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ワーナー・ホーム・ビデオ 2013-03-27
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次回予告にて、恭介の「ミッション、スタートだ!」の台詞こそ無かったものの、2Dキャラがいなくなっていたところを見ると、次回でクド編は完結ですかね。

そんな感じで、クドが前へ向いて進み始めるまでが描かれた第二十二話でしたが……………………感想書きづらっ!(汗)。


既に今期だけでの完結はあり得ず、二期目があるのがほぼ確定かなぁと思っているので、今回のアニメ化では核心部分の伏線は小出しにしつつ、基本的にはリトバスメンバー(主に女子)のお悩み解決で終わるものかと思っていたのですが……今回は、クドのエピソードをベースにしつつも、同時にかなりその核心部分に踏み込んできた印象が(汗)。

いやまあ、改めて見ながら思い返してみると、確かにクドルートではその辺に触れるところもあるっちゃああるのですけど……まさかここまで踏み込んでくるとは。これが教科書だったらページのほとんどが赤線で埋まるんじゃないかというレベルだった気もするところで……むしろ逆に、四月からも続けて二期を放送しないとせっかくの伏線を視聴者が忘れてしまうのでは……という余計な心配をしてしまうところだったかも?


※ともあれ。そんなわけで、直接的に触れることはなるべく避けますが、今回の感想ではどうしてもネタバレに抵触してしまう部分が出てきてしまうと思うので、原作未プレイの方はその辺注意してください。……この注意書き自体がもうネタバレだって人がいたら申し訳ないですが(汗)。


さて、本編の話。前回ラストでロケットの打ち上げ失敗となり、そのニュースを見たクドが倒れた後からスタートとなった二十二話。

この一話を通して描かれていたのは、その辛い現実から目を背けて、仲間たちとの楽しい時間に逃げようとしていたクドが、母親と向き合うために前に進むことを選ぶまでのお話。


それは同時に、クドだけに限らず、

「辛いこと、悲しいことから目を逸らして逃げるのではなく、立ち向かうことができるか」

ということでもあったのではないかと。

クドの話を聞いて俯いていた鈴、クドを励ましながら自分に言っているようだと感じていた理樹を見ると、そんなふうにも受け取れるところで。特に鈴は、今でこそ女友達も増えたけど、序盤の頃はまさに、自分の極度の人見知りから目を逸らし、居心地の良い旧リトルバスターズの空間に逃げ込んでいたわけですから。


そして同時に思い出すのは、やはり序盤の小毬さん編でしょうか。

彼女のエピソードもまた、悲しい、辛い現実から目を逸らすのではなく、それを受け容れて前に進むことができるかといった感じのものでしたから。違うのは、小毬さんのお兄さんは既に死んでしまい長い年月が過ぎていたけれど、クドのほうは、今はまだ母親の生死は不明のままであることと、今この瞬間に事態が動いていること。そして何気に大きい気がするのが、小毬さんの場合はみんなが側にいて支えることができたけれど、クドの場合は、その背を押すことはできても、おそらく彼女が一番辛いだろうときには誰も側にいられないこと、でしょうか。物理的に離れてしまっていることに加えて、一つの国が絡んできているため、クドの抱える問題はもはや、仲間内だけのものじゃなくなってしまっている面があるのですよね。


それがおそらく、次回予告の不穏な話に繋がるのだろうな、と。それは前述のとおり、理樹たちリトルバスターズのメンバーにはどうしようもない、彼らの手の届かないところで起こる出来事なわけで、その辺をアニメではどう描いていくのかは楽しみでもあり、クドが悲惨な目に遭いそうなのは今から不安になってしまうところでしょうか。

同時に、そんな次回予告から気になってしまうのは、次回予告で語られたクドの状況が、気絶から目覚めたクドの呟きと符号しているように思えること。焼却炉前での恭介との会話も含めると、一見現実的なところで話が進んでいるように見えて、西園さん編ほどではないにしても、何かしらファンタジー要素が絡んでいそうな気配もするわけで。おそらくアニメの情報だけでも、もうこの辺がどういうことなのか気づいてる人はいそうな気もしますけど、取り敢えず気に留めておきたいところですね。


もう一つ。その前に前フリがあったので注意して見ていましたけど、クドの見送りのシーンにて、葉留佳と西園さんの姿がありませんでした。これで一つ確定なのかな、と思うのは、葉留佳編でもあった、西園さんの突然の不在。やはりあれは意図的なものであったということ。

おそらく今期中はやらないと思われるのですぐに確認はできませんが、これでもし、来ヶ谷さん編になったときに、この二人に加えてクドも連絡が取れないような状態になった場合、そこに共通するのは既に攻略済み……メインエピソードの終了したキャラというのがあるなぁなんて考えてしまったところですが……。ただその場合、でも小毬さんはいるんだよね、という話にはなるので、だから違う条件と考えるべきか、小毬さんのほうがイレギュラーと考えるかでまたいろいろと変わってきそうでもあります。

小毬さんのことは抜きにしても、連絡の取れなくなった葉留佳がそのタイミングで寄越したのが、彼女が作成した(?)修学旅行のしおりだったというのは、これはこれで何を意味するのかと考えてしまうところですし……。


まあ、それはそれとして。

重苦しい空気の立ちこめるクドルートではありますが、期待どおり佳奈多がけっこう絡んできてくれたのは、個人的に嬉しかったところでした。アニメのここまでの流れだと、むしろそれが自然な流れなのですけど、でも実際に、クドの身を案じ、時にはクドとリトバスメンバーの橋渡し役にもなっている彼女を見ると、それだけでもこのアニメを見た甲斐があったような気がしてきてしまうところです(笑)。

とはいえ、クドの見送りには彼女の姿が無かったように、あくまで中心は現リトルバスターズなのでしょうが。それでも、ここまでの展開を大切にしているからこそのものと思えるからこそ嬉しいし、それに佳奈多がそうした立場から関わることで、クドがあの学校で得た居場所はリトルバスターズだけでなく、少なくとももう一つは確実にあるのだと思えるのがまた嬉しいところのような気がします。