とある魔術の禁書目録(インデックス)〈12〉 (電撃文庫) とある魔術の禁書目録(インデックス)〈12〉 (電撃文庫)
鎌池 和馬 灰村 キヨタカ

メディアワークス 2007-01-06
売り上げランキング : 2693

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 

今回から始まったエピソードが収録されている巻は、原作でも屈指のコメディ巻だという話を見かけたことがありましたが、その前情報に違わぬ、大変楽しい三十分でした(笑)。

能力者バトルとしても個性的な面々が揃っている物語ではありますが、そんな彼らの日常話も、非日常に負けず劣らず……というか、むしろこっちのほうが面白いのではってくらいに見ていて非常に楽しかったです。うっかり大声で笑いそうになって慌てて口を押さえた……なんてこともありましたし。

 

まあ、コメディに特化していた分、ストーリーの進行という意味ではあまり大きな変化はなく、どちらかというと、次のエピソードに向けた各キャラの現状確認的な部分が大きかった気もしますけどね。

 

当麻はイタリアから帰国した後に再び学園都市での日常に戻り、学校では友人二人と馬鹿をやり(「大覇星祭編」のときもちらりと書きましたが、当麻のああした学校でのエピソードはこれまでほとんど見られなかったと思うので、あれだけでもかなり楽しいです(笑)。当麻だけでなく、土御門もああいうシーンでは普通に学生やっているのが見られるのがまた)、家ではインデックスに振り回され、そんな中で、一つだけ清算していなかった美琴との罰ゲームに引っ張り回される。

美琴は相変わらず、当麻の前では微妙に素直になれない恋する女の子の可愛いところを見せてくれて、視聴者としてはそんな美琴を見ているだけでにやにやできてしまうわけですが(笑)、同時にそんな美琴に絡んでくる黒子がすっかり元気になっている辺り、美琴も今は完全に日常に戻っているのかなぁと思わせてくれるところで。

そういうのを抜きにしても、美琴の真意が摑めないまま振り回されている当麻、当麻の前では強気モードと乙女モードが交互になっている美琴、そんな二人を目撃して乱入してくる黒子の組み合わせは、コメディとしては鉄板だなぁと思ってしまうところではありましたが(笑)。あと、当麻・美琴共に初の冬服披露なのは、それだけでも見ていて楽しかったですかね。

 

そして、一方通行&打ち止めは無事退院し、黄泉川先生の家に居候することに。新OPを見ても、彼らのエピソードが今後出てくることは分かりますし、そういう意味ではこれが一番重要なところかなぁとも思うところ。

 

取り敢えず、相変わらず二人セットで楽しそうにやっているのを見ているだけでも、こっちも楽しくなってくるところですが、小萌先生とのファーストコンタクトでのやりとりには、真面目なのかボケなのか分からない二人の反応には笑わせてもらいました。それでいて、黄泉川先生にはしっかりやり込められているところには何だか微笑ましくなると同時に、彼らにもちゃんとした保護者ができたことを嬉しく思える部分も。

そして、当麻も二期が始まってから何度となくやっているラッキースケベに遭遇した一方通行の反応が、当麻とは真逆なのがまた可笑しいところだったり(笑)。当麻の場合は、覗いた当麻がきっちり(?)報いを受けるのに、こっちの場合は何故か覗かれた打ち止めのほうが悪い目に遭っているのもまた面白いというか、こういうところも対比されていたりするのかなぁと思うと、そういう意味でも面白いところかも。……まあ、複数の女の子に想いを寄せられている当麻と違い、一方通行にそういう意味での好意を持っているのが、あの場では打ち止めだけ、というのもあるかもですが……って、これも対比といえば対比になるか。

 

あとは、こちらも無事退院&冬服チェンジしていたシスターズ。個体差が現れ始めた彼女らのやりとりも楽しいところでしたが、何気に直接話しているところは初めて見るのでは?という、打ち止めと10032号のやりとりも面白かったです。お互い、その独特の話し方のせいで内心が駄々洩れなのも含めて(笑)。

打ち止めが見事に10032号のゴーグルを奪い、馬鹿にするように逃げていった彼女に10032号が銃を向けたところで終わりましたが……まあ、設定面を考えても、コメディエピソードであることを考えても、じゃれ合って終わるところですかね。次回予告によると、仲良く当麻に遭遇しそうな感じですし。

 

待ちに待った新OPは、曲に関しては、初見では前のほうが良さそうにも思えてしまいますが、一期でも聞き慣れてきたらむしろ後期OPのほうが好きになってきたりしましたし、評価はそこまで待つ感じでしょうか。

映像のほうは、これまでとは違った感じの部分を面白いなーと思いつつ、全体的には今後の展開が楽しみになるところですかね。

 

次回予告でもちらりと出ていましたが、どうやら氷華が再び絡んできそうですし、となればインデックスの出番も増えるのかなぁと思うところ。前回ラストの危なそうなローマ正教の女性が当麻に対するラスボスなのかな?と思いつつ、前回でイギリス清教側へ来たアニェーゼたちの出番がまだありそうなのも楽しみですし。

そして、当麻と同じように敵と思しきキャラと激突していた一方通行や、彼と共にちらりと映っていた気がする淡希さん(?)や一期で美琴に好意を寄せていたキャラ(の本物?)もどう絡んでくるのか、特に淡希さんは一度負けたキャラなだけに、前回のアニェーゼたちのこともあって、どんな感じの再登場になるのかは期待したくなるところかも。

 

とまあ、いろいろと楽しみになる新OPでしたが、次回はまだコメディパートの続きですかね。

氷華が出ていた辺りは、シリアスパートへの導入もありそうかな?とも思いますが、前回ラストでは神裂さんの部屋への同居が決まったことだけで終わったアニェーゼのその後が(たぶんコメディテイストで)見られそうなのは楽しみですし、何より、追いかけっこの果てに当麻に遭遇しそうな打ち止め&御坂妹10032号と、(たぶん打ち止めを探しに来て)インデックスと遭遇しそうな一方通行というのが無性に楽しみです。かつて戦った二人の主人公が、そうとは知らないまま相手のヒロインと遭遇とか、お約束だからこそ余計に楽しみになるところですからね(笑)。