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石動美緒(竹達彩奈)

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今回の話で一番注目すべきは、第二ボランティア部に入部して……というか、美緒のドM治療を受け続けた結果、やっぱり太郎のドMは加速の一途を辿っているということが明らかになったことのような気がしてしまいました(笑)。

 

美緒の罵倒と暴力を受け続けた結果、ぬいぐるみ相手でも自分に置き換えて興奮できるようにまでなってしまっていますからね……。嵐子も何だかんだで工夫して本人を罵倒していましたけど、持ち上げて落とすなど変化球を織り交ぜながらの美緒のやり方は、悪化するのも当たり前、付け焼刃の修行くらいでは到底太刀打ちできないドSの女王という貫禄に満ちたものでしたし(笑)。

もっとも、そのドSっぷりを本人は一切自覚していなかったというところが可笑しかったところでもありましたが。

 

とはいえ、美緒を見ていると自覚がないのも当たり前なのかなぁとも思いますが。美緒にとってはあの状態が普通の対応(と思っている)なんだろうな、と。太郎を一日自由にできると言われて思いつくのがこき使うことで、嵐子の退部を嫌がる姿は友達が離れていくのを怖がるものに見えて、美緒の精神がまだまだ幼いところにあるのが見て取れますから(そしてそういうところは可愛いと思えてしまうわけですが)。

……ただ、ラストのお弁当を巡る太郎と嵐子を前にしたときの美緒が少し淋しげに見えたのは、彼女にもそっち方面の感情が芽生え始めている兆しなのかなぁ……とも思えましたが。

 

まあ、それはそれとして。今回は、前回の学園祭で除け者状態だった嵐子が、そのことを気にして空回っていたエピソード。学園祭を美緒と回っていた=太郎は美緒みたいな子(ドS)が好み!?という思考から、立派なドSになるべく奮闘する姿が見られました。

……視聴者的には完全に方向性が間違っていることが分かるわけだけど、好きな男の子の理想に少しでも近付きたいという女の子の気持ちは素直に応援したくなってしまうもので、その空回る姿は可愛いものでした(笑)。

 

そんな嵐子の考えは、冒頭のまるで美緒のような行動を取る彼女を見た時点で、たぶんそういうことなんだろうなぁとは思いましたが、太郎があまりに心当たりが無い様子だったので、ひょっとして前回とは切り離されたエピソードなのかとも思ってしまいましたが……単に太郎が無自覚なだけでした(汗)。確かに太郎が美緒といたのは彼が言っていたとおり成り行きだし、嵐子と何か約束をしていたわけでもないですが……ひょっとしてと思うことすらなかったのは、見ていてちょっと張り倒したくなったところかも。

恋人同士まで思考が飛ばなくてもいいから、同じ部活の友達と学園祭を楽しみたかったのではというくらいはちらっとでもいいから考えてあげようよ、と。頻繁にメールするくらい親しいわけなんですから……。まあ、太郎だから逆に、せっかくの文化祭を嫌いな男と回りたいとは思わないだろうと見当違いの気遣いをしていた可能性も否定できない気はしますが。

 

ドMが臨界点に達した太郎が、三途の川の手前で父親らしき人物との幼き日の思い出っぽい光景を繰り広げかけていたのは、今後の伏線なのか(あと二、三話しかない気がしますが)、単なる演出なのかがちょっと気になりつつも、嵐子が太郎へ今回の奇行の理由を話したことで、元のままの嵐子のほうがいいと何とか丸く収まったところでしょうか。

……というか、元の嵐子のほうが好きだと言われて喜ぶ嵐子がかなり可愛いのですが(笑)。そしてその後の行動を見ると、嵐子が男性恐怖症をあと一段階でも克服できたら、一気に恋愛事情が進みそうな気も。

 

……そんなところで次回来るのが、予告映像とタイトルからすると太郎の記憶喪失エピソードのようで。またベタなものが……とは思いつつも、それに対する嵐子と美緒の反応は楽しみなものがあります。太郎の記憶を取り戻すために奔走する姿も。

……あと、個人的な興味としては、記憶が失われた場合、太郎のドMがどうなるのかも気になるかも……。

 

◇次回「失われたメモリー」