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前半は引き続きキリトとアスナの新婚生活とそこで知り合った人との交流という、ヌシ釣りなんてイベントがありつつもどこかのんびりとした空気が流れていたわけですが、ヒースクリフからのメールから一変、新たなボス攻略――しかも、ボス出現と共に部屋が封鎖され、転移結晶も使えず、先遣隊は全滅した――ということで一気に緊迫した展開となりました。

 

前回のボスは何だかんだでキリト一人で撃破という結果になっていたこともあり、久々の大勢でのボス攻略は、画面越しに観ているだけのこちらとしてはわくわくする展開でした。

人対大型モンスターの戦いだと、やっぱりこういう集団戦のほうが映えるのかもなぁ、なんてことをちらりと考えつつ、一人で盾役になれる団長と、二人でなら同じ役目をこなせるキリト&アスナがボスの攻撃を食い止め、その間に他のプレイヤーがダメージを与えていく様子は、役回りは違ったときもあるだろうけど、これまでもこうやって進んできたんだろうなぁというのが窺えるという意味でも面白かったなぁ、と。思えば、こうしてちゃんとみんなが団結してのボス攻略って、映像として観るのは初めてかなぁという気がしますし。一層のときは何だかんだでみんなの心はバラバラだったような印象がありますからね。

……まあ、今回だって、ボスを倒すということ以外は、実のところ腹の内に何を抱えているかなんてのは分からないところですけどね。実際、集合場所ではキリトを見て忌々しげな視線を向けていたプレイヤーも大勢いましたし(やっぱりキリトの悪評はまだ……と最初は思ったところでしたが、それよりも今回の場合、高レベルプレイヤーが一時でも前線を離れていたことに対する非難だったのかも? 結婚したことがどこまで広まっているかは知りませんが、アスナを一緒に連れていったことも反感の一つになっていそうですし)。とはいえ、いざボス攻略が始まれば、身の危険がガチに迫っていることもあるでしょうが、そんなわだかまりは置いておいて、キリトの指示でも素直に従って動くところは、さすが最前線のプレイヤー、なのですかね。

 

そうした名前もない攻略プレイヤーの様子もそうですが、今回はキリトたちを含めたキャラクターたちの心情を考えるのもなかなか興味深いものだったかと。

例えば、今回知り合った西田さん。ネットワーク関係の仕事をしていた人だと明かすなら彼がSAOに接続した経緯も語らせたほうがより彼の身の上話に深みが出たのでは……なんてことをちらりと思ってしまったところではありましたが、重要なのはそこではなく、そんな彼の言葉を聞いたアスナの言葉と、それを聞いた西田さんの反応。まあ、単純にアスナの台詞だけを聞いていても、そういえば原作読んだときはここでようやくアスナがキリトに惚れた理由が明かされてすっきりしたんだよなぁなんてことを思い出したところでもありましたが、かつて同じ思いを抱えていて、だけどそれを乗り越えたアスナだからこそ、今のアスナは強いし、そんな彼女が得られた強さが西田さんにも希望を与えたんだろうなぁと思うと、こうして触れ合うことで広がっていく正の連鎖にほっこりとなるところで。

 

そんなアスナとは逆に、アスナという大切な存在を手に入れたからこそ、一人きりで生きていたときには持ち得なかった弱さを見せるキリトが新鮮でもあり。だけど同時に、ヒースクリフが言っていたように、守るべきものを得たからこその強さもあるはずで、この辺は楽しみに見守りたいところ。アスナのほうも、強くなったことを見せる一方で、キリト相手だからこそ弱音を吐いている部分もあって、この辺はホント、良い意味で補い合い、支え合っているカップルだなぁと思います。アスナの言った、キリトに会うためにこの世界に来たというのも、あながち間違ってはいないのかも、なんて。

最前線に戻った二人を温かく迎えてくれたクライン&エギルは相変わらずといえば相変わらずですが、二人の理解者だからこそ、他のプレイヤーのように非難の目を向けることなく、すぐさまいつものやりとりに戻れるところには改めて二人の器の大きさを感じるところで。特にエギルの場合、普段は店を経営しているということは、半分はサポート側に回っているプレイヤーということで、それなのにそんな彼がキリト&アスナの復帰戦に駆けつけてくれたというのは何だか嬉しくなるところです。駆けつけられるということはそれなりにレベルを上げているとは思うので、もしもそれが今回のような、いざというときに手を貸すためだとしたら、尚のことエギルの評価が上がってしまうところですしね(笑)。

 

そんなこんながありつつも、開始早々に死亡したプレイヤーが複数出るなど、これまで以上に大変なことになりそうなのを窺わせてくれるボス戦。次回はそれをキリトたちがいかに攻略していくのかがたっぷり描かれることになるのかなぁというのを楽しみにしつつ、次回サブタイトルを素直に受け取るなら、そしてそろそろ2クール目に突入することを考えても、アインクラッド編はそろそろ終わりかなーとも思うところで、その辺もどう描かれるのか楽しみにしたいところです。

 

◇次回「世界の終焉」