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田中雄一

ジェネオン・ユニバーサル 2011-01-26
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大覇星祭編完結、ですかね。

何だかこの番組を見たことで、年末年始は狂いっぱなしだった曜日感覚がようやく戻ってきたような気がします(笑)。

 

それはさておき、vsオリアナの続きからスタートした今回。多彩な魔術と体術を織り交ぜて使ってくるオリアナと、あらゆる異能を打ち消せるものの全ては右手一つが切り札の当麻では、やはり当麻のほうが分が悪いようで、一対一ではどうにも不利なことに。

せめてあと一つ何かあれば……!と当麻が思ったところで、一時戦線離脱していたステイルが復帰し、インケンティウス召喚。これにより、再び戦況が変わりますが、このときの、どこまでが偶然でどこまでがアドリブで合わせた連携なのか分からない当麻&ステイルのコンビは相変わらず見ていて楽しいです(笑)。なまじ、インデックスを巡っての三角関係(?)があるだけに、本当にどこまでが作戦なのか分かりませんからね。互いを押しのけ合う二人とか、まさかのドジっ子要素を披露してくれた(笑)ステイルとか、本気でやっているようなことも混じっているように見えるから尚更というか。

 

とはいえ、それでもやはりオリアナのほうが一枚上で、ステイルが再び戦闘不能にされてしまいましたが。

……オリアナがそれだけ格上の相手ということなのか、それとも相性の問題なのか……というのも考えてしまいますが、ステイルがやられたときの状況を見ると、当麻が魔術に関する知識を身につけたらまた違ってくるのかなぁ……なんて思うところも。少なくとも、相手の使う術の危険度や兆候が瞬時に把握できれば、とっさにステイルが当麻を庇う、なんて事態は減るでしょうし、逆に当麻が相手の魔術に対処できる可能性もできるのかな、と思いますし。

 

まあ、それはそれとして。そんなわけで再び当麻vsオリアナの一対一に戻るわけですが、ここからは少し互いの主張をぶつけ合う展開に。

オリアナの求めていたものが、みんなが幸せに暮らせるための絶対的な基準であること、だからそれを与えてくれるリドヴィアに協力していたことが明かされるわけですが、このシーンは見ながらちょっとオリアナの決意の固さを凄いなーと思ってしまいました。オリアナが実際に見てきたことは分からないので、当麻の主張が彼女にどう聞こえていたのか――地獄を見たことのないものの綺麗事と切り捨てたのか、痛いところを突かれたのかも分からないのですが、見ていて一つだけ確かだと思ったのは、オリアナはきっぱりと真っ向から彼女を否定する当麻を見て、目の前にいる相手が、自分の持っていない――求めている絶対の基準を持っていることに気づいたと思うのですよね。

これ、キャラによってはそのことに動揺するなり決意を揺るがされるなりするような展開になってもおかしくないと思うのですが、オリアナは一切揺らがないんですよね。ハッとはしたかもしれないけど、それで自分の目的を引っ込めることはなく、かといって自棄になったふうでもなく、目の前にある障害として当麻を排除しようとした。

 

……ただ、そうして必殺(?)の攻撃をぶつけて、実際それを当麻はまともに食らって、チェックメイトを確信してもおかしくないところまではいくわけですが……それでも挫けず立ち上がる当麻を見たときには、初めて揺らいだのかな、とも思いますが。この場合は、甘い綺麗事ばかりを吐くような相手が、あれだけの攻撃を食らっても折れないことへの動揺、といった感じですが。でも、そのわずかな揺らぎと、最後の攻撃のために速記原典を全部使ってしまっていたことが、彼女の敗北に繋がったのかな、と。

当麻の言葉を借りるなら、自分自身で立っていた者と、他人に下駄を預けていた者の差が命運を分けたということになるのかな、とも。

 

そんなこんなでvsオリアナには決着がつくものの、やっぱりオリアナは囮でしたというのがリドヴィアから明かされる展開に。しかし、使徒十字の発動時間とナイトパレード(の花火)の開始時間が被っていたことにより、結局は当麻たちがそれ以上何かをするまでもなく、リドヴィアの目論みは敗れ去るというあっけない展開で終結を迎えました。

結局オリアナの魔術に弱点とかそういうものはなかった(少なくとも明かされなかった)なぁ、とか、美琴が戦闘的な部分で活躍することはなかったなぁ、とか思うと、どこか物足りなさを感じないわけじゃないけれど、魔術だ霊装だと大仰なもので世界をどうにかしようとしていたのを、そんなことは何も知らない一般の人たちの何気ない頑張りがあっさりと潰してしまったという展開は嫌いじゃないので、これはこれで面白いなぁとも思ったり(笑)。カタルシスとしては、当麻たちのような裏でひっそりと頑張っていた人たちがかっこよく敵を撃破するほうが盛り上がるのだろうけど、強大な力を持っていた人が慢心した瞬間に無力な人たちにやられてしまうというのは、やっぱりそれはそれの面白さがあるかなぁと思うので。むしろ、敵に対する精神的ダメージとしてはそっちのほうが大きいのでは?とか思ってしまいますし(笑)。

 

それに、そういう意味でリドヴィアに一矢報いる役割としては、ローラさんが存分にその黒いところを見せてくれましたしね(笑)。あの最後の様子からすると、リドヴィアはあれで退場……ということなのか、それともあれでもまだ生きているのかは分かりませんが……ローラさんが手を下したことを考えると、やっぱりあれで終わりかな?

 

敵の後始末という点ではそれで片がついたと言っても良い気がしますし、実はこのエピソードの裏ヒロインだったのかしらと思える姫神が無事で、最後に笑顔を見せてくれたから、やっぱりそれはそれで、大覇星祭が無事に終わって、学園都市も守られて、そこにいるみんながいつもどおりの日々を取り戻せたんだからそれでいいじゃないかと思えるものが。

全てが終わってから真実を知らされて、その怒りから噛み付きが復活しているインデックスも、すっかり元気になった吹寄も、賭けの勝利が確定した(?)ことを告げつつも、当麻とインデックスの仲の良い様子に嫉妬している美琴も。描写はされなかったけど、ステイルも土御門も元気にやっているのでしょうし、ね。

 

そんなこんなで大覇星祭も終了し、次回からは新エピソードスタートということで(主題歌も次から新しいものに変更ですかねー)、何故か当麻とインデックスはイタリアへ旅行(?)へ行き、オルソラや天草式も絡んでくる模様。

となると、次回は魔術サイドのエピソード再びってことなのですかねー……と思うところですが、アレイスターの不穏な発言を見ると、今後はどっちかとは言えず、何かしら二つのサイドが交わったエピソードになる可能性もありそうではありますが……。

学園都市から舞台が移るとなると、また暫くは美琴たちの出番はなしかなーと思うと少し淋しいものはありますが、法の書編以降で再び登場となる天草式の出番は楽しみですし、次回も楽しみに待ちたいところです。