翠の匣

アニメや読んだ本(漫画・ラノベ)の感想を、徒然と書き綴っているブログです。

ひぐらしのなく頃に/ひぐらしのなく頃に解

ひぐらしのなく頃に解 第24話(終)「祭囃し編 其の拾壱 オシマイ」感想5


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 正直なところを言えば、あまり期待はしていませんでした。「祭囃し編」本編に入ってからは、尺の都合もあり、素っ飛ばされるシーンや早足で駆け抜けるシーンも多く、原作を知っているとどうしても不満に感じてしまう部分もあり、特に前回で見せ場のはずのシーンがあまり盛り上がらずに終わってしまったのもあって、おそらく最終回もそんな感じで終わるのではないかと。実際、この最終回も、いろいろと足らない部分はあるのだろうなぁと思います。個人的に今回一番期待していた富竹の射撃シーンとか見事に素っ飛ばされましたし(苦笑)、原作を知っている自分は補完できても、アニメのみを見てきた人には意味を読み取り切れたかどうか分からない描写もあったように思います。でも、少なくとも、前回までに比べれば雲泥の差だったのではないかと。さすがに最終回だけあって作画がかなり良くなっていたように思いましたし、何より、初めてアニメ版「ひぐらし」を見ていてBGMの入れ方がうまいなぁと思いました。これまでだと、良いとか悪いとか以前にその存在に注意を向けることそのものがなかったのですが(つまりはそれだけ存在感がなかったってことですけど)、今回はうまく盛り上げてくれていたところがあったと思います。何にしても、最終回ということを考えれば、個人的にはこれだけやってくれれば満足というものにはなっていたと思いました。

 

前述した富竹のシーンがカットされていたので、途中までは冒頭で書いたような感想のまま見ていたわけですが、鷹野さんと羽入が対峙した辺りからそれが変わってきました。作画が良い上に声優さんたちの演技も良く、更にはここら辺からBGMがうまく嵌ってきたからかなと思います。あと、ようやく待ち望んでいた羽入の神様モードが来たので、そこでちょっと画面を見る姿勢が変わったのもあるかもしれませんが(笑)。でもとにかく、この二人の対峙から、梨花たちが駆けつけ、魅音がみんなを庇い、そんな魅音を羽入が庇い、とうとう鷹野さんが発砲し、だけどそれが外れたのを見て梨花が羽入たちを諭すまでの流れは、個人的には凄く良かったです。「祭囃し編」をやるからには何を省いてもここはちゃんと語らないと!というところをきちんとやってくれただけでも及第点ですが(物語の展開としては「澪尽し編」のほうが好きですが、「じじ抜き」と「ばば抜き」の論理は「じじ抜き」のほうが好きですからね)、そこまでの流れが何だか良いものに思えたのと、銃弾が外れたところの演出が、アニメ版のほうが個人的には良いと思ったからかもしれません。原作の展開も悪くないですが、これから人として歩き始める梨花の物語を描くなら、ああいう実際に何が起こったのかは曖昧なままのほうがいいかな、と。もっとも、これは映像で見るから思うことかもしれませんが。

 

その後の番犬による鷹野さん確保後の富竹登場は、さすがにここは省かれず。まあ、ここを省いたら梨花が「じじ抜き」について語った意味がなくなりますからね。しかし、その登場は予想通りでも、散々打ちのめされて絶望しか残っていない鷹野さんの前に現れる姿を見ると、ようやく本当に鷹野さんが救われたように見えてどこかほっとするものがあります。今までずっと悪役であった鷹野さんだけど、素直に良かったなぁと思えてしまいますから。正確にどこら辺からだったかは覚えていませんが、このシーンでは既に涙腺決壊していましたし。まさか最終回で泣かされるなんて予想もしていなかったので、そのことにも驚いてしまいました。

 

事件が終わった後は、綿流しのお祭。この辺のシーンはけっこうさらりと流れてしまった気がしましたが、EDロールが流れながらだったので、これはこれで最終回っぽくて良い感じだったかも。本当の意味で事件が終わったのを実感したのは、梨花がカレンダーをめくったシーンでしたし。梨花自身が破り取ったカレンダーの下から現れる7月1日は、ようやくここから古手梨花という一人の人間の物語のスタートを感じられて、終わりと始まりを両方感じさせてくれる良いEDだったのではないかと。

 

 その後、そのまま提供画面へ行ってしまったので、終了時間の早さに「あれ?」と思ったのですが、その先には原作ファンとしては嬉しいものが。アニメしか見ていない人がどれだけあの最後のエピソードの意味を理解できたかは分かりませんが、鷹野さんの過去編でお子様ランチの旗については少しだけ映像が入り、今回の鷹野さんの回想でまたその映像が入ったことで期待が過ぎったこのエピソードが本当に最後に入れられていたのは嬉しい限りです。あり得たかもしれない田無美代子の人生。最後の、20本目のお子様ランチの旗をしまって神様に問いかける美代子のシーンでは、一度は止まった涙が再び出てきてしまいました。原作ではそこまで感情が動いた覚えはないので、これはやはり映像で見たのと、「祭囃し編」ラストから続けて見たのが大きいですかね……。

 

 今回で「ひぐらしのなく頃に解」は最終回を迎えたわけですが、どうやら第三期が決定したようで。本編が終了したのに一体何をやるつもりなのかと思ってしまうところですが、ここはやはり「賽殺し編」を期待です。連続怪死事件の謎や雛見沢症候群についてなら第二期まででもいいですが、梨花の成長物語としては、アニメの最終章が「祭囃し編」だった以上、これをやらないと画竜点睛を欠くと思いますので。とはいえ、仮に一クールだとしてもそれだけだと尺が余る気がするので、他にも何らかの物語を持ってくるのかなとは思いますが。……ま、これについては今あれこれ言っても仕方ないので、情報が出るのを待ちたいところです。

ひぐらしのなく頃に解 第23話「祭囃し編 其の拾 血戦」感想3


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前回のラストで提示されたとおり、診療所組と部活メンバー組に分かれての戦いとなっておりました。

 

決められた尺の中でまとめなければならないので、ある程度短縮されてしまうのは仕方ないことではありますが、その分やはり迫力に欠けてしまったように感じたのは残念だったと思います。この辺は圧倒的な文章量で押してくるノベルと映像(動き)で見せるアニメという媒体の違いによるものでもあるとは思いますが……できればアニメのほうでももう少し健闘して欲しかったかなぁ、と。自分が原作を知っているせいか(細かい部分はうろ覚えですけど)、今までの劣勢をひっくり返して行く様を面白いと思う気持ちよりも、細かいところに関するつっこみが浮かんでしまいましたので(汗)。

 

警報装置が作動したらガスが出ることを忘れていた入江は、まあ彼のキャラクターを考えるとやりそうなので苦笑するしかないですが、悟史と再会したときの詩音とのやりとりなどを見ていると、詩音を連れてきた意味が分からなくなってしまいました。山狗は悟史に危害を加えず、悟史もその場から動かせないのなら、詩音に悟史の現状を見せること以外に彼女を連れてくる意味がないような。実際、この診療所での戦いにおいて、彼女はただ一緒にいただけで何もしていませんし、連行される役なら入江一人で足りそうですし。しかも、生きているという最大の希望だけ与えておいて現状を見せてから回復が難しいことを教えて落とすって、ラスト間近の主人公側の逆転ターンが始まったところで、何で入江はもっと前の段階で敵役がやりそうなことをやっているんだろう、と……。いやまあ、その後で自分が何とか回復させてみせる、と語ってはいるのですが……現状を見せてから説明したほうが納得してもらいやすい、というのがあったのかもしれませんが、妙に段取り悪く感じてしまいます。あそこのやりとりだけを切り取って見るのなら、決して悪くはないのですけどね。詩音の作画とかかなり気合い入っていたように思いますし。……何か、書いていてこんな感想しか浮かばなかった自分がちょっと悲しくなってきたかも(涙)。

 

部活メンバーのほうは、もうちょっと尺があってトラップとそれによる山狗の混乱をもっと畳み掛けてくれたらもう少し評価が上がったかも、といったところ。前述した媒体の違いによる差を感じてしまったからそんな感じの評価ではありますが、どういう攻防が繰り広げられていたのかは分かったかな、と。それに、よく考えてみれば、レナと圭一によるトラップ発動シーンが描かれたり、心理戦による撹乱を圭一と羽入でやっていたりと、レナと圭一の活躍を持ってきたのは良かったところかと思います。原作では空気化していた二人に、せめてアニメではもうちょっと活躍の場を与えて欲しいなぁと思っていたので、二人のシーンの追加というより他のメンバーの活躍シーンのカットではあったような気はしますが、それでもこれはちょっと嬉しかったです(あくまで原作よりは存在感を感じたって程度ではありますが(苦笑))。それに、沙都子に関しては、直接対峙しての活躍はカットされていましたが、彼女にとってはトラップこそが彼女の見せ場でもあるのでこれはイコールで考えても良いかと。梨花と魅音は……まだ戦いが終わったわけではないので、次回に期待でしょうか? でも、魅音のあれはアニメではカットでもいいような気がしますけどね……何というか、アニメではますます浮いたシーンになりかねないような気がしないでもなくというか……。羽入は、今までカットされまくってきた本気の神様モードが最後の最後で見られるかどうかが気掛かりです。

 

 Cパートは、連絡手段を断たれた診療所組が興宮へ向かう途中、山狗の待ち伏せと遭遇して……というところで終了。画面が暗転しての銃声は、実際のところ何が起こったのか分からない、という感じがなかなか良い引きだったのではないかと。流れ的には山狗の放った弾丸が赤坂と富竹を……なシーンですが、暗転したが故に、本当にそうなったのかどうかは分からない感じ。原作を知らなければかなりドキドキしながら一週間を待つ展開かと(笑)。車に乗っているのは富竹と赤坂だけのように見えたことから、今回はただの同行者にしか見えなかった詩音が何らかの活躍を見せてくれるのかも気になるところですが。

 

◇次回「祭囃し編 其の拾壱 オシマイ」

 

 何をやっているのか映像から推測が難しい、という点では、今回の予告映像の選出は良い感じなのかなぁ、と思ったのですが、よく考えたら富竹と赤坂がぴんぴんしている様子が出てきているのは今回ラストの最大のネタバレな気がする……。ついでに言えば、彼らが何をしているのかは分からないものの、移り変わる背景を見ていると、少なくともそこへの移動での起こる障害を彼らが突破したのであろうことは分かってしまうような……。ま、まあ、この物語の勝利条件が誰も仲間が欠けないことだと提示されているわけで、その物語の最終回で死亡者が出るとは思えないから、そんなものがなくても予想の範囲内ではあるのかもしれませんが……。

 

 何はともあれ、次回でとうとう「ひぐらしのなく頃に解」も最終回。長く続いた物語がどのように締めくくられるのか、楽しみにしたいところです。

ひぐらしのなく頃に解 第22話「祭囃し編 其の九 攻防」感想4


TVアニメーション「ひぐらしのなく頃に解」サウンドトラック Vol.1

たぶん相当さくさく進んでいたとは思うのですが、前々回までのような駆け足感はそれほど感じず、思っていたよりもずっと良い感じにまとまっていたように思います(前回の次回予告から、下手したら視聴者がついていけないくらいのハイスピードで進むかもと思っていたからかもしれませんが)。小此木が意外とあっさりやられてしまったように思ったのと、詩音の台詞が一部変更されていたのと、羽入の神様らしいシーンがまたもカットされていたこと以外は、特に不満もなかったかも。……まあ、もっと細かいところを言い出せば、園崎家到着シーンで木戸が開けっ放しのままだったのとか、詩音たちが敗れた後の井戸の中での会話が山狗に聞こえてんじゃないだろうかとかは気になりましたけど。

 

予想どおり、先週Cパート後の出来事は描かれることなく富竹さんはあっさりと捕まり(笑)、入江の脱出から今回はスタート。長々と入江の脱出&逃亡劇を流していてもアレなので、早目に詩音たちと合流し、事態を動かしていったのは良かったかも。これくらいのテンポならストレスなく見られると思いますし。

そんな中、省かずやってくれて嬉しかったのが園崎姉妹のやりとりでした。園崎家に着いた直後の尾行に関する言い争い、個人的に見たいなぁと思っていたので、これだけで満足しかけてしまいました(笑)。その後も、一人だけ除け者にされて拗ねる詩音と魅音のやりとりがコミカルに描かれ、井戸での脱出シーンでも二人の絆を見せてくれて、まさに今回のMVPは園崎姉妹の絡みだ、と断言できてしまうくらいに良かったです(詩音を「ねーねー」と呼び、ラストで一人だけ除け者にされて頬を膨らませる沙都子の可愛さも匹敵しますが(笑))。……ま、それだけに、詩音が圭一に託した遺言(?)での呼びかけが、「お姉」になっていたのが残念に思ってしまったのですけど(……って、今ふと思ったのですが、そういえばアニメで園崎姉妹のこの辺の設定って語られてましたっけ? 語られていないのなら、変更は当然の処置だったことになりますが……)。

同じく残念だったのが、羽入の扱い。神様としての羽入を頼った梨花を叱咤したところは良かったのですが、彼女の神様モードはまたも見られず。OPに出ているからには本編でもどこかで出てくるものと思っていましたが……今まで出てきたのが鷹野との対決のみだったことを考えると、ひょっとしてこのまま進めばおそらく対峙するであろう鷹野との再対決のために取っておいてあるのだろうか、というくらいしか考えられないような。アニメスタッフは羽入の神様としての側面よりも、人間としての側面を強調したいのか、単に省きやすいところを省いているだけなのか……。これが溜めで、最後にかっこ良く決めてくれたら、それで納得してしまいそうな気もしますけど。

梨花の絶体絶命のピンチに現れた赤坂さん。原作と違い、赤坂さんの後悔と苦悩はそれほど詳しく描かれていないので、原作よりも控え目なアニメでの演出も合わせると、原作に比べて感動は少ないですが(赤梨ファンには不満だったかも(笑))、「澪尽し編」をやって以降は圭一と共に戦う梨花のほうに好感を抱いているので、私はこれくらいで良かったかも。アニメではそれほど前に出張ってきていない赤坂さんのためにここで大仰な演出されても逆に引きかねませんし。……とはいえ、小此木の拳を食らっても平然としている赤坂さんには、某サイトで見た「サイボーグ赤坂」という単語が脳裏を過ぎってしまいましたが(汗)。ここでの小此木の描写も省かれてはいましたが……まあ、小此木の余興を描く必要はないと思うので、このくらいの長さの戦闘が妥当ということですかね。

 

 Cパートは、山狗との攻防で耳を負傷したらしい詩音と入江の会話から、反撃の狼煙まで。本編では詩音が圭一に言い残したことはぼかされていたのでたぶん後で明かされるだろうと思っていたら、ここで来ました。改めて聞いても、画面の前でにやにやしてしまう台詞です(笑)。それはさておき、あの会話の流れから続いた、詩音の診療所組への参加宣言。こういう流れなら、原作を知らない人でも、詩音が何をしに行くのか分かったでしょうね。沙都子にだけは聞かせないようにする、というおまけ付きでしたし。今回、詩音たちがやられたと思ったときに梨花が言っていた「全員揃っていないと意味がない」というような台詞。それが叶う可能性がまた一つ増えたといったところでしょうか。

 

◇次回「祭囃し編 其の拾 血戦」

 

 部活メンバーたちも態勢を整えての反撃開始であり、今回はやられた山狗側も雪辱戦ということで、タイトルどおりの「血戦」になりそうです。今回ラストで別行動が示唆されていたように、診療所組と部活メンバー組が同時進行で進みそうです。そろそろ終わりが近づいてきたことを考えると、決着がつくかその直前まで進みそうですかね。

 

 梨花と羽入の次回予告(?)は、おそらく開始当初は誰もが思ったであろう(笑)今更なつっこみに笑いつつ、先週は羽入にやり込められていた梨花の黒さが再び見られたことに安心するような可笑しいようなでやっぱり笑いながら見ておりました。

ひぐらしのなく頃に解 第21話「祭囃し編 其の八 48時間」感想4


anNina/対象 a

前回、前々回とかなり駆け足気味だったので、「祭囃し編」はもうこのスピードのまま突き進むのかと思っていましたが、今回はかなり良い感じでした。勿論、端折られている部分がないわけではないですが、少なくとも前回までのような駆け足感はあまり感じませんでしたからね。このくらいのスピードなら速すぎず遅すぎずで、一番楽しめる気がします。……もっとも、今回スピードが適度になった分、次回でまた急加速しそうなのが不安なところではありますが。

 

 タイトルどおりの48時間作戦発動となったため、部活メンバーは冒頭にちょこっと出てきただけで、後はひたすら大人たちの攻防の連続でした。

個人的に一番の見所であった興宮署でのやりとりは短縮されてはいたものの、「雛見沢2000人の命を背負ってんだ!」という大石さんの啖呵を聞けたのと、大石さん曰く出来過ぎな園崎議員本人登場のシーンを見られたので満足ですかね。前回の墓参りでは省かれた、茜さんの興宮署来訪の理由は大石がさり気なく説明してくれましたし。彼らだけでなく、興宮署の協力員たちも良い味出していたと思います、特に鑑識のじーさん(笑)。

先手を打たれて慌てる鷹野陣営も、浮き足立ちながらも状況を素早く読み取って対応する小此木は、敵でさえなければ良い指揮官なのかなぁと思えてきます。山狗は部下としてはかなり優秀そうで、結末を知っていても、彼らが次々と動いて行く様は見ていてひやひやするものがあります。何か一手違えば、すぐに攻守が入れ替わってしまいそうで。

ひやひやすると言えば、入江が鷹野たちと言葉を交わすシーンもとにかくそんな感じでした。何というか、入江ってぽろっとボロ出しそうな雰囲気があるので、いつ迂闊な一言を洩らすかと。……これについても原作の内容は知っているはずなのですが、演技力の勝利でしょうか?

鷹野さんのシーンは、48時間作戦が発動してからの動揺やら焦りやらは良かったと思いますが、その前の富竹不在が短縮されてしまっていたのが残念だったかも。近くにいなくなって初めて分かる鷹野の富竹への想いは、物語のラストにも繋がる大事なものだと思うのですが……まあ、カケラ紡ぎの時点でこの二人のエピソードは削られ気味だった気がするので、仕方ないところではあるのですかね。ここら辺に関しては、次回以降でうまくまとめてくれることを期待しておきましょうか。

 

 恒例のCパートは、とうとう山狗に潜伏先がバレてしまった富竹が囲まれて突破を試みたところで終了。……何というか、次回では、この後に起こったあれこれは省いて結果だけが提示されるに一票といった感じが……いや、予告映像を見ると、ネタを入れる余裕は絶対ないよなぁ、と(汗)。

 

◇次回「祭囃し編 其の九 攻防」

 

 予告映像だけでも次回でかなり話が進みそうで、視聴者が振り落とされかねないスピードで話が進まないかが気掛かりです(ついでに、予告映像でかなり致命的なネタバレしている映像が混じっていた気がするのも気掛かりですが(汗))。見せ場のシーンもあれこれあると思いますし、うまく見せて欲しいところです。同時に気になるのが、前回は素っ飛ばされた羽入のオヤシロ様モードが見られるかでしょうか。OPにも出ていることですし、さすがにまた省かれることはないと思いますが……いや、やっぱ不安かも。予告映像と照らし合わせながら原作の展開を思い出すと、駆け足展開を否定する要素が見当たらない……というかむしろ、前回まで以上になる可能性も否定できないというか。……こ、ここは、アニメスタッフさんがうまくまとめてくれることを期待するしかない、ですかね……。

ひぐらしのなく頃に解 第20話「祭囃し編 其の七 トラップ」感想4


島みやえい子/奈落の花

先週に引き続き、今週もハイスピードで進んでいった気がします。物語を進める上で押さえておかなければならない点は大体押さえているのかなぁとは思うものの、本筋を進める上では必ずしも必要でない情緒的な部分がばっさり切られているような気がしてしまうのが淋しいところです。梨花と赤坂の再会から始まる一連のシーンなんて、かなり感動的な話の連続のはずなのに、それ以外が全部流されてたからなぁ……主に沙都子と羽入の見せ場がごっそりと。この辺は、「皆殺し編」の町会説得シーンが意外にあっさり済んでしまったのと同じ寂寥感があります。

逆に、翌日の園崎家での、真相の大きさに動揺した圭一が、微妙にしてしまった雰囲気を盛り返すようにみんなに発破をかけて行くところは良かったです。それから、後の大石を加えての作戦会議も。こういうノリこそ部活メンバーたちだ、みたいで。あと、神社での入江と老人たちの会話。一番頑なだったはずの老人たちが、沙都子にも梨花と変わらぬ思いを見せるのは、「皆殺し編」での展開が決して無駄でなく、雛見沢に根付いていた悪い因習が払拭されたことを見せてくれたようで嬉しいところです。最後にはお魎自ら終止符を打つところまで見せてくれましたし。

 

 今回のサブタイトル「トラップ」は、沙都子と圭一が思いついた鷹野たちの弱点を突いての作戦のことと考えて良いですかね。というか、これ以外にトラップはなかったと思いますし。警察の力も借りての、梨花の死を演出することで、敵の作戦の要を崩す作戦。今回で作戦に必要な人材の確保は済んだので、次回はその効果を拝めることでしょう。

 

 墓参りのシーンは、おやっさんの墓を介して園崎家との和解と刑事生命を賭けて梨花たちに協力することを決める流れが良い感じでした。ここでのこの出来事が次回予告のあの映像に繋がるのかと思うとにやにやとしてしまうところですが、ほとんどシリアスで終わってしまったのだけが残念ですかね。できればお茶目な茜さんを見たかったのですが。

 

◇次回「祭囃し編 其の八 48時間」

 

 今まで散々梨花にいじられてきた羽入が遂に反撃開始、な次回予告に笑いつつ、予告映像によれば、梨花たちの仕掛けたトラップ発動といった感じで、準備期間も終わり、後はラストへ向かって駆け出すところまで来たというところですかね。鷹野陣営が何やら慌しそうな気配でしたし。そして、一人調査中の富竹も何やら緊迫した雰囲気で……次週アノ場面まで行ったとしても十中八九シリアスで終わるだろうなぁ、と今回の展開を見ると思ってしまうわけですが、それでもどう料理してくるかは気になるところです。

ひぐらしのなく頃に解 第19話「祭囃し編 其の六 幕開け」感想4


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 ようやく昭和58年の雛見沢の物語がスタート……なわけですが、何かやたらとハイスピードで進んでいったような気がします。やはり残りの尺ではじっくりと描き切るには足りないのか、既出の情報は再度説明する手間を省き、あってもなくても良さそうな部分は省くなり出来る限り簡略にするなりして、かっ飛ばしていった感じで。

 「祭囃し編」が始まった当初から気になっていた梨花の記憶は、原作どおり失っていることになったようです。……過去のカケラを紡いでいるときの梨花は明らかに「皆殺し編」までの記憶を持ち越しているようだったので、アニメではそういうふうに進めるのかな、とも思いましたが、そんなことはなかったようで。「皆殺し編」自体の記憶がないというのは尺の都合かカットされていたので、アニメ版の梨花の記憶が実際どこまでのものかは分かりませんが、やはり過去編でいかにも記憶を継承しているように台詞を紡いでいただけに、違和感を覚えてしまうところがあります。それに、ストーリーがさくさくと進んでしまったため、継承失敗による知識の差による齟齬があまり感じられず、梨花の「もどかしい」云々の台詞もあまり真に迫っては聞こえませんでしたし。……まあ、こんなところで時間取られても困るんですけど。

ここまでの出来から大丈夫だろうとは思っていましたが……「祭囃し編」、ちょっと不安になってきたかも(汗)。いやまあ、梨花は記憶を継承しているのか?という点が気になっていたことから、ひょっとしてアニメはその辺を変えてくるのかな、という期待があったため、ちょっと肩透かしを食ったからというのもあるのですけど。

 

実体化した羽入が転校してきてからのやりとりは良かったです。久々に圭一たちがわいわいやっている様子は見ているだけで楽しいですし、羽入が紹介されたときから鼻息を荒くし、何度もお持ち帰りを敢行しようとするレナなんかは一番良い感じで。そんなパワフルな面を見せる一方で、羽入についてさらりと語ってしまう辺り、“竜宮レナ”は健在といったところでしょうか。

 その他の面々も相変わらずで、入江なんかこの間までのシリアスさはどこいった?と心の中でつっこみ入れそうになるくらい暴走していましたし、部活のときの魅音も、初っ端から罰ゲームの圭一も、今までと変わらぬ楽しそうな姿には、昭和58年に戻ってきたんだなぁとしみじみとしそうになります。

 とはいえ、鷹野との再会を皮切りに、いつもの日常以外のストーリーも動き始めるわけですが。梨花が記憶を継承していないという問題はあったものの、羽入が全てを思い出したことにより、敵の正体が最初から分かっているというアドバンテージで打開策を模索し始める二人。同時に、彼女たちはまだ知らないところで、たまたま入江診療所の名前を目にしたことで雛見沢を訪れて梨花救出に動き始めた赤坂さんと、協力を決めた大石たち。サブタイトル「幕開け」のとおり、最終章の物語が動き始めた感じです。更に梨花のほうでは、入江から「緊急マニュアル」という今までは知りえなかった情報の一つを入手し、部活メンバーには漫画の設定に煮詰まっていると誤魔化しつつも、フィクションというフィルターを掛けることで自分たちだけでは見えなかった視点を引き出し、事件のからくりを読み解くことに成功と、かなり前進した様子に。魅音の語ったその筋書きが間違っていないことは、Cパートの例の女の電話の様子で視聴者には示されましたし。それを足がかりに梨花と羽入がどう戦っていくのか……これは次回を見てのお楽しみでしょうか。

 

◇次回「祭囃し編 其の七 トラップ」

 

 ……何だか予告映像を基に書こうとすると何を書いてもネタバレになりそうな気がして書き辛いのですが、まあとにかく、梨花たちの反撃のための準備が着々と進んでいるようで楽しみといったところでしょうか。次回で早くも梨花と赤坂の再会があるっぽいですし、部活メンバーが意気揚々と盛り上がっていたのとサブタイトルからすると早くもアレが発動するのかなぁ、とかもありますし。個人的には、墓参りしていた大石のシーンに期待ですかね。

ひぐらしのなく頃に解 第18話「祭囃し編 其の伍 最後の駒」感想4


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 雛見沢の過去編その三。昭和57年を舞台に、4年目の祟りの真相と、昭和58年の幕開けのための最後の準備が描かれました。

 

 冒頭に分譲地ツアーのシーンが少しだけ挟まったので少し時系列がどうなるのか混乱したのはありましたが、それ以外は起こった順番どおりに進んでいったかと思います。

昭和57年の、綿流しの前の出来事。魅音が部活を始めた経緯、レナの転校、悟史のバイトの理由と聞こえ始めた足音。レナが茨城で感じたオヤシロ様の正体や、「鬼隠し編」で言われていた悟史もまたバットを持ち歩いていたという話も実際どんな感じだったのかが描かれました。

そして、綿流しの後の出来事。4年目の祟りの真相、分譲地ツアー、圭一の転校。個人的には、この後半の流れをしっかりやってくれたのは嬉しいところです。

 

4年目の祟りの真相は、明かされてしまえば悲しい話です。悟史が叔母を殺害し、その後、雛見沢症候群を発症して拘束、そして……。振り返ってみれば、鷹野が直接関与した祟りは三年目のみということになるわけですよね。証拠隠滅や誘導はやっていると思いますけど。……とはいえ、二年目の沙都子同様、悟史が錯乱して口走っただけなので、実は叔母殺害の犯人は別にいるのではないか、と思いたくなってしまう部分はあるのですが……これはまあ、「祟殺し編」の圭一のことを考えると、確定となりますかね。悟史の「転校」は、急性発症により入江診療所に担ぎ込まれたところまでしか描かれませんでしたが、これは出てきたところを描かれなかったことから自然に察せられる……といったところでしょうか。

 

 ただ、この悲しい4年目の事件は、同時に新しい風を呼び込むための最初のフラグでもまたあったりするわけで。悲しい事件だけれど、雛見沢が新しく生まれ変わるためには必要な出来事だったというのは皮肉な話でもあります。簡単にしか語られませんでしたが、悟史の失踪が起こったために魅音がそのことでお魎に詰め寄り、魅音がそこまで激昂したことで、お魎が今回喋っていたように、雛見沢に生まれてしまった確執を失くすためには、自分たち古い世代が退場しての自然な世代交代ではなく、新規参入者による能動的な風が必要なことを悟って分譲地を売り出し、そこへ、圭一の起こした事件をきっかけに伊知郎が引っ越し先を下見にやって来る(そういう意味では圭一の事件もまた悲しいけれど必要な出来事)。そして、雛見沢を訪れた伊知郎の前に、楽しげに遊ぶ梨花と羽入が姿を現す。……これらのフラグを全て立てることで、ようやく圭一が転校してくるのですよね。……こうして改めて見てみると、ここまでしっかりフラグ立てないと現れない圭一がいかに重要な人物かが分かるような(笑)。

 特に最後の伊知郎の前に姿を現す梨花と羽入のカケラをやってくれたのは嬉しかったです。伊知郎がアニメでは今までひたすら顔の出てこない人だったのでどうなるかと思っていましたが、そこは出てきたことのある下半分のみで押し切りました。まあそれはさておき、どうしてこのカケラをそんなに楽しみにしていたかといえば、アニメではそこまで語られませんでしたが、梨花と羽入がこの行動を、圭一が転校してくる条件と理解してからは毎回意図的に起こしているからなのですよね。繰り返しの出来事に倦み始めている梨花が、それでも尚毎回呼び寄せる、それほどまでに来て欲しい相手となると、それだけで熱いですから(笑)。そして圭一は、百年の時を掛けはしたものの、最後にはそんな梨花の期待に応えるようなことをしてくれるわけですから。

 

 今週のCパートはいよいよ圭一が転校してきたところを、それを眺めている梨花と羽入で締めとなりました。

 サブタイトルの「最後の駒」は、圭一か次回予告に出てきた「彼」のことかと思っていましたが、羽入のことでした。確かに、今まで盤上になかった駒という意味では彼女以上に相応しい存在はなかったかも。今回で過去編も終わりであり、「皆殺し編」のラストでようやく舞台に上がることを決めた羽入を最後の駒とするのは、戦うための準備を終える最後の一欠けらとするようで、次回からいよいよ昭和58年に突入することを思えば燃えてくるかも。

 ……ところで、このとき羽入と喋っていた梨花がいつの梨花なのかはやっぱりよく分からず気になります。台詞を聞いていると「皆殺し編」までを過ごした梨花のようなのですが……。

 

◇次回「祭囃し編 其の六 幕開け」

 

 次回からはとうとう昭和58年に舞台を移して再スタートです。久々に部活メンバーのわいわいやる様が見られそうなのはかなり楽しみ。特に圭一とレナは過去編の間は出番少なかったですし。羽入も早速その輪に加わりその可愛さを発揮し……そしてレナにおもちかえりされるようで(笑)。そうした楽しい時間の裏では、梨花と入江が深刻そうに話をしていたり、赤坂さんの登場もあったりと、鷹野との対決の布石も進みそうな気配……かな? でも、やっぱり何はともあれ久々の部活を一番楽しみにしたいところです。

ひぐらしのなく頃に解 第17話「祭囃し編 其の四 謀略」感想4


TVアニメーション「ひぐらしのなく頃に解」DVD 捜査録−紡−file.01(初

 雛見沢の過去編その二。今回は、一年目の事件の発生をきっかけに順風満帆に進み始めた雛見沢症候群の研究に逆風が吹き始める様が描かれておりました。

 

 まずは、二年目の祟りの真相。北条夫妻の転落事故は、雛見沢症候群の末期症状を引き起こした沙都子によるものではないか、というもの。……とは言っても、原作と同様、転落事故の真相は状況証拠による憶測でしかないので、入江の考えが正しいかどうかは分からないところではありますが。というか、個人的にはPS2版の真相のほうが優しくて好きなので、原作で明言されていない(沙都子自身が真相を語るシーンはなかったはず)からこそ、沙都子が入江が考えたような理由で突き落としたと確定させたくはないなと思うわけですが。

 そして、沙都子のL5発症によって作成された解剖計画を見ての入江の葛藤。ここに家族の写真を眺めているシーンから入江の過去と原点を絡めてきたのはうまいなぁと思いました。祟りの真相や研究の進展状況などに比べたら素っ飛ばされてもおかしくないエピソードなので、かなり簡単なものにはなっていましたが、それでも要点は押さえて挿入してくれたのは嬉しいところです(原作を知らない人には要点過ぎるかもしれませんが)。それに、そうした入江の葛藤が間に挟まったことで、後の梨花とのシーンがより良いものになったのではないかと。研究>治療の鷹野と違い、その狭間で真剣に思い悩む入江だからこそ、梨花の神託じみた後押しを受けて治療の方向に踏み切り、それが成果を出していくのは見ていて素直に良かったなぁと思えますので。

 

 古手夫妻も本格的に登場。EDで梨花父のCVが最近までやっていたゲームの登場キャラの一人と一緒だったのに驚きつつ、こうして登場して動いているのを見るのは何だか嬉しいものがありました。北条家のように派手なエピソードがあるわけでもなく、又、梨花自身もそのことにはほとんど触れないこともあって、梨花の両親は「ひぐらし」の中では割と印象が薄いのですよね。なので、画面の中で実際に動いて喋っている姿を見ると、彼らもちゃんとそこにいたのだというのが実感できるというか。そういう意味では、今まで梨花と母親に関するかけらが省かれていたのはちょっと残念だったかも。

 梨花の協力で一度は一気に進んだ研究が、梨花の両親の反対で頓挫しかけたことにより、鷹野が三年目の事件を思いつくところは、映像で見ている分には面白いと思いましたが、この改変が良かったのか悪かったのかは微妙なところです。確か原作では、悩んだ末に鷹野が小此木に相談し、そこで小此木が持ち出したことにより、鷹野はそういう解決手段もあることを知ってしまった、みたいな感じだったと思うので。

 

 古手夫妻の件を乗り切ったと思ったら、小泉の死から始まる逆風の連続。この辺のエピソードは葬式の後に一気に詰め込んできました。尺を考えるとまあこれくらいが妥当になってしまうのかなという気はしますし、たった一人の死で一気に瓦解していく様はその逆風がより凄まじいものにも見えてきました。鷹野が築き上げてきたものがいかに脆いものだったかというのも露呈されてしまったのもありますし。とはいえ、原作での、変わり始めた風向きを変えるために奮闘する鷹野などが省かれてしまうことになったのが今後の展開でどう転ぶかは分かりませんが。

 恒例のCパートの謎の女登場は、分かっていても何だか痺れるものがありました(笑)。これは、映像と、鷹野・女両名の役者の演技の勝利ですかね。

 

◇次回「祭囃し編 其の伍 最後の駒」

 

 前回は一年目、今回は二年目・三年目の事件と来て、次週は四年目の出来事のようです。ここ数週間お休みだった部活メンバーもそろそろ出番が来るようで。その中でも、予告映像を見たところ、是非ともやって欲しいと思っていたかけらをやってくれそうなのはかなり期待です。今回入江の話をやってくれたのでそれならばと期待するものはありましたが、本当にやってくれそうなのはかなり嬉しいです。思えば、次回タイトルもいかにも「彼」を指すものに思えますしね(……過去編以外のかけらもやるなら、もう一人の「彼」の可能性もありますけど)。

ひぐらしのなく頃に解 第16話「祭囃し編 其の参 終わりの始まり」感想4


TVアニメーション「ひぐらしのなく頃に解」DVD 捜査録−紡−file.01(初

 次回予告を見に公式サイトを覗いたところ、「あぁ結局こうなっちゃったか……」というお知らせが。東海テレビがとうとう陥落。放送打ち切り決定だそうです。うーむ……今まで協議を続けていたようなので、今後似たようなことが起きたときのためにも放送再開して欲しかったのですが。こうなるともう、東海テレビには、最後まで放送する覚悟がないのなら、少しでも何か事件が起きたときに影響を受けそうな番組は、端から他局に譲って欲しいと思います。放送打ち切りによって一番迷惑を被るのは視聴者なのですから。

 

 さて、本編の話。前回までの鷹野さんの過去編は終わり、今回からは雛見沢の過去編がスタートです。今回語られたのは、ダム計画を発端とする園崎家と北条家の対立の始まり、ダム戦争終結後の沙都子と悟史の抱える苦難、入江診療所の雛見沢症候群の研究の行き詰まり、鷹野と富竹の逢瀬、そして、一年目の事件の真相と、その事件を受けての大石さんの決意。時系列が多少入り混じっているのと、一年目の事件以外は短いシーンが連続していたので、ちょっと混乱しそうになるところもありましたが、原作でのこれらのシーンが沢山のかけらを見ていくものだったことを思えば、こういう繋ぎ方は面白いなと思います。割とシリアスなシーンが続く中で挿入された鷹野さんと富竹のエピソードはそれだけ妙に浮いているようにも見えてしまいましたが(笑)、あれはあれでその温度の違いに和むところがあったようななかったような。何にしても、ああして挿入されるからには重要なかけらの一つであることも間違いないのでしょうが。それ以外のシーンでは、沙都子も悟史も入江もその他の人たちも、苦悩の中にいるからこそ、その叫びは聞いていて胸が痛くなるものがありました。最初にあった園崎と北条の対立も、ああして見せられると、北条家を始めとする立ち退き賛成派の意見も筋が通っているのが分かり、その後に続く悪意の連鎖も、始まりはほんの少しのボタンの掛け違いであったと思うと何だか悲しくなりますし。

 

 まだまだ暗い闇の中にある昭和58年以前の雛見沢ですが、最後の梨花と魅音の会話は未来への希望を示すもので締められておりました。……というか、2クール目は、少なくとも過去編が終わるまでは毎回Cパートがあるのは決定なのでしょうか。

 梨花と羽入の力強い言葉で締められたのは、梨花の言う外から来る風が何かを知っていると余計に心強くはあるものの、このシーンで喋っていた梨花がどの梨花なのかはちょっと気になりました。羽入はおそらく「皆殺し編」後の羽入と思うのですが、梨花は果たしてどうなのか。羽入と会話が噛み合っていたっぽいので普通なら梨花も同じと考えるところですが、OP映像から原作どおりの「祭囃し編」に進みそうなことを考えると、それはちょっと首を傾げてしまうわけで。

 

◇次回「祭囃し編 其の四 謀略」

 

 古手夫妻が映像で初登場っぽいところを見ると、梨花と入江診療所の関係と、二、三年目の事件の真相辺りがメインとなるのでしょうか。

ひぐらしのなく頃に解 第15話「祭囃し編 其の弐 蠢き」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第1巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「空から落ちた光は美代子を避け、近くにあった木を直撃した。神との賭けに勝ったと

美代子は叫ぶが、その昂揚はすぐに冷める。再び迫り始めた追手の気配に逃亡を再開

した美代子は、小さな電話ボックスを見つける。寒さを凌ぐために入り込んだそこで見つ

けたのは、一枚の十円玉。父の言葉を思い出した美代子は、高野一二三へと電話を掛

ける。確かに繋がった高野との通話はしかし、助けを求める叫びを上げたところで無情

にも切れてしまう。そして、費えた希望に追い討ちをかけるように、美代子は捕まり、連れ

戻されてしまった。

力なく連行される美代子の脳裏を過ぎる脱走者の末路を証明するかのように、自分を

犠牲にして逃げ延びたはずの友の悲鳴と怒声が耳に飛び込んでくる。それが自分の身

にも降りかかることを悟り、恐怖した美代子は謝罪の言葉を繰り返す。だが、それが聞き

入れられるはずもなく、美代子は便所に連れ込まれる。そうして、今まさに暴行を加えら

れようとしたとき――慌ててドアを開く音がした。

 

 間一髪で助かった美代子は、高野に引き取られることになる。あの地獄のような日々

とは比べ物にならない幸せな時間を、祖父となった高野の研究を手伝いながら美代は

過ごす。

 だが、そんな日々も長くは続かなかった。祖父の研究が認められる――そんな光が

明確な形となって現れようとした矢先、それはあっさりと裏切られる。研究を援助してく

れるはずだった人々は嘲笑を投げかけ、研究を妄言と片付けて去っていく。長年の研

究を踏み躙られ涙する祖父に、美代は一人決意を固めた。

 

 猛勉強した三四は、大学を卒業し、祖父が得られなかった研究の援助を得ることに

成功する。今はもういない祖父に、ようやく祖父の夢が叶うと三四は喜ぶ。

 雛見沢に診療所を開設し、ようやく夢が本格的に動き出す直前、三四は古手神社を

訪れる。あのときの十円玉を返そうと賽銭箱に投げ入れるが、不意に十円玉は動き

を止めると三四に跳ね返ってくる。驚いた三四が顔を上げると、賽銭箱を挟んで対峙

するように、一人の少女が立っていた。その少女が古手神社の神だと悟った三四に、

少女―羽入は口を開く。百年のときを阻み続けたのは鷹野の強い意志。だけど、強い

意志が運命を変えることを知った今、自分たちは今度こそそれを打ち破ると。

 神となった少女と神になろうとする女は、終わりを告げるその場所で、互いに宣戦布

告した」

 

 鷹野三四の過去編の後編。Aパートはひたすら息を呑んで見ておりました。雷が落ちた瞬間、追手の影が迫ったとき、電話ボックスと十円玉、助けを求めた直後に切れる電話、そして、連れ戻される美代子……次々と移り変わっていく展開に、ストーリーの流れは分かっているにも関わらず、次は一体どうなるのだろうとはらはらしてしまうものがありました。

 逆にBパートは、幸せそうに笑う姿にこちらも心を和ませつつ、しかしそれがあったから余計に、後半の高野の研究が踏み躙られていくところはこちらも涙ぐんでしまいました。しかも視聴者である自分には、そのことにどうも政治的思惑が関わっていたようであることも見えてしまうため、余計に悲しくなってくるものがあります。祖父の悲しみを目の当たりにして奮起する三四は、そこだけ見ればその頑張りに素直に称賛を送りたくなるものではありますが……その果てに辿り着くのが終末作戦だと思うと、何とも複雑な気持ちになってしまうものが。彼女も何だかんだで、他の誰かの思惑に人生を振り回されているようなもので……だからこそ、強い意志を持つに至ったのでしょうけど。

 ところで、うろ覚えながらもかなり端折られていただろうことは分かるわけですが、それでも何とかまとめた手腕は今週も見事かと。三四の名前の由来もさり気なく明かされていましたし、これはうまく組み込んだかな、と。

 

 今週もあったCパートでは、期待の羽入vs鷹野。このシーンで二人が具体的にどんな会話を交わしていたかは覚えていないので、ここはとにかく、今までの弱気は捨てて敢然と鷹野に立ち向かう羽入と、それを受けて立つ鷹野にただ燃えておりました。「皆殺し編」で散々弱気(というか後ろ向き?)なところを見せられていたので、その羽入が真正面から鷹野を見据えて宣戦布告を突きつけるだけでもかなり熱いシーンです。最後にこんなものを持ってこられると、次回から羽入がどう戦っていくのかが楽しみになります。……まあ、次回はまだ雛見沢の過去編のようですけど。

 

◇次回「祭囃し編 其の参 終わりの始まり」

 

 カケラ紡ぎのエピソードの中でも重要なものをピックアップしてやっていく感じでしょうか。その中でも次回は特に、雛見沢連続怪死事件の真相を中心にやっていきそうな気配です。

ひぐらしのなく頃に解 第14話「祭囃し編 其の壱 三四」感想5


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第1巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「――そのとき、少女は光の中にいた。

 とある寄生虫の研究を続ける祖父と過ごす楽しい時間。それは、この先に続く物語の

全ての始まりを告げるもの。

 

 かつて、少女―田無美代子は闇の中にいた。

 事故による突然の両親の死。それが、不幸の始まり。引き取られた養護施設は楽園で

はなく、子供たちが怯えながら暮らす地獄のような場所。山の向こうの楽園のような養護

施設の話に思いを馳せる少女四人は、脱走を決意する。間一髪のところで施設からの

脱走に成功した少女たちは、ばらばらの方向へと駆ける。しかし、すぐに追手が掛かり、

山の斜面に行く手を阻まれた美代子は捕らえられる。それでも必死に抵抗し、追手の指

を噛み千切るが、逆上した相手は更に厳しく美代子を痛めつける。

 ………………………………。

 何とか逃げ延びた美代子は、追手をかわしつつ逃げ続けるものの、遂には木の根に

へたり込んでしまう。山の上は依然として暗雲が覆い、雨と共に雷が鳴り響く。空を走る

光を睨みつけながら、美代子はそこにいるはずの神に叫ぶ。今までの不幸に対する幸福

を自分に。それが出来ないならいっそここで殺せと。彼女の叫びに呼応するように、一際

大きな雷鳴が轟く。

 

 時は経ち、鷹野三四は光の中にいた。

 祖父の親友による研究の援助。権力者たちに認められ始める祖父の研究。そして、本

格的に動き始める雛見沢症候群の大掛かりな研究。名目上の責任者であり共同研究者

となる入江、研究の監査役の富竹、鷹野の手足となる特殊部隊・山狗の隊長・小此木と

の出会い。祖父の夢の実現に向けて、全ては順調に進み始めていた。

 

 そして、更に時が過ぎた現在、彼女は再び闇の中にいる――」

 

 今回から「祭囃し編」がスタート。さり気なくOP映像が「祭囃し編」仕様に変わっておりました。レナに変わって×××××モードの羽入がいたり(羽入の正体はアニメではまだ明言されていないので一応伏せ字)、軍服鷹野さんが以前のものよりはっきり見えるようになっていたり、そして最後には制服姿の羽入が登場、と。制服姿の羽入が出てきたということは、タイトルどおり、物語のベースは「祭囃し編」になりそうです。梨花の扱いについては「澪尽し編」の展開のほうが好きだったので少し残念ではありますが、「祭囃し編」に入って更にパワーアップしたようにも見えたアニメスタッフが作る物語がどうなるかは楽しみであります。

 

 「祭囃し編」最初の物語は、タイトルどおり、全編「三四」さんのお話でした。原作でこの辺りの物語がどういう順番で語られたかは詳しくは覚えていませんが、良い感じにまとめられていたのではと思います。様々な時間軸を行き来しつつの物語は、人によっては混乱してしまうかもしれませんが、私は面白いと思いました(原作もこんな感じに進んでいたかもしれませんが)。特に幼少時の美代子の描写は、その作画が神懸かっていたのもあって、かなり凄いものになっていたのではないかと。成長した鷹野さんが出てくるため、そもそも冒頭で祖父と楽しい時間を過ごす姿があるため、闇の中にいる少女がどうにかして助かったのであろうことは分かっても、それでも雨の山中を駆け抜ける美代子の姿には、この先に彼女を待ち受けるのは何なのか、ドキドキしながら見てしまいました。

 ただ、うまくまとめられていたとは思うものの、死ぬ間際のお父さんの台詞から一部削られていたものがあったのと、美代子が養育者の有無を聞かれたときに高野先生のことを挙げていたのがちょっと引っ掛かりました。後者はともかく、前者は次回の重要なシーンに繋がるカケラの一つのような気がするので。次回で美代子が実はそれも聞いていたとか、そうでなくても何かうまくやってくれれば、それで問題はないかとは思いますけど。

 今回の話で、徹底的にその悲惨な過去を描かれた美代子。原作を知らず、「皆殺し編」のラストで鷹野さんの行動にマイナスの印象を抱いた人が今回の話を見てどう思ったのか。その感想を見るのがちょっと楽しみです。

 

 ……ところで、美代子=鷹野を前提に感想を書いてきましたが、原作未読の人もおそらくは結びつけています……よね? 今回のタイトルが「三四」なので、鷹野さんの話であることは分かりやすくなっているかと考えていましたが……別人だと解釈されていた場合、思いっ切りネタバレになってしまうので、それがちょっと心配なのですが。

 

◇次回「祭囃し編 其の弐 蠢き」

 

 予告映像を見る限りでは、鷹野さんの話の残りと、再び雛見沢に戻っての物語のスタートでしょうか。個人的に注目なのは、やはり何といっても羽入と鷹野さんのシーン。「祭囃し編」の物語で進むなら、これは外せませんからね。あのシーンがどう再現されるのか、楽しみにしております。

ひぐらしのなく頃に解 第13話「皆殺し編 其の八 終末」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第2巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

 長いようで短かった「皆殺し編」もとうとう終了。何かもう見終わった後は「とうとうここまで終わったんだなぁ」という感慨ばかりが大きくてあまり語ることもないような気がするくらいですが。取り敢えず見ている最中は、相変わらず作画が神懸かっているなぁとか思ってましたけど。

 

 果たしてどこが引っ掛かったのだろうと首を捻ってしまうような前回の話と違い、ラストは「皆殺し」編だけあって凄惨な描写も多いのですが、そこら辺はある程度うまく立ち回ったかなぁという気がしないでもなく。射殺シーンと毒殺(?)シーンはきっちり描いても、梨花殺害は簡略に済まされたわけで。まあ、梨花の解剖シーンを長々とやられてもこっちも困るので、あれくらいで良かったと思いますけど。

 仲間たちの最期はけっこう改変されていて、キャラによっては見せ場がうまく作られていたのかも。レナのシーンとか個人的には凄かった。台詞自体は原作と同じ内容を喋っていたと思うのですが、一対一で対峙して鷹野さんの「神になる」発言を真っ向から否定して「オヤシロさまはいる」と言い切るレナはその凄みもあってかなりかっこ良く見えました。逆に原作とは違った最期を迎えたのが魅音だと思うのですが、彼女は原作よりもかっこ良い散り様になっていたのではないかと。何にしても最後には結局全員捕まって殺されてしまったわけですが、この展開はこの展開で面白かったと思います。

 

 梨花殺害時のみんなが来るシーンは、こちらもやはり「あなたは信じていたか」と問いかけるレナには鳥肌が立ちそうなくらいでした。作中でその問いに答えるのは羽入なわけですが、まるでテレビの前の視聴者に問いかけているようなあの演出はドキリとしてしまうものがあり、画面の前で感服してしまいました。

 そして、レナとは違う意味で輝いていたのが鷹野さんでした。終末作戦成功時の高笑いもその表情も、この惨劇を引き起こした者として、それこそレナとは違う意味で震えてしまいそうなほどでした。

 

 梨花殺害後の学校のシーンでは、雛見沢大災害の真実も明かされ、これでほとんどの謎は開示された、と。……あれ? でも結局、羽入の正体については触れられないまま終わったので、意外とまだけっこう残しているのでしょうか。

タイトルどおりの「皆殺し」となってしまったものの、次こそはという希望を残して締められた「皆殺し編」。この編で手に入れたかけらを手に彼らが最終章をどう戦っていくのか、楽しみにしたいと思います。

 

◇次回「祭囃し編 其の壱 三四」

 

 次回からいよいよ「祭囃し編」突入〜♪ 原作そのままに進めるのかアレンジを加えるのかは分かりませんが、とうとう最終章突入ということで、とにかく期待が高まります。次回のタイトルと予告映像からすると、原作どおりの鷹野さんの話になりそうかな。「皆殺し編」と同じ装束の鷹野さんもいたので、次回まるまる一話使って鷹野さんのエピソードを終わらせるくらいの勢いで進みそうですが。……でもまあ、次回予告を見て取り敢えず思うのは、「子供の鷹野さん可愛すぎる……!」だったりしますけど(笑)。

ひぐらしのなく頃に解 第12話「皆殺し編 其の七 雛見沢症候群」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第2巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

 

 ようやく見れましたよ、「ひぐらしのなく頃に解」第12話〜!!(感涙)

 

 ※以下、見られなかったことに関する愚痴をちょっと垂れ流しているので、そんなのどうでもいいから感想を、という人は素っ飛ばしてお読み下さい。

 

 他局が続々と放送に踏み切る中、この流れなら今週は大丈夫だろうという期待を裏切って東海テレビが二週連続放送休止とかやらかしてくれたので、ついに思い切りましたよ! もともとスカパー自体は我が家のテレビで見られるようになっていたので、AT−X契約しました! フリーターの雀の涙な給料では一月1500円もする視聴料金は正直きついのですが(ウチでアニメ見るのは私だけなので自腹ですよ……とほほ(涙))、今回の東海テレビの対応を見る限り、次週も怪しいどころか下手したら打ち切られかねないような気がしましたので、泣く泣く思い切りました(動画サイトを頼る手も考えないわけではありませんでしたが、専ら利用するyoutubeは私のパソコンだと見るのに下手したら倍くらい時間掛かるので、そんなストレスのある状態で見るくらいならいっそ……というやつです。「ひぐらし」のDVDを買う気があるならそれもアリだったかもしれませんが、金銭的なこともあってその予定はないので)。

……これで、次週普通に放送してたら笑うしかないですけどね。でも、仮にそうなったところで、今回の件でどん底まで落ち込んだ東海テレビに対する私の信頼は回復しませんが。せいぜい、未放送分一挙に放送してくれたらその分の誠意は認めてあげようというくらい(※ちなみに、この記事を書いている時点では、東海テレビのHPの番組表を覗いてきましたが放送予定はないです)。一度目は憤りは覚えても、事件の波が一番激しそうなときでしたし、中日新聞にてそのことに対する説明記事を載せてくれたので、次週からちゃんと放送してくれるならいいか、と何とか腹を収めることができましたが、二度目の対応はさすがに、ね……。一度は放送を決めながら(HPの番組表に載ってました)、急遽取り止めになった上に説明は一切なし。そもそも、一期も放送していたから「ひぐらし」が誤解を受けやすい作品であることを承知していたはずで、その上で放送に踏み切ったと思われるのにこれでは……今後もこの局で放送するアニメへの対応はどうにも信用できない感じです。

しかし、「ひぐらし」見たさにAT−Xの契約を決めたものの、今のところそれ以外のメリットがないのも事実。ここは元を取るためにも、番組表を見つつ活用させてもらうしかないですかね。取り敢えずは、最終回が気になるが故に迷いつつも視聴を続けた「スクイズ」の最終回かなぁ……。しかし、少しずつ見るアニメの本数減らさなきゃとか思ってたのに、何で逆に増やすことになってんだろ……。

 

 ※ここから感想です。

 気を取り直して本編の感想です。視聴できたのが遅かったので、今回は「あらすじ」は省きます。来週からは新番組も始まって感想書くアニメが一新されるので、その兼ね合いでひょっとしたら次回以降もないかもしれませんが。

 

 で、ようやく見られた「皆殺し編其の七 雛見沢症候群」。そのタイトルどおり、雛見沢症候群を中心とした、今までアニメでは省かれてきた謎の明かされるお話でした。何かもう今回は見られただけで嬉しくって、それだけでもう満足なくらいだったのですが、それを抜きにしても良い感じだったのではと思います。……まあ、正直この辺りの細かい流れは覚えていないというのもありますが、ラストへ向けて必要なピースはほぼ埋まったように思えましたので。あ、でも、鷹野の死亡時刻の誤差の話は出ても、富竹の死体の発見場所が変わっていたことは語られなかったような……。まあでも、それを除けば他のことはうまく盛り込んでいたのではないかと思います。雛見沢症候群のこと、入江機関のこと、山狗のこと、「東京」のこと。梨花の説明や入江と小此木の会話などで、それぞれがどういう立場であり、村の暗部(?)で何が起こっていたのかが大よそつかめたのではないかと。梨花と羽入の会話も合わせれば、今までの編で主人公を務めてきた者たちが体験した不可思議な現象もどういうことか分かったと思いますし。

 あとはやはり、仲間の存在ですかね。今までの積み重ねもあって、梨花の突拍子もないと思われても仕方ない話を信じて、そこから各々状況がどうなっているのかを考え、そしておそらくは梨花を助けるために動いてくれることは間違いないと思わせてくれる彼らの存在はかなり頼もしいです。梨花自身、警察よりもみんながいてくれるほうが心強いと言っていたくらいですし。今まで散々惨劇が繰り返されてきたからこそ、こうしてみんなが心を一つにして立ち向かっていこうとする様は、それだけで見ていて嬉しくなるものがあります。

 

 以上、今回は時期的にも遅いし、何よりそろそろ寝ないとやばい時間なので(明日も朝からバイト)、簡単ですが感想を終わりたいと思います。

 

◇次回「皆殺し編 其の八 終末」

 

 タイトルからすると、次回で「皆殺し編」は終わりですかね。話の内容もそれくらいと思われますし。ううむ……しかし今回の次回予告映像は、またちょっとネタバレ気味かも。梨花側の勝利に結び付けにくい映像がかな〜りあったような……。梨花たちの奮戦と同時に、惨劇を連想しそうな映像もけっこうあったような気がしますし。今回は出番なしだった鷹野さんも、次回はかなりはっちゃけそうな気配を漂わせていたのもありましたしね。まあ何にしても、長かった「皆殺し編」をどう締めてくれるのか、楽しみにしましょうかね。……何より今回のことで、見られることほど嬉しいことはないと改めて思いましたしね。もっとも、毎日ネット上をうろうろしている人間なので、なるべく他の人と間を置かずに、と付いてしまうのですが(苦笑)。ネタバレを避けるために、読むのを楽しみにしているブログを回避してましたからね、ここ数日……。

ひぐらしのなく頃に解 第11話「皆殺し編 其の六 強い意志」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第2巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「北条家に鳴り響く電話の音。沙都子を痛めつけていた鉄平はその音に、渋々殴る手

を止めて電話のところへ行く。電話の相手はいつもの児童相談所だったが、いつになく

強気な反応に鉄平は首を傾げる。しかし、だからといって相手の言い分を飲まずに踏み

込む口実を与えてもまずいと、鉄平は沙都子を電話に出す。そんな沙都子に、まずは圭

一が話しかける。沙都子さえ頷けば児童相談所が動くこと、そのために園崎家頭首が働

きかけたこと、雛見沢の誰もがもう沙都子をいじめないこと。突然のことに戸惑う沙都子

に、圭一に代わって電話に出た梨花が本当のことだと告げる。そして、後は沙都子が手

を伸ばすだけだと促す。だが、沙都子はそれでも助けを拒む。自分は強くならなければ

ならないからと。それを聞いて、しかし梨花は、それは違うと突きつける。沙都子が手に

入れなければいけない強さは「耐える」ことではなく、かつて悟史が見せた「立ち向かう」

ことなのだと。そうして、梨花は再び相談所の人間に電話を代わる。助けを求められる最

後のチャンス。叔父の顔を見、梨花の言葉を噛み締め、そして、沙都子はとうとう助けを

求めた。

沙都子の裏切りに逆上した鉄平は沙都子に摑みかかるが、そこへ扉を叩く音と、警察

だという呼び声が届く。大石が密かに、鉄平をマークしていた刑事を向かわせていたので

ある。こうして、鉄平は警察に逮捕され、沙都子は解放された。痛々しい姿ながらも、沙都

子は駆けつけたみんなに安堵の表情を浮かべ、梨花と抱き合った。

 

 北条鉄平の帰宅という袋小路を乗り越え、いつになく晴れ晴れとした綿流しの祭の日が

訪れる。沙都子救出を成し遂げたことで、己の運命に立ち向かう勇気を得た梨花は、仲

間たちと祭を目一杯楽しみながらも、まだ残る問題を解決するため、自分に出来る限りの

ことをしておく。富竹と鷹野への再びの警告は、結局二人に本気にしてもらえず失敗する

ものの、大石に小耳に挟んだということで二人が殺されるかもしれないことを伝え、又、

仲間にもこのことを伝え、せめて診療所までは二人を送っていく。自分にやれることは全

てやったはず……しかし、それでも二人を見送る梨花の表情は晴れなかった。

 

 梨花の警告を、梨花の病気が進行したものと考えた富竹は、梨花の検査を鷹野に相

談する。だが、それに返る鷹野の言葉はどこかおかしなものだった。富竹が事態に気づ

いたときには既に遅く、鷹野が呼び寄せていた山狗によって拘束されてしまう。そして、

富竹はいつもと同じく、異常な死を遂げた状態で警察に発見されるのだった。そして、そ

の異常さに薬物の関与を疑う警察の後ろでは、入江が呆然と佇んでいた。

 

 途中で警察車両に遭遇するというアクシデントはあったものの、無事に富竹を放置し

た鷹野は、紅茶を飲みながら経過を見守っていた。その横顔には、自身の悲願がもう

すぐ叶うのだという喜びが隠し切れずに溢れている。そんな彼女のもとに、富竹の死体

が発見された報が飛び込んでくる。又、鷹野の偽装死体に関する手違いも報告される

が、面白そうだからと鷹野はそのまま実行しろと命令を出す。同時に、その死体がどう

いう状態か尋ねた鷹野は、梨花の警告が当たっていることを知り、山狗に梨花の監視

を強化するように指示するのだった」

 

 前回の話が大幅に短縮されていたことから今回もどうなるか心配でしたが、今回は及第点と言える出来になっていてほっとしました(※梨花と沙都子の電話のシーンの話です)。やはり短縮されてはいるのですが、最低限言っておかなければならないことはちゃんと伝えていたと思うので。あとの部分は、どういう言い回しを好むかどうかという気もしますし。それに、ここのシーンは、前回分までの、展開が短縮されたためにカットされて分かりづらくなっていた、大石のさり気なく光る格好良いところがちゃんと出ていたのも良かったかと。大石が気を回してくれていなかったら、いくら互いの手が届き合ったとしても、圭一たちが駆けつけるまでに沙都子が手遅れになっていたかもしれませんからね。……ただ、欲を言うなら、沙都子が梨花の言葉を聞いているとき(あるいは叔父を一瞥したとき)に、叔母から沙都子を守る悟史の映像が一瞬でいいから挟まったらより良かったかなぁ、なんて思ってしまいましたけど。

 

 沙都子救出が終われば、後は綿流しのお祭。ここでようやく明かされるのが、五年目の祟りの真相。こうして明かされてしまうと、梨花の警告がどれだけ無意味なことだったかが分かってしまってちょっと悲しいところです。富竹が真剣に取り合ってくれれば、出る目も変わるのでしょうけど……。逆に言えば、その富竹にちゃんと話を聞かせること、それが状況を打破する鍵でもあるということになるわけですが。加害者に警告しても無意味ですが、被害者ならば、その警告を聞き入れさえすれば、惨劇は回避できるかもしれないのですから。……ま、見れば分かるとおりに鷹野にベタ惚れの富竹なので、仮に加害者の名が分かったとしても、むしろ余計にそれが難しいのですけどね。

 

 今回は本人たち以外にも情報を明かして積極的に動き回っていた梨花。その働きかけも空しく、五年目の事件は起こってしまったわけですが……それでも、それが決して無駄ではなかったことは、視聴者には分かることでしょう。梨花が大石に情報を伝えたことで生じた変化。かつて梨花は、「強い意志」で行われることは不変であることを語っていましたが(※魅音が部活を作ることや、おもちゃ屋でゲーム大会を企画すること、そしてゲーム大会が開かれた場合、店のおじさんはカルタを持ってくること、など)、この五年目の祟りもその一つ……なのに、予定調和に見えて、その実わずかに変化が生じている。たとえそれがどんなに些細なことでも、変化したこと自体が梨花にとっては重要でしょう。それが、変化し得る出来事であることが証明されたわけですから。それに、「誰」が「何故」自分を殺すのかを捜し求める梨花にとっては、その綻びから手掛かりを見つけ出せる可能性もあるわけですから。

 とまあ、つらつらと書いてみましたが、このことがどう関わってくるかは、次回をお楽しみに、ですかね。

 

 取り敢えず今回は、鷹野さんのあの装束が見られただけでもかなり満足してしまいました(笑)。

 

◇次回「皆殺し編 其の七 雛見沢症候群」

 

 サブタイトルからすると、物語を進めつつも、今まで後回しにされていた「皆殺し編」で明かされる謎の説明も入るといったところでしょうか。今回も普通に出てきた「雛見沢症候群」、いいかげんそれが何なのかを説明しないと、話が進まなくなりそうですし。

 予告ナレーションは、梨花の変わり身とそれを嘆く羽入の掛け合いが今回も面白かったです。

ひぐらしのなく頃に解 第10話「皆殺し編 其の伍 対決」感想3


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第2巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「綿流しを三日後に控えた町会の集会で、圭一は沙都子のことを切り出してみようかと

考えていた。しかしその前に、集会所を訪れた知恵と校長によって、陳情に圧力が掛か

ったことを知らされる。執拗なまでの北条家への村八分に圭一が疑問を投げかけると、

魅音が本当はもう誰も嫌っていないのかもしれないと呟く。ダム戦争が終わり、沙都子の

両親が死んだときに全ては終わったはずだった。だけど、北条家に味方したら自分も同じ

目に遭うかもしれないという恐怖が、今もって北条家を表立って許せずにいるのだと。実

態のない恐怖に怯えているだけならと、圭一は集会所の中に戻ると、彼らに沙都子救済

に力を貸して欲しいことを伝える。最初こそ難色を示されるが、詩音による町会の癒着の

暴露と圭一の弁舌により、最後は園崎家頭首であるお魎の許しが得られればという条件

で協力の約束を取り付ける。

 

いつものメンバーに公由も加えて、圭一たちはお魎への直談判に臨む。頭首の迫力を

見せ付けるお魎に多少気圧されるものの、それでも一歩も引かずに沙都子を助けるため

に力を貸して欲しいと頭を下げる。レナの口から、沙都子がけじめを見せれば北条家と

の因縁を手打ちにするのかという提案が出るものの、結局話は平行線のまま、圭一たち

は追い返されてしまう。明確な協力の約束を聞けなかったことに意気消沈する圭一たち

だが、少し遅れて追いついた公由と茜から、お魎の許しが出たことを聞かされる。それを

聞いて、これでようやく沙都子を助けられると、圭一たちは歓声を上げた。

 

 お魎が号令を発し、雛見沢連合町会の協力を取り付けた成果はすぐに現れる。町会か

らは役場に根回しが行われ、翌日の陳情では村人どころか興宮の住人までもが集まって

くる。しかし、事態を軽視していた相談所の所長はその勢力に震え上がり、業務妨害だと

警察に訴える。その結果、圭一たちは大石に解散を迫られてしまう。長期戦を余儀なくさ

れそうな事態に、圭一たちは焦りを見せつつも打開策を見出せず肩を落とす。だが、雛

見沢、ひいては園崎家の助力を得られた効果はまだ終わっていなかった。駆けつけた市

議・県議の二人の議員と、密かに市長に根回ししてくれたお魎のおかげで、とうとう所長

に話を聞いてもらうことに成功する。圭一たちはようやく、沙都子を助けるまであと一歩の

ところまでこぎつけたのだった。

 

 その頃、北条家では、通帳があるのではと疑い悟史の部屋に入ろうとするのを必死

に止める沙都子にいいかげん痺れを切らした鉄平が、とうとう沙都子に暴行を加えて

いた。そして、ぐったりとして動かなくなった沙都子を見下ろす鉄平の耳に、電話の鳴

る音が届いた」

 

 ※今回の話は原作でも好きなシーンなだけに期待が高かったのですが、高かっただけにその出来に不満を感じてしまいました。そんなわけで、感想の一段落目がその愚痴になってしまっているので、そういうのは読みたくない人は飛ばしてお読み下さい。

 

 今回ほど、原作を知っていることがマイナスに作用した回はないかもしれません……(涙)。

 前回の感想でもちらっと書いたとおり、ここら辺は原作でもかなり好きなシーンです。「皆殺し編」の中で一、二を争うと言っても過言でないくらいで、唐突にもう一度読みたくなってここら辺のシーンだけ読み返したことがあるくらい好きなシーンなのです。それなのに……「大幅にカットされてる〜!!(涙)」と見ながら心の中で叫んだ私(汗)。前回の予告映像とか今回のサブタイトルとかで、「Aパートはvs町会、Bパートはvsお魎」かな、とか考えていたので余計に肩透かしを食った感が。長い話なので取捨選択が必要なのは分かっていますけど、せめてここだけはもうちょっとしっかりやって欲しかった……個人的な意見ではありますけどね。でも、せっかくの圭一(&レナ)の見せ場なのですから。前回までの亀田君の説得とかはまあ、あれを完全に再現しろというのは無理だろうから、あれくらいコンパクトになってもまだ許容範囲内でしたけど、今回のは……。いや、今回もさすがに完全には無理でも、せめて圭一とレナの連携くらいは見たかったです。というか、お魎相手のときは何とか見せ場があったものの、集会所ではレナの活躍部分がばっさり切られていたのが痛かった。圭一がむしろ失礼なくらいの勢いで言い立てて、そこに話の通じる相手っぽく口を挟んだレナがばっさりと切り捨てていく、見ていて「この二人が組んだら口先で世界取れる!」と思わされるあの流れが大好きだったのになぁ……。何だか、「解」になってからのレナの出番が、OP映像だけで使い果たしてしまったようにも感じてしまいます……あそこで大きく出番を取られているところがあるからこそ、レナの活躍を期待しているのですけど。

しかしまあ、原作のそうした流れさえ知らなければ、圭一が雛見沢全体を動かしていく流れはかなり燃えられたのかも……そう思うと、尚のこと残念なのですが。

 

 期待が大きかった分がっくりきてしまったので長々と愚痴を書いてしまいましたが、園崎家来訪後の圭一と梨花の会話はちゃんとやってくれたので、そこは良かったと思える点です。相変わらず「運命」という言葉を口にする梨花と、それを諭す圭一。そしてそんな圭一に、「最悪は圭一が来ないことだ」と語る梨花。この辺は、「祭囃し編」を知っていると余計ににやりとしてしまうところです。

 あとはやはり、村を上げての相談所への陳情のシーンは、映像化されると迫力がありました。文章だけでも凄そうなことは伝わってきましたが、実際に絵で見せられるとこんなに凄かったんだと改めて思ってしまうところがあります。

 

 沙都子救出へ動いている間に、北条家のほうでも動きがありました。鉄平が未だ北条家に居座り続けている理由が“通帳”にあることが明かされたのが一つですが、それ以上に注目してしまうのが沙都子の様子でしょう。児童相談所のしっかりと状況を見極めてから、という対応も決して間違いではないのでしょうが、今回ばかりは圭一たちの焦燥のほうが当たっていたことを示すように、沙都子が相当追い詰められている様子が描かれました。度重なる酷使で本当に病気になってしまっただけでなく、鉄平が遂には直接的な暴力へと訴えてしまい、かなり取り返しのつかない事態に……。もしも魅音が懸念したような長期戦になっていたら、おそらく間に合わなかっただろうことが視聴者には示されてしまいました。

 とはいえ、相談所サイドでは既に沙都子救出に王手が掛かった状態で、ここまできて実は助からないなんて展開はまずないということで、ここは次回どのように沙都子が助け出されるかを待つのみでしょう。今回は個人的にちょっと残念な部分がありましたが、次回こそはそこに期待したいと思います。

 

◇次回「皆殺し編 其の六 強い意志」

 

 予告映像はさすがにちょっとネタバレしすぎのような気が……。予定調和の事件の真相の一片が、もうあれだけで分かってしまうような。ぎりぎりまで推理・考察を楽しみたい人は、映像は見ないほうが良いかも。

 梨花と羽入の掛け合いは、ちょっと初心に返ったような印象を受けたのは……第一回と同じでお便りネタだったからでしょうか。100年くらい生きているということは年金をもらう年ではとの意見に、珍しく感情を露にして必死に反論している梨花がなかなか面白かったです。

ひぐらしのなく頃に解 第9話「皆殺し編 其の四 交渉」感想4


中原麻衣(レナ)/保志総一朗(圭一)/茶風林(大石)/ひぐらしのなく頃に キャラ

<今回のあらすじ>

 「昼休みの教室。仲間と共に前に立った圭一は、昼食を摂るクラスメイトたちに、沙都子

の現状、児童相談所への陳情と対応を話すと、協力を呼びかける。沙都子を助けるため

には多くの力が必要なのだと。最初はよく分からないまま聞いていたクラスメイトたちだが、

徐々に状況を理解し、共に戦うために立ち上がる。その様子に気づいた知恵は止めようと

するが、逆にそれを梨花に止められる。更には校長の後押しもあり、最後には知恵も児童

相談所への陳情に加わることを宣言する。

 

クラスメイト全員と引率教師二名という大所帯の陳情に相談所は慌てる。レナの要請に

従い、全員が入れるような大きな部屋を用意して話を聞く姿勢を見せるが、結局はこの日

も双方の意見は平行線を辿るばかりだった。

対応の変わらない相談所に圭一は落胆を見せるが、レナは少しずつでも成果が出てい

ることを告げる。そんな彼女の視線の先には、沙都子を助けるために頑張ろうと意気込む

クラスメイトたちの姿があった。それを見た圭一たちは元気を取り戻し、明日はもっと大勢

で行くことを決める。とはいえ、魅音によれば、村の大人の助力は期待できない。そこで、

みんなはそれぞれの友人たちを集めることにした。圭一はエンジェルモートで亀田を説得

し、ついでに常連客を引き入れる。更にはそこに、店員の女の子たちも加わってくれる。そ

の後診療所を訪れた圭一は、入江監督や鷹野たちも来てくれることを知る。

入江と別れた後、大石と顔を合わせた圭一は、彼から忠告を受ける。相談所が園崎家

の関与を確認したことで園崎家が事態を知り、これ以上運動を続けるようなら彼らを敵に

回すことになると。しかし、圭一はたとえ世界を敵に回しても沙都子を助けると言い切り、

そんな圭一に大石はにやりと笑ってみせたのだった。

 

 翌日、沙都子が久しぶりに登校してくる。その姿にみんなは喜ぶが、沙都子の表情には

既にかつての面影はなく、その虚ろな様子は、叔父の虐待が進んでいることを表すには

十分なものだった。それでもそんな沙都子を励まそうと、みんなは声をかける。そして、話

題が児童相談所のことになるが、途端に沙都子は頑なな態度を見せる。大丈夫だと繰り

返す沙都子に、レナは双方が手を伸ばしあわなければ駄目だと諭すが、沙都子はそれ

でも救いの手を拒み続ける。

そこへ、沙都子の登校を知った校長が様子を見に来るが、その足音を聞くや否や、沙

都子はパニックに陥る。入江を呼んで注射を打ったことで何とか落ち着くが、その様子は

只事ではなかった。説明を求める圭一に、梨花は沙都子が、一度何かを自分に害なすも

のと思ってしまうとその思い込みから抜け出せなくなる病気であることを告げる。それを

聞いた圭一は、沙都子を入院させてはどうかと提案するが、梨花は沙都子が拒否するだ

ろうと返す。沙都子は叔父に、自分が逃げれば北条の家―兄が帰ってくる場所―を燃や

すと脅されていたのだった。

 

 更に一回り増えた人数で相談所へ陳情に訪れた圭一たちだが、その日はみんなが

見守る中、代表者三名が話すことになる。圭一と入江が言葉を尽くして話す間、沙都子

の親友ということで代表の一人に選ばれた梨花は、ただその様子を眺めていた。そこ

にいるだけで何もできない自分を歯がゆく思う梨花だが、羽入と話していて気づく。こう

して渦中にいながらも、自分は未だ傍観者のままであったことに。沙都子を助けるため

には、沙都子からも手を伸ばしてもらわなければならない。そしてそれを説得できるの

は自分だけ。それに気づいた梨花は、自身も舞台に上がることを決意した」

 

 徐々にエンジンが温まってきている感じです。

 繰り返される児童相談所への陳情。それもただ繰り返すだけでなく、その人数はだんだんと増えていく。しかも最初は沙都子の友人だけだったのが、協力を求めたことで、沙都子とあまり直接的には関係のない人にまで広がっていく。又、大人の助力は望めないことを魅音が告げるものの、沙都子を身近に知る先生二人と、診療所の関係者が加わり始める。……やはり、この徐々に人数が増えていく様子を見るのはわくわくするものがあります。期待していた圭一の固有結界発動が「厄醒し編」と同じく大幅カットされてしまったのは残念でしたが(まあ予想はしていましたけど)、それでも彼が作っていく大きなうねりは見えるはずで、見ていて熱くなる場面です。

 そのうねりに水をさすように現れた大石さんは、けれど圭一の言葉に応えるように笑みの形に歪めた口許が、心情的にはどちらの立場にいるのかを明確に物語っております。今回ばかりは不吉の使者としてではなくその姿を現した大石さんは、こうなるととても頼もしく見えますな。というか実際、味方についたときの彼は頼もしい人のはず……「暇潰し編」の赤坂さんとのコンビなんかを見ればそれがよく分かるように。

 

 久しぶりに登校してきた沙都子は、梨花が北条家で会ったとき以上のひどい状態です。魅音たちが話していた、外に出しても大丈夫なくらい脅して従順にさせたから登校を許した、という考えも決して的外れなものではないと思えるくらいに。そんな状態なのに頑なに助けを拒み続ける沙都子は、この「皆殺し編」では特に歯がゆく感じてしまうところです。今までのように誰かが短気を起こすのではなく、だからすぐさま鉄平という脅威が取り去られるわけではないけれど、だけどだからこそ確実な手段でそこへの道が開かれていっているというのに、決して助けを求めようとはしない。ただそれだけで、全ては解決するはずなのに。……この最後にして堅固な扉をどう開くのか……ここは、今回ラストに奮起した梨花に期待ですね。

 沙都子の登校は、沙都子救出の最後の鍵を握るのが沙都子自身であることを示すと同時に、もう一つあることを提示しました。それが、沙都子の病気のこと。校長の足音を叔父の足音と認識し、そう思い込んだが最後、そこから抜け出せなくなってしまう。「祟殺し編」での圭一への拒絶も、こう説明されるとどういうからくりがあったのか分かります(というか、今回圭一が頭を撫でたときも、事前に許可を求めなかったら繰り返しになったのでは、と思うとひやひやするところです……でもそういう前振りを経て撫でたからこそ、その行為が心に届いて涙を流す沙都子にはほろりとしてしまうのですが)。又、この“悪い思い込みから抜け出せなくなる”という状態は、かつての世界で暴走していた者たちをも思い起こさせるもの。ちょうどその説明の場面に圭一がいるものだから、余計にそれを思い浮かべてしまいます。

 

 陳情を止めようとした知恵を身体を張って止めたりと、少しずつ自分自身でも関わり始めていた梨花ですが、今回ラストでとうとう傍観者の立場を抜け出して舞台に立つことを決めました。奇跡を起こすためには、全員が力を合わせなければならない。そしてその全員の中には梨花自身も入っている。そのことに気づいて立ち上がる梨花。舞台に上がるというその言葉どおり、これでまさに役者が揃ったといった感じです。とうとう梨花まで参戦したこの戦いがどうなっていくのか、次回も楽しみにしたいと思います。

 

◇次回「皆殺し編 其の伍 対決」

 

 今回ラストで梨花が立ち上がったため、そのまま沙都子説得でまさか素っ飛ばされるのかと何故かひやりとしてしまった(話の流れは覚えているものの、細かい部分はうろ覚えの私……)集会所や園崎家でのシーンですが、次回ちゃんと見せてくれるようです。ここら辺は、梨花の沙都子説得と並んで大好きなシーンなので、どう描いてくれるか楽しみです。

ひぐらしのなく頃に解 第8話「皆殺し編 其の参 揺らぎ」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第2巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「今度こそ袋小路を抜け出せるかもしれないという梨花の期待を嘲笑うように、風向きが

変わり始める。きっかけは沙都子の不在だった。いつまでも帰って来ない沙都子に嫌な予

感が拭えず家を飛び出して村中を探し回った梨花は、最も当たって欲しくない可能性を確

かめるために北条家を訪れる。そこでようやく沙都子を見つけるが、既に彼女の顔に生気

はなく、一年前の状態に逆戻りしていた。梨花が最も恐れていた、北条鉄平の帰宅が起こ

ってしまったのである。

今までの世界では、それは袋小路を示す出来事。しかし、梨花は諦めず、まずは赤坂

に相談しようとする。しかし、彼は妻と温泉に行っており、容易に連絡が取れる状態にはい

なかった。そこで梨花は最後の手段として、山狗に北条鉄平を始末させることを入江と鷹

野に頼み込む。二人は渋るが、一年前の沙都子をよく知る入江は最後には承諾し、鷹野

は山狗に連絡を取る。だが、北条鉄平帰宅のきっかけとなった間宮リナ殺しの容疑者とし

て鉄平は警察に目をつけられており、実行は不可能なことが分かるだけだった。肝心なと

きに何もしてくれないことに絶望した梨花は、二人に呪いの言葉を吐いて診療所を後にす

る。夜、いつものように羽入を相手に晩酌をしながら、梨花はもう何もかもどうでもいいと、

諦めることを告げるのだった。

 

 翌日、沙都子の欠席はすぐに話題になり、梨花は知恵に事情を聞かれる。全てを諦めた

梨花は聞かれるままに事情を話し、立ち聞きしていた仲間たちにも沙都子の置かれた状況

がすぐに伝わることになった。そこで、まずは知恵が家庭訪問に向かうが、門前払いを食ら

って終わる。それを聞いた詩音が、鉄平を殺してでも沙都子を助け出すと出て行こうとす

るが、レナと圭一が止めに入る。圭一が何とか詩音を沈静化させ、その日は知恵と校長が

児童相談所に通報するのに任せることになる。……その間、これまでの世界でも起こった

やりとりに、梨花は冷めた目を向けるばかりだった。

 

 沙都子が児童相談所の職員を追い返した話を聞いた圭一は、考えた末に両親に相談する。

正攻法でいくことの意味を教えられた圭一は、翌日の学校で、沙都子が助けを求めないのな

ら自分たちが窮状を訴えに行くことを提案する。放課後、早速みんなで児童相談所を訪れて

話をするが、圭一たちの意気込みとは裏腹に、相談所の対応は冷たいものだった。そのあま

りの反応の薄さに、圭一たちは意気消沈して諦めかける。だが、それまでずっと俯くばかりだ

った梨花が堪えきれずに洩らした「助けて」という言葉に、圭一は諦めかけていた自分を恥じ、

再び戦うことを決める。そして圭一は、策を思いついたと仲間たちに笑ってみせた」

 

 ここまで幸運続きだとそろそろ逆風が吹きそうでは……などと思ってしまいそうなところで終わった前回。タイトルから予想はできましたが、早速逆風が吹き始めました。前回の魅音のピンゾロ三連続がそのまま表れたような最悪の事態の発生です。わずかの間に萎縮してしまった沙都子も痛々しいですが、最大の希望を持ったところで最悪のところまで落とされた梨花の姿は見ていられないくらいです。特に診療所で入江と鷹野を罵ったところは……今まで狂気に侵された仲間たちが凄まじい表情をすることはありましたが、梨花はこれが初めてなわけで、それだけ梨花にとってそれが絶望的な状況であることを示しているようで、見ていてこっちも辛くなってきます。これだけ一気に転がり落ちると、希望を持っていた分余計に全てを投げ出したくなるのもむべなるかなという感じです。今回はコメディチックな崩し絵がなかったのも、事態の深刻さを物語っているようですし。

 ところで、物語が沙都子虐待へと移ってしまったため、余計に説明を差し挟むのが難しくなって今回もスルーされたあれこれが微妙に響いているような気がします。梨花が入江たちに言った研究協力に関する話とか、梨花が今までどんなことをどんなふうにどれだけ協力してきたのかがほとんど明かされていないので、原作既読者と未読者で、梨花の台詞に対する感想に温度差が出てないかがちょっと心配です。

 

沙都子の窮状を知って動き出した仲間たち。前回もそれぞれが以前の世界の記憶を持ち越しているのが語られていましたが、今回もそれが影響して最悪の方向へと行かぬよう働いております。どこまではっきりと把握しているかは分かりませんが、「罪滅し編」の記憶から詩音を止め、圭一を信頼するレナや、「祟殺し編」の記憶から詩音を止める圭一は良いですな。詩音は逆に、沙都子を大切に思うが故に暴走しそうになってはいましたが。でも詩音がそんな状態だからこそ、椅子の一撃を食らいながら止める圭一はかなりかっこよく見えてしまうわけですが(笑)。その後も圭一は、「祟殺し編」では考えられなかった、「両親に相談する」という過程を経て、今の自分たちにできる最善のことを導き出していく……この辺はもうかなりわくわくして見てしまいます。今回は手応えなく終わってしまった相談所訪問ですが、これがこの先どうなっていくのか……PC版、PS2版と見ているわけですが、それでも楽しみにさせてくれる展開なので、アニメでどう描かれるのか本当に楽しみです。

 

 早々に諦めてしまい、その後はひたすら静観していた梨花。それでも、「罪滅し編」の奇跡と、「皆殺し編」冒頭のゲーム大会の出来事があるからか、圭一の行動には多少でも反応してしまうところに、口とは裏腹な思いが見て取れます。本人は無自覚かもしれませんが、それでもどこかで圭一に期待しているのだと。それがとうとう噴出するのが、児童相談所での成果に圭一が泣き言を洩らした瞬間。諦めたと繰り返しつつも諦め切れなかった思いが溢れて圭一にぶつける梨花と、そんな梨花の言葉を聞いて再び奮起する圭一は……涙腺が緩んでいるにも関わらず、もう見ていて頬が緩みっぱなしです(笑)。PS2版「澪尽し編」でこの二人のコンビにすっかり転がり落ちてしまったので、二人のこういう関係は見ていてホント楽しいです。というか、それを踏まえてこのシーンをこうして改めて見てみると……これってこんなに良いシーンだったんだなぁ、と今まで以上に思ってしまいました。細々と省かれている部分も多いと思うのでそれが気になるのはあるのですが、それでもこれで帳消しになってしまいそうなくらい良いシーンでした。

 

◇次回「皆殺し編 其の四 交渉」

 

 次回は、タイトルと予告映像のとおりで、引き続き児童相談所との戦いのようです。沙都子が登校してきたっぽい映像もあったので、今までスルーされてきた話の一つがここで明らかになるのかなぁと思いつつ、個人的に期待するのは、やはり亀田君とのシーンでしょうか。圭一の固有結界がどこまで披露されるのかが楽しみです。そしてもう一つは、予告映像の最後に映った、物々しい雰囲気で歩く圭一たち。次回でどこまでいくかは分かりませんが、相談所との戦いの行方も楽しみです。

ひぐらしのなく頃に解 第7話「皆殺し編 其の弐 運命の変え方」感想4


DJCD「ひぐらしのなく頃に」猿回し編 第1巻/ラジオCD (中原麻衣、雪野五月)

<今回のあらすじ>

 「綿流しのお祭で行われることになったオークションのため、梨花たちは売りに出す商品の

整理をしていた。その途中、魅音の持ってきた差し入れのおはぎを食べているとき、梨花は

圭一の様子がおかしいことに気づく。聞くと、圭一にはおはぎに関して夢としか思えない記

憶があると言う。レナと魅音が学校を休んだ自分に持ってきて、そしてその中には針が入っ

ていたという記憶。しかし圭一は、魅音が作ったおはぎの中にそんなものが入っているはず

がないと躊躇なく食べてみせた。

その後、古手神社の集会所で大きめの商品を見ていたとき、ふとした会話から、レナも

また不思議な夢を見ていたことを語る。それは、離婚のショックで無気力になっていた父親

を誑かした女を殺す夢。しかしレナは、取り返しのつかなくなる前に魅音に相談し、その結果

父親は立ち直り就職を決めたという。帰り際、レナの話を聞いていた詩音の様子から、彼女

もまた不思議な夢を見ていたのではないかと梨花は尋ねる。言いよどむ詩音に代わり、魅音

が、自分と沙都子を殺す夢を見ていたらしいと話す。その言葉に詩音は表情を暗くするが、

詩音がそんなことをするはずがないという沙都子の言葉に、嬉しそうに彼女に抱きついた。

 

 夢という形で以前の世界の記憶を引き継ぎ、最悪の結末を回避していた仲間たちに、梨

花は追い風が吹いていることを感じる。希望を持った梨花は、今度こそ昭和58年6月を生き

延びるための方法を考え始める。梨花と沙都子は鷹野たちの研究に必要な存在であり、雛

見沢にいる限り危険はないはず。だが、綿流しの夜に鷹野と富竹が殺されることにより、強

固なはずの包囲網に綻びが生じてしまう。そこで梨花は、まずは二人の死を阻止するために

動くことにする。

 綿流しの夜に祭具殿に忍び込むからこそ危ないのだと考えた梨花は、それ以前に二人に

中を見せることにする。その代わりに、二人の死に対する警告に耳を傾けることと、身辺警

護の強化を約束して。鷹野たちは梨花の話には半信半疑ながらも、約束は守ろうとする。

 

 また別の日。オークションの商品を物色するためおもちゃ屋を訪れた梨花たちは、大石と

顔を合わせる。相変わらず仲が良いとはいえない様子の魅音と大石だったが、ふとしたこと

からゲームに興じることになる。その結果、互いに態度を軟化させ、初めて良好な関係を築

くことになる。更にそこへ、大石を訪ねて赤坂が現れる。

 

 惨劇を回避する仲間たち、警察との良好な関係、無条件で味方になってくれそうな赤坂の

登場、守られた身辺警護強化の約束。立て続けに起こった出来事に、梨花はますます追い

風を感じる。そして、これなら今度こそ運命を変えられると意気込むのだった」

 

あまり一気に謎を明かさず小出しにしていくのかなぁ、とは思っていましたが、本当にかなり小出しにしている感じがします。「其の壱」ではある程度物語のほうも進めるために省かれたのかと考えていた羽入の正体や入江や鷹野の研究は今回もほとんどスルーでした。うーん……ここら辺がまだ語られていないがために、アニメのみ視聴の人には、今回の話でよく分からなかったところが出てしまったのでは、というのが少し心配になってしまいますが。予告を見る限りでは、次回もその辺はあまり説明されないまま、「皆殺し編」中盤の最大イベントに突入してしまいそうな気配ですし。……ちょっと心配になってきたかも。

 

 前回の予告で期待していた鷹野の豹変(笑)は、むしろ過剰なくらいにやってくれたので満足です。「にぱ〜」の辺りをもうちょっとこう富竹が引くぐらいの勢いで(笑)やってくれても良かったかな〜とも思いますが、くるくる動いてとにかく今までの鷹野像をぶち壊してくれたので個人的にはこれで十分満足できました。

ただ、このシーン、それ以外はちょっと不満が……まあ、端折られすぎのように感じてしまったからですが。上記のように羽入の正体がまだ完全には明かされていないのと、鷹野が陶酔しながら自身の研究について喋っている時間が短かったので、羽入の地団駄の意味するところが伝わったのかは不安なところ。あと個人的に、シュークリームの話がすっ飛ばされたのが残念。前回のキムチ&ワインと同様、羽入の嗜好として外せないものだと思うのですが。その他も何となく引っ掛かる部分が残ってしまったのは……やはり全体的に短かったからですかね。

 

 おもちゃ屋での大石とのシーンは、さすがにイカサマ麻雀の練習はまずいのか(笑)、チンチロリンに変更でした。かつて原作に対する考察を読んでいて、何気に麻雀というゲームそのものが「ひぐらし」という物語において重要な要素になっているのかなと思っていたのもあるのですが、ここは大石との交流が優先ですかね。いや実際、大石と良好な関係を築くという、今までの世界ではなかったイベントが起こることこそが重要だとは思いますけど。その後の満を持して(笑)の赤坂登場は、何故か見ていると笑いがこみ上げてきてしまいます。あー……思い出すなぁ、初めて「皆殺し編」をやったときのワクワクした気持ち(笑)。しかしこれで、赤坂は合計三バージョン出てきたことになりますね。「暇潰し編」での新人時代、「解」第一話の中年(?)時代、そして今回の現役時代と。……個人的には、若い頃が一番かなぁ(笑)。

 

 前回は圭一がその場で直接運命を変えるところを見せてくれたわけですが、今回は、実はそれ以前からみんなそれぞれ何かしら回避していたことが判明。「厄醒し編」でも、圭一が「鬼隠し編」の失敗を回避したり、詩音が「綿流し編」「目明し編」の失敗を回避したりしていましたが、みんなのこういう成長が見られるのは楽しいところです。記憶の継承、という点を考えると、梨花が期待するような劇的な変化かと思ってしまいそうですが、前回の失敗を活かしてという点では些細な変化かと。梨花と羽入が試行錯誤してきた百年の最後が、奇跡の力で大逆転を迎えるのもそれはそれで面白いのでしょうが、二人が繰り返してきた時間を仲間たちも繰り返し、そこから少しずつ学びながら成長し、その集大成が最後に現れたと考えるほうが、二人の過ごしてきた時間が決して無駄ではなかったようで楽しい気がしますし。

 

◇次回「皆殺し編 其の参 揺らぎ」

 

 冒頭でも少し書きましたが、何だか次回で早くもあのイベントが起きそうな気配です。激昂する詩音とか、暗い表情の沙都子とか、決然とした表情のレナとか、いかにもそれを暗示するような映像が次々と……。まだまだ明かされていないことが多い状態でこのイベントに突入していいものかが不安ではあるのですが……少なくとも、鷹野たちの立ち位置をもう少し明かしてからでないとという気がしつつ……まあこの辺は、次回どうなっているかを見るまでは何とも言えませんが。

 おなじみの掛け合いは、今回はまた濃い(?)ネタを持ってきたもので。梨花がお勧めするのがどんなものなのか、梨花本人が選んできた例をちょっと見てみたいかもしれない……(笑)。

ひぐらしのなく頃に解 第6話「皆殺し編 其の壱 迷路の法則」感想4


TVアニメーション「ひぐらしのなく頃に」ファンディスク 雛見沢事件録 I -始- [初回限定版]/アニメ

<今回のあらすじ>

 「数多の雛見沢を渡り歩いてきた梨花。彼女は今まで見てきた雛見沢のカケラを眺めなが

ら、そこから見出せる法則を語る。いくつかの世界で起こった、圭一やレナ、詩音の豹変。本

当は優しい人たちが何かをきっかけに陥ってしまう不確定の事象。逆に、綿流しを境に起こる

富竹と鷹野の死と、その後に起こる梨花の死という、何者かの強い意志による確定の事象。

そして、それらとはまた別に起こる、園崎家暗躍を囁く声と、鉄平の帰宅による沙都子の虐

待。人より多くのことを知る梨花でさえどうにもできないこと。それを再確認しながらも、それ

でも梨花は願う。みんなを守り、自分も死なず、そうして、その先にあるはずの幸福な未来

へ辿り着けることを。

 

ふと気づくと梨花は崖下に転がっていた。崖の上から心配そうに覗く仲間を見ながら梨花は

悟る。また自分は死んで、新たな雛見沢へ来たことを。みんなが駆けつけるまでの間に、梨花

はこの旅の相棒である羽入に今がいつかを尋ねる。返ってきた答えは、綿流しの二週間前。

その残り時間のあまりの少なさに梨花は打ちひしがれる。それでも一縷の望みに縋って圭一

に今の彼なら知るはずのない記憶がないかを窺うが、その答えは更に梨花を絶望させるだけ

のものだった。

 

 入江診療所に沙都子の定期検診の付き添いで訪れた梨花は、彼女が鷹野と検査をしてい

る間、入江と沙都子の病状について話す。快方には向かっているものの決して完治はしない

病気。それでも入江はいつか必ずその方法を見つけることを約束し、梨花もそのために協力

し続ける。そのときまで沙都子には、生活費を援助する代わりに入江の研究に協力するとい

う、表向きの理由を信じ込ませたままで。

検査終了後、二人は興宮へと行く。今日はそこで部活をやることになっていた。圭一たちの

遅刻、おもちゃ屋でのゲーム大会……既に見知った展開に、梨花の表情は暗い。その後の

展開までも知り尽くしている梨花にとって、それはもはや楽しい時間にはなり得なかった。そ

んな梨花に気づいた圭一が心配して声をかけてくる。梨花は彼に、自分はこの先のことを知

っているから興味を持てないことを洩らしてしまう。すぐに慌てて否定するが、圭一は引き下

がらず、梨花は促されるまま、選ばれるゲームがカルタであること、席順をくじで決めること、

その配置がどうなるのかまでもを語る。圭一は面白がって聞いていたが、それらが次々と

本当になるのを見て、さすがに不審な顔になる。オヤシロ様の生まれ変わりの予言と解釈

した彼に、梨花は予言ではなく運命だと言う。誰にも抗えない決まりきった運命。しかし、

圭一はそんな言葉を軽々しく使うなと否定する。そして、自分はこのカルタはやり慣れてい

てフェアでないからと言い出し、別のゲームに変えてしまった。梨花は驚くが、その後に続

いたのは魅音がバイトで抜けるといういつもの展開。店のおじさんがお駄賃に人形をくれる

のも同じ。だが、かつてはレナに渡したそれを、圭一は魅音に渡す。押し問答の末に魅音

はそれを受け取り、嬉しそうにその場を後にする。

 カルタの運命を変え、起こるかもしれなかった惨劇の一つを知らずに回避してみせた圭

一に、梨花は心が奮い立つのを感じていた。抗えば、運命は変わるかもしれない――圭一

の見せてくれたそれらのことに希望を見出した梨花は、もう一度頑張ってみようと決意した」

 

今回から「皆殺し編」に突入です。予告映像にあったのですっ飛ばされることはないと分かっていましたが、冒頭の不思議空間をちゃんとやってくれたのは嬉しいところ。とはいえ、最後の法則が原作を知らない人には分かりにくくてきちんと把握できなかったのでは、というのは気になりましたけど。

「皆殺し編」といえば、冒頭からネタバレラッシュの印象が強いのですが、あまりに一気に明かすとアニメのみの視聴者が大変だからか、そこばかりに尺を割いて物語の進行が停滞するのを避けるためか、情報は小出しにされているような印象を受けました。まあ私の記憶も曖昧なので、どの情報がどこで出てきたのかをはっきりと断言することはできないですし、多少順番を変えても必要なところをちゃんと補完してくれるのならそれでいいとは思いますけど。取り敢えず今回は、「厄醒し編」で存在をにおわされていた羽入の本格的な登場と、沙都子の栄養剤注射が実は本人には知らされていない病気の治療薬であったことが明かされたくらいで、では羽入とは何者なのか、沙都子の病気とは何なのかは次回以降に回された感じです。似て非なる雛身沢を梨花が何度も体験していることは、「厄醒し編」で大概の人が分かっていたと思うので、これはダメ押しの再確認といったところでしょうか。

 開示されていく情報も大事は大事ですが、むしろ今回の話で重要なのは、梨花が再び立ち上がる意志を持つまでの流れかと。「厄醒し編」では早々に諦めてほとんど何もしなかった梨花。世界がリセットされたことで気持ちも多少はリセットされてはいるものの、残り時間の少なさと、「罪滅し編」で見たような劇的な奇跡が見当たらないことから、早くも諦め気味です。それでもまだ完全には諦めきれず、弱気なことを言う羽入におしおきしてはいましたけど。キムチとワインのコンボを羽入に食らわせたあのシーンは、崩し絵も良い感じであり、同時に二人の関係を端的に見せているようでもあって良かったです。是非とも今後も二人のこのやりとりは入れて欲しいところです。

 

 今回のメインであるおもちゃ屋でのゲーム大会。このゲーム大会の内容は、「解」になっても内容を戻すのでなく、アニメ準拠でいくようです。まあ、ここで原作の展開に戻したら、アニメのみで追っている人は混乱するでしょうからね。参加者の配置を詳細に言い当ててみせたことで、インパクトは十分に圭一に与えられたでしょうし。改変したなりにそこそこまとめてきたのではないかと。まあそれよりも、変更の結果出てきたゲーム(のデザイン)の凄さに注意がいってしまったのはありますけど(笑)。わざわざあんな変化球な黒ヒゲもどきが来るとは……おもちゃ屋も侮れませんな、興宮は。というか、エンジェルモートで何かの拍子に作った景品が流れてきたと言われたら納得してしまいそうだ。

 

 ゲームの変更と、人形を渡す相手。ようやく圭一の活躍が始まった〜!といった感じでしょうか。「厄醒し編」では結局ほとんど活躍することなく幕を閉じてしまったので、余計にここから始まる圭一の起こすあれこれは楽しみです。ちょっとした一言であっさりと展開を変え、以前と同じ失敗を繰り返さなかった圭一は、梨花が希望を持ち始めるのも納得のかっこ良さ&頼もしさです。梨花が決意を新たに踏み出したところで今回は終了、なわけですが、その直前に浮かない顔ですっと姿を消した羽入だけがちょっと気がかりです。

 

 ……余談ですが、DVDのCMで流れる映像の編集具合は素晴らしかったと思います(笑)。

 

◇次回「皆殺し編 其の弐 運命の変え方」

 

 今週もバイトが休みなので早めの感想です。まあこれが最後の休みで、明日からはお盆が終わるまでほとんど休みがない状態に突入なわけですけど。そんなわけで、やっぱり次回予告は更新されないまま。今回はアニメイトTV掲載の次回予告を見ながらです。

 予告映像を見る限りでは、順当に「皆殺し編」のエピソードを消化していく感じでしょうか。それと同時に、診療所のシーンもあったから、今回はまだ明かされなかった情報も開示していくといったところかな。取り敢えず個人的に注目なのは、予告でも嬉しそうな顔をしていた鷹野さんですが(笑)。原作の文章読みながら、これが映像化されたら是非とも見たいと思っていた鷹野さんを楽しみにしておきます。

 いつもの二人の掛け合いは相変わらず明るいながらも黒いもの。とはいえ、今回はとうとう梨花からつっこみが入りましたけど。

ひぐらしのなく頃に解 第5話「厄醒し編 其の四 雛見沢大災害」感想4


ひぐらしのなく頃に キャラクターCD Vol.3 古手梨花×北条沙都子/アニメ (田村ゆかり、かないみか)

<今回のあらすじ>

 「仕掛けた鳴子の鳴る音に何者かの侵入を悟った沙都子は梨花を起こし、逃げようとする。

そんな彼女に梨花は押入れの天井を外すとそこに隠れるように言う。言われるままにそこに

隠れた沙都子は梨花に手を差し出すが、梨花はその手を取ろうとしない。それどころか、彼ら

の狙いは自分だから残ると言う。そして、すぐにまた会えるという言葉を残して扉を閉めてし

まった。直後、部屋に踏み込んできた複数の足音と共に、梨花の姿は消える。

 やがて静かになった部屋から出た沙都子は梨花を探して歩き出す。しかし、神社の賽銭箱

へ辿り着いた沙都子が見たのは、梨花の変わり果てた姿だった。親友の惨状に悲鳴を上げ

た沙都子は、未だ引き上げていなかった謎の男たちにその存在を察知され、山中を追われ

る。そうして逃げ続けた果てに辿り着いた橋の下に隠れて何とか男たちをやり過ごすものの、

バランスを崩し、そのまま川へと落下してしまった。

未明、何とか助かった沙都子は覚束ないまま雛見沢分校へ辿り着く。そこではガスマスク

を装着した何者かが分校の中と外を行き来していた。不審に思った沙都子はこっそり近づき

中を覗き込む。そこには、変わり果てた姿の村人や先生やクラスメイト――そして、圭一・詩

音・魅音ら仲間三人が転がっていた。

 

 村人2000人を一夜にして葬った雛見沢大災害。火山性ガスによるものとされるそれに不

審を覚える大石は、その調査の一環として、唯一の生存者である沙都子のもとを訪れる。し

かし、精神的なショックを受けた沙都子は廃人同然の姿で虚空を見つめるのみだった。それ

でも大石は一方的に自分の考えを話す。大災害の発生場所の近くで見つかった、血痕の付

いたレナの帽子。見つからない彼女の遺体。その他20人にも上る行方不明者。これらは大

災害がただの災害でないことを示し、帽子は何かを知ったレナのメッセージではないかと。だ

が、沙都子からの反応はない。熱くなった大石の剣幕に看護婦が顔を覗かせたこともあり、

最後に古手梨花惨殺事件のことを告げて大石は去ろうとする。すると、そこで初めて沙都子

は反応を見せる。それに気づいて大石は意気込むが、看護婦に覚醒したわけではないと否

定され、その場は引き下がった。

 署に戻った大石は行方不明の熊谷のことを話すうち、彼が最後に残したメッセージが梨花

に関することだったことを知る。それをきっかけに彼女と沙都子が同居していたことを思い出

し、沙都子が梨花殺害について何かを知っていることに気づき、急ぎ車を回す。その頃、沙都

子は昼間大石が残した言葉から、レナの帽子のメッセージの意味、そして雛見沢大災害の

真実に辿り着いていた。一刻も早く伝えなければと沙都子はナースコールを押す。だが、そ

のナースコールは黙殺され、大石が病院に辿り着いたとき、沙都子は心不全で死亡していた」

 

 「厄醒し編」終了となった今回。まさに「祟殺し編」の圭一と「盥回し編」の魅音をミックスしたような状態の沙都子は「厄醒し編」が補完シナリオであったことを示しているようにも思えますが、たとえどこかで見たような展開でも、役者の立ち位置が違っているだけで十分面白い物語になることを見せてくれたようにも思います。橋から落ちる沙都子なんかを見ると、「祟殺し編」の圭一を思い出して、どこか因果応報的なものも感じてしまいますし。

こうして今回沙都子視点で物語を見たため、沙都子が今回迎えた結末には新鮮さもあるわけですが、単に今までそうした結末を見せられなかっただけで、ほとんどの世界において沙都子の迎える結末はおそらくこれに類似したものであり、例外であろう「綿流し」「目明し」の物語での結末も死であることから、沙都子って実は一度も生き残ったことはないのでは、という気がしてきました。少なくとも大災害が起こった場合は、その場合の梨花の死が同じ手口で行われているのなら、同じ家に住んでいる沙都子は一番危険なわけで、今回のように何者かの侵入に気づくか気づかぬまま眠っているかの違いはあるものの、結局最後は行方不明者となってしまうような……。それに、仮にそれを生き延びたとしても……というのが沙都子にはあるわけですし。

 レナの帽子の件は、ここでその要素も取り入れてきたことに驚きつつ(PS2版で出てきたものですからね)、分校で圭一たちの死体を見ながらその中にレナがいなかったことに気づかなかった自分に呆れつつ、といったところで。前回の沙都子の話を疑っていたことで、聡明なレナにしては……と思ったものの、今回のこれはさすがレナといったところでしょうか(沙都子の想像したとおりなら、帽子を残したのは意図的にではなく偶発的なものである可能性もありますが)。「厄醒し編」は梨花&沙都子が中心だったため、この舞台でのレナが裏で何をしていたのかは不明ですが、理由はどうあれ、何かに気づくきっかけがあったらしい、と。みんなの隠し事をあっさりと受け止めたこと以外は役立たずだった圭一に比べれば、かなりの活躍をしているように見えてきてしまいます。とはいえ、レナの必死のメッセージも、結局は大石に伝わることは一度もなかったのかなぁ、という気もしますが。大石って、実はけっこうあと一歩のところで真相を逃していたりして……。今回の沙都子の死も、どう考えても不審死以外の何物でもないですが、それだけでは真相に辿り着く手掛かりには足りないでしょうし。こうして先手を打たれ続けて真相に至れないままなのかも。

 

 第一話で大人になったレナたちや赤坂らの口から語られた雛見沢大災害の当時の様子が描かれた今回。肝心のそのシーンこそ飛ばされていたものの、沙都子が遭遇した出来事を考えれば、おぼろげながらも何があったのかの予想は立てられるのかも。特に、沙都子の実際に見た光景と大石が沙都子に語ったことを重ね合わせて考えたら、そこにあるズレが浮かび上がってきて、それが自ずと推理の材料になるのではないかという気もしますし。そして更にそこに加わるのが前述した沙都子の不審死。正直、大災害の唯一の生き残りというだけでなく、梨花殺害の一部を知る沙都子がこのまま無事生き残れるとも思っていなかったので、かなりひやひやしながら見ていました。梨花殺害に反応した沙都子をただの生体反応と言い切り、その後も何やら見つめていた看護婦が怪しいと思っていたら、案の定の結果となってしまいましたし。正気に戻ってナースコールを押して間もなくの、その上心不全という不自然で突発的な死因でのそれは、「口封じ」という言葉が自然と浮かんでくるもの。もっとも、沙都子が正気に戻ろうが戻るまいが、その前から病院内に怪しげな男がいたことを考えると、やはり梨花の死を見てしまったことが一番やばいことだったのかもしれませんが。梨花は自分が殺されれば終わると考えていたようですが、同じ家に住んでいる以上、隠れていれば安心なんて考えは甘すぎるのだというところまで考えなければいけないような気がします。沙都子の無事を願うのならば尚更。

 

 そんな感じで、雛見沢で起こった出来事の裏に人為的な臭いをぷんぷんさせつつ終幕を迎えた「厄醒し編」。この結末を見て、更に次回「皆殺し編」の第一話を見た、この出来事のからくりを知らない人がどう思うのかはちょっと楽しみかも。自分が何も知らずに見ていたら混乱しそうでそれはそれで楽しそうだったかも、なんて気もするわけですが。

 

◇次回「皆殺し編 其の壱 迷路の法則」

 

 今週はたまたまバイトが休みで早めに感想を書いていることもあり、公式サイトがまだ更新されていないので、バンダイチャンネルの予告を見つつ……。

次回からはとうとう「皆殺し編」がスタート。予告映像で早速羽入が姿見せてたりしますが、まあOPやEDではとっくに姿を見せているわけですし、これくらいはいいの……かな? むしろ、彼女の正体を知らない人にとっては、ようやくOPの謎の人物登場を知って期待が高まるところかもしれませんし。個人的には、予告映像の最初に映ったあのシーンがどう表現されているのかが楽しみですかね。

 梨花と羽入の予告になっていない予告は、雛見沢の嘘方言話。前回までの黒さこそなりを潜めたものの、これはこれで今後この予告がどこへ転がっていくのか別の意味で楽しみかも。

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主題歌・OST→
「ebullient future」ELISA
「笑顔のチカラ」 羽山ミズキ(後藤麻衣)
「願いのカケラ」 雨宮優子(中島裕美子)
ef - a tale of melodies.ORIGINAL SOUNDTRACK ~elegia~



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