省していない様子は、相変わらずそういう側面も持ち合わせたままなのですけど、離婚家庭の嵐子にとっては、行き過ぎた愛情であっても愛されていることには変わりないないわけで、とても温かい家庭に見えたという。これまでは太郎視点だったので、彼女らもまたこの作品における変態の一例であるといったふうにしか見えませんでしたが、ちょっと視点を変えてみればそんなふうにも見えるというのは新鮮でした。この辺、ドMだからこそ太郎は極限状態の嵐子に近づけたというのと似たような感じで面白いところですかね。

 

……まあ、そんなふうに好意的な面が見えても、太郎にとっては迷惑なことに変わりはないのでしょうが(笑)。

今後本当に潜入作戦を実行して、あの母娘と美緒が出会ったらそれこそ大惨事になりそうな気もしますけど、逆にそれはそれで見てみたい部分もあるかもしれません。もっとも、美緒が家庭環境に何か抱えていた場合は、コメディではなくシリアス展開に突入ということになりかねませんが。

 

母娘の暴走を除けば、クラスメイトの気になる相手の家を訪問する(訪問される)ということで、観ているこちらとしてはにやにやしっ放しな感じでしょうか(笑)。仲良さげな砂戸家の様子に微笑む嵐子や、表面上は和やかな豪華な昼食なんかも観ていて楽しいシーンでしたし、一悶着あった後の太郎の部屋での出来事は、画面の前でこっちまで照れてしまいそうなほどで(笑)。

コンセプト的には変態を楽しむアニメなのかもしれないけど、個人的には太郎と嵐子のああいうシーンが一番観ていて楽しいです。……同時に、太郎のドM改善は、こうやって嵐子との関係を縮めていっているときが一番進んでいる気が……。美緒の作戦って、今回の前半部分でもそうでしたけど、どう見ても太郎のドMが進行しているようにしか思えないので(汗)。

 

太郎と嵐子の甘酸っぱい雰囲気に耐え切れずに乱入した母娘による「太郎は私のもの」合戦も、太郎にとっては自分の恥ずかしい秘密を暴露されているようなものでしたけど、嵐子にとっては自分の知らない太郎を知ることができたという、母娘の意図とは逆に嵐子の一人勝ちのようなものだったかと。おまけに、そんな砂戸家の温かさに触れたことで、嵐子の夢という秘密を二人で共有するなんて展開にまで進んでしまいましたしね(笑)。

前回のカオスっぷりにぽかーんとなってしまった分、今回はより楽しめました。

 

◇次回「真夏のトライアングルラブ?」

予告映像でちらりと見えた、嵐子が太郎を取られまいと張り合っているようなシーンは次回への期待が高まってしまうところでしたが、その後に映った例の変態ベルトと、今度は前回以上に露骨なパロディ映像に、激しく不安が込み上げてきてしまいました(汗)。

ラブコメ部分は楽しめそうな気もするけど、最終的に前回のようなカオス展開になるとしたら、また次回も微妙な感じになってしまうのかなぁと思うと何とも複雑な気持ちになってしまいます……。