遅くなりましたが、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?18」に参加させていただきます。

 

当ブログでは、「氷菓」「輪廻のラグランジェ season2」「TARI TARI」「人類は衰退しました」「カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」「DOG DAYS’」「ココロコネクト」「アクセルワールド」「境界線上のホライゾン供廖崘桜鬼 黎明録」「えびてん−公立海老栖川高校天悶部−」「黒子のバスケ」の12作品の評価をしてみたいと思います。

 

評価作品の数が前回の二倍になっている……(汗)!ということに自分で書き出してみてまず驚いてしまいましたが、思えばむしろこっちのほうがいつもどおりという気も。「えびてん」はニコニコ生放送ではなくBS11での視聴なので視聴時期はズレていますしね。

 


 

 

<氷菓>

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:5点

演出:5点

音楽:4点

総合的な評価:5点

総合点:29点

 

日常ミステリーとしても青春群像劇としても楽しめた作品。

特に、アニメとは相性の悪い印象のあるミステリー作品でも、演出次第ではこんなに面白くなるというのを見せてくれたのは良かったと思うところ。京アニ制作だけあって映像の綺麗さは鉄板でしたが、ほぼ部室で会話しているだけ、みたいな回でも面白いわけだから、その映像の美しさに演出の素晴らしさが加わって見事に相乗効果を生み出していた感じですかね。

 

勿論、映像面だけでなく、古典部四人を中心とした物語自体が面白かったのもありますが。灰色と薔薇色の話から始まった、それぞれ違う人間が集まったことで生まれる様々な思いと物語。それは時に痛かったり苦かったりするものもあって、そういうときはこっちも何だか辛くなってしまうこともあったけれど、それでも、そういうのもひっくるめて、楽しめたと思います。

 

<輪廻のラグランジェ season2

ストーリー:2点

キャラクター性:2点

画:3点

演出:3点

音楽:3点

総合的な評価:2点

総合点:15点

 

かなり辛口評価になってしまいますが、最終回まで見終えた直後の正直な感想は「キャビアとか大トロとか松坂牛とか高級チョコレートとか、それ単体や調理次第で美味しい食材を集めたものの、何故かそれを全部一つの鍋にぶちこんでしまった作品」というものでした(汗)。

 

実際、個々に細かい部分を見るなら、良かったところが無いわけじゃないのですよね。一期一話の時点でツボだった、ロボなのにプロレス技を繰り出すまどかなどはその一つですし。

というか、例えスタートダッシュのチャンスを総集編に使おうと、二クール目最初の話が一期で一クール掛けて描いた女の子三人の関係の構築を何故かもう一度繰り返すものだろうと、それでもいがみ合っていた兄貴二人が和解したところまでなら、平均点くらいの評価にはなったのかなぁと思うのですよね。

ところが、その後に描かれたのは、兄貴二人の和解part2。人間関係はそう簡単なものじゃないので揺り戻し展開も場合によってはアリだと思うけど、この作品の場合は蛇足としか思えませんでした。前述のとおり、女の子三人でもおんなじことをやっているので、余計に「またか」としか思えませんでしたし。兄貴二人のすれ違いの原因が断片的に語られるだけで感情移入しにくいのもそれを後押ししてしまっていましたしね。

そんなわけなので、前述の感想に集約されてしまった感じでしょうか(汗)。

 

TARI TARI

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:4点

演出:4点

音楽:5点

総合的な評価:5点

総合点:28点

 

 

 

人類は衰退しました

ストーリー:4点

キャラクター性:4点

画:4点

演出:4点

音楽:4点

総合的な評価:4点

総合点:24点

 

 

 

<カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜>

ストーリー:3点

キャラクター性:4点

画:3点

演出:3点

音楽:4点

総合的な評価:3点

総合点:20点

 

原作既読組の反応は芳しくないっぽいのかなぁというのも感じるところではありましたが、個人的には楽しんで観ていました。具体的にどこがというのは言い難いのですが(リリアナさん当番回はツボでしたが(笑))、ふと気づけば毎週けっこう楽しみにしていたので。

ただまあ、エロ要素はもう少し控えめでも良かったかも? キスは物語的にも必要なので置いておくとしても、他はそこで勝負しなくとも、普通に現代異能バトル物として面白かったと思うので。

 

DOG DAYS’

ストーリー:4点

キャラクター性:5点

画:4点

演出:4点

音楽:4点

総合的な評価:4点

総合点:25点

 

基本的にはファンディスク的印象の強かった第二期。とはいえ、緩い世界観はむしろそういうエピソードのほうが映えるかも?ということで、終始楽しませてもらいましたが。

とはいえ、番外編的お祭り騒ぎが中心になりつつも、アデルさん登場で勇者絡みの話が、ベッキーがフロニャルドに来たことでシンクを中心とした恋愛絡みの話が静かに進行している気配もあったので、三期があるなら今度はお祭り騒ぎだけではない、本編的な話が観たいかなぁと思うところですかね。

 

<ココロコネクト>

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:3点

演出:5点

音楽:5点

総合的な評価:5点

総合点:28点

 

「ミチランダム」編を残しているので評価し辛い部分もありますが、少なくともTV放映された十三話分は良かったと思います。特に最初の「ヒトランダム」編はもともと文章媒体より映像向きなこともあり、声優さんの好演もあって、良い感じの出来になっていたのではないかと。全体としても青春五角形ラブコメとして面白かったと思いますし。

あと、本編終了からイントロに乗せての次回予告を経てEDに入る流れがとにかく素晴らしく、他でも採用して欲しいかもと思ってしまうくらい、次回予告としては屈指のものだったかと思います。

 

<アクセルワールド>

ストーリー:3点

キャラクター性:4点

画:4点

演出:4点

音楽:4点

総合的な評価:4点

総合点:23点

 

 

 

境界線上のホライゾン

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:5点

演出:5点

音楽:5点

総合的な評価:5点

総合点:30点

 

二期になって登場人物もますます増え(ぶっちゃけ最終回になっても全員把握し切れなかった……(汗))、バトルあり、政治あり、商談ありの三国入り乱れての攻防は、細かい点を見ていくと難解な部分も多いわけですが、その辺を理解し切れずとも面白いと思えてしまうのが、アニメ版「ホライゾン」の凄いところだと改めて思ったところでしょうか。

その面白さを支えているのが、さすがサンライズと喝采を送りたくなるバトルシーンやメカアクションであり、いろいろ装飾されても根幹はシンプルな、「世界のためという名目で理不尽な犠牲を強いられている女の子を助ける」物語であるかと思うところ。そこを押さえていれば十分楽しめるし、小難しい政治や商売の話も理解できるなら尚のこと楽しめる。他にも、いろんなキャラがいるからこそ、個性的なキャラたちの個々の物語を観ているだけでも面白いですしね。

 

この勢いで三期、四期と続いて欲しい作品です。

 

薄桜鬼 黎明録

ストーリー:5点

キャラクター性:4点

画:5点

演出:4点

音楽:4点

総合的な評価:4点

総合点:26点

 

相変わらず8〜9割は斎藤さん目当てで観ていたこともあり、キャラ萌えの大切さを再認識させてくれた作品(笑)。同時に、無印&「碧血録」の主人公・千鶴の偉大さを感じたところも。「薄桜鬼」という作品においては、この二つが強大な牽引力だなぁ、と。

とはいえ、最後まで観れば、「黎明録」主人公の龍之介が人間となって生きるまでと、キーキャラの一人である芹沢さんの生き様と、こちらはこちらで見応えのある物語になっていたかと思います。

 

<えびてん−公立海老栖川高校天悶部−>

ストーリー:3点

キャラクター性:3点

画:3点

演出:3点

音楽:2点

総合的な評価:3点

総合点:17点

 

総合点だけ見ると「ラグランジェ」とほとんど変わらないのに、この二つだけで見るなら「えびてん」のほうが迷うことなく上なのは、やはり「終わり良ければ全て良し」というのが働いているからという気がします。

最終回に今のところ原作で一番好きな……というか、「えびてん」という作品を好きになったきっかけでもある泉子と野矢のエピソードを持ってこられたら、しかもそれがメインな感じでやられたら、どうしても好意的な評価になってしまいますからね(苦笑)。

 

とはいえ、最後まで観てみれば、一応ストーリーとしては一本筋が通っていないわけでもないのですけどね。戸田山姉妹の和解と、泉子と野矢の関係の再構築。

ただ、そこに辿り着くまでが長かったというか、分かりにくかったというか。終始、それを彩る部分がカオス過ぎて、ある意味そのカオスさは「えびてん」らしいと言えば「えびてん」らしいとも思いますが、正直その原作を知らなかったら途中で脱落していただろうな、と思いますから……。

 

<黒子のバスケ>

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:4点

演出:5点

音楽:4点

総合的な評価:5点

総合点:28点

 

アニメ化でホント化けたというか、こんなにファンとして嬉しいアニメにしてくれるとは思っていなかったので、一原作ファンとしては大満足なアニメ化でした。物語自体も、キャラクターも、魅力が何割増しになっていたかと思いますし。

 

日常エピソードも好きな身としては、尺の都合かそこが大幅に省かれていたのが残念ではありましたが、その分試合シーン――特にここぞという見せ場では作画もかなり力が入っていて、そんなプレイシーンを観られただけでも眼福だったかと。あと、アニメオリジナルエピソードってどれだけ良くてもどこかしら違和感が拭えないことが多い印象があるのですけど、この作品では原作知らなきゃ原作にあるエピソードだと思ったんじゃないかというくらい自然と溶け込んでいて、前述のような不満点もそれで十分カバーできてしまっていた感じでしたしね。

それと、ED映像やEDカードも遊び心に溢れていて(笑)、気づいてからはそこも何気に毎週楽しみになっていましたし。

 

原作はまだまだ続いていますし、是非ともこのクオリティーで二期をやって欲しいですね。

 

 

<ベストキャラクター賞>

千反田える(「氷菓」)

  

 

<ベストOP賞>
BURST THE GRAVITY」(ALTIMA /「アクセルワールド」)

 

 

<ベストED賞>
Salvage」(Team.ねこかん[]featuring.片霧烈火/「ココロコネクト」)

 

 

<ベスト声優賞・男性>

阪口大助(「氷菓」福部里志役)

 

 

<ベスト声優賞・女性>

豊崎愛生(「ココロコネクト」 永瀬伊織役他)

 

 

可愛らしい声で語られる黒い言葉のギャップというか(笑)、この人の語り口があってこその作品だったわたし役(「人類は衰退しました」)の中原麻衣さんや、能美役(「アクセルワールド」)で見事な悪役を演じていた小林沙苗さんも迷いましたが、伊織という難しい役どころに人格入れ替わり現象も加わって(更にはふうせんかずら役も半分くらいは兼任状態だったのではないかと)、その実力を見せ付けてくれた豊崎さんかな、と。