いきなり余談ですが、土曜日の公開初日に劇場版「空の境界 未来福音」を観てきました。

 初日だけあって凄い人だったわけですが(まあ、席をネット予約した時点(の席の埋まり具合)で予想はしていましたが)、あの混雑(専用グッズ売り場だけでなく、劇場に入るまでもが超長蛇の列!)にもめげずに観てきただけの価値は十分にあるものでしたね。

 

 全体的に良かったのは勿論だけど、映像になってビジュアルが付いた瓶倉ミツルが自分の好みにドストライク過ぎてちょっとどうしようかと思いました(笑)。文章だけの時点でも好きなキャラだったけど、ますます好きになってしまいましたよ。

 そして、そんな彼と未那のコンビがまたツボ過ぎて、この二人のシーンを観るためだけにもう一度劇場に足を運ぼうか真剣に悩むくらいです(笑)。できればこの二人のその後とか見てみたいなぁ……と、パンフレットに載っていた四コマとイラストを見たらますます思ってしまったところでもあります。

 あ、さすがにこの二人ほど撃ち抜かれることはなかったですけど、静音ちゃんもやっぱり元から(下手したらヒロインの中で一番くらいに)好きなキャラでしたけど、動きと声が付いて更に好きになりましたね。

 

 

 ……そんな感じで大満足な映画だったので、その後に観た以下の作品の最終回は、ひょっとしたら若干評価が厳しめになっているかもしれません(苦笑)。

 

 

『とある科学の超電磁砲S』  ★★★★☆

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「妹達編」だけなら星五つ。

「革命前夜編」だけなら星二つ〜三つ。

正直に言ってしまえば、そういう評価になるでしょうか。前半の「妹達編」が素晴らしかっただけに、後半はどうにも失速してしまった印象が強かったです。ぶっちゃけ、合間にあった勉強会(という名の鍋パーティー)みたいな日常エピソード+日常に起こるちょっとした事件を残り話数描けば一番良かった気がするのですけど。

 

とはいえ、「革命前夜編」も全てが悪かったという気はありません。「妹達編」では一人で突っ走っていた美琴が仲間を頼るようになるとか、暗部に拉致されたまま退場となった布束さんの救済とか、そういう点を描くという意味では、というかそういう点にだけ注目するのなら、悪くないシナリオだったと思います。

 

……ただ、致命的にそのシナリオのバランスが悪かったというか(汗)。

 

一つには、敵となる有富たち。暗部にも関わっている割には終始小物感が付き纏う、設定が壮大な割には器が小さい、何ともちぐはぐな印象の拭えない敵であったこと。布束さんが暗部側に連れて行かれてしまった以上、暗部を絡ませなければいけなかったのかもしれないけど、それにしては敵が矮小すぎるわ、その割にはやけに力を持っているわで、何でこんなのが野放しになっているんだろうと不思議になってくるくらいで。むしろ、学園都市の上層部が何か目的があって彼らを好きにさせていると言われたほうが納得できそうなくらいというか。

又、終盤の引きがちょっと微妙だったのもあります。美琴が有富に言われたとおりに注射を打たれちゃうとか、学究会会場の警備を美琴の仲間たちだけで固めるとか、翌週のエピソードを見たらそんなことはなかったって分かるんだけど、その回の終わりまでで観ると、「あれ? 美琴って何も学習してないの?」と思ってしまうようなことになっていて。その失望を一週間引き摺っちゃうのって、マイナス印象のほうが強く残っちゃうことになっていたなぁ、と。

あとは、私は基本的に「禁書目録」も「超電磁砲」もコミックスとアニメでしか触れていないので、細かい設定なんかはあまり把握していませんが、それでも、「え、これってアリなの?」と思うような展開がちょいちょい見られたのが変に引っ掛かってしまったところで。そこもまた足を引っ張ってしまっていた感じでしょうか。

 

そんな感じで、「妹達編」の出来が良かっただけに、余計にいまいちというか、ちぐはぐ感の付き纏うものになってしまっていて、結果としてそれが、「超電磁砲S」という作品自体の評価を下げてしまったかな、と。ホント、前述のような点は、前半を補うものとしては悪くないもののはずなのに、無駄に話を大きくするから変なことになってしまったかな、と。そういう意味では、前半が本当に良かっただけに、残念だったかと思います。


 

 

『ダンガンロンパ The Animaiton』  ★★★☆☆

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取り敢えず、1クールでゲーム原作アニメをやろうと思ったら、よっぽどスタッフ側に腕がないと駄目なんだな、というのを再確認したアニメだったでしょうか(苦笑)。まあ、2クールだったら面白かったのかどうかは分からないですけど。

 

とはいえ、個人的に致命的だったのは、ストーリーとか演出とかよりも何よりも、この物語の主人公が苗木君だったことのような気もします(汗)。何と言うか、ここまで感情移入できない主人公はなかなかいないというくらい、ちっとも彼に共感できなかったのが、絶望と希望なんてものを扱っているだけに、余計に痛かったなぁ、と。一貫して「悪いのは黒幕だ」と言い切れるのは凄いけど、彼の言う「信じる」という言葉は妙に妄信的な上にブレているから、いっそ気持ち悪いくらいで。かといって、じゃあ他に感情移入できるようなキャラがいたかというとそういうわけでもないから、また困るところだったのですけど。

学級裁判で推理していく流れは面白いところではあったけど、終盤で黒幕側がそのルールすらひっくり返してしまってくると、それがまた微妙に萎えてしまったところでもありますしね。いやまあ、それはそれでいかにも終幕が近付いている感じではあったのですけど。

 

一応最後まで観るくらいには興味を抱けるものになっていたけど(初期設定自体はむしろ好きな感じですし)、どうにも盛り上がりに欠けた作品だったかなぁ、という気がします。


 

 

『恋愛ラボ』  ★★★★☆

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予想どおりと言えば予想どおりだけど、1クールだとやっぱりリコのウソがバレるところまででしたねー……。

うーん、個人的には、この作品はこれからが本番というか、ここからが面白さが跳ね上がって行くところだと思っているのですけど。何せ「“恋愛”ラボ」なわけですから、やっぱりその恋愛研究が実践編に入ってからが、ね。

 

ただ、そういうところだけじゃなく、個人的にアニメは構成がいまいちだったなー、という気はします。平たく言えば、もっとコメディに振って良かったと思うというか。一話を始めとして、コメディ部分は素直に面白かったと思いますし。


 

といっても、シリアスを入れるなというわけではなくて。というか、そもそも原作にもシリアス要素はあるわけで(取捨選択はあれど、原作どおりアニメも進んでいたわけですし)、私はコミックスでまとめて読んでいるから、雑誌連載で読んでいたらまた違った感想になるかもしれないですけど、原作の宮原るりさんの作品って、この「恋愛ラボ」に限らず、総じてそういうコメディ的な部分とシリアスな展開が、凄く絶妙なバランスで成り立っていると思うわけですよ。基本コメディなんだけど、シリアス要素が上手い具合に作品が引き締まる感じで入るというか。

なのですが、アニメはちょっと過剰にシリアス部分を入れ過ぎというか、引っ張りすぎというか。もっとさらっと流しちゃって良いのに無駄に引っ張るから、却ってバランスが悪くなっちゃっていたなぁ、と。次回も観てもらうためには引っ張ったほうがいいのかもしれないけど、少なくともこの作品においては、そうした部分をその回の終盤に持ってきて次回に引っ張るとか、そういうのはいらなかったと思うのですよね。

 

あと、リコとマキの仲直りで終わるのは予想通りではありましたが、できればその後にナギ&ヤンのフォローも入れて欲しかったな、と。まあ、そこまで入れちゃうと、まだ続く感じになっちゃう、というのもあるかもしれませんが……でも、それがあるのと無いのとでは男子陣に対する印象もまた違ってきちゃうんじゃないかな、と。今回アニメ化された部分だけだと、ちょっと便利キャラで終わってしまったような感じもありますし。

……まあ、あれだけの出番で終わったからこそ、最終回でもマキが思い出していた嫌味を除けば、ヤンが原作の印象よりかなり好青年になっていましたけどね(笑)。いや、強烈な嫌味キャラである点を除けば、元からある意味一番まともな常識人な気はしますけど。

 

そんな感じで、アニメ化は嬉しいし(特にナギ&ヤンはアニメだと好青年度が増していて観ていて楽しかったし(笑))、面白いところは面白かったけど、ちょっとコメディとシリアスのバランス取りには失敗していた、原作の魅力を引き出すという意味では若干失敗気味だった作品だったかなー、という印象でしょうか。そこだけがちょっと残念でしたかね。