翠の匣

アニメや読んだ本(漫画・ラノベ)の感想を、徒然と書き綴っているブログです。

アニメ感想(2009年10月〜)

「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?8」

 「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?8」に参加させていただくことになりました。

 

 当ブログでは、「とある科学の超電磁砲」「キディ・ガーランド」「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「れでぃ×ばと!」「バカとテストと召喚獣」「ダンスインザヴァンパイアバンド」「ひだまりスケッチ×☆☆☆」の7作品の評価をしてみたいと思います。

 

 

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2010年3月終了アニメ感想Α屮ディ・ガーランド」3

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最後は何だかんだで盛り上がったかなぁ……といったところでしょうか。

 

つっこみどころはいろいろあるし(その最たるものが、何で能力強化やら共鳴やらがキスなんだということなのですが)、個々のエピソードで見ていくと良いものがある反面、微妙なのも同じくらいあったような気もするけど、でも全体的に見ると何とな〜くそれなりにまとまっているようにも見えて……?という、ちょっと評価に困る作品でもありましたが。

 

取り敢えず一つだけ確かなのは、この作品は相当スロースタートだったなぁ、ということでしょうか。本格的に物語が動き出した……というか、ようやく面白くなってきたのが2クール目からという、かなり博打な構成に思えてしまうものが。

いやまあ、最初から楽しんでいた人もいるのかもしれませんが、私の印象としてはそんな感じで。序盤は前作「キディ・グレイド」の存在があったからこそ見ていられたものの、それ以降はぶっちゃけディアの存在がなければ、その面白くなってくるところに辿り着く前に脱落していたでしょうから。実際、それまでに脱落してしまった人もいるようですし。

 

でも、前作から引き続き登場していた以外のESメンバーはどうなったのか、この物語の最終目的はどこにあるのか、そして、Gソサエティーのシャドウワーカーが掘り下げられ始めてからは、上記のとおり細かいつっこみどころはあるものの、それなりに楽しめるようになったと思います。

……以前とは姿の変わったディアたちや、エクレールとリュミエール以外のメンバーは、最終回でようやく何処にいたのか判明した感じでしたけど。ひょっとしたら私が聞き逃していただけかもしれませんが、ようやく出てきたのを見て、一緒にあの空間で凍り付いていたのか!と心の中でつっこんでしまいました(笑)。でも、ほんのちょっとだけでもヴァイオラの喋っている姿が見られたのは嬉しかったです。

 

シャドウワーカーたちも、Gソサエティーに参加するに至った経緯が語られ、後半になってガクトエルの本性(?)が見えてくるに連れて、キャラごとにその想いに揺らぎが生じてきたのも見ていて面白かったところで、そういう意味では彼らのほうが魅力的に描かれていたのかなぁとも思えてしまうところですが。

最後までガクトエルに寄り添ったままだったサフィルと、妹に看取られて最期は幸せに逝ったガクトエルを除けばみんな無事だったようで、今回のことでGTOもノーブルズの状況を知ったことですし、今度はみんな幸せになれるといいなぁと思えるところ。……トーチとシェイドはどうやって助かったんだとは思いますけどね(笑)。

 

事件が終結したことで、不在だったESメンバーも復帰し、再び任務の日々が始まった様子なのは、そんな彼女たちのエピソードもまた見てみたいなぁと思うものが。特にエクレールとリュミエールは、さすが前作主人公コンビだけあって、ちょっとの出番でも十分持っていってくれましたからね。まあ、ある意味一番ラストを持っていったのはミヌさんでしたけど(笑)。彼の正体が一番謎な気がする……。

 

そんなこんなで最後は何とか大団円に終わり、冒頭でも書いたとおり、開始直後のスロースタートぶりが嘘のように、最後は盛り上げて終わってくれたかな、と思います。

 

 

とある科学の超電磁砲 #24(終)「Dear My Friends」感想5

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バトルもそれぞれの想いも最高潮に盛り上がった熱い展開を見せ、最後にはちゃんと子供たちも助かってと、最終回としてはこれ以上ないくらいのものだったかと思います。

 

細かいところを見ていけば、今回もテレスティーナのキャラ崩壊っぷりが凄いなぁとか、あんな狭いところでレールガンがぶつかってよくみんな無事だったなとか、木山先生は入院しているのに美琴たちは何でピンピンしているのかとかあるわけですが(しかも美琴なんて車の外に張り付いて振り回された挙句、空中戦まで繰り広げていたのに)、そういうのも含めて面白かったと思える最終回だったと思います。

欲を言えば、もう少しテレスティーナがあんなのになってしまった経緯が語られたら、彼女の変貌ぶりが分かりやすくなったかなぁとは思いますが。冒頭の木原幻生によってモルモットにされたときの彼女を見ると、そこが始まりだったのかなぁという推測はできますけど。

 

まあ、それはともかく。前半はとにかく縦横無尽なバトルで魅せてもらった感じでしょうか。

前回では肝心のシーンが省かれた婚后さんにも今回はちゃんと活躍シーンが描かれ、水泳部の友人二人限定では学園都市を救ったヒーローになっていましたし(笑)、佐天さんの檄で立ち上がった警備員も、圧力が掛かった上での最大限の協力をしてくれて。

そして、美琴と黒子は、OP映像のアレはこんためのものだったのか、と言わんばかりのアクションを見せてくれました。挿入歌としてセカンドOPが流れ出したときは、ここで流すのは早すぎないかとも思いましたが、フルコーラスで流れている間の攻防はそれだけの盛り上がりのあるものだったかと。

 

とはいえ、ラストバトルの真骨頂は後半戦のほうかと。映像で魅せるアクションバトルとしては前半戦も良かったですが、これまでの二十四話の集大成としては後半戦が熱かったと思います。

 

その最たるものが、やっぱり佐天さん。

思えばキャパシティーダウンなるものが出てきた時点で何でこの展開を想定できなかったんだとなってしまうところですが、無能力者ならではの強みというか、無能力者だったからこその活躍を見せてくれたのは嬉しいところ。それも、レベル6という能力者の頂点を生み出すことを目的としていたテレスティーナの思惑を、そんな彼女が能力者を封じ込めるために作った装置を、障害とさえ思ってもらえなかった人間がぶち壊す。これまでの佐天さんの葛藤を見てきただけに、余計に爽快に思えるところです。

しかもこれ、初春はわざと大声で状況を説明し、美琴はテレスティーナに時間稼ぎに話しかけてと、佐天さんの存在をちゃんと視野に入れていた二人のアシストがあり、二人の信頼を背負ってのことですから。このアニメ版「超電磁砲」の物語で一番成長した、学園都市という場所では無力な佐天さんの、友達を助けるための一撃。そりゃあ、この佐天さんの一撃と同時に主題歌が流れ出すよと納得してしまうところです。完璧に彼女は裏主人公だったなぁと思わされた瞬間です(笑)。

 

そして、そんな佐天さんからパスを受けた美琴が、彼女もまた二十四話の物語を通して得た想いを載せてレールガンをぶっ放す。美琴のデータを基にしたものだろうが、そんなものがその一撃に敵うはずもなく、テレスティーナは撃沈、と。前述したようなつっこみどころもあるけど、ここはもう大団円でいいではないかと思える一撃でした。

 

テレスティーナの持っていたファーストサンプルを手に入れたことで、子供たちも目を覚まし、木山先生と生徒たちの再会、春上さんと枝先の再会も描かれ、最後に一山乗り越えたからか、そんな彼女たちを美琴も初春も何のわだかまりもない笑顔で見ていたのがまた良かったところでしょうか。最下層との往復のため、一足遅れて再合流となった佐天さんをさり気なく労う黒子なんてのもありましたし。

最後には、美琴発案での子供たちによる木山先生へのバースデイプレゼントがあり、それを眺める美琴たち四人の姿があり、ついでにこれまで出てきたキャラのその後もちらっと映されてと、一つの事件は終わったけれど、これからもまだまだ続いていく学園都市の物語を感じさせて終了、といったところでしょうか。

 

そんなわけで、「とある科学の超電磁砲」の物語は今回で終了となりました。

つっこみどころがなかったとは言わないし、後半戦に入ってからの番外エピソードは好みによって評価が上下する部分もあったけど、それでもこうして終わってしまえば、二十四話楽しめたかなーと思います。

原作を知っている分、特に佐天さんの扱いはこう持ってくるのかーと感心するところでしたし(良い意味で一番出世したキャラかと)、そんな佐天さんとの絡みを増やし、学園都市の抱える問題を見せることで美琴を少し成長させ、更には木山先生の物語を綺麗に完結させてくれたのは良かったと思うところです。後半はアニメオリジナル展開ということで、原作コミックスとは違う道へと進んだわけですが、これはこれで良い物語になったのではないかと思います。

 

 

とある科学の超電磁砲 #23「いま、あなたの目には何が見えていますか?」感想5

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何かもう自分的には今週が最終回でもいいくらいに、後半の展開には満足してしまいました。

 

既に一番の難関はクリアしたからか、冒頭から「実は悪役です」という気配が滲み出ていたテレスティーナ。実は木原の孫であり最初の被験者であり助手であったこと、彼女の目的は木原の研究を継いで能力体結晶を完成させることであること、そのついでにキャパシティーダウンを作ったのが彼女であることも明かされました。

この一話で怒涛のようにキャラが崩壊するレベルで馬脚を露していた様には笑いしか出てこない感じでしたけど、残り一話で片付きそうな小者に見えたのはちょうど良いかなーと思うところでもあるかも(もっと大物な感じだったら、一話でやられちゃうのに違和感を覚えてしまうかもですし)。その分、厄介なおもちゃを持ってはいるけれど、逆にいえばそれさえふっ飛ばせば本人は何とでもなりそうですしね。権力を利用する辺りは周到なラスボスでしたが(だから、美琴は自分を責めていたけど、前回までの展開だと美琴の最後の判断は間違ってないんですよね。勝手に動いたことは別ですが)、だからこそ二十三話がこういう展開になったわけで、そういう意味では良い役割を果たしたことになるのかなー、と。

 

まあ、テレスティーナのことはこのくらいにして。

今回の話が非常に満足できたのは、個人的にやって欲しかった二点をクリアしてくれたのが大きいです。

 

一つは、佐天さんのこと。

アニメ版「超電磁砲」で、美琴と佐天さんが、能力者の代表と無能力者の代表といった感じで対極に配置されているのを見たときから、この二人の関係性が最終的にどうなるのかを楽しみにしていました。ぶっちゃけてしまえば、能力者としてはあまりに対極にいる二人だからこそ、対等に立つ瞬間が来るのでは、ということを期待しました。

第一話からしてこの二人に関しては原作とはエピソードを変えてまで描かれていて、その後もちょくちょく一緒のシーンがあったり、能力に対しての対極にいるからこその考え方の違いが窺えるエピソードがあったりと、二十二話を通してじっくりと描かれてきました。その中で、美琴は無能力者側の気持ちにも少しずつ触れ、佐天さんは能力者に対するコンプレックスを完全に捨てることはできないながらも少しずつ前へと進んでいました。又、同時に佐天さんに関しては、能力以外の面では非常に優秀な人物であることが随所で描かれ、風紀委員の事務所に入り浸りながらも、能力者でも風紀委員でもないことから、一歩離れた位置からみんなを見ているところもまた描かれていました。

 

そんな佐天さんが、今回美琴の前に立ち塞がったのを見たとき、正直期待で胸が震えました。

そして、その期待を裏切ることなく、暴走しかけた美琴を我に返らせ、更にはここ数話ぎくしゃくしていた四人の関係を修復してしまいました。ようやくいつもの四人に戻った光景を見られた喜びも加わり、もう本当にここだけで満足してしまったくらいです。

 

しかし、それだけでは終わりませんでした。

それが、もう一つ。この二十三話が、これまでの二十二話の集大成になっていたことです。

 

子供たちの保護の知らせを聞いた初春が最初に浮かない顔をしたのを見たとき、ひょっとして結局自分は何もしないまま事件が解決したからか?という考えが過ぎりましたが、それは早合点で、初春の心にあったのは木山先生のことでした。

美琴と木山先生の関係ばかりが印象に残っていてうっかり忘れていましたが、思えばレベルアッパー事件のとき、美琴と同じくらい木山先生と絡んでその想いを知っていたのは初春だったのですよね。その初春が木山先生と会って、春上さんと木山先生の両方の想いを知っているからこそ苦しんでいたけど、それでも初春だからこそのやり方で木山先生を励まして……という辺りが描かれたのを見たときは、何だか嬉しくなってしまったものでした。

……まあ、そんな初春の想いは見事テレスティーナに踏み躙られてしまったわけですけど。

 

でも、傷心で戻った初春を、風紀委員であることを貫き続けた黒子が立ち直らせたところは、二人の絆がちゃんと以前描かれていたこともあって、見ていて嬉しくなるところでしたし(後で黒子が初春をひっぱたいたことに罪悪感を持っている描写が入っていたのも良かったですし)、最終的には二人の間のわだかまりは、美琴も含めて、側でそんな彼女たちを見続けてきた佐天さんが解消してくれて、上記のとおり満足できたところでした。

 

テレスティーナと対峙したときの美琴には、レベルアッパー事件やビッグスパイダー事件を通して触れた、無能力者たちへの理解(?)が垣間見えた気がしたし、佐天さんに今回のサブタイトルにもなった台詞を問われてすぐにその意味に気づけたのは、これまで経験してきたことがあってこそと思えるもので、美琴は美琴で二十二話分ちゃんと成長してきたんだなぁと思えたところでした。

 

そして、春上さんと子供たちを助けるために一致団結した四人に、過去の自分にケリをつけた固法先輩が加わり、尻込みする警備員を特別講習のときの台詞を返すように佐天さんが引き入れるところは、これまでのエピソードの積み重ねに加え、これまで出てきた登場人物が集結してのラストバトルという王道の流れにも見えて、否応なく燃えてしまうところでもありました。これで次回、未だ一人で戦っている木山先生が加われば完璧かと(笑)。

あと、そんなみんなの中に、これまで無駄に(笑)出張っていた婚后さんが、出番の多さはちゃんと意味があったと言わんばかりに主人公救出なんて役目を果たしていたのも地味に良かったところかと(笑)。その割には微妙に雑なみんなからの扱いも含めて、なかなか美味しいキャラだったなぁと思います(笑)。

 

後半になってOPが変わったとき、前半の映像と違い、OPラストで美琴が一人になっていることについて指摘している感想を見たことがあって少し心配していたところもありましたが、むしろその真逆で、みんなで力を合わせてのラストバトルになりそうなのは大いに期待してしまうところです。私の記憶違いでなければ次回が最終回だったと思いますが(サブタイトルもそれっぽいですし)、今回の話を見た感じだと安心して見られそうで、楽しみにそのときを待ちたいと思います。

 

◇次回「Dear My Friends

 

 

とある科学の超電磁砲 #22「レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」感想4

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カエル顔の医師が出てきた瞬間、(悪意はなかったという意味で)シロだな、と思えてしまったのは、「禁書目録」も含めての彼の人徳のおかげでしょうか?

まあ、実際には予期せぬ事故ということで、ポルターガイストの原因は木山先生が教え子たちを目覚めさせようとしていたことにあったわけですが、少なくともレベルアッパー事件のように、意図的に引き起こしたものではなかった、と。

 

そんなわけで、木山先生が本格的に再登場し、ポルターガイスト事件の真相が明らかになった二十二話。とはいえ、主人公が事件を引き起こした犯人を倒してさくっと解決、なんて展開になることはなく、その結末はかなり苦いものになってしまいましたが。

 

もっとも、今回はまだ二十二話。もう一度ひっくり返る余地は十分にあるというか、テレスティーナへの疑念が拭えないままである以上、果たして保護された枝先たちが彼女の言ったとおり無事目覚めることができるのかは何とも不安なところです。

 

美琴がかつて垣間見た木山先生の記憶から得た情報をあっさり話しているのを見て、視聴者的には怪しく見えても、彼女たちにしてみたらテレスティーナはそうした事情を話して協力を仰ぐような社会的立場の人なんだよなぁと改めて示された感じで、実際、これまでの彼女の言動は、立場的には何もおかしなことは言っていないわけで。今回こっそり美琴たちを尾行してきたのも、保護を強制したのも、第三者が客観的に見れば間違ったことはしていないわけで。

当事者の気持ちになると何か納得できない、でも本来ならそれが正しい……何とももどかしいところです。

 

この辺、現在ぎくしゃくしている黒子と初春にも当てはまるところであるような気がするところで、そう考えると、初春の気持ちも何となく分かってくるかなぁと思うところです(この二人の場合だと、どっちかというと黒子視点で見ていましたので)。枝先たちが犯人かもという話をした黒子(今回は黒子が言い出したことじゃなくてテレスティーナの推測)に意固地な態度を取っていたところも、自分が何とかするんだと頑なに一人で頑張っているところも、こうして考えてみると、木山先生と重なるところですし(そして、そんな二人に面と向かってたしなめる言葉をかけたのが、佐天さんと美琴だったわけですが)。

ただ、その初春の場合は、最終的にみんなと協力することになるんだろうなぁという予想ができるけど、木山先生の場合は公的機関を信用し切れるかと言うと……という問題が浮かんできてループしてしまうところですが。いや、テレスティーナが普通に良い人のまま終わるなら、苦いものは残るけど、今回で事件解決にはなるのですけど。

 

……いや、もう一つ懸念事項はあるか。テレスティーナがシロだったとしても、消息不明の木原幻生が背後にいないとは限らないわけで。むしろここまで語られた以上、十中八九どこかでラスボス相当の登場をするだろうとか思ってしまうものがありますが(この作品の性質上、ラストバトルなしで終わるのって視聴者が肩透かしになるのでは……というのもありますし)。

ただ、テレスティーナが子供たちを保護したのがそれ以外の目的があったから、となると、苦渋の思いで木山先生を止めた美琴の想いまで裏切るようなものになってしまうので、やっぱりそこは素直に助かって欲しいなぁとも思いますが。木山先生を説得(?)した美琴の言葉はそのとおりだし、春上さんが聞いた枝先の助けを求める声がそのままの意味なら、より確かで被害の出ない方法で助けられるようにするのが、彼女たちのとっては一番なんじゃないかなぁとも思いますし。

 

◇次回「いま、あなたの目には何が見えていますか?」

 

 

とある科学の超電磁砲 #21「声」感想4

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ポルターガイスト事件の行方も気になるところではありますが、美琴たち四人の関係の行方というか彼女たちの果たす役割も気になってきました。

 

予告で美琴もちらりと語っていましたが、春上が事件の容疑者として浮上してきたことで、黒子と初春の関係がぎくしゃくとしたものに。これ、端から見ている分にはどっちが悪いとも言えないところが難しいなぁと思ってしまうところです。

一女子中学生として、友人としてなら、疑いの目を向けられたことに憤る初春の反応は当たり前と思える。でも、風紀委員としてなら、黒子の考えも間違ってはいない。春上のいる場所で起こるポルターガイスト、そのときの春上の挙動不審、容疑者となり得る能力者である、と、疑うだけの理由があってのことですし。

あと、個人的に。一歩離れたところから見ているからか、初春はちょっと春上に入れ込み過ぎに見える部分はあります。前回の時点で、初めてのルームメイトに舞い上がって、かなり意気込んで面倒を見ている初春の姿が見られたわけですが、それがそのまま過剰なまでの春上の擁護に繋がっている感じで。とはいえ、春上と一番話をしていて、彼女の抱えているものを見ている初春には、今後彼女がどうにかなったときに手を差し伸べる役になるのかなぁというフラグが立ちまくっているので、かなり感情移入してしまっているのも当然の結果とは思うわけですが。

ともあれ、序盤のほうでその絆の深さを見せてくれた黒子と初春がどうなるのか、見守りたいところです。

 

そんなふうに黒子と初春がぎくしゃくしていたため、そのフォローに回っていたのが美琴と佐天さん。初春ほどの入れ込みはなく、風紀委員という立場でもないということでのその役回りと思われますが、逆にその立ち位置になったことがどう作用するのかは楽しみなところです。

まあ、美琴のほうは、春上のロケットの写真を見たことと、木山先生を気にしていたこと、そして、予告映像とナレーションからすると、次回辺りに木山先生からの接触もありそうということで、そっち方面から事件に関わっていくことになるんだろうなぁという予想はできるところなのですが。

なので、佐天さんがどう関わってくるのかがやっぱり一番気になるところで。前回・今回と、初春とのやりとりでは、日常生活においては非常に頼れる存在であることが、テレスティーナとの会話では、能力者としては無力であることが改めて強調されていたように感じたのですが、だからこそ、そんな佐天さんであるからこその何かを期待してしまいます。

 

事件としては、次回のサブタイトルを見ると、この事件はレベル6になるための実験の一種なのか!?と思ってしまうところ。だとしたら、学園都市の上層部が絡んでいることになって、美琴たちだけでどう解決するんだろうってことも気になってきてしまいますが……。

そして、春上の受信している「声」は誰のものなのか。真っ先に思い浮かぶのは枝先だけど、春上自身はそんなことを一言も言っていないので、違う誰かの可能性もまだあるわけで。そもそも、その声が誰のものであれ、どういう意図で春上に呼びかけているのかも。誰かが仕組んだことなのか、それとは別で呼びかけているのか。前者の可能性のほうが高そうとは思いますが……。

 

◇次回「レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」

 

とある科学の超電磁砲 #20「乱雑開放(ポルターガイスト)」感想4

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女の子五人で花火大会に行くくらいまでは、美琴たちは日常生活を送りつつ裏では事件が進行していくという、序盤のような感じになってきたかなーと思ってわくわくしながら見ていたのですが、意外とラストで一気に話が進んだ気がする第二十話。

序盤のような感じでも面白いかなーとは思いましたが、考えてみれば残り話数も少なくなってきているわけで、ここからはさくさくと本筋が進んでいく感じですかね。

 

そんなわけで、おそらくラストエピソードのキーキャラであると思われる二人が今回は登場。

一人は鉄装のエピソードのときにちらりと出てきた女の子、そしてもう一人は、OPが変わってから、いかにもラスボスですよと言わんばかりに登場していた女性。しかもその二人が今回のラストでは早速同じ場所に登場しているわけですから、これはもうポルターガイスト事件にこの二人はばっちり関係しているぞ、と思わないほうが不思議なくらいです。

 

その女性、テレスティーナは、風紀委員と警備員の会議に登場してきたときから怪しさ全開だったわけですが、初春たち(春上だけかもしれませんが……)のピンチに都合良く現れて助けてくれた辺り、それが偶然なのかどうかがまず怪しいところでしたし、その後の様子を見たらやはり何か裏がありそうで、固法先輩が見つけた情報も合わせて考えれば、やはり黒幕と考えて良いのかな、といったところ。

もう一人の少女、春上。喋り方や雰囲気が某キャラを彷彿とさせるなーと思いつつも、初春たちと楽しくやっていたときは普通に良い子というか、初春と佐天さんの姿を見ながらロケットに手をやる辺りは、彼女の口から説明されるまでもなく、その光景を懐かしく思っていることが伝わってきて、彼女の事情に思い入れてしまいそうになる感じで。とはいえ、ラストではいきなり「何処にいるの……」と初春たちの声も聞こえていない様子でふらふらとしていたところは、事件の渦中にどっぷりと嵌まり込んでいることを窺わせるもの。そんなふうに挙動不審になったところで、あの地震があってテレスティーナ登場となると、かなり核心に近いところにいるのでは……?とも思えてしまうところですが……まあ、この辺は次回を待つところですかね。ロケットの中身が関わっていることは間違いなさそうにも思えるところですが。

 

又、はっきりと顔は見えませんでしたが、木山先生と思しき人が花火大会会場にいたのも描写され、やはり彼女も絡んでくるのかなーと思われるところ。春上がそっちに繋がっていそうなキャラっぽいですし、番外エピソードでも何度かチャイルド・エラーに関しての話が出てきたのを見ると、最終エピソードはそこら辺が中心となる感じですかね。それだけに絞られるのか、スキルアウトなどがまた絡んでくるのかは分からないところですが。例の装置の件もありますし、AIM拡散力場という木山先生絡みの情報を見つけたのが固法先輩だったというのも、彼女たちがどう絡んでくるのか気になるところですし。

 

春上がかつての自分を初春たちに重ねたり、そんな春上を昔の初春みたいだという佐天さんがいたり、そんな初春と佐天さんの昔が少し語られたりと、意外とこの二人のほうが今後の本筋にばっちり絡んできそうなことが描かれていた気がするのですが、そうなると、美琴がどう絡んでくることになるのかが気になります。

テレスティーナと思しき人物がレベルアッパー事件のときにちらりと出てきていたと思うので、初春たちは春上、美琴はテレスティーナということになるのかなぁ……とも思いますが、個人的には、今回も春上を含めた三人で遊んだりと、意外とそういう部分での接点の多い、だけどキャラ配置としては対極にいる美琴と佐天さんの関係がこの物語のラストではどうなるのかというのも気になっているところなので、完全に分けて描かれてしまうことはないと思いたいところではありますが。今回の会議のシーンのとき、まるで対比させるかのように佐天さんとテレスティーナが映されていたのも、単に噂に踊らされる学生と現実的に対処する人を描いただけなのか、それともそこでも何かイベントがあるのかというのが気になるところですし。

何にしても、ラストへ向けていよいよ話が動き出してきて、これからどうなるのか楽しみになってきました。

 

◇次回「声」

 

 

とある科学の超電磁砲 #19「盛夏祭」感想5

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今回は、美琴と黒子のいる寮で開催されたお祭「盛夏祭」のお話。

ストーリーとしてはやはり進展はありませんでしたが、こういうエピソードは見ているだけでも楽しいので、後半戦に入ってからのエピソードの中では一番楽しめたかも?

 

何故かメイド服姿で招待客のおもてなしをする寮生たちに混ざって、今回は「禁書目録」からは土御門舞夏がゲストで登場。彼女が言っていた大食い客の話を聞いたときからインデックスを思い浮かべてその瞬間まさに吹き出していたりしたのですが(笑)、顔こそ見えなかったものの、やっぱりインデックスということで、台詞はないながらも彼女も再登場。そして、おそらく彼女と一緒に招待された(というよりインデックスのほうがついてきたのかな?)当麻も再登場。第三者視点で見ればかなりちぐはぐな、それでいて会話が成立していないわけではない会話を美琴としていましたが……考えてみれば、インデックスが登場してから当麻が出てくるのはこれが初めてなわけで、美琴とのやりとりは、ちゃんと時間軸に沿ったものだったということですかねぇ。しかし、そんな状態でもちゃっかり美琴を助けている辺りはさすがといったところでしょうか(笑)。

 

まあ、ゲストキャラの話はここまでとして。

これまでにもお嬢様学校への憧れを見せていた初春が、本人がリミッター解除と言っていたとおり、普段の彼女の何倍も高いテンションで盛夏祭を楽しんでいたのが印象的というか、そのテンションに引きずられるようにしてこちらも楽しんでしまった感じです。確かに中学生が展示品にあれだけのものを出しているとなると驚きではありますが、それ以上に初春にはお嬢様フィルター(笑)が掛かっていた感じで、一緒にいる佐天さんとの温度差が見ていて楽しいというか、彼女がそれだけ楽しんでいるのが伝わってくるのが見ていて楽しかったです。生け花の展示で自身の花飾りに言及されてきょとんとしていたのは別の意味で可笑しかったところですが。……ひょっとして、初春の花飾りはある意味最大の伏線なのか?なんて思ってみたり(笑)。

浮かれすぎて違う世界へトリップしていた初春を佐天さんがいつものスカート捲りで正気に戻すくだりなどは、この二人は相変わらず良いコンビだなぁと思ったところ。そんなふうに展示品関連では佐天さんのほうが一歩引いていたのに、食事になるとむしろ初春のほうが冷めていたというか現実的だったところなんかも(笑)。

 

お祭に浮かれていた初春以外にも、今回は他のキャラもいつもとは違った面が見られたのも面白かったところかと。意外とブランド品には弱かった固法先輩や、実はヴァイオリンが弾けた美琴なんかも驚きでしたが、個人的には、そんな美琴をいつもの変態的な部分は一切なく、惚れ直すように見つめていた黒子が印象に残ったところかと。それ以前のシーンで、美琴のスカートの中にカメラを向けたり、美琴の使用済みステーショナリーを嬉々として落札したりする彼女を見ていただけに、余計にそんな黒子の様子が目に留まってしまいました。何ていうか、普段はただの変態だけど(笑)、黒子が美琴に惚れた瞬間っていうのは、こんな感じだったのかなぁ、と。

又、前回の「あすなろ園」の子供たちも、寮監が招待したということで再登場。恋は叶わなかったけれど、相変わらず子供たちの面倒を見ている寮監は良い感じだなー、と。前回は大圄先生絡みのシーンが多かったからか、猫かぶっている印象が強かったのですが、走り回る子供たちに軽く大声を出していた辺り、素の部分もけっこう出せるようになってきているのかな?とも思いましたし。……子供たちの前では、前からあんな感じだったかもしれませんけどね(笑)。

 

とはいえ、ここでチャイルド・エラーの子供たちが再登場したのは(固法先輩の台詞にもさり気なく出てきましたし)、やはりラストエピソードはその辺が絡んでくるのかなぁと深読みしてしまうところ。婚后さんや水泳部の二人、警備員の二人に固法先輩も出てきたのを見ると、番外エピソード絡みのキャラも全員集合させた、ラストエピソード前の最後の平和な日常を描いたエピソードだっただけかなぁとも思いますが。

……お祭はある意味非日常な出来事だということを考えると、次回予告を見た後だと、本当に今回のエピソードは日常と非日常を繋ぐものだったように思えてきてしまいますが……。

 

◇次回「乱雑開放(ポルターガイスト)」

最近多いと語られていた地震と次回のサブタイトル、合わせて考えると、そろそろラストエピソードの始まり、あるいはその予兆が顕在化してくるお話になりそうかな?

 

 

とある科学の超電磁砲 #18「あすなろ園」感想4

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今回は、美琴と黒子の寮監の恋物語でした。

 

まあ、この手のお話のお約束として、うまくいったと勘違い→実は他の人が好きでした→「お幸せに」、のオチがついたわけですが(笑)。

黒子たちがあれこれやっている辺りは笑って見ていられましたが、そうなるだろう結末は予想できたため、一見うまくいっているような流れになってからは、寮監が嬉しそうな分、ちょっと画面から目を逸らしたい気持ちにもなりましたけどね。これが、完全に一方的な勘違いならまだしも、大圄先生の台詞がそう取られてもおかしくないものでもあった辺りは、寮監側の視点で物語を見ている分、思わせぶりなこと言うなー!と思ってしまうところでもありましたし。

久しぶりに、美琴・黒子・初春・佐天の四人が、日常の些細なことで楽しく盛り上がっている姿が見られたのは楽しかったですけどね。

 

とまあ、これだけ見れば、またしても番外編的なエピソードだったわけですが、ここで寮監にわざわざスポットを当てたということは、今後のエピソードで彼女にも何らかの役割がある、ということですかね。OP映像でもわざわざ1カット出番があるわけですし。

もっとも、単に「あすなろ園」……というか、チャイルドエラーの児童養護施設へと美琴たちが赴く理由をつくるのにちょうど良かっただけ、という可能性もありますが。

 

レベルアッパー事件が終わってからのエピソード、どれもお話の枠組みだけ見れば割りとこてこてのエピソードをやっているようにも見えるのですが、「スキルアウト」「チャイルドエラー」と、相変わらず学園都市の暗部というか問題点を扱っているように思えるんですよね。先週のエピソードも、感想にも書きましたが、転校していった男の子に注目すれば、「レベルアッパー」や「スキルアウト」とは違う選択肢を選んだ例にも見えるわけで(そういう意味ではポジティブなエピソードだったのかも?)。

又、今回「あすなろ園」の子供たちと遊んだことで、美琴が木山のことを思い出すシーンがありましたし、前回鉄装が巡回中に出会った女の子のロケットの写真が枝先(木山の生徒の一人)だったらしいというのを他の人の感想で見ましたし、表面的にはこれまでスポットの当たらなかったキャラを取り上げたエピソードをやりつつ、裏では少しずつラストへ向けての準備が着々と進められているような気もします。完全に脇役に徹していた鉄装のエピソードはともかく、固法先輩と寮監のエピソードは、美琴に彼女の知らない世界を見せていたようにも思えますし。

 

◇次回「盛夏祭」

 

 

とある科学の超電磁砲 #17「夏休みのつづり」感想3

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今回は警備員の鉄装に焦点を当てたショートエピソード、でしょうか?

 

最近どうも仕事がうまくいかない警備員の鉄装が、いろいろと空回っていたものの、夏休みにふとしたことからゲーセンで出会った少年とのちょっとした触れ合いと、かつてハマッていた格闘ゲームでの対戦を経て、何となく抱えていたもやもやとしたものを吹っ切って、心機一転して仕事に臨めるようになった。

……まとめてみると、まあこんな話だったのかな、と。……これまで、風紀委員である黒子たちの側の視点での物語は見てきたので、警備員側の視点からの物語と考えれば、まあこれはこれで面白くはあるのですが、現時点ではやはりどうにも独立したエピソードだなぁ……といった感じ。

 

これまでのエピソードの延長線上にある(?)と思われるものを強いて挙げるなら、鉄装の出会った少年が、ゲームの専門学校(?)に転校したらしい、というところでしょうか。

彼の詳しい事情が語られていないので想像するしかないですが、学園都市にいた以上、彼も能力開発を受けていたはずで。でも、佐天さんたちのクラスメイトということは、レベル0か低レベル能力者の可能性が高いのかな、と。で、ああしてゲーセンで一人黙々と格闘ゲームに打ち込んでいたのは、彼もこれまで描かれてきたような、能力がないことに鬱屈したものを抱えてしまっている一人だからだったとしたら……。

レベルアッパーのようなものに手を出すのでもなく、スキルアウトのような集団に入るのでもなく、能力開発という道をすっぱりと諦めて、別の道を進むことを選んだキャラを描いたことになるのかな、と。

……まあ、前述のとおりそこら辺の事情に関しては何も語られていないので、ホントに想像でしかないのですけどね。

 

そうしたところ以外では、インデックスや姫神が登場するなど、やはりサービス回なのかと思わせる部分が。わざわざ姫神という辺りは、裏では当麻やインデックスの物語がそれはそれで進行しているんだよということなのかな、といった感じですが。……だから、当麻はそっちで忙しいからもう出番なし、とか?(笑)

 

一つだけ気になるのは、鉄装が巡回中に出会った少女。これまで見た記憶のないキャラですし、意味ありげにロケット(しかも中の写真がちらっとだけ見えた)なんてアイテムも持っていましたし、EDクレジットも「少女」なのに声が花澤さんだしと、ひょっとして今後のエピソードに関わってくる子だったりするのかなー?と。

……と思ったら、普通に「禁書目録」側のキャラだった、という可能性もありますけどね(笑)。

 

◇次回「あすなろ園」

 

 

「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」

 

 

 「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」に参加させていただくことになりました。

 

 当ブログでは、「そらのおとしもの」「真・恋姫無双」「11eyes」「うみねこのなく頃に」「アスラクライン2」「NEEDLESS」「にゃんこい!」「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」「生徒会の一存」「聖剣の刀鍛冶」の10作品の評価をしてみたいと思います。

 

 

 

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とある科学の超電磁砲 #16「学園都市」感想4

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スキルアウト編、あるいはビッグスパイダー編解決、といったところでしょうか。

無能力者集団に関する問題が解決したわけではないので、後者のほうが正確かなぁ……という気はしますが。

 

とはいえ、十六話を観た感じだと、今回の話の焦点は「スキルアウト」というよりは、学園都市にいれば誰でもぶつかる壁と、自分の居場所だったっぽいですかね。

 

前回から黒妻との関係が見え隠れしていた固法先輩ですが、かつて能力の伸び悩みという壁にぶつかり、そんなときに無能力者ながらも輝いていた黒妻たちに出会い憧れ、能力者ということを隠してビッグスパイダーの一員となっていたことが明らかに。おそらく昔はビッグスパイダーにいたんだろうなぁ……ということは写真などから予想はできていましたが、その当時から既に能力者であったこと、だけどその能力の壁にぶつかったことがきっかけだったのは意外でもあり、面白いとも思ったところ。

レベルアッパー編では、無能力者や低レベル能力者の抱える問題が垣間見られたわけですが、そうした能力の壁にぶつかるのは、彼らよりもレベルの高い能力者でも変わらない、ということが新たに見えてきたわけですから。……「禁書目録」のほうのエピソードも考えれば、能力の壁とは種類が違ってきますが、高レベル能力者にもそれ故に抱えるものがあることも描かれているわけで、改めて学園都市の抱える歪みは相当根深いことが見えた感じでしょうか。

 

まあ、今回のエピソードではそこを深く突っ込むというよりは、そんなときにどう折り合いをつけるか、どう自分の居場所を見出すか、といったほうに重きが置かれていたと思いますが。

その当事者として描かれていたのが固法先輩と蛇谷であり、美琴だったのかなぁ、と(そういう意味では、居場所という言葉ですぐに初春を見た佐天さんは、ひとまずそれを乗り越えた人ということですかね)。

 

固法先輩がビッグスパイダーから去った後、何故風紀委員になったのかは語られませんでしたが(たぶん何かしら前向きな理由があったものとは思いますが。少なくとも、壁は乗り越えたからこそでしょうし)、とにかく風紀委員になったものの、黒妻との一方的な別れがしこりとなって残り、居場所を見つけられなかったときの自分と今の自分の折り合いをつけられずにいた。でも、後輩たちにビッグスパイダーであったときの自分ごと今の風紀委員である自分を肯定されて、そんな自分を黒妻にも認めてもらえて、やっとかつての自分ごと前へ進めたのかな、と。

逆に、ビッグスパイダーという場所に縋ってどこへも進めなかった蛇谷は、最後まで何も摑めないままだった。

 

明らかになった固法先輩の過去と、黒妻と再会したことで揺れる固法先輩にもやもやとしていた美琴は、やっぱりこの子は壁にぶつかっても自力で超えちゃう子だから、その壁の前で立ち止まっちゃう人の気持ちは理解できないんだよなぁ……ということを改めて見せられた感じ。こればっかりはしょうがないんだけど、見ていてもどかしいところではあります(今回の場合、そこに更に恋愛感情が絡んでいそうなのが、余計に美琴に理解できなくさせていた気はしますが)。

そういう意味では、やはり佐天さんのほうがそういうどうしようもなく揺れてしまう思いは理解していて、そんなやりとりを見ている自分はやっぱり佐天さんたちの気持ちのほうが分かるから、美琴の台詞は時にできる人の傲慢にも聞こえてしまうけれど、でも美琴は悪意があって言っているわけじゃないことも分かるから、今はどうしようもなく横たわる溝がやっぱりもどかしいなぁと思ってしまいます。その気持ちが理解できない美琴も、理解してもらえない佐天さんも。

 

でも、悩んだ末に黒子に相談して、その答えを聞いて、固法先輩の気持ちや佐天さんの言っていたことが少しは分かってきて、それがビッグスパイダーであったことごと今の風紀委員である固法先輩を肯定して後押ししたのだとしたら、美琴はまた少し、そうした人たちの気持ちに近づけたのかなぁ、と思うところ。

……そんなふうに考えてみると、何となく、この物語の着地点は、美琴と佐天さんが何のわだかまりもなく付き合えるようになることなんじゃないかなぁという気がしてきました。

 

◇次回「夏休みのつづり」

 

 

とある科学の超電磁砲 #15「スキルアウト」感想4

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OPEDも一新されて、まさに新章突入といった感じの第十五話。

とはいえ、テーマ的には続いているというか、より深く踏み込んだものになるのかなぁ……という印象も。

 

OPEDが変わるときというのは、前のものが良ければ良いほど不安もあるわけですが、この番組に関してはそんな心配微塵もいらなかったですかね。それくらい、曲も映像も良い感じだったかと。

前期OPにはいなかった人が増えているのを見ると、この人たちの出番がこれから増えるのかなぁとか(固法先輩の能力がようやく見られるのかとか(笑))、レベルアッパー事件が終わっても木山先生の姿があったのにはひょっとして再登場するのかと期待してみたりとかするわけですが、特に後者が実現したら嬉しいかも。ああいう解決の仕方をした以上、今度は完全な悪役で登場、なんてことはないでしょうし。

……何かちらりと走り抜けるインデックスが見えた気がしますが(ということは追いかけている相手は当麻? そういえば、当麻は出番無くなったなぁ……ということは彼の出番はもう無しなのでしょうか)、彼女はさすがにOP映像のみのサービスカットかな。小萌先生は分かりませんが。

 

さて、本編のほうはサブタイトルどおり「スキルアウト」と呼ばれる能力者狩り集団に焦点が当たったものになりました。レベルアッパー事件を通して、学園都市の抱える歪みが既に示されていたわけですが、手軽に能力のレベルが上げられる道具に飛びつく以外にも、独自に武器を入手して数の暴力によって鬱屈を晴らす連中がいることも明らかに。

 

今回出てきた「ビッグスパイダー」のやっていることを見ると、完全に気持ちの向け方が道を踏み外してしまっているなぁとか思うわけですが、自棄になりたい気持ちは何となく分かるという佐天さんの意見は決して疎かにしてはいけないものだよなぁ、とも思います。特に、ビッグスパイダーに襲われている能力者の様子を見ると。非能力者に能力者への僻みがあるのと同時に、能力者の非能力者に対する優越感や侮蔑もあって(無論、個人差はあるので、被害妄想から侮蔑と思い込んでしまっている例もあるでしょうが。そういう意識はなくても、持つ者は持たざる者の思いはなかなか分からないものですし)、その両方が揃って余計に歪みが広がってしまっているんだろうなぁ、と。

……もっとも、「ストレンジ」を訪れた美琴が言っていたように、そうした歪みを澱ませるような場所を放置している学園都市側にも問題はあると思いますが。もっと言えば、そうした状況を生んでいることこそが、学園都市を動かしている人たちの失策という気がしますし。……それが、意図したものだったとしたら話は別ですが。

 

物語の枠組みとしては、そんな「スキルアウト」による事件を美琴や黒子たちが調査して解決……といったこれまでどおりのもののようですが、今回はそこに、固法先輩と、「ビッグスパイダー」と何か因縁のありそうな黒妻が大きく関わってくる様子。

まず一番驚いたのは、固法先輩がメインを張りそうなエピソードっぽいことだったりしますが(笑)、それは別として、これまで黒子たちの先輩として導いてきた彼女が、「スキルアウト」やそれに関係のありそうな黒妻と知り合いである、という点も興味深いところ。

以前黒子と初春の研修時代の話が描かれたように、その頃から風紀委員として活動していた固法先輩がどういう経緯で黒妻と知り合うことになったのか。普通に「実は幼馴染」なんて事実が発覚する可能性もありますが(笑)、仮にそうだとしても、彼女の「スキルアウト」の事情への理解や携帯の写真などから、「スキルアウト」絡みで何かあったのは確実そうですし、黒子の予告ナレーションがあながち外れていなさそうな描写もあるので、その辺も含めて気になるところです。二年前の黒妻や「ビッグスパイダー」に何があったのかも重要そうですし。

 

とはいえ、「ビッグスパイダー」も所詮は前哨戦に過ぎなさそうとも思えるわけですが。

美琴が指摘した、彼らが武器を入手するルート……を斡旋した人物。たぶんその人物は、今回彼らが持ち出した「キャパシティダウン」とかいう装置にも関わっているとも思われるわけで。そしてたぶんそれは、今回から始まった事件の黒幕にも繋がるんじゃないかな、と。OP映像を見るまでもなく、レベルアッパー事件のときに、既に次の何かが胎動しているだろうことが臭わされていたわけですし。

そう考えると、学園都市自体に歪みがあるのと同時に、それを増長させようとしている何者かもまた存在しているような気がしてきてしまいます。木山先生の場合は、手段はともかく目的は教え子を助けたいというまっとうなものでしたけど、果たして今度の場合はどうなのか……。何となく悪意を感じてしまうのは、先の展開を知らないからかもしれませんが、より学園都市の暗部に踏み込むとしたら、その可能性も否定できないわけで。どう転ぶにしても、取り敢えずはこれからの展開を見守りたいところです。

 

◇次回「学園都市」

 

 

2009年12月終了アニメ感想ァ屬砲磴鵑海ぁ」3

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現実の季節をリンクさせたイベントというのは、週遅れ放送の地域にとっては微妙だよなぁ……いうことを改めて思ってしまった最終回。全国一律でそうならそういうものとして楽しみますが、遅れたからこそズレが生じたかと思うと、それだけで妙に白けてしまう部分があります。

……あと、今年はやたらと雪が降るせいか(しかも仕事のある日ばっかり)、舞い散る雪に目を輝かせる登場人物と自分との温度差が酷いことになっていて、それがまた妙にズレを感じてしまったような……。

 

そんなこんなで、こっちでもようやく最終回を迎えた「にゃんこい!」。自分が見ている範囲の感想サイトだと、かなり好評価を受けていた印象のあった作品でしたが、個人的には微妙なラインを行ったり来たりしていた作品でした。

 

面白いときはそれこそ声を出して笑ってしまうくらい面白かったり、登場人物たちの気持ちにしんみりしたりといったように、良いところは良いのですけど、自分にとって微妙なところはとことん外してくる作品だったのですよね。その最たるものが、主人公・高坂に降りかかるトラブルの数々。

個人的に、主人公が不当に理不尽な目に遭う展開にはかなり拒否感があるというか、(とても笑って済ませられないような)真剣に命の危機に関わるもの、直接的危機でなくともそれに繋がるということでお金を本人の意思に反したところで使わされるもの(幸い高坂は実家暮らしでしたが、一人暮らし相手に生活費をたかるようなのはアウト)、社会的にダメージを受けるものなどは、よっぽどうまく見せてくれないとそれだけでかなりマイナス評価を付けることになるので、この作品もその例に洩れず、そうした部分がかなり足を引っ張っていた気がします。……まあ、その反面、マイナス分を補うくらいに良いところは良かったわけなのですが。でも、その振り幅が極端過ぎて、回によってはかなり危ういバランスだったかと。

……そういうところを気にしないなら、普通に楽しめたかなぁとは思うのですけどねぇ。

 

そういう意味では、致命的でない程度の猫たちとの触れ合いと、事情を知っているということで双子絡みが一番安心して見られたところだったのかも。他にも、大きな邪魔が入らない状態でなら、水野との恋愛模様は見ていて楽しいところでしたし(でももう少し二人のやりとりが多ければ嬉しかったかな?)、千鶴さんは絶妙の立ち位置だったなぁと思うわけですが。

そんな感じで、楽しむところは楽しみつつも、もやもやとしたものも抱えつつの視聴でしたが、最後まで見続けるくらいには楽しめました。水野との仲が進展していく様子が見られるのなら、二期もいいかなぁ……とは思いますが……。

あと、猫アレルギー云々を抜きにすれば、この番組に出てくる猫はみんな可愛くて、それだけでも見ていて楽しかったです(笑)。

 

 

とある科学の超電磁砲 #14「特別講習」感想5

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前回の感想はお休みしてしまったので、久しぶりの「超電磁砲」の感想です。ちょうど冬コミへの出発日と放送が被っていたので、帰って来てからと思っていたら、結局十四話の放送日まで先延ばしにしてしまったもので(汗)。まあ、前回は息抜き的なエピソードだったかと思われるので、特に感想を書くこともなかったのですけど。

 

さて、十四話ですが、どこかで見たような顔が揃っているなーと思っていたら、レベルアッパー使用者を集めた特別講習という、レベルアッパー使用者のフォローエピソードでした。

 

最初のほうから、特別講習に浮かない顔の佐天さんに、乗り気でない友人たちや他の生徒と、彼女たちが相変わらずコンプレックスを抱いたままであることが描かれていたわけですが、それが最後には少しだけ前を向けるようになるお話でした。

 

今回は「禁書目録」から小萌先生が登場。となると、あの学校は当麻たちが通っている学校なのですかね? いちいち各学校の校舎なんて覚えていないので断言はできませんが。ともかく、その小萌先生と、レベルアッパー事件のときに出てきた警備員の黄泉川の二人による特別講習。

午前中の小萌先生の講習は、「パーソナルリアリティ」と以前にも出てきたもので、ここで改めてその理論を繰り返すその内容には、講習を受けている生徒たち同様、私自身も何となく気分が落ち込むものが。みんな同じ内容は既にそれぞれ授業を受けているはずで、それで分からなかったものをそのまま繰り返したところで劇的な変化が訪れるわけもないわけで、罰とまでは思わなくとも、あまり意味のあるものとは思えなかったのが正直なところ。

 

そういう意味では、まだ黄泉川先生の講習のほうが分かりやすいところだったでしょうか。視聴者として客観的に見ているからというのもあるでしょうが、限界を超えて走れ、というその内容は、自分の限界を決めて立ち止まってしまっている生徒たちに、まだまだやれるんだ、ということを悟らせるためのものかな、と。

……とはいえ、当事者だったら何も言わずともそれを悟れというのは難しいもので、不良の女生徒が怒ったのも分かってしまうところで。彼女たちの中には、レベルアッパーを使用した、ということが、それまでのコンプレックスに加えて、それが罪悪感にしろ違う何かにしろ、何らかの形で引っ掛かっているのもあったでしょうし。唯一走り続けていた男子生徒も、頭で理解はできていなかっただろうなぁ、と思いますし。

 

それが伝わっていないことが分かったからか、最後に小萌先生が黄泉川先生よりも分かりやすく説明。どうせなら最初からそれを説明して欲しいと思ってしまうところですが、先生たちからすれば、できれば言わなくても気づいて欲しい、というところなのですかね。

……というか、レベルアッパー使用者はかなりの人数がいたように思えたのですが(1万人でしたっけ?)、それなのに特別講習として集められたのがあれだけだったのは、実は使用者の中でもそれに気づけなかった人たちだったのかも?(重犯罪者は除外されているでしょうけど) 原作には、一度高レベルを体験したことでコツを摑んだ生徒や、美琴に喝を入れられて再び頑張り始めた生徒の描写がちらりとありましたし、アニメでは、それだけではすぐに歩き出せなかった人たちへのフォローが描かれた形なのかもしれません。

 

何はともあれ、小萌先生の説明によってこの特別講習の意味を理解した生徒たちは、それぞれ少しずつ前を向いて進み出した、というところでしょうか。

佐天さんなんかは特に大きなエピソードもあったわけですけど、それだけではすぐに歩き出せないというのは逆にリアルで共感が持てるところだったかもしれません。大切なことに気づく何かがあったとしても、それですぐに何もかもを吹っ切れるほど簡単じゃないですし、また立ち止まっちゃうこともあるけど、それでも少しずつ歩いていくというのは、応援したくなるし、見ているこっちも勇気付けられるところかな、と。

 

最後には、講習を終えた佐天さんを初春たちが迎えに来て、能力云々じゃなくて、佐天さん自身が必要なんだーということを改めて駄目押ししてくれた感じでしょうか。一つに落ち込むとそうじゃないことまで落ち込みかねないところはありますし、その落ち込んだ一つが浮上したところでそれを改めて示されるのは、嬉しいことだったんじゃないかなーと思うのですが。厳密に言えば、能力なんて関係ない人柄の部分で互いに力を貰い合っているというのは、講習を受けていた生徒同士でも描かれていたことで、上記のことと合わせて、テーマ的にも重要なことを含んだ、良エピソードだったのかなと思います。

 

◇次回「スキルアウト」

 

 

DARKER THAN BLACK−流星の双子− 第十二話(終)「星の方舟」感想5

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何か一度見ただけではきちんと解釈できていない気がしてしょうがないですが……とにかく、イザナギとイザナミが出会うことで起こったのは、別の世界の創造、ということでしょうか。そして、死者(?)はその世界に送られ、その世界で生きている? ……蘇芳の母親が存在していた辺りがちょっと分からないところですが(あと、懐かしい一期のキャラとかも)。

 

そんなわけで、最終話。一つの終わりと一つの始まりといった印象を受けた最終回だったわけですが、見ていて感じたことを言語化するのが非常に難しい話でもありました。はっきりと分かるのは、一つの事件が終わり、新しい時代が始まったことだけ。黒はどういう形で銀との決着をつけたのか、黒と銀はその後どうなったのか、その辺はぼかされて分からないままなので、この辺は特に三期を希望したくなってしまうところですが……。

 

最終話になって明らかになった紫苑の願いは、銀……というかイザナミの力を借りて、新たに別の世界を完成させて、蘇芳をそこへ送ること、でしょうか。

紫苑がはっきりと語ってはくれなかったので、想像することしかできませんが、紫苑は亡くなってしまった姉をコピーという形で蘇らせてしまったものの、記憶を定着し続けられないという問題があったことで、蘇芳を蘇芳のままで生きられる世界を創ってそこで生きさせてあげたかった、ということですかね(蘇芳のコピーを作ったのが意図的なものなのかどうかが不明なので、仮にそうだったとしたら、ちょっとこの解釈は違ってきますし……意図的でなくとも、潜在的な願いが叶ってしまった形の可能性もありますが)。

そして、蘇芳だけじゃなくて、博士やジュライなど、それを望むものも銀が連れて行った。この世界で悲劇に終わった人たちがそこで幸せな未来をやり直しているのだとしたら、ニカとターニャもいたりするのかなぁ……なんて思ってみたりもしますが、とにかく、そんな感じでしょうか。

 

ただ、その世界にも欠けたものはあって。

幸せそうなパヴリチェンコ親子の中に紫苑の姿がないのは、願いが叶えられる代わりに何かを失うというゲートの性質によるものなのか、紫苑にとっての蘇芳は死んだ姉だけだからかという辺りは分かりませんが、視聴者としては淋しいところ。笑顔の蘇芳やジュライが見られたのは嬉しいところなのですが。

(……でも、そんな世界でしか当たり前の幸せな光景が見られなかった、という辺りは悲しい気もしますけどね。わざわざここで別の世界を持ち出してこなくても、自分の意志で蘇芳を選んだジュライとか、コピーだったとしてもそんな自分として過ごしてきた記憶を手放したくないと願う蘇芳を見ていると、紫苑の取った方法よりずっと時間は掛かるかもしれないし、もう取り戻せないものもあるだろうけど、それでも彼女たちなら彼女たちなりの幸せな未来を摑めたんじゃないかな、と思えますから)

そして、蘇芳の中には、黒への想いも残っていそうで。こちらはポジティブな印象を受けましたが、もしもこの後、この世界と元の世界が何かの形で繋がることがあるのなら、二人の再会が起こりそうなのかな、とか。その辺は、黒のその後が不明なので何とも言えないところですが。

 

マダムが紫苑に協力していた理由とか、双子のドールは最終的にゲートの中に消えたのか?とか、最終的に三号機関(ボスだけかどうかは不明ですが)とマダムと未咲さん(と猫)が手を組んだのはどういうわけなのかとか、葉月さんは復讐を果たせたっぽいけどその後はどうなったのかとか、その辺もやはりぼかされて終わりましたが、「組織」というかつての悪(?)の名前を与えられたものの、役割的には、他国に比べればポジティブな側の組織なのかなぁ、という未咲さんたちがこれからどんな戦いをしていくのかなど、気になるところもいろいろと残っているところ。「組織」が完全に壊滅したことで勢力図も大きく変わったようですし、その後の世界を描くだけで1クール分くらいは話が作れそうな気もしますし、紫苑がイザナミと共に作った新たな世界も、今回のラストではどこかへ消えて終わりましたが、今後また何かの鍵になってくる可能性も否定できないわけで。

上でも書いたとおり、はっきりと詳細が描かれなかった黒と銀の行方も、彼らの決着の付け方も気になりますし、やはり続きが見たいなぁと思うところ。

 

とはいえ、視聴者に考えさせる部分が多いことも含めて、こういう終わり方自体は凄くこの作品らしい気もするので、「流星の双子」自体は最後まで楽しんで見られました。銀関連がかなり不透明なまま終わってしまったのだけが残念ではありますが、そこはDVDに付いてくる外伝を期待ということで。

 

 

DARKER THAN BLACK−流星の双子− 第十一話「水底は乾き、月は満ちる…」感想5

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二週間ぶりの放送です。正直なところ、この「DTB」が二話連続、更には新番組が三本と、せめてこの十一話を年末に放送してくれていたら……とかなり切実に思うところなのですが、まあそれはさておき。

ようやく見られたラスト手前の一話。まさにラストへ向けて最後の布石を置いていっているように、これまでバラバラに動いていた登場人物たちが一点へと集まり始めています。それに合わせて、これまではぼかされていたことも明らかになってきました。

 

一つは、パヴリチェンコ博士。やはり第一話で殺されたのはコピーのほうで、本物は生きていたとのこと。……まあ、コピーが一体出てきた時点で、その本物もコピーの可能性が消えないのですけど、そういう話は出なかったから、あれが本物、でいいのですかね。どちらにしても、娘の成長を見届けて退場となってしまいましたし。

 

そして、その博士の口から駄目押しされた、今の蘇芳は紫苑の作ったコピーであること。作れたのは、例の流星が堕ちてきた夜。あくまで博士の目から見た話なので、紫苑視点から見るとまだ何かあるのではと思ってしまう部分はあるのですが(紫苑の目には観測霊っぽいものが映っていたように思いますし)、とにかくコピーであり、五歳までの記憶は蘇芳自身のものを、それ以降のものは紫苑が創り出したものを蘇芳の中に移したのが、今の蘇芳の記憶である、と。そして、紫苑の能力は何か一つ違うところが生じるため、今の蘇芳は女の子の身体である、とも。本当にそれがその欠陥によるものなのかは、元の蘇芳も女の子であることを考えると分からないような気もしますが……。

何にしても、コピーの蘇芳を否定した蘇芳の母親と違い、博士にとっては、今の蘇芳は蘇芳とのこと。この二人の認識の違いは互いの価値観の違いでしょうし、普通の人間の感覚としては母親のほうが正しいのかなぁ……と思わなくもないですが、それでも、コピーだろうと契約者だろうと、蘇芳は蘇芳なのだと父親に言ってもらえたのは、蘇芳にとっては嬉しいことだったでしょうね。

 

蘇芳のこと以外にも、紫苑の能力がコピーであることも断言されました。そして、そのコピーは本物と何か一つ違うところがあるとも。対価はこれまで見てきたとおり、脚が動かなくなるとかそういうものなのでしょうが、だとすると、物語冒頭で払い終えた対価は何に対するものだったのか、そして、今回ラストで蘇芳が見つけた紫苑が倒れていたのは何故なのか、彼に関してはまだまだ分からないことが多いところで。これは最終回に期待するところですかね。

 

他には、鎮目さんは真面目に蘇芳と男の子と思い込んでいた(笑)とか、猫とマダムがかつて恋人同士だったらしいとか、ジュライとマダムのドールは繋がっていたとか、マダムとシュレーダー博士には繋がりがあるとか、三号機関の目的はイザナギの始末だとか、いろいろと明らかに。あとは、三鷹文書にあるとおり、イザナギとイザナミが出会うととんでもないことが起こるらしいというのも。そこに利権狙いのアメリカが絡んできたりと、そういう点でもややこしいことになってきていますが、果たしてこれらにどう決着がつくのでしょうねぇ。

時折挿入される銀も、何かやばい感じですし……。その銀のもとへ向かった黒は、葉月と戦闘になってピンチですし(まあ、あれで黒がどうこうなるとも思っていませんが)、この調子だと、最終回は黒−銀の話と、蘇芳−紫苑の話が平行で進みそうな気配ですが、それらにどう決着がつくのかも楽しみなところです。

 

内容とはあまり関係ないところとしては、一期と同じ姿に戻った後でも料理する黒の姿が見られたのと(しかも、わざわざ蘇芳の故郷の料理(笑))、さり気に半分以上のペリメリを確保する大食い黒が見られたのが嬉しかったところかと。それに、そんな黒を嬉しそうに手伝っていた蘇芳の可愛さも。この先が怒涛の展開であるだろうことを考えれば、あれが最後の息抜きシーンでもあって、余計に和んだところだったのかも。

あと、全員一緒に紫苑のもとへ向かうため、蘇芳が自分の意志で鎮目さんと対峙するシーンも良かったです。殺意に突き動かされるのでも、ただの自衛のためでもなく、守るために引き金を引いて、でも、殺さない。蘇芳の成長が一番分かりやすく見られたところだったかな、と。

 

 

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十二月三十日の深夜という時間帯にも関わらず放送してくれたテレビ愛知のおかげで、「そらのおとしもの」最終回を年内に観ることができました。というか、この番組に限らず、三十日・三十一日に放送のアニメは曜日を振り替えてでも放送してくれているテレビ愛知は、アニメ視聴者にとってはもう足を向けて寝られない局かもしれません(笑)。……もっとも、相変わらずテレビ愛知の受信状態の安定しない我が家のテレビにおいては、せっかくの最終回なのにあまり録画状態が良くなかったのですけどね。

 

ともかく、個人的に今期のダークホースだった「そらのおとしもの」が最終回を迎えました。原作未読で原作者の名前だけに興味を持って見始めた作品でしたが、観る前の「一話だけ観て切るかなー」という甘い考えなど吹き飛ばし、ふと気づけばかなり楽しみにしている作品の一つになっていたかもしれません。

 

ギャグパートとシリアスパートの絶妙なバランス、最上級の作画、毎回変わるED、そしてエロ(笑)。画面からいろんな意味でのスタッフの本気が伝わってくる作品でした。第二話のパンツなんか、良い意味で「馬鹿だ〜(笑)」と思えて(笑えて)しまうようなものでしたし。

他にも数え切れないくらいの智樹のエロエピソードはあったわけですが、それらで好き放題にやっているかと思えば、イカロスやニンフのエンジェロイドの物語が全編を通して根幹にあって、彼女たちの出自と気持ちとの葛藤、そしてそれが昇華されるまでを見事に描いてくれて。智樹だけじゃなく、そはらや会長や守形先輩という、それぞれ自体が強烈な個性を持つメンバーで繰り広げられた物語は、一話一話だけでも楽しいし、最終回で智樹が、平穏な日常を望む自分と必死にイカロスたちを捜している自分の矛盾について独白していたように、エンジェロイドたちにとっても、智樹たちにとっても影響を与えていて、それが最後の展開に繋がる。ストーリーに関しても良くできていて、本当に最後まで楽しめました。

 

空にいたマスターはどうなったのかとか、初期の頃に出ていた智樹の夢の中の女の子とか、解決されないまま終わった部分もありましたが、原作はまだ続いているようですし、一クール作品として描かれた物語としてはこれで十分、一区切りとしてはとても綺麗にまとまっていたと思います。できれば是非とも、同じスタッフで二期を見てみたいと思える作品でした。

 

 

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バトル要素のある作品としては、先に「聖剣の刀鍛冶」・「11eyes」が終わっていたわけですが、これらの中では一番盛り上がった最終回だったなぁ……と思います。物語自体も綺麗に終わったし、ラストバトルもかなり盛り上がったと思いましたし。

 

二期ということで、番組開始は完全に続きとして始まったこともあり、一期から続いての相変わらずの「アスラクライン」というか、いろんな面でそのままで、盛り上がりという点においては欠けていた印象があったのですが、智春たちが一巡目の世界に飛ばされてから一気に面白くなってきたと思います。

それによってこれまでよく分かっていなかった謎が明らかになったのもありますし、秋希や(本物の)直貴らのキーパーソンが登場したことで面白くなってきた部分もあるかと。特にこの二人、それまで出てきた登場人物の中では圧倒的に本人的にも外から見ても正しいことをしているキャラだったので、単純に見ていて気持ちいいのもありましたし。そんなキャラだからか、智春に対してはメンターのポジションにもなっていて、彼らの影響もあって智春がその辺りで主人公としての成長が見られましたしね。

 

二巡目の世界に戻ってからの最終決戦では、これまで戦ってきたキャラたちが集合して共に戦うという熱い展開に。

敵が機巧魔神を三体も引き連れている状態でしたが、そこは元演奏者ということで生身での戦闘も可能になっていたのが設定としてうまいなーと思ってしまったところ。これまでは便利な乗り物の印象が強かった(笑)ヴィヴィアンや立夏会長、そして復活した朱浬さんも加わってのバトルは、その協力者たち同士ももともとは別組織の人間ということで、そんな彼らが一つの目的のために共闘している姿は熱いものがあったわけですが、それでもやっぱり一番は智春vs部長。

二十五話で、これまでみんなと関わってきたからこそ言えた智春の啖呵も良かったですが、魔神相克者同士の戦いは、それらに加えて挿入歌で盛り上げてくれたので、まさに最終回のラストバトルに相応しいものになっていたかと。正直、一巡目の世界を救うところで主題歌が挿入歌として流れたため、あれ以上の盛り上がりを作れるのか、というのはあったのですが、そこはまさかの一期の主題歌が。一期・二期と分かれてはいても実質二つでセットなので、確かにこれは最終バトルには相応しいものだったかと。実際、見ていてそのときよりも自分の中では盛り上がっていましたからね。

 

智春が一巡目の世界の秋希から貰っていたペンダントの使い道はずっと気になっていたのですが、それはラストバトル終了後に冬琉と部長の未来を繋ぐアイテムに。冬琉が助かったところなどは、黒鐵が最強すぎるだろ、という気がしないでもなかったですが、同型機だったからというアニアの説明がありましたし、そのアニアからうっかりイグナイターを奪われてしまうほどの運気を貰っていたということで、まあいいかな、と。何より、あれだけラストバトルで盛り上げてもらったので、それならもうとことんハッピーエンドで突っ走ってもらってもいいかな、と。操緒たちが人間に戻れたことも含めて。

 

そんな感じで、EDは後日談。

最終決戦に加賀篝がいないのが残念だなーとは思っていましたが、EDで一人きりの彼を見たら、何となく彼の不参加が納得できたような。彼だけは、智春の言うように過去を乗り越えることなく、今も囚われたままなんだろうな、と。

でも、それ以外の面々は何だかんだで幸せな日々を過ごせているようで良かったなと思えるところ。智春がヘタレに戻っていたり(笑)、アニアが五年分の成長がなくなってしまったのを嘆いていたりはしましたけどね(笑)。一巡目の異物は消え去るということで、おじいさんが消えてしまったのだけはちょっとしんみりとした余韻が残るところでしたが、二つの世界が救われたのだから、心残りはなく逝けたのかな、と。

 

というわけで、大団円を迎えた「アスラクライン2」。序盤は智春と同様に訳が分からないまま見ていた感じでしたし、途中もいろいろとつっこみどころはありましたが、何だかんだで最後は楽しめました。

 

 

11eyes #12(終)「闇夜の暁」感想4

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「DTB」を始め、こちらではCBCで週後半に放送しているアニメが23日(水曜深夜)から軒並み放送休止であることを他の感想で書きましたが、半ば以上予想していたとおり、テレビ欄を見たら再放送(ドラマ&バラエティ)で潰してくれていました。目線をちょっとずらせば、当たり前のようにアニメを放送してくれるテレビ愛知、メ〜テレ、中京テレビが目に入るわけで(しかもテレビ愛知は30日も放送するっぽい!?)、CBCの番組編成考えている奴にちょっとは見習えと言いたくなるところです。本放送より再放送のほうが需要があるのだとしたら、その時点で問題ありまくなり気もしますけど。

 

そんなわけで、中京テレビにて最終回が放送された「11eyes」。クリスマス・イヴだからか久々に遅くまで仕事していたためにすっかり遅くなりましたが、最終回感想です。

 

 

まさかの夢オチならぬ未来視オチ(?)とは……前回のバッドエンドからどうひっくり返してくるのかと思いましたが、これには驚きました。確かにこれなら前回で生じた、どう足掻いてもすっきりとしたハッピーエンドにはならなくなってしまった諸々の問題がなかったことになりますが、まさかこんな手で来るとは。

しかも、場合によってはそういうオチは興醒めになってしまうものの、前回であんなバッドエンドを見せられたためか、その比較で最終回がそこそこ良い展開で進んでいったように見えてしまったのは不覚なのか制作陣にとっては狙い通りなのかと思ってしまうところです。

 

前回の感想で長々と書いていたように、駆がゆかを裏切って美鈴と関係を持ったのが個人的には最大の問題点だったのですが(その行為自体も、そのことでぐっと下がった私個人のキャラへの好感度も)、他の人の感想を読んでいたら、あれは要は「ゆかではなく世界を選んだ」のだというのを見かけて、何となく納得し、ますますゆかを含めてのハッピーエンドという展開が思い浮かばなくなったものでした。しかし、今回リーゼロッテ復活直後に時間が巻き戻り、選択のやり直しが行われたことで、ハッピーエンドを迎えるためには何が必要だったのかが逆に浮き彫りになっていたような気がします。

 

ゆかを切り捨てた場合に訪れたのは世界の滅亡だった。

では逆に、“虚無の欠片”の足りない今、奈落堕としに不可欠なアイオンの眼を消滅させる、即ち駆自身を殺すという選択肢はと言えば(眼を潰すだけじゃ駄目なのか?というツッコミはあるのですが)、実現すればおそらく世界は救われただろうけれど、残された人々にとっては何の意味もない結果になったと思われる。

 

だからこそ、選ぶのは、駆自身もゆかも切り捨てない、二人でこれからも生きていく世界の未来という選択肢。

 

……まあ、それでも犠牲が全くないなんてことはなく、駆・ゆか・美鈴の三人だけのハッピーエンドという気はしなくもないけど(一応、操も精神的には救われたのかな、という気はしますが)、世界は終わらず、彼らだけでも彼らなりの幸せな未来を摑み取れたのなら、十話までの展開から得られるものの中では一番良い結末だったのかな、とは思います。

 

個人的には、一応ある程度の種明かしはされつつも詳しいことはうやむやだった、第一話冒頭の駆の姉の死の真相が明かされただけでもちょっと満足ですかね。実際にはアブラクサスとはいえ、最終回でようやく菊理が長々と喋っているのが聞けたのも嬉しかったですし。

操やヴェラードの変心も、途中経過がすっ飛ばされた感があるので唐突感を感じないでもないですが(特にヴェラード)、最後の最後に操と美鈴の共闘が見られたのも良かったかな、と思いますし。駆が走馬灯(?)で過去の自分とゆかを思い出したことにより、駆にとってのゆか、ゆかにとっての駆がどんな存在だったのかが見えてきて、互いを想い合い、寄り添う二人の姿をわだかまりなく見られたのも、個人的には一安心なところでしたしね(笑)。

EDでキャスト表記があったので、雪子と賢久をどう復活させてくるのかと思ったら、操が帰してくれたのはゆかの世界ではない別の平行世界だったということで、そういうことならまあアリなのかなぁ……と。いろいろ複雑に思うところはあるものの、二人が楽しそうにしている姿を見られたのは嬉しかったですからね。さすがに菊理と栞まで復活ということはなかったことで、ご都合主義感は薄かったですし。

 

そんな感じで、途中いろいろとツッコミどころはあったものの、一応謎関連は明かされ、そこそこ良い感じの最終回となったのかなぁ、と思います。

途中の感想でも何度か書いていたとおり、テンポが良すぎて端折られていることが分かってしまう展開ではあったので、そこがもっとじっくり描かれていたらなぁと思うところもありますが、1クールだと仕方ないですかね。そういう意味では、ゲームのほうに手を出すかどうかを悩むところというか、別主人公の物語が気になっているのもあるので、PSPということもあってかなり買うほうに気持ちが傾きつつはあるのですが、財布と相談すると微妙になってくるという(笑)。

まあ、ともかく。好きなキャラが退場し始めてからは微妙に視聴モチベーションが下がり始めたりなんかもしましたが、最終回はまあ良かったかなーと思いますし、何だかんだで楽しめたかと思います。

 

 

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主題歌・OST→
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「笑顔のチカラ」 羽山ミズキ(後藤麻衣)
「願いのカケラ」 雨宮優子(中島裕美子)
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