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一発で気に入って、ひょっとしたらここまでの三曲で一番かもしれない、というくらい良い感じのED曲が三話しか聞けないのは残念だなぁと思いつつも、「カコランダム」編が終了となりました。

ついでに、テレビ放映も最終回。でも、続く「ミチランダム」編への序章と次回予告はばっちりと入っていて、ここで放送終了は何て勿体ないんだ!と思ってしまうところ。これまでも、本編→次回予告→EDの流れが秀逸な作品でしたけど、テレビ放送分はこれで終了のためか、流れ自体は踏襲しつつも少し変則的な形となった今回のその流れは、この先にここまでの集大成の物語が来るものを予感させる素晴らしいものだったと思ったわけですが……久々に公式サイトを見にいってみたものの、その「ミチランダム」編がどうなるのかのお知らせが見当たらなかったのですが、えーと、以前何かでちらりと目にしていたとおり、ネット配信ということで良いのですかね? まさかBlu-rayを買わないと観られないなんてことはないと思いますが……。

 

まあ、その辺は今後情報が出てくるのを待つとして。唯&青木は前回で解決したということで、ラストは伊織メインのお話。これまでにもちょいちょい描写があった、伊織の問題(二番目の父親がヨリを戻しに来ていた)が明らかとなり、それが解決するまでが描かれました。

これまでの現象によって自分を見つめ直し、今の永瀬伊織を認めつつあった彼女への<ふうせんかずら>からのやり直しへの誘惑は、まさに悪魔の囁きと思えてしまうもので、太一の失言によって制御不可となった状況を終息させ、<二番目>が迷惑掛けたお詫びという体を装ってはいたものの、一枚岩じゃないと言いながらも、<ふうせんかずら>もやっぱり油断ならない奴だなぁというのを再認識した感じでしょうか。どう見ても、<二番目>が作り出した状況をちゃっかり利用していましたからね。それすらも共謀だったら更に恐ろしいところですが。

ただ、伊織を追い詰め、太一と稲葉の必要以上の口出しを阻み(でも、新規OPラストと同じく、太一と稲葉がさっと伊織の手を握るシーンは素晴らしかった!)、しかし伊織が出した答えに嬉しそうな様子を見せていたようにも思えてしまう彼を見ると、相変わらず敵味方の判断に困る相手だよなぁとも思ってしまいます。おそらくは、たぶん彼の思惑と文研部の成長がうまい具合に合致しているだけなのですけど、うっかり彼はそのために文研部に干渉してきているのだと思えてしまいそうになりますから。……その辺の実際のところがどうなのかは、原作最新巻、もしくはその次(?)の最終巻を読めば分かるのかなぁとも思うところではありますが。

 

ともあれ、追い詰められた伊織にみんなが手を差し伸べ、それを見た伊織もみんなへと手を伸ばし、無事解決となったわけですが、ラストでは伊織に再び問題が浮上。家庭問題は解決したし、伊織の人格的な問題も、今回の<ふうせんかずら>への今の自分を認める発言を聞くと解決したようにも思えますが……恋愛問題は確かに片付いていないし、ラストの雰囲気はそれだけなのか?と思わせるものもあって。

ここに来て、文研部それぞれの問題もありつつも、究極的にはここまでのお話がずっと永瀬伊織の物語であったことが表面化したようにも思えるラストでした。しかし、改めてここで物語が一旦切れてしまうのは生殺し過ぎる(笑)。私は原作読んでいるからまだいいけど、未読の人は相当続きが気になって仕方ないんじゃ、って感じですよ。

とはいえ、正直放送開始前は制作会社とかで微妙に不安があったりもしましたが、やや作画面に不安があったことを除けば想像以上に素晴らしい作品に仕上げてもらって、なかなか満足できるアニメ化になっていたかと思いますし、「ミチランダム」編が観られる日を楽しみに待ちたいと思います。