遅くなりましたが、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?19」に参加させていただきます。

 

当ブログでは、「ソードアート・オンライン」「中二病でも恋がしたい!」「ハヤテのごとく! CAN’T TAKE MY EYES OF YOU」「ひだまりスケッチ×ハニカム」「K」「めだかボックス アブノーマル」の6作品の評価をしてみたいと思います。

 

今回は締め切りより終わるのが遅いので、現在BS11にて視聴中の「生徒会の一存Lv.2」が評価対象外になってしまうのが残念ではありますが……。

 

 

 

 

<ソードアート・オンライン>

ストーリー:4点

キャラクター性:5点

画:5点

演出:4点

音楽:4点

総合的な評価:5点

総合点:27点

 

放送終了から時間が経ち、改めて振り返ってみて思うのは、アニメ版「SAO」は“黒の剣士キリトの英雄譚”としての側面が強い物語だったのかなぁ、ということでしょうか。

 

そう考えると正に二話でビーターを名乗った瞬間が、彼が一人の少年から英雄への道を踏み出したときだったんだろうなと思うし、彼がまだ一人の少年だったときの第一話、キリトを等身大の少年というよりもヒーロー視している部分が強かったと思う、「アインクラッド」編のシリカ視点の四話や、リーファ視点で大半が構成されていた「フェアリィ・ダンス」編をより(分かりやすく)面白く感じたのかな、と。

なまじ原作を知っていた分、モノローグが少なくその心情を直接的な言葉ではなく行動で読み取れという部分が強くなっていたキリトは、客観的な部分が強くなっていた印象が強くて、↑に比べると共感性は薄れてしまっていたかと思うし、だからこそ、そこを期待していた人には物足りない部分もあったのかな、と。

 

勿論、そういう描き方でも、そういう描き方だからこその面白さはあるし、英雄キリトがいろんな人たちに影響を与えたように、特に「SAO」の世界では、そこで生きた時間、そこで出会った人々が彼に与えた影響も大きいことも分かるので、VRMMOの世界を駆け抜けた英雄の物語としても十分面白いとは思いますけどね。

ただ、そうすると、アスナ救出を成し遂げたことで、黒の剣士と白の副団長が去っていったのを見ると、もしも二期がある場合はどんな感じになるのかな、というのが気になるところでもありますが。

 

<中二病でも恋がしたい!>

ストーリー:4点

キャラクター性:4点

画:5点

演出:5点

音楽:4点

総合的な評価:5点

総合点:27点

 

 

 

ハヤテのごとく! CAN’T TAKE MY EYES OF YOU

ストーリー:2点

キャラクター性:3点

画:2点

演出:3点

音楽:3点

総合的な評価:3点

総合点:16点

 

 

 

ひだまりスケッチ×ハニカム

ストーリー:4点

キャラクター性:4点

画:5点

演出:5点

音楽:4点

総合的な評価:5点

総合点:27点

 

四期目ということで、さすがにここまでシリーズが続いているともう鉄板だなぁと思える内容だったでしょうか。

三年生ズに卒業が迫っているのには淋しさを感じるものの、そんな先輩たちを見ながら同じ時間を過ごしてきた後輩たち、特に頼りないほう組のゆの&なずながしっかりしてきているのを見ると、シリーズを重ねたことによる成長が窺えて、そこは嬉しいところでもあるのですが。

 

ここまで来たからには最後までやって欲しいなぁと思いつつも、次があるとしたらそれはもう確実に三年生ズの卒業だろうなぁと思うとやっぱり淋しいものもあっていろいろと複雑ですが、それでもやっぱりここまで続いたからには、そこまでやって欲しい気がしますね。

 

K

ストーリー:4点

キャラクター性:4点

画:5点

演出:4点

音楽:5点

総合的な評価:4点

総合点:26点

 

キャラクターは多いし、王の設定は全部分かったわけじゃないしと、そういうところに目を奪われてしまうと風呂敷を広げ過ぎて畳み切れていないようにも思えてしまいますが、根幹のストーリーは実のところシンプルなものだったのではないかと思います。

 

かつて何より大切な人を失い、その喪失の悲しみから差し伸べられた友の手も振り払い、空っぽのまま、惰性のように孤独な王として生き続けてきた青年が、その玉座から追い落とされたことをきっかけに、再び大切な絆を得るまでの物語。

新たな居場所を獲得する、という点においては、かつての主を失ったクロも、独りぼっちの野良猫(?)だったネコも同じと白銀陣営は共通しているので、彼らが中心の物語として描かれていたことを考えれば、テーマ的な部分はそこにあったのではないかと思います。

 

他の陣営も、公の立場を守りクランとしては安泰のまま終わったものの大切な友人(?)を失った宗像(青陣営)、ただ一人の仲間の復讐のために駆け抜けて、本人(尊)は満足して逝ったものの、その仲間たちは取り残されて終わった(そんな尊の生き様をそれぞれに受け容れてはいくのでしょうが)赤陣営、最後まで他人を道具としか見ないまま破滅した無色陣営と、それぞれの過程と結末を見ると、王の在り方や王の孤独、そうしたものが描かれたからこそ輝く絆が浮かび上がってきて、やっぱりこの物語が描こうとしたのはそこなんじゃないかな、と。

そしてそう考えると、それぞれに絆と喪失を抱えつつ、シロの生死が不明なまま終わったこの物語の続きがどんなものになるのか、楽しみになるところかもしれません。

 

<めだかボックス アブノーマル>

ストーリー:5点

キャラクター性:5点

画:4点

演出:4点

音楽:5点

総合的な評価:5点

総合点:28点

 

同時期に「中二病」が放送していたこともあり、「アブノーマル」編のラスボスである王土さんが登場したときに中二病臭さを感じてしまったわけですが(笑)、むしろそのことにより、西尾先生らしい奇抜で極端なキャラが登場するものの、それはあくまで強調するための装飾であって、根幹の部分では、突出した才能・能力を持つが故に社会から弾き出されてしまった者たちが、いかにして自分を肯定していくかの物語である、というのが見えてきて、それによって一期以上に楽しめた第二期でした。

そういう意味では、同時期に「中二病」が放送してくれていたのには感謝ですね(笑)。

 

又、そういう物語であると一口に言っても、めだかちゃんだから救える人もいれば、善吉だから救える人もいると、ただのめだかちゃん無双で終わるわけでもなく、そのめだかちゃんもまた救済される側に回ったり、気づいていなかっただけで既に大切な人を得ていた人もいたりと、個々のエピソードを見ていく分にも面白かったと思います。

 

ただ、そういうテーマだったと考えると、本編最終話はバッドエンドになるんじゃ……と思える部分もあるので(番外編まで見ると、水槽学園での球磨川先輩の物語がどんな結末を迎えたのか分からないので、どっちとも取れるのですけど)、そういう意味では第三期「マイナス」編を是非やって欲しいなと思ってしまうのですが……番外編で球磨川先輩と安心院さんについてはネタバレしてしまったとも言えるので、そう考えると難しいですかね……。

 

 

<ベストキャラクター賞>

丹生谷森夏(「中二病でも恋がしたい!」)

 

 

 

<ベストOP賞>
crossing field」(LiSA /「ソードアート・オンライン」)

 

こうして改めて振り返ってみると、今期は主題歌が豊作だったなぁと思います。曲が良いのは勿論ですが、「めだか」「SAO」「中二病」などは特に、OP・ED共に、その歌詞もまた、物語が進むにつれて心にズドンと来るものになっていたなぁ、と。

その中でもやっぱりこの曲かなぁと思ったのは、そうしたものも大事ではあるけれど、それ以上にやっぱりOPが流れ始めたときのワクワク感のインパクトが自分の中ではけっこう重要なポイントだからでしょうか。

 

<ベストED賞>
INSIDE IDENTITY」(Black Raison detre/「中二病でも恋がしたい!」)

 

↑のとおりEDも良曲揃いだったわけですが、「中二病」は勿論のこと、その他の作品においてもこの曲があったからこそより楽しめたところがあると思うので、それを考えるとこの曲一択かな、と。

 

<ベスト声優賞・男性>

松岡禎丞(「ソードアート・オンライン」キリト/桐ヶ谷和人役)

 

 

 

<ベスト声優賞・女性>

緒方恵美(「めだかボックス アブノーマル」 球磨川禊役)

 

正直に言ってしまえば、今でも球磨川先輩役は男性声優さんにやって欲しかったなぁという気持ちはあります。女性声優さんだとやっぱりちょっとイメージしていたよりも声が高いんですよね。

ただ、それ以外の点……特に決め台詞の言い方なんかは、もう本当にこの上なく「球磨川先輩」で、そこはもう本当に脱帽でした。