「偽物語」第一巻/かれんビー(上)【完全生産限定版】 [Blu-ray] 「偽物語」第一巻/かれんビー(上)【完全生産限定版】 [Blu-ray]

アニプレックス 2012-04-25
売り上げランキング : 17

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 

影縫さんとのバトル中、途中から阿良々木君が主人公とは思えない顔になっていたのが妙に気になってしまいましたが(主人公をあそこまで崩していいのか的な意味もありますし、単純にあの手の状態は見ていて怖かったというのもありますが)、それはともかく、直接対決の結果、影縫さんが手を引くことを決めてくれたことで、月火を巡るエピソードも無事終幕となりました。

 

「偽物語」は阿良々木君の妹たち――ファイヤーシスターズの物語、という認識で、実際それも間違ってはいないのでしょうが、実は影縫さんに月火のことを教えたのは貝木だったり、「本物」と「偽物」論議の締めが貝木の説だったりといった最終回を観ると、同時に……というか、裏の物語としては、貝木の物語でもあったのかな、と思えたところでもあるのかも(笑)。

正義の味方であろうと走り続ける火憐も、(本人は無自覚ですが)阿良々木家の一員であり阿良々木君の妹で在り続けようとする月火も、そういう意味では「本物になろうとする意志があるだけ、本物以上に価値がある」という、ひょっとしたら貝木自身のことも含んでいるのかもしれないような、貝木の説にぴたりと当て嵌まる存在だし、そんな二人を阿良々木君は認めたわけだから、テーマ的にはそれが答えなのかな、と。

 

まあ、厳密には、「偽物語」のテーマとしてはそうでも、阿良々木君の答えとしては、忍野と同じ「等価値」かな、とも思いますが。妹たちの在り方を認める一方で、例えば羽川さんのように、本物は本物でその価値を認めていますからね。

忍野といえば……「偽物語」は全体的には貝木の物語というか、振り返ってみれば全編に彼の影響があったのではといった感じもありましたが、同じくらい、貝木と違って本人は全く登場していないにも関わらず、そこかしこに忍野の影も見えたような気がするのが凄いと思うところでしょうか。作中解……は言いすぎでも、この「物語」シリーズの指針はやっぱり彼にあるんだな、と改めて思ったところでもあるかも。

 

そんな感じで「偽物語」も全十一話が終了。

次回からは「Fate/Zero」の総集編(?)をやってくれるようで、当初の予定としてはBOXでセカンドシーズン開始までに復習しようかなと思っていたものの、今のところそれだけの時間を確保できそうにない自分としては、ありがたいところなのですかね。内容にもよるのでまだ何とも言い難いところですが。

取り敢えずはその「Zero」の総集編と、あとは「傷物語」の公開を楽しみに待ちたいところですかね。