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今回はP-01sのモノローグからスタートということで、「あれ? 前回ラストでようやく物語が本格的に動き出したかと思ったら、ひょっとしてまた今回はP-01s視点で繰り返す感じなのか? いやでも、それにしてはOPが……」とちょっと戸惑っていたら、それはあくまで冒頭だけで、本編は時間を遡ることなく進み、三河の終焉までが描かれました。

 

そんなわけなので、最後にまた一つ事態が動き始めたものの、今回のメインは前回に引き続いた鹿角さんの活躍と、何より“西国無双”vs“東国無双”の、そして“大罪武装”vs“神格武装”でもある戦闘シーンでしょうか。

ただ映像を観ているだけでも凄いものがありましたけど、そこから窺える二人の駆け引きに、年輪と覚悟を感じさせる忠勝の見せ付ける格の違い、そんな相手にも我が身を犠牲にして一矢報いようとした立花と、垣間見える人間ドラマ的な部分でも魅せてくれて。それと同時に描かれていた、本多夫妻の絆にも熱いものがあって、今回の主役は間違いなくこの二人だろうと(笑)。キャラとしても戦闘能力としても、ここで退場は惜しい二人だったと思います。

残された二代には、蜻蛉切が受け継がれる布石ができましたし、今回の“西国無双”vs“東国無双”に負けないものを見せてくれるのを期待したいところですかね。

 

地脈炉を暴走させ、本多夫妻と共に光の中に消えていった松平・元信。そんな彼によって、彼が何故三河消滅なんて事態を起こそうとしたのか、そして、大罪武装の正体と、九番目の大罪武装である“嫉妬”、それこそがP-01s=ホライゾン・アリアダストであることが明かされました。

……まあ、大罪武装に関しては、何か凄い武器(兵器?)があるっぽいくらいしか分かっていなかったので、その材料が人間だとか九つ目があるんだとかいう話には「へぇー……」という感想しか浮かばないところでしたが、彼の行動の理由と、P-01sの正体についてはいろいろと考えさせられるところで。

 

前者に関しては、とにかく彼は何かを変えたかったんだろうなという割とふんわりとした感じでしか理解し切れていないのがアレなのですが(汗)、ただそれだけでも、命を懸けてまで成し遂げた本多夫妻と元信の姿にはそれだけで胸に迫るものがあって、言語化できない何かが伝わってきた感じで。まさか半分も進まないうちに、大人たちのそんな姿に泣かされることになるとは思ってもいませんでしたよ(笑)。

後者に関しては、やはり彼女の存在や武蔵入りには元信の意図が介入していたか、という点に関しては納得ですが、公に彼女こそがホライゾン・アリアダストであり、九つ目の大罪武装であることを明かしたのは疑問が残るところ。大罪武装を巡る世界大戦を引き起こしたかったっぽいので、そういう意味では分からなくもないのですが、今回ラストで語られた彼女の処遇は、三河消滅の責任を取って自害すること。単純に考えるなら、彼女が自害したところで大罪武装としての機能は消えず、むしろ彼女の自我が消えたことでコントローラブルになったそれを聖連側が手に入れられる……と思うところですが、元信がそんな安易な結末を考えなかったはずはないだろう、とも思えてしまうもので。となると、別の意図(それこそ、トーリが何か働きかけること?)があったのか、それとも、聖連側の手に渡らせることに何か意味があるのか……。この辺はまだまだ注意して見ておくところでしょうか。

 

正体が明らかになったことで捕縛され、自害が決まったP-01s=ホライゾン・アリアダスト。自らの正体を知った彼女がどんなふうに変化していくのか、というのも気になるところですが、まずは何はともあれ彼女を救わないと話は始まらないわけで、教導院側……というかトーリたちとしては、そんな彼女を救う物語がこれから進んでいく感じですかね。

今回、ホライゾンに何かを告げようとして止められたトーリが一番の鍵を握るのは間違いないでしょうが、おそらく決定的な何かであるそれを告げられるようになるには、やはり正純と二代が鍵を握ってくるかな、とも思うところ。二代の場合は、今は聖連側に協力している彼女が教導院側に来るのか、という辺りが考えられるところですが(蜻蛉切のこともありますし)、それより気になるのは、正純でしょうか。元信の放送を聞いて、迷わずホライゾンを逃がすことを選んだ彼女。それでいて、トーリの告白が今決行されても事態の解決には繋がらないと何かに気づいた彼女。そんな彼女の行動が、次のステップに進むために必要不可欠になりそうだな、と。

 

ホライゾン救出劇が暫く進むことになるのか、それとも、次回サブタイトルに「告白」なんて単語が出てきている以上、とうとうトーリの告白が敢行されるのか。どうも今回で原作一巻の上が終わったところみたいなので、トーリの告白はやっぱり最終回(これが1クール作品なら、ですが)かなという気もしますが、それならそれで「代弁」が気になるところですし、次回もどうなるのか楽しみです。

 

◇次回「告白場の代弁手」