翠の匣

アニメや読んだ本(漫画・ラノベ)の感想を、徒然と書き綴っているブログです。

アニメ感想(2010年10月〜)

「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?12」

 「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?12」に参加させていただくことになりました。

 

当ブログでは、「魔法少女まどか☆マギカ」「IS<インフィニット・ストラトス>」「これはゾンビですか?」「フラクタル」「レベルE」「夢喰いメリー」「STAR DRIVER 輝きのタクト」「とある魔術の禁書目録供廚裡減酩覆良床舛鬚靴討澆燭い隼廚い泙后

 

 

 

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2011年3月終了アニメ感想(1)「STAR DRIVER 輝きのタクト」5

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何とか最終回は久しぶりに生で観ることができました。

それはともかく、二十四話もあったので細かいところを見ていけばいろいろ思うところもあるものの、全体としては最後まで楽しめた作品でした。

 

最終回にて世界の危機レベルの話が持ち上がるのはある意味お約束ではありますが、唐突感も否めなかったザメクによる人類滅亡。

……とはいえ、それはぶっちゃけどうでもいい話なんじゃないかな、と。何故なら、ヘッドの目的は世界を滅ぼすことなどではなく、過去をやり直したいというものだったから。なので、要はタイムトラベルにはそれくらいのエネルギーが必要くらいに捉えておけばいいのかも。

 

大事なのは、ヘッドというのは結局、過去に――ソラさんに囚われたままの人だった、ということで。彼が取り戻したかった過去が、ソラさんと幸せになることなのか、リョウスケさんも含めた三人での関係をやり直すことなのかは分からないけど(あるいはサカナちゃんとの関係も?)、とにかく彼にとってはそれが全てだった。

そんな父親を、かつて同じように仲の良かった三人組が崩れてしまったタクトが、今と未来を守るためにぶん殴る。それだけでもう熱い物語だよなぁ、と思ってしまうわけで。以前にも生身で対面したときに殴っているけど、あのときは状況が状況なだけにネガティブなニュアンスも含んでいたような気がしないでもなかったですが、今回はもう本当に、馬鹿なことをやっている親父をぶん殴った感じで(笑)。

 

そして、親父を殴った後は、彼のように過去を嘆くのではなく、今を壊さないために、そもそも後悔するようなことにしないために、空を翔ける。

自分の恋愛を優先するなら、スガタが自主的に退場してくれるのなら、彼から託されたとおりにワコと幸せになることだってできなくはない。でも、それでもスガタを助けることを選んだのは、それは嫌だと、三人でなきゃ駄目だと思ったから。

……そう考えると、ここ暫くワコとスガタの関係で悩んでいた答えをタクトが出した瞬間だったのかな、という気もします(前回のまた別の空が見れるとか言っていた辺りでも答えは出ていたような気もしますが)。モノローグから、ワコが出していた答えも「三人がいい」だったんじゃないかなと思われますし、ワコの幸せを第一に考えて自分が消えようとしていたスガタも、タクトに引っ張り戻されたことでその選択肢を選んでくれたのなら、見事にハッピーエンドと言えるんじゃないかな、と。

 

この先ずっと三人のままなのか、いつかワコがどちらかを選ぶ日が来るのかは分かりませんが、「人生という冒険はつづく」わけで、それはこれからの彼ら次第。今はまだ「三人がいい」というのも、それが新鮮な答えのせいもあるかもしれないけど、それも一つの選択しとして良いんじゃないかなと思いました。

 

そんな、vsヘッドやスガタ救出も熱かったわけですが、今回はもう全体的に戦闘シーンが熱かったかと。

最終話にしてとうとうタクト一人ではどうにもならないピンチが訪れたとき、これまで正体を隠していた仮面が無くなった状態で、綺羅星十字団の面々が助太刀に来るという。しかもこの展開、彼らは綺羅星のままではあったけれど、タクトと戦ったことによってそれぞれ変わり、タクトを認めていたことが描かれていただけに(ここ数回は特に、綺羅星でないときのそれぞれの頼もしい姿も描かれていましたし)、素直に受け入れられるし、燃えられる。主人公の窮地にかつての敵が……!というのはお約束で熱い展開ではあるけれど、それ以上に、主人公だけ正体オープン&タウバーン無双というこの物語独特の設定が効いていた気がします。

 

巫女の封印は全て解き放たれ、ザメクは破壊したということで、ワコやスガタという南十字島に縛られていたキャラも解き放たれ、サイバディ絡みも綺麗に決着がついたかな、と思うところ。ザメクとタウバーンは壊れたものの、印を得た綺羅星の面々のサイバディがどうなったのかは分かりませんが、彼らなら残っていたとしても悪用はしないだろうと思えるから良いのかな、と。悪用するしか使い道のなさそうだったザメクはもうないので、ヘッドのような人が現れても大丈夫かと思いますし。

 

毎回戦闘シーンがあったものの、どちらかというと重きが置かれていたように感じていたのはそれ以外のパートだったため、最終回が全編戦闘シーンで終わったのは意外でしたが、そんなことはどうでもいいくらい楽しめた最終回だったかな、と思います。

欲を言えば、島を出て行ったサカナちゃんやミズノ&マリノ姉妹のその後が見たかったな、とか、スガタがどっちかというとヒロインポジションに見える最終回だったので普通に共闘するところも見たかったなとか(最後にタクトに助けられる、という点以外では、ワコが選べないのも分かるくらい、二人ともかっこいいキャラでしたけど(笑))、そういう願望はありますが、それはあくまで個人的な願望であって、びっくりするくらい綺麗に終わったな、と思います。

……終盤は、これホントに綺麗に終わるのかな?と不安になったこともありましたからね(笑)。まあ、最終回一話前では何とか終わりそうと思えるようにはなっていましたけど。

 

そんな感じで、久々に感想書いたらけっこう長くなってしまいましたが(まあいつものことですが(汗))、冒頭にも書いたとおり、最後まで楽しめた作品でした。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #24(終)「武装集団(スキルアウト)」感想5

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いや〜、個人的には最後まで凄く楽しかったです(笑)。

前回出てきた学園都市vsローマ正教の戦争に加え、最終回では、「禁書目録」ではここまで大きく扱われたのは初めてじゃないかというスキルアウトの問題、そして、一方通行ら四人のチームと、始まったばかりの物語がいくつもある感じで、明らかに三期に続くエピソードになっていましたけど、ここまでやったからには二期もあったことだし、ほぼ確実に三期やるんじゃないかという期待が持てることもあって、この作品に限りは伏線ばら撒いた終わり方でも十分許せる感じで。むしろ、こういう終わり方だったからこそ、三期をやるときが凄く楽しみになったというか。

 

その一つが、最終回で初登場し、今のところの立ち位置的には名前だけはあるモブキャラに近い感じの浜面仕上の存在。……その独特の名前だけなら十分「禁書目録」のレギュラーキャラっぽい感じですが(笑)、それはさておき。

前回の感想でもちらっと書いたけど、原作のあらすじとか、あるいは原作既読者の感想を見るとどうしてもある程度は分かってきてしまう情報から、彼が今後どういう立ち位置になるかくらいは知っているわけで。それを考えると、今回の彼と当麻の接触は非常に面白いなぁ、と。互いにレベル0同士、という点は違うけど、それ以外はたぶんvs一方通行と同じ構図だと思うので。守るべき相手も、御坂(美鈴)さんですし。そして、これは完全に予想だけど、こうして当麻と出会って言葉を交わして殴り合ったことが、彼の転換点になったんだろうな、と。

彼が今後どうなるかは、薄ぼんやりとしか分からないので、はっきり分かるのは某キャラたちと関わっていくことになるらしいということくらいですけど、一方通行がvs当麻戦の後、打ち止めとの出会いを経てああいうふうに変わっていったように、浜面のほうはどんなふうになっていくのかが楽しみだなぁと思えてしまったわけで。……残念ながら、二期ではその先までは分からないですけど、だからこそ三期に期待したいな、と。

 

その浜面が現状所属しているスキルアウトも、また一つ学園都市の抱える暗部が「禁書目録」の世界でも浮かび上がってきた感じで、その問題が今後どう関わってくるのかも気になるところですしね。まあ、こっちは当麻絡みよりは、一方通行絡みのほうで出てくるのかな、と、今後予想される主な敵からすると思うところですけど。

 

そういえば、今回の当麻が浜面へ向けて言った台詞を聞いていたとき、浜面は目の前にいる当麻を見て、スキルアウトにはならないレベル0の姿を見たわけだけど、「超電磁砲」を見ていた身としては、やはり佐天さんの姿が浮かんでしまったところでした。

当麻もその一例ではあるけど、「幻想殺し」という、ある意味反則的な能力を持っている当麻よりは、いろいろあったけどちゃんと乗り越えてレベル0でも胸張って生きている佐天さんこそ、彼らが知るべき姿かなぁという気がしましたので。

 

その当麻の台詞と言えば、そうやって武装して反抗することこそが他の真っ当に生きているレベル0に迷惑掛けているんだ、と要約すれば、図らずも一方通行も同じことを言っていたのが何だか可笑しかったです。そういうところでは一致するのに、当麻と一方通行の両方が登場するエピソードにおいては、とことん対比されて描かれていたなぁというのがあるので。

 

今回は一方通行がしっかり覚えている姿のほうを目撃してのニアミスだったということで(ひょっとしたらそれが、一方通行が当麻をスキルアウトの仲間と誤認した理由だったんですかね……あの暗い中で美鈴と一緒に逃げたのが当麻だと分かっていたら、ですけど)、別々の行動がたまたま噛み合った形になっていましたが、そのアプローチの掛け方がホント真逆ですからね。

できれば敵を無力化させて美鈴を逃がすことが第一の当麻と、敵は片っ端から排除する一方通行。そもそも、あの場に駆けつけた理由も、美鈴のピンチを知ったところまでは同じでも、当麻は純粋に美鈴を助けるため、一方通行もその気持ちは持ち合わせていたんじゃないかとは思うものの、掲げるのは学園都市上層部に対する嫌がらせのためでしたし。

 

しかし、この二人の関係も、今回を見て更に面白くなってきたところかもしれません。

当麻は今回、一方通行の存在を知らないまま終わりましたが、一方通行は自分をボコった憎い相手として当麻を認識していそうなことが分かって、でも、前回冒頭までの事件では、声だけの接触では互いに好感触を持っているはずで。当麻もそうですが、それ以上に一方通行の中でその二つが統合されたときに彼がどう思うのか、そして二期ではニアミスのまま終わった二人が本当に再会するときが来たらどうなるのか、ますます楽しみになってしまいました。

 

もっとも、一方通行の話に関してはその前に、今回の事件を経て一応の仲間となったらしい、一方通行・土御門・淡希さん、海原(偽)のチームの行く末が楽しみなところではありますが。

美鈴の件に裏から手を回していたらしいことが語られたことで、海原=美琴に惚れた魔術師が確定し、土御門の台詞も含めて、四人全員がそれぞれの事情を盾に裏仕事をやらされている状態であり、その状況から抜け出したいという点では利害が一致する仲間であることが明らかになりましたからね。彼らが今後どう足掻いていくのか、そして最終的に闇から抜け出せるのか、楽しみなところです。今回は淡希さんの活躍がそれほどないまま終わってしまったので、それも含めて……。

 

最終回ということで、EDに合わせて各キャラのエピローグが。前回フォローされないまま終わった、黒子&初春、打ち止め&シスターズはその後どうなったのか、インデックスと氷華は再会できていたのか、はここでフォローされた感じですかね。前回の小萌先生の、保護者が云々の話は、本編の美鈴さんでちょろっとフォローされた感じなのかな、といったところですし。

そしてラストは、思えばここ最近はなかった気がする当麻の入院と、インデックスの頭噛み付きで締め(笑)。ある意味原点回帰のような、この物語らしい終わり方だったのかな、という気がします。

 

そんなわけで、全二十四話。最後まで楽しんで観られました。

まあ、専門用語や専門知識、端折られた説明なんかに関しては、勝手に脳内補完して観ていた部分もけっこうあったような気はしますし、何せ二十四話もあるので、細かい部分であれこれ思うところがなかったこともないですが、それでも全体的には楽しめたと思います。

原作既読者の感想を見ると、どうやら今回アニメ化された辺りまでが実は序章なのか?といった感じもありますし、是非三期を期待したいです。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #23「開戦前」感想5

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事情が事情なので仕方がないとはいえ、一週空いてしまったのが残念だったなぁと、当麻と氷華の再会シーンを見ながら思ってしまったところでした。

二十二話のCパートか翌週にやっていたら、氷華の涙とか当麻の言葉とか、いろいろと胸にくるものがあったんじゃないかなぁと思うのですが、間に二週間もあるとさすがに前回の記憶も薄れるので、せっかくシーンそれ自体は良いものなのに、入り込んで観られないのが双方損しているなぁ、と。

 

まあ、それはそれとして。今回冒頭で事件は一段落したものの、いよいよ学園都市vsローマ正教(という図式でいいのかな?)の戦争がカウントダウンに入ってしまったということで、これから暫くは開戦までの間に何が起こったかのエピソードが描かれていく感じになりそうです。……二期のアニメ自体は次回で終わりますけど(笑)。

当麻・一方通行共にそれに巻き込まれるのは確定な感じですが、その前段階の二人が相変わらず対照的なのがいろいろと興味深いところではあります。

 

戦争の気配を感じつつも、ひとまずは日常生活に戻って来た当麻。いかにも光側の主人公といった感じですが、だからこそ、やはりこうした何気ない日常生活が後々重要になってきたりするのかなぁ、などと考えてしまうところでもあります。

まあ、小難しいことは置いておいても、相当ノリの良い……というか仲の良いクラスのみんなで楽しくやっている様子を見ているだけでも面白いですがね。食べに行くとなればちゃっかり当たり前のように混じっているインデックスさん含めて(笑)。

 

そんなふうに、薄皮一枚隔てたような平和な日常を描きつつも、今回の事件を通して当麻の意識が少し変わったことが描かれている辺りは抜け目ないところでもありますが。

これまでは拳一つで守れてきたこと。それがどれだけ幸運なことだったか、これからは今までのようにはいかないことを当麻が自覚し、この先も想いを貫き通すためにはもっと視野を広げなければいけないことを本人が口にしてくれたことは、これからの当麻にも期待しても良さそうだと思わせてくれるところでしたから。

 

……まあ、そのための第一歩が、英語で会話できるようになること、だったというオチがついたのには笑ってしまいましたが。ようやく当麻にも自覚と覚悟が……と(たぶん)喜んだところでオチをつけられた土御門は呆れてしまっていましたけど、でも、イタリア編での当麻を思い返すと、それはそれで大事かもしれないと思いますけどね。

これまでの外国人のキャラってみんな、当麻に合わせて日本語喋ってくれてたんだ……、という意外な事実が判明したわけですけど(笑)、判明したからこそ、今後日本語喋れないキャラが登場した場合、それが役に立つかもしれないと思うわけで。拳の一撃が決定打だったとしても、言葉を交わして想いを伝えることも、当麻の武器の一つですからね。

 

そんな当麻とは逆に、闇の中へと踏み込んで行ったのが一方通行。黄泉川先生の言葉によれば、彼女の家を出て行ってしまったようですし、そうして行き着いた場所が、学園都市の暗部というか、汚れ仕事のようですから。

『グループ』というらしいその場所が、彼の新しい居場所になるのかどうかは分かりませんが(土御門の忠告を考えると無理な気がしますけど)、彼と打ち止めの置かれた状況を考えると、そこでいざというときのコネを作ったり、これまでの能力頼りだった戦い方からより今の彼に合ったスタイルに変更したりすることができたら、全く得るものがないわけではないのかなぁ……などとも考えてみましたが、まあ実際どうなるかは、次回以降を見守る感じですかね。OPに出ているメンバーが当面の一方通行の仲間(?)になると思われるわけですが、それだけでも一癖も二癖もありそうなのが揃っているわけですし(笑)。

 

小萌先生の発言から、どうやら今は彼女の家に居候しているらしいことが発覚した淡希さん。

それだけでもう、精神的な部分では以前に比べればかなり大丈夫になっているんじゃ、と思えてしまう辺り、小萌先生の人徳を感じてしまうわけですが(実際のところどうかは、次回以降を見てみないと分かりませんが)、そうなると、本編で直接描かれてはいなかったけれど、一方通行と打ち止めとのドラマのようなものが彼女と小萌先生の間にもあって、更生しかけながらも過去のしがらみが逃がしてくれないという、似たような状態で今の境遇になったのかなぁとか、勝手に妄想してしまうところです(笑)。

何にしても、今回は味方として登場した淡希さんがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみなところです。

 

逆にいろいろ怪しい気がするのが、海原光貴のほうでしょうか。

顔も名前も偽者……ということは、ひょっとして以前出てきた、美琴に惚れていて、当麻に仕掛けてきた、どっかの魔術師(名前忘れた)なのか?と。一方通行にしろ淡希さんにしろ、かつて学園都市で問題起こしたメンバーが揃っていることを考えると、その可能性もないこともないような。とはいえ、一見進んで今の仕事をやっているように見えるので、もし本当にそうだとしたら、彼の真意がどこにあるのかなどは気になるところですかねー。まあ、その辺も、何かあるのなら追々分かることでしょうけど。

 

そんなこんなで緊迫した状況になってきた学園都市ですが、二期のラストは『グループ』の話(一方通行と淡希さんの初陣)で締められそうな感じですかね。

とはいえ、次回予告によれば当麻も何らかの形で関わってきそうですし(あるいは別件なのかは分かりませんが)、美鈴さんと一方通行が遭遇するっぽいのは、それだけでかなりわくわくしてしまうところですけど(笑)。

あとは、二期のラストでまさかの第三の主人公登場か?とか(ちらっと出てきた初めて見るキャラ、原作で何回か表紙飾っていたキャラっぽいなぁ、と ←※原作のあらすじとカラーページは時々見ていたりするので微妙に知ってる)。思えば、「超電磁砲」のほうで出てきたから知っているものの、「禁書目録」では初出か?とも思われるスキルアウトについてもちょっと掘り下げられるのかなぁという辺りも気になりますし、何にしてもラスト一回、どうなるのか&どう締められるのか楽しみです。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #22「天罰術式」感想5

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エピローグこそ次回に持ち越しな感じでしたが、今回のエピソードの山場はこれで一応終結、ですかね。

……前回シーンが挿入された割には、シスターズのシーンが一切なかったのが、あれだけだったのか、それとも次回で何かあるのか気になるところではありますが。

 

……ちなみに、今回は仕事の都合でいつもと違い、かなり早起きして朝に観て半分くらい眠気と戦いながら感想書いているので、もしも少々変なことを書いていても気にしないで下さい(汗)。

 

さて、今回出番のなかった土御門に関してはどうなったのか分からないものの、当麻vsヴェント、一方通行vs木原に関しては決着がつきました。ヒューズ・カザキリのほうも、インデックスが氷華・打ち止め共に助けられそうな方法を見つけたっぽいので、追々何とかなるところかと。

 

そんな感じで、インデックスが思った以上に大活躍だったことにちょっと驚きつつも、そんな彼女を無視して一方通行ばっかり構っている木原には、そのあまりの無関心っぷりには画面の前でつっこみを入れたくなるものもあったかも。

とはいえ、既に限界を超えているはずなのに、何度ぶちのめしても起き上がってくる、互いに心底から気に食わないと思っている相手が目の前にいて、木原の知識においてはたぶん危険度としては一方通行>インデックスで、下手したら脅威とさえ思われていない場違いなシスター服の少女が何かし始めたところで、そんなの放っておいてもいいと考えてしまったとしてもそんなにおかしくはないのかなぁ、とも思いますが。

 

インデックスのほうも、見知った相手――しかも、けっこう緊迫した状況で別れた相手が目の前でボコボコにされていたにも関わらず、ほとんどスルー状態だったのは引っ掛かるところではありますが、状況的に「白い人はこの女の子を助けようとしている」と判断して、ならば自分は自分のできることをやることが双方にとって最善だと判断したのかもしれないし、何より、あの状況でインデックスが一方通行を助けようとしたところで事態がややこしくなる上に、下手したら悪化するだけなので、尺のことも考えればまああんな感じになるのかな、と。

 

美琴の解説付きでインデックスが理解した天使の仕組みについては、AIM拡散力場とかの力を、打ち止めを使って今の形にしたらしい、ということくらいしか分からなかったので、まあそういうものだと思っておくことにして。

むしろあの場で大事だったのは、インデックスがあの場所で彼女が理解した仕組みについて呟くことか、あの場所で天使をどうにかするための作業を行うことだったのかな、と。

 

モノローグによって一方通行に残されていた時間がわずかだったことが明かされており、実際途中でタイムリミットが来てしまい、その後は火事場の馬鹿力のような感じで抗っていた一方通行。彼の状態があまりにヤバすぎて、限界を超えたことで逆に何かのスイッチが入ってしまっていたのではとも思ってしまうところではありましたが、彼が最後に逆転のための力を得ることができたのは、根性論でなくちゃんと根拠のあることなら、そのインデックスの行動が鍵だったんじゃないかな、と。

あの状態の一方通行が周囲の出来事を正確に把握できたかというと怪しいので、インデックスの歌が彼にも作用したと考えたほうがあり得るかなぁと思うところではありますが、もしもインデックスが口にした天使の仕組みを一方通行が聞き取れていたとしたら、一方通行は頭も切れることをこれまでにも見てきているので、それを自分にも応用しちゃうことが可能なのかな、と。ただ、仮に理解できていたとしてもそれを実行するための演算はミサカネットワークに頼っていたはずなので、その場合でも、あの場でインデックスが歌っていたことが重要だったのかな、とも思いますが。

 

当麻vsヴェント戦では、ヴェントの科学を憎む理由が明らかになり、こっちのほうではそれが一番驚いたところだったかも。二期で出てきた敵って、思想の違い、信じるものの違いという、これまでにも何度か感想で書いた正義vs正義の構図がほとんどだったと思うのですけど、まさかその二期のラストで、そこからは外れた敵がラスボスとして出てきたわけですから。

大事な家族を失った悲しみとか、そのやり場のない想いを何かにぶつけずにはいられなかったのだろうこととか、おそらくその果てに縋ったのが信仰であり、それすら怒りの対象に踏み躙られたことが更に怒りを煽ったのだろうことは想像できますが、それでもヴェントの言い分は、逆恨みと呼ぶのが一番しっくりきてしまいますからね。言い換えれば、当麻が彼の持つ正義を貫くだけで論破可能というか、これまでの敵に比べれば、改心させるポイントが分かりやすい上に容易に見えるというか。

 

そういう意味では、パターンどおりに当麻の拳の一撃で決着というのは、自然な流れだったのかな、と。ただまあ、ぶん殴って気絶させたところまででアックアが出てきてヴェントを回収してしまったので、改心まではいけなかったわけですけど。

彼が言うにはもう天罰は使えないらしいですけど、これだとまた敵としてヴェントが出てくる可能性は高そうで、彼が当麻に突きつけていったように、一時凌ぎで終わってしまった感じだったのが残念ですかね。……視聴者的には、スタッフは三期やる気満々だな、と思うところですが(笑)。

 

ちなみに、当麻vsヴェントの最中に降ってきた光の雨(?)に関してはよく分からず。取り敢えず、インデックスの祈りが届いて、氷華が当麻を手助けしてくれた、と考えておけば良いのですかね。どんな効能を持っていたのかはさっぱりでしたけど。……学園都市の人間がけっこう巻き込まれていたっぽい描写を見ると、癒しの力でも持っていたのかな、という感じではありましたが。

 

そんな感じで、二人の主人公のラスボス戦には決着がついた感じの今回。次回はこのエピソードのエピローグと共に、次のエピソードの導入なのかな、といった感じではありますが、戦争がどうこうとナレーションで語られた後のタイトルが「開戦前」って、それこそ三期への伏線とかがてんこ盛りになるんじゃ……という気が(笑)。まあ、原作に手を出す余裕がなくてアニメで追っている身としては、三期は大歓迎ですけどね〜。

今回は出番がないまま終わってしまったシスターズ&土御門がどうなったのかも含め、それぞれの戦いを終えた当麻たちのその後と、この先の物語がどうなるのか、楽しみにしたいところです。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #21「学習装置(テスタメント)」感想5

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今回から反撃開始回と思っていいのか、主要キャラがことごとくかっこ良くて、全体的に爽快な感じになってきたわけですが、当麻たちがそうやって頑張っている裏側で密かに戦っていた土御門や、猟犬部隊に警告しているカエル医者もまたかっこいいところを見せてくれて、冒頭からテンションが上がってしまったところです(笑)。

ただ同時に、土御門が対処していたのが何だったのかが今のところ判明していないので、そちらの心配はもうしなくていいのか、それとも今後の展開に何か絡んでくるのかが気に掛かる部分ではありますが……。

 

まあ、とはいえ、やはり今回見ていて一番「おぉ〜!」となってしまったのは、当麻と一方通行の電話越しの会話ですけどね(笑)。前にもちらりと書いたとおり、十三巻は断片的に立ち読みしたことがあるので、そういうイベントが起こること自体は覚えていましたが、それでもいざ目の前でそのシーンを見せられるとわくわくしてしまいます。会話内容に関しては覚えていないに等しいので、そのせいもあるかもですけど。

何にしても、一方通行は何となく声に聞き覚えがあるような気がしつつも、現状では互いがかつて本気で戦った相手とは気づかぬまま協力し合う様子は、見ていて非常に楽しいです(笑)。相手に気づいていないものだから、当麻は本気で協力しようとしているし(まあ、当麻の場合は相手が一方通行だと分かっていても、状況を知れば助けようとするでしょうが)、一方通行はさり気なく当麻を危険から遠ざけようとしているし。会話だけ聞いていると、この二人ってかなり良いコンビなのでは?とか思えてきそうですし(笑)。

 

原作既読者の感想を見ていると、この二人が再会するのは相当後っぽい感じなのですが、こんな感じで互いが誰かを知らないまま信頼関係(?)を築いていったら、いざ再会したときがかなり面白いことになりそうだな〜と思うところで、実際今後どんな感じになるのかは分かりませんが、その部分まで是非映像化して欲しくなるところです。

 

そんな感じで当麻と一方通行の間で情報交換なんかもありつつも、基本的にはそれぞれで戦っていた二人。前回は一方通行がかなり苦しい状況に思えましたが、今回は虚数学区・五行機関が発動(?)されて、天使(?)が降臨と、下っ端には到底手に負えないような事態にまでなってきたからか、そういうしがらみは置き去りにした攻防になってきた気がして、その活躍を素直に楽しめたところかも。

木原の挑発を逆手に取って相手の状況を摑んだり、能力と近代兵器をうまく使い分けて打ち止め奪還をあと一歩のところまで達成したりと、能力頼りばかりではない活躍を見せてもらいましたから(窓から部屋に飛び込んでくるシーンとか、滅茶苦茶かっこ良かったですし!(笑))。……まあ、正確には前回でもそうしたことをやっていなかったわけではないですけど、残虐な部分が多かった前回は、彼の置かれていた状況も含めて、何のわだかまりもなく楽しむのはちょっと難しかったですからね……。

 

ともあれ、これで最初のvs木原数多の状況になったわけで、リベンジの舞台は整ったといったところでしょうか。

とはいえ、能力を使わなければ身体能力は遥かに劣っているだろう一方通行が、打ち止めを守りながらどうやって木原を倒すのか、木原の反射対策を破る策は思いついているのかなど、懸念は残っているので、展開的にここは勝つところだろうと思いつつも、そうなるにはまだいろいろありそうと思ってしまうところかも。電極を補充する暇があったとは思えないので、能力の使用時間制限の問題もありそうですし。……まあ、これに関しては、実はあの部屋に来る直前に手に入れてきていたという可能性もないとは言い切れないですけど。

 

一方、当麻のほうは再びヴェントと出くわしてしまったりしたものの、いくら当麻がローマ正教にとって危険人物とはいえ、さすがにヒューズ・カザキリには劣るようで、取り敢えず見逃されることに。その結果、何とかインデックスと合流し、ようやくヴェントの能力が説明されました。ついでに、アレイスターによってヴェントの突然の不調の理由も明かされましたが。

……観ているときは展開を追うのが優先なのであまり深くは考えませんでしたが、あの空間では魔術使うと暴走するとか、土御門の殲滅発言とかを考えると、そりゃあ驚異的な能力と行動力を持っているとはいえ一個人の当麻よりもそっちが優先だよなぁと納得してしまうところかも。

 

まあ、ともあれ、そんな感じでヴェントの術の正体が分かりつつも、事態はあっさりとそれ以上の優先事項へと移っていったわけですが。インデックスが何で天使の正体が氷華だと分かったのかは謎ですが、まあそこはインデックスの持つ知識とかで辿り着いたんだろうと脳内補完しておくとして。重要なのはその結果、ならば氷華を助けなければとなったことで。

幻想殺しは氷華を殺しかねないから当麻は関わるなと言ったインデックスに、いいや助けるんだときっぱりと言い切った当麻は相変わらずのかっこ良さ(笑)。それでいて、今回ばかりは自分一人の手には負えないと判断したのか、いつもは置いてきぼりのインデックスに素直に協力を求めたところも良かったところでしょうか。

そして、氷華のことを知らない美琴や、氷華を化け物呼ばわりしたヴェントにはっきりと氷華は友達だと言い切ったところも。明らかに道具として利用されている氷華がまともな状態とは思っていませんでしたが、それでもあの氷華の状態はかなりショッキングなもので、だからこそ、それでも彼女を友達だと言い切り、助ける意志が微塵も揺らがない姿は、何だか嬉しくなってしまうものがあります。氷華を助けてあげてと、画面のこっち側からも言いたくなってしまうほどのものでしたから。

 

とはいえ、氷華を助ける役目はインデックスのほうかな、とも思うところですが。むしろ、当麻の役目は、氷華を助ける方法をインデックスが見つけるまでの時間稼ぎ……まあ、ヴェントを倒せてしまえるのなら勿論それに越したことはないわけですが。

インデックスの魔術の知識と、美琴の科学の知識。これだけでも、次回予告でお馴染みの「魔術と科学が交差するとき」と思えばわくわくしてくるところですが、同時に、何気に二大ヒロインの共闘になっているのも熱いかな、と(笑)。

 

当麻が友達だと言い切る相手なら……と、今エピソードのメインキャラの中では唯一今回の件に直接関係ないながらも(打ち止めとシスターズはばっちり関係あるわけですが。……というか、密かに足掻いているシスターズの動きも気になるところ)あっさりと協力してくれる美琴がまたかっこいいところでしたしね。当麻の前では可愛い姿を見せてくれるほうが多い美琴だけど、今回ばかりはお姉さまと憧れられるかっこいい姿を見せてくれたかと。命懸けの戦いに手を貸してくれただけでなく、ちゃんと戻って来ることを約束させた上で送り出すところも。

 

……ところで、余談ではありますが、猟犬部隊に見つかって逃げるとき、当麻がインデックスではなく美琴の手をとっさに取ったのは、とっさの事態だったからこそ無意識の何かがあったのではと、いろいろと勘繰ってみたくなるところです(笑)。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #20「猟犬部隊(ハウンドドッグ)」感想5

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足掻けば足掻くほど事態が悪化していく――そんな一方通行の状況には、見ていて理不尽さとやるせなさを感じてしまいます。

 

彼は打ち止めという存在に出会えたことで、確かに光差す方向へと進もうとしていた(インデックスをわざわざ助けたのだって、そんなふうに彼が変わってきていたことの証の一つのはず)。今回のことだって、襲撃された報復も勿論あるだろうけど、それでもやっぱり一番は彼女を助けることのはずで。

そもそも、報復という点を差し引いたとしても、最初に一方通行を殺そうとしてきたのは猟犬部隊のほうなのだから、正当防衛であるとも言える(もはや過剰防衛にはなっていますが)。実際、指名手配される原因となった隊員の一人は、警備員(?)には聞こえなかったけれど、一方通行をはっきりと脅しているし、彼を含めた猟犬部隊の隊員たちとは、最終的には一方通行が一方的に虐殺したように見えるけれど、そこに至るまでの経緯を見ている視聴者にとっては、互いに殺し合った結果にしか見えない。

 

殺さなければ殺される、そんな状況に置かれた者が自分と自分の大切なものを守るために足掻いた結果、一方的に咎人扱いされてしまう――こんな理不尽な話はないと思ってしまいます。彼はただ、自分たちが平穏に暮らせる場所が欲しかっただけなのに。そのために、それを脅かすものを何とかしようとしていただけなのに。

 

そんなことを考えていたら、これもまた、二期でずっと描かれている正義vs正義の構図の一つなのかな、とふと思いました。そして同時に見えてきた気がするのが、自分の正義を勝ち取るためには何が必要なのかということ。

 

これまでの当麻の戦いを見ていれば、相手を捩じ伏せるだけの力が必要であることは言うまでもないわけですが、この力だけの点で見れば、実は一方通行だって持っているんですよね。実際、彼は今回、自分を追ってきた猟犬部隊の一部隊は力で捩じ伏せているわけですし、目撃者となった警備員も、無関係とか関係なしに口封じを優先したのなら消すことは不可能ではなかったはず。

ヴェントなんかを見ると、対戦相手が魔術師だとまた力関係が変わってきそうな気はしますが、今のところ一方通行の敵は科学サイドのみなので、少なくとも現状、己の力で己の正義をもぎ取ることは可能と考えられると思うわけです。

 

にも関わらず、今回のラストで一方通行は殺人(未遂?)犯とされてしまいました。自分の正義を貫き通すための力を持っているのは当麻と同じはずなのに、何故こうも結果が違うのか。

当麻は相手をぶん殴っているだけで殺人まではやっていない――ぱっと見で分かる違いとしてはそれがあるわけですが、何気にそれが重要なんじゃないかと。といっても、殺人が境界線というわけではなく(いや、ある意味では境界線なのですが)、望む場所の支持を得られるか、ということなのではないかと。

 

例えばこれが裏の世界なら、一方通行は自分の正義を勝ち取れたと思うわけです(少なくとも一時的には)。あるいは、たった一つ、彼が打ち止めと共にいたいと願っていた世界の住人に、禁忌とされている殺人という行為――彼らの正義に反する行為――を目撃されることがなければ。猟犬部隊が一方通行を殺したとしても打ち止め誘拐に成功したとしても、表側に露見しなければ何のお咎めも受けないだろうと思われるように。ローマ正教の世界でも、ヴェントが当麻を殺したとしても、やっぱり彼女は何のお咎めも受けないどころか、下手したら英雄扱いになるように。

……それに、当麻だって、大体ああいう戦いはどちらサイドにしても裏世界よりのものなわけですから、仮にもし彼がこれまで戦った誰かを手に掛けてしまっていたとしても、(当麻本人が納得するかどうかは取り敢えず脇に置いておくとして)ローラやアレイスターなど、それぞれの世界の住人がその行為を容認すれば彼の行為は正義となるし、それが表の世界に露見することがなければ、当麻はこれまでどおりの生活を送れるわけです。

 

正義を貫き通すための力を持つことと、その正義と貫き方を支持(あるいは容認)してくれる一定以上の勢力(世界)があり、又、自身が身を置く世界にもまた容認されるか、あるいはそんな戦いがあったことすら知られずにいるか。それらが揃って初めて、当麻がこれまで勝ち得てきたものは成立していたんだな、と。

 

……引き続いてシャッフル状態の二組の逃亡劇の面白さとか、こんなときでもあまりにらしすぎて安堵してしまう黒子とか、ヴェントの能力とか、科学サイドのごたごたに魔術サイドの彼女が介入してきたことで余計に混迷してきた状況の面白さとか、美琴&風紀委員組がどう絡んでくるのかとか、その辺のことを書こうと思っていたのに、ラストの展開で、あぁ……こうやって一方通行は闇の世界に引きずり込まれていってしまうのかな……と思ったら、長々と↑のようなことを書いてしまいました(汗)。

 

でも、こうして考えてみることで、いかに当麻が味方に恵まれているか(ローラやアレイスターにはまた別の思惑がありそうなのはともかく)、どれだけ一方通行が孤軍奮闘の状態に置かれているのかが見えてきた気がします。ようやく黄泉川先生というまともな保護者は得たけれど、バックについている存在としては、彼の戦う相手に対してはあまりにも頼りないという……。

もっとも、これは人を遠ざけてきた一方通行と、人を助けてきた当麻という違いもあるのでしょうが……。当麻の場合、仮に今後アレイスターたちが敵に回ったとしても、当麻個人に味方してくれそうな人がいっぱいいますからね……それこそ、上条勢力を危惧されるくらいには。

 

ただ、この状況を見ていて怖いのは、一方通行をあくまで闇に突き落とそうという流れすら、アレイスターの思惑なんじゃという可能性が浮かんでしまうことですが……。

 

さておき、各人の思惑が入り混じり、どんどんと状況が混迷してきているわけですが、次回ではシスターズも参戦してきそうですし、一方通行がどんどん苦境に追い込まれていく状況にはハラハラしつつも、次回がどうなるのか楽しみです。

 

 

「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11」

 「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんにお誘いいただきまして、「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11」に参加させていただくことになりました。

 

当ブログでは、「屍鬼」「伝説の勇者の伝説」「そらのおとしものf」「えむえむっ!」「薄桜鬼 碧血録」「心霊探偵 八雲」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「荒川アンダーザ ブリッジ×ブリッジ」「ヨスガノソラ」「神のみぞ知るセカイ」「FORTUNE ARTERIAL〜赤い約束〜」の11作品の評価をしてみたいと思います。

 

……「刀語」がアニマックスで遅れて視聴しているため、評価に加えられないのが残念ですが……。あとは最終回を残すのみなのですけどねー……。

 

 

 

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とある魔術の禁書目録2 #19「木原数多(けんきゅうしゃ)」感想5

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コメディパートは前回までで終わり、シリアスパートに突入となった第十九話。

そろそろ夕飯の時間だから帰る、みたいなことを打ち止めが言っていたので、一方通行と打ち止めの歩いていく道がすっかり暗くなっているのは時間経過としては当たり前なんだけど、おまけに雨まで降っているとなると、ここからシリアスパートだよという、余計に意図的な演出なのではと思えてくるところでしたねー。

 

というわけで、まずは一方通行&打ち止めペアから、窮地に陥る事態に。

何だかんだで打ち止めに不器用な優しさを見せる一方通行に和む暇もなく、彼を狙う何者かが登場。敵を見つけた途端に嬉々とした様子で嗤う一方通行に、岡本さんのこの演技は凄いよなぁとか思ってしまうところではありますが、一方通行無双となっていたのは、今回のサブタイトルにもなっている木原数多の登場まで。

最初は何らかの能力を無効化するようなアイテムを使用しているのかと思いましたが、一方通行の能力を利用して自滅するように仕向けていたという種明かしには、彼がどうやら一方通行の能力開発に関わった研究者らしいという設定も考えれば、なるほどなぁと唸ってしまったところ。木原の取った策は、全盛期の一方通行にも通用しそうなもので、能力を全開で使えさえすれば最強と思っていた一方通行の能力にもそうした隙があったというのが単純に面白いところですし(一応、演算が狂うとどうのというのはvs当麻戦でも美琴が(というかシスターズが)やっていた気はしますが)。……まあ、当然、この後に一方通行の逆転劇が来るだろうと期待があってこそではありますが(笑)。

 

とはいえ、かつての研究者が、手に負えなくなった実験動物が弱体化した途端に潰しに来たような展開は、潰されそうになる側に肩入れして見ていると正直快いものではないですけどね。もっとも、ただ単に今なら潰せるなんて単純な理由ではないわけですが。どうやら木原のバックにはアレイスターがいるようですし。

……庇護者の親玉に当たる相手が敵ってどうしようもないじゃん、とか思いそうなところではありますが……。

 

ただ、現時点ではいろいろとよく分からないところです。何故今更アレイスターが打ち止めを捕獲しようとしているのか(確保するだけならこれまでにもいくらでもチャンスはあったはず)、狙いは打ち止めだけなのに何故一方通行を殺す必要があるのか(打ち止め奪還に動かれると邪魔だから?)……。ヒューズ・カザキリとかいうものの使用(?)に必要だからなのでしょうか。……一方通行と仲良くなった上での打ち止めが必要だった、とかだったら外道極まりないですけど……。まあ、一人だけ安全そうな場所から、現場にいる人間の泥の中を這いずる様を余興としか思っていない時点で、十分外道ですけどね。

……この世界、組織のトップにはそんなのしかいないんですかね……(汗)。

 

あと、この件が同時期に学園都市に侵入してきた神の右席・ヴェントが絡んでいるのかも気になるところ。それすらも織り込み済みだったのか、何か偶然ヴェントが紛れ込んできたのでちょうどいいから利用しようとしているのか……。どっちにしても、それに巻き込まれる側はたまったもんじゃない、って話ですけど。

 

今回は一方通行側だけかと思いきや、直前までは平和そうだった当麻も、インデックスを探しに外へ出たところで異変に巻き込まれることに。その一方で、打ち止めだけは何とか逃がしたものの、自身は絶体絶命の状況に追い込まれた一方通行のもとへはそのインデックスが登場。

インデックスが一方通行のもとへ辿り着いた時点で、何処へともなく飛ばされた打ち止めを助けるのは高確率で当麻だろうなぁとは思っていましたが、一方通行が誰でもいいからと願った相手がかつての敵だったというのは、彼にとってはとんでもなく皮肉ではあるものの、視聴者的には面白いところかと。インデックスにしても、彼女が当麻とはぐれた理由を考えれば、何気なくやった親切が良い意味でブーメランしてきているわけですし。

 

まあ、それはそれとして、個人的にはまさかこんな短期間で、しかもほんの数時間(数十分?)前とは全然違う意味でシャッフルが起きるとは思っていなかったので、それがまずびっくりでしたけど。

かなり前ですが十三巻は微妙に立ち読みしたことがあるので、この先最低一回はシャッフルとニアミスが起こることは何となく知っていましたけど(でも覚えているのはそのことと、氷華が出てきたことと、最後のほうで一方通行に何か変化が起きたっぽい?みたいなことくらいですが)、まさかこんなに早く起こるとは……。細かい状況とかは覚えていないので、それが今回のことだったのか、この先もまだ何回か起こるのかは分かりませんが。

 

でも、何にしても、面白い展開ではあります。今のところ目の前に見える敵は木原たちで、その彼らの狙いが打ち止めと一方通行のため、当麻&インデックスが助けるような形になっていますが、その当麻とインデックスを狙っているヴェントが迫っていますし、その辺がどう変化していくのかも気になるところかも。そもそも、科学サイドの人間相手にインデックスってどこまでやれるのかも未知数ですし。

あと、木原が喋っていた、一方通行の能力ではなく美琴の能力がかつての計画で選ばれたのは、一方通行の能力に何かあるから?みたいなのも気になるところ。もしも一方通行も幻想殺しのようなイレギュラーな能力を持っている、あるいは秘めているとしたら、二人の主人公の対比としてもまた興味深くなるところですし、もしも本当に何かあるのなら、どうやら学園都市の状況の全てを把握しているようでありながら、一方通行の殺害を止める気のないアレイスターの狙いも気になりますし。

 

というか、本当に全て分かっているなら、当麻が打ち止めを保護したことも既に知っていそうなのに、木原には一切告げずに捕獲命令続行なだけなのも……。当麻が打ち止めに助けを求められた時間のほうがあのシーンよりも後という可能性もありますが、これまでのことから当麻が彼の計画の中枢に据えられていそうなことを考えると、わざと何も言わなかったほうが可能性が高そうというか……。一応、今回起こったこと(ヴェント侵入?)は彼にとってもイレギュラーな事態っぽくはありましたけど。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #18「検体番号(シリアルナンバー)」感想5

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前回に引き続き、前回は出番のなかったイギリス清教組のコメディシーンからスタートした十八話。

悪巧みしていないときはとことん可愛いローラさんと、ボケが渋滞を起こしてシェリーがツッコミ役・神裂さんがいじられ役が定着しかかっているシスター組共々、楽しませてもらいました。どうでもいいけど神裂さん、二期ではすっかりお色気要員だなぁ……(笑)。かつてはいろいろあった同士がすっかり仲良くなってうまくやっている様子なのは和むところではありますが。

 

日常パートだからか、上司にキレて魔術まで使っているステイルの壊れっぷりも楽しいところではありましたが、彼がローラに抗議(?)しに来た書類の内容如何によっては、コメディシーンでは済まなくなりそうなのが怖いところでもありますけどね。

神の右席絡みか、氷華絡みか、はたまた別の何かか……次回から表面化しそうな何かにローラも一枚噛んでいてもおかしくないだけに、あの書類に書かれていたことが気になるところです。今回それに関してはオチずに終わったところが余計に不安を煽ってくれますし……。

 

まあ、それは取り敢えず置いておくとしても。今回は当麻・御坂三人・一方通行・インデックスに絞られた地下街でのドタバタも面白かったです。

 

その中でも特に輝いていたのが御坂妹10032号かと。指輪に期待したり、それはそれとして買ってもらったアクセサリーを大事にしたり自慢したりと、当麻に好意を抱いているのは確実そうなのに、前回打ち止めと会話していたときと同様、その独特の話し方から当麻に対しても内心馬鹿にしているようなものも含めた本音が駄々洩れなのが妙におかしいところで(笑)。ある意味一貫しているとも言えるのかもしれませんが。

そうかと思えば、ヒヨコを象ったドーナツを本物のヒヨコと勘違いしたり、ゲコ太ストラップにときめいたりと(10032号が美琴と同じセンスを持っていたらしいのにもびっくりでしたが)、素のボケ……もとい、可愛い部分を見せてくれたりもして。当麻には素直になれない美琴をからかう手腕も見事でしたしねぇ(笑)。

 

前回の話で、個性ある禁書キャラの組み合わせなら日常パートでも十分楽しい話が展開されることは分かりましたが、今回のこの辺のシーンを見ていたら、三種類の御坂の組み合わせや、ついでにそこに当麻を放り込んでみたりしても、それはそれで面白い化学反応が起こりそうなことが分かったところだったかも。今回は短い時間で三人の邂逅は終わってしまいましたが、機会があればまた見てみたいところです。

それはそれとして、本物・クローン・クローンの司令塔と、それぞれの立場からするといろいろ複雑そうな関係ながらも、ああしていると本当の姉妹のようにも見えるほど普通にそれぞれ仲が良いのは、何だか素直に良かったなぁと思えてしまうところでもありました。

 

とまあ、三人の御坂の邂逅が終わった後は、待ちに待った(笑)主人公とヒロインのシャッフル展開が。

空腹で行き倒れるインデックスを拾ってごはんを食べさせてあげた辺り、一方通行がとんでもなく良い人になっているようにも見えてしまったところですが(笑)、多少邪険にしても無邪気に後をついて来て、人の話を聞かずにごはんのお礼と人探しの手伝いを申し出て聞かない辺り、単に一方通行はこの手のタイプの女の子に弱いんじゃないかという気も。見た目ロリだけど、芯にどこか大人びたしっかりしたものを秘めている辺りも、打ち止めと似ていますし。

……と、今回の話を見ていてそんなヒロインの類似性に気づいてみたわけですが。

 

逆に当麻のほうは、何だかんだで打ち止めに振り回されていた感じで、これはこれでやっぱり普段のインデックスとの関係と似たような感じだったのかも? 魔術関連とはまた別の意味で専門的な話をされていた辺りなんかも含めて。打ち止めから彼女の立場を聞かされたことで、当麻はシスターズ関連を(完全に理解できたかはともかく)全部把握した感じですかね。

 

ところで、この当麻と打ち止めの会話は、思えばけっこう新鮮なシーンだったんじゃないかな、と。

基本的にこの物語、現在進行形で敵対しているキャラと、大人な小萌先生や美琴一筋なためライバル心剥き出しの黒子を除けば、当麻と面識のある女の子は大抵みんな当麻に一定以上の好意を持っているわけで(吹寄は今のところ分かりませんが)。でも、打ち止めはその中にあって、当麻に感謝しているのは本当だけど、一番は別にしっかりいる唯一のキャラとも言えるんですよね。……まあつまり、当麻に恋愛感情持っていない(しかも本命が別にいる)女の子との一対一の会話シーンって珍しいな、って話なのですが。

でも、それだけに、今回はそれが誰なのかをボカして語られた相手が誰だったのかを当麻が知るときが今後来るのなら、そのときが楽しみになるところです。打ち止めの語った一方通行像は、当麻の抱いているものとは全然違うでしょうし(あと、一方通行との因縁を知らぬまま出会った、やっぱり相手が不明なまま語られたインデックスの見た一方通行像も)。逆に、一方通行がインデックスから聞かされた当麻像も全然違うだろうから、そっちが繋がるときも楽しみにしたくなるところではありますけどね。

 

まあとにかく、短い時間ではありましたが、それぞれの主人公とヒロインの、そうとは知らぬ(打ち止めだけは知っていそうですけど)邂逅は、堪能させてもらいました(笑)。

最後には、初めてはっきりと打ち止めの名前を呼ぶ一方通行まで見られましたしね。打ち止めは打ち止めで、自分の名を呼ぶ声に応えるように一方通行の名前を呼ぶところもあり、当麻の前では「今度は自分が守る」と宣言するなど、現状この二人のカップリングが一番好きだなぁと思っている自分としては大変オイシイものを見せてもらいましたし(笑)。

 

そんな感じで今回も基本的にはコメディ方向の話ではあったものの、途中で挟まった黄泉川先生と一方通行の贖罪の話、打ち止めの語った一方通行の話など、次回へ向けての布石が仕込まれていた感じでしょうか。

三人の御坂の邂逅の辺りはまだドタバタ色が強かった気がしたものの、当麻と打ち止め、一方通行とインデックスの組み合わせで進み始めた辺りからは、内容は時にコミカルなものでありながらも、どこかしっとりと進んでいたようにも感じましたし。氷華のどこか不穏な登場シーンも含めて、緩やかにシリアス方向にシフトし始めていた感じでしたからね。

 

そして、次回予告では映像・ナレーション共に、次回からは完全にシリアス展開にシフトしますよとお知らせされた感じで。一方通行はいきなりピンチな感じでしたし、まずは彼らのほうから何らかの危機に陥るところですかね。当麻たちのほうも、氷華が出てきた以上……というか、それ以上に神の右席が学園都市に到着するっぽいことから、遅かれ早かれ窮地に陥りそうですが。

ここまでの描かれ方を見ると、今回は二人の主人公を軸としたエピソードになりそうな感じなので、それらが別々に進行しながらも想いの面で何か関連するようなものになるのか、それとも起こる事件そのものの根っこが繋がったもので、別方面からアプローチしていくような形になるのかは分からないものの、二つの場面がどう絡んでいくのか楽しみにしたいところです。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #17「罰ゲーム」感想5

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今回から始まったエピソードが収録されている巻は、原作でも屈指のコメディ巻だという話を見かけたことがありましたが、その前情報に違わぬ、大変楽しい三十分でした(笑)。

能力者バトルとしても個性的な面々が揃っている物語ではありますが、そんな彼らの日常話も、非日常に負けず劣らず……というか、むしろこっちのほうが面白いのではってくらいに見ていて非常に楽しかったです。うっかり大声で笑いそうになって慌てて口を押さえた……なんてこともありましたし。

 

まあ、コメディに特化していた分、ストーリーの進行という意味ではあまり大きな変化はなく、どちらかというと、次のエピソードに向けた各キャラの現状確認的な部分が大きかった気もしますけどね。

 

当麻はイタリアから帰国した後に再び学園都市での日常に戻り、学校では友人二人と馬鹿をやり(「大覇星祭編」のときもちらりと書きましたが、当麻のああした学校でのエピソードはこれまでほとんど見られなかったと思うので、あれだけでもかなり楽しいです(笑)。当麻だけでなく、土御門もああいうシーンでは普通に学生やっているのが見られるのがまた)、家ではインデックスに振り回され、そんな中で、一つだけ清算していなかった美琴との罰ゲームに引っ張り回される。

美琴は相変わらず、当麻の前では微妙に素直になれない恋する女の子の可愛いところを見せてくれて、視聴者としてはそんな美琴を見ているだけでにやにやできてしまうわけですが(笑)、同時にそんな美琴に絡んでくる黒子がすっかり元気になっている辺り、美琴も今は完全に日常に戻っているのかなぁと思わせてくれるところで。

そういうのを抜きにしても、美琴の真意が摑めないまま振り回されている当麻、当麻の前では強気モードと乙女モードが交互になっている美琴、そんな二人を目撃して乱入してくる黒子の組み合わせは、コメディとしては鉄板だなぁと思ってしまうところではありましたが(笑)。あと、当麻・美琴共に初の冬服披露なのは、それだけでも見ていて楽しかったですかね。

 

そして、一方通行&打ち止めは無事退院し、黄泉川先生の家に居候することに。新OPを見ても、彼らのエピソードが今後出てくることは分かりますし、そういう意味ではこれが一番重要なところかなぁとも思うところ。

 

取り敢えず、相変わらず二人セットで楽しそうにやっているのを見ているだけでも、こっちも楽しくなってくるところですが、小萌先生とのファーストコンタクトでのやりとりには、真面目なのかボケなのか分からない二人の反応には笑わせてもらいました。それでいて、黄泉川先生にはしっかりやり込められているところには何だか微笑ましくなると同時に、彼らにもちゃんとした保護者ができたことを嬉しく思える部分も。

そして、当麻も二期が始まってから何度となくやっているラッキースケベに遭遇した一方通行の反応が、当麻とは真逆なのがまた可笑しいところだったり(笑)。当麻の場合は、覗いた当麻がきっちり(?)報いを受けるのに、こっちの場合は何故か覗かれた打ち止めのほうが悪い目に遭っているのもまた面白いというか、こういうところも対比されていたりするのかなぁと思うと、そういう意味でも面白いところかも。……まあ、複数の女の子に想いを寄せられている当麻と違い、一方通行にそういう意味での好意を持っているのが、あの場では打ち止めだけ、というのもあるかもですが……って、これも対比といえば対比になるか。

 

あとは、こちらも無事退院&冬服チェンジしていたシスターズ。個体差が現れ始めた彼女らのやりとりも楽しいところでしたが、何気に直接話しているところは初めて見るのでは?という、打ち止めと10032号のやりとりも面白かったです。お互い、その独特の話し方のせいで内心が駄々洩れなのも含めて(笑)。

打ち止めが見事に10032号のゴーグルを奪い、馬鹿にするように逃げていった彼女に10032号が銃を向けたところで終わりましたが……まあ、設定面を考えても、コメディエピソードであることを考えても、じゃれ合って終わるところですかね。次回予告によると、仲良く当麻に遭遇しそうな感じですし。

 

待ちに待った新OPは、曲に関しては、初見では前のほうが良さそうにも思えてしまいますが、一期でも聞き慣れてきたらむしろ後期OPのほうが好きになってきたりしましたし、評価はそこまで待つ感じでしょうか。

映像のほうは、これまでとは違った感じの部分を面白いなーと思いつつ、全体的には今後の展開が楽しみになるところですかね。

 

次回予告でもちらりと出ていましたが、どうやら氷華が再び絡んできそうですし、となればインデックスの出番も増えるのかなぁと思うところ。前回ラストの危なそうなローマ正教の女性が当麻に対するラスボスなのかな?と思いつつ、前回でイギリス清教側へ来たアニェーゼたちの出番がまだありそうなのも楽しみですし。

そして、当麻と同じように敵と思しきキャラと激突していた一方通行や、彼と共にちらりと映っていた気がする淡希さん(?)や一期で美琴に好意を寄せていたキャラ(の本物?)もどう絡んでくるのか、特に淡希さんは一度負けたキャラなだけに、前回のアニェーゼたちのこともあって、どんな感じの再登場になるのかは期待したくなるところかも。

 

とまあ、いろいろと楽しみになる新OPでしたが、次回はまだコメディパートの続きですかね。

氷華が出ていた辺りは、シリアスパートへの導入もありそうかな?とも思いますが、前回ラストでは神裂さんの部屋への同居が決まったことだけで終わったアニェーゼのその後が(たぶんコメディテイストで)見られそうなのは楽しみですし、何より、追いかけっこの果てに当麻に遭遇しそうな打ち止め&御坂妹10032号と、(たぶん打ち止めを探しに来て)インデックスと遭遇しそうな一方通行というのが無性に楽しみです。かつて戦った二人の主人公が、そうとは知らないまま相手のヒロインと遭遇とか、お約束だからこそ余計に楽しみになるところですからね(笑)。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #16「刻限のロザリオ」感想4

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さすがに今回はちょっと尺が足りなかったんじゃ……と思ってしまったところだったかも。

OPなし、EDも曲こそ流れていたものの映像は本編が食い込んでいる感じだったので、それでもぎりぎり使ってはいるのでしょうが、アニメを観ているだけでは理解し切れなかった部分、原作もそうなのかアニメだけなのかと描写不足を迷う部分がありましたからね。

 

とはいえ、細かいことを除けば、今回のエピソードで重要なのは、「法の書」編では敵対していたアニェーゼたちとの和解(?)と仲間化、そして、当麻がローマ正教に(ほぼ)敵認定された、ということかとも思うわけですが。

同時に、学園都市以外で当麻の身体(というか右手?)を調べられると困るから即帰還するように、というのは、下手に外に情報を残したくない(渡したくない)という意味に取れば、学園都市側にとって当麻が切り札的存在であることが改めて示されたエピソードであったとも取れるのかも(カエル顔の医者がどういう立場なのかは不明ですが……)。前回の感想で書いたように、本当にイタリアでの一件の解決のためだけに当麻を送り込んだのだとしたら、病院に搬送されたのをこれ幸いと、解決した途端に呼び戻す口実としたとも受け取れるわけですから。

 

ただ、一つ気になるのは、ひょっとしたらローマ正教側もまた、今回の一件は当麻の力を測るために画策したものだった、という可能性が残ることでしょうか。

もしも本当に当麻のイタリア行きが意図的なものなら、その介入すら見越した上で。仮にその当てが外れたとしても、今回「アドリア海の女王」を動かしたのは、もともとの目的であるヴェネチアをどうこうするのではなく、その固定された標準を解除し、ローマ正教にとって邪魔な存在――特に学園都市への攻撃を可能にすることだったようなので、それはそれで成功したなら良かったのでしょうし。

 

実際は当麻が介入することになり、その力の一端を垣間見た。「法の書」編・「大覇星祭」編に続いて三度目の邪魔。先の二件で既にマークされていてもおかしくないわけで、仮に今回そんな目論見がなかったとしても、こうなればもう十分に要注意人物……どころか危険人物認定されても納得というもので、ラストにちらりと映ったシーンも、ローマ正教側に立って考えてみればなるほどと思ってしまうものも。

……当麻側で考えれば、目の前で助けを求める人間を放っておけずに関わっていたら、いつの間にか殺害対象にされてしまったわけだから(一応、まだ調査段階ではあるけど)、それこそ当麻が言うところの「不幸だ」ってことになってしまうわけですけどね(汗)。

 

しかし、こうして当麻がかなり際どい状態に置かれていることを知らされると、当麻の未熟さ(甘さ)が気になってくるところ。

思えば、最初のエピソードを除けば、「法の書」編では一方の言い分を鵜呑みにしたことから天草式と敵対し、その結果オルソラを窮地に追い込むこととなり、「大覇星祭」編ではステイルや土御門との覚悟の違いを見せ付けられたように、二期ではそうした当麻の足りない部分がクローズアップされてきていたというか、一期のように想いだけでは突っ走れないことが描かれていた気がします。

今回の「イタリア」編でも、前回では建宮さんが当麻と同じような思想を持ちながらも当麻より一歩も二歩も先を歩いていることを見せられたし、今回では、ビアージオを一発殴ってノックダウンさせただけで、まさに直前の自身の台詞が跳ね返ってくるかのように、しっかりと相手の戦闘不能を確認しなかったことから窮地に陥り(これは対オリアナでもやっていましたけど)、又、ビアージオが上位者の命令で動いていたっぽいことを仄めかしていたにも関わらず、目の前のビアージオが許せないの一点だけしか見ずに彼を倒して終わってしまうなど、当麻がもう少し広い視野を持って先のことも考えて動いていたら、もっと被害は少なくて済んだのでは?と思えてしまうところがあったわけで。

 

幸か不幸か、今のところは被害を出しつつも最悪の事態にだけは陥っていませんが、もしも当麻が今のままであり続けるなら、いつか取り返しの付かない事態になってもおかしくない気がしてしまいます。

「法の書」編のときにはオルソラとアニェーゼの間で交わされた、疑念で動くか信じることで動くかという話が、今回はオルソラとビアージオの間で交わされ、かつては疑念側だったアニェーゼが仲間への想いを取ったことを考えると、誰かを助けたいという想い自体は是として描かれていると思うので、そうなると、じゃあその想いを持ち続けたまま本当に守り切るためには何が必要なのか。この先、想いだけではどうにもならない事態に直面したときにどうするのか。その辺が、二期での当麻の課題なのかなぁ、と思ってしまったところです。

神の右席?とか呼ばれていたローマ正教の何だかやばそうな新キャラを見ると、早いところ当麻がその自分の甘さを自覚して、今のままでは守れない日が来るかもしれないことを考えておかないと、本当に何かを失ってしまいかねないようにも思えますから……。

 

とまあ、ラストで何だか当麻がやばい状況に置かれ始めていることが示されたわけですが、最後にはインデックスと神裂さんの可愛いところが見られたし(笑)、アニェーゼが無事(?)イギリス清教側に保護されたっぽいのは安心でしたところですし、そして次回は予告からすると気を抜いて見られそうなエピソードかな?といった感じですが(笑)。

どうやら保留にされていた美琴の罰ゲームの話になるようですし、舞台が学園都市側に戻るのと、一方通行&打ち止め&シスターズの出番がありそうなのは素直に楽しみですしね。ようやく次回は新OPがお披露目になるかな?という期待も含めて、いろいろと楽しみにしたいところです。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #15「女王艦隊」感想5

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やっぱりこのエピソードのヒロインになるのはアニェーゼのようですね。ルチア&アンジェレネの救出と引き替えに当麻たちを見逃してくれた彼女こそがピンチということで、合流した天草式&インデックスと共に、一度は難を逃れたものの再び女王艦隊に殴りこみをかけることとなりました。

 

前回の感想で、オルソラは戦力としては頼りないのでは……みたいなことを書きましたが、全然そんなことはなく、そのことに驚くと同時に、見くびっていたことをオルソラに謝りたいような気持ちに(笑)。ステイルやルチアたちのように何か強力な魔術を使える、というわけではありませんが、かつては同じローマ正教に属していたこともあってか、知識と知恵でルチアたちの救出では活躍してくれました(あと、蓮の杖(?)を渡されていたところを見ると、魔術アイテムならあれば使えるってことでもあるのかな、と)。

その直前では、女王艦隊そのものには核となる部分が別にあるからか効かないようだったものの、見張り役の氷騎士くらいなら当麻の右手がうまく機能して、人間はそれほど乗っていなかったらしいあの場所は、実は意外と当麻&オルソラコンビには相性良かったのかな、といった感じでしたし。

……あと、取り残されたインデックスも、割とすぐに女王艦隊の存在に思い当たっていて、意外とすぐに合流でしたし(笑)。

 

ただ、一つ気になるのは、無人に近い船とオルソラ襲撃が微妙に結びつかない気がすることですが。当麻たちが侵入者扱いなのも、その侵入した船が、まさにルチア&アンジェレネへ説教(?)が行われている船だったのも。

 

前回の話では、オルソラ襲撃はかなり明確な意志を持って行われたことのように思えましたが、アニェーゼが言っていたとおり、本当に単に何らかの監視網に引っ掛かっただけなのでしょうか?

確かにそのほうが疑問点には納得できるような気がしますが、そうなるとその監視網に何が引っ掛かったのかも気になるというか。割と無差別にローマ正教……というか、現在遂行中の作戦の障害になりそうなモノを機械的に排除しているだけ……にしては、何だかお粗末にも思えましたし。

実際、下手にオルソラにちょっかいを掛け、しかも故意か偶然かは分からないものの、当麻&オルソラを女王艦隊に乗り込ませてしまったことで、遂行中の作戦が明るみになり、彼らを救出に来た天草式と共により厄介な障害となってしまったわけですから。

 

……となると、当麻のイタリア旅行自体からして胡散臭いことを考えると、むしろ、オルソラを襲った犯人は、ローマ正教の人間ではなく、当麻をイタリアに来させた人物(がいたらですけど)と同じなんじゃと考えたほうがより納得できてしまうような。インデックスがいれば事前に察知できること、あの程度の攻撃ならば当麻&インデックスのコンビがいれば凌げることも見越してのものであり、ついでに、女王艦隊の一隻があの場を通りかかることも計算した上で、とか……。

というか、そうなると、オルソラの引っ越しがあのタイミングで、天草式がその手伝いをしていたことさえも誰かの差し金だったのでは、と思えてしまいますが……。学園都市・イギリス清教、そのトップのどちらもがこの推測を実際に行っていてもおかしくなさそうな人物だけに、偶然巻き込まれただけよりもずっとあり得そうな気が……(汗)。

 

まあ、それはさておき。「法の書」編でもちらりと語られていたアニェーゼの過去が、今回はルチア&アンジェレネも含めてまた少し出てきました。

もっとも、あれで分かるのは、家族を殺され(?)独りぼっちで生きていたアニェーゼをローマ正教が救ってくれたこと、おそらくその先で出会ったルチア&アンジェレネとは昔から仲が良かったこと、ルチアは幼い頃から既に妄信と言っていいくらいのレベルで信仰心を持っていたこと、そんな時代からローマ正教にはどこか不審なところがあったこと(アンジェレネはこの頃から賢かった?)、くらいですが……。

 

彼女たちにその後何があったのか……は、おそらくは今の彼女たちの状況に繋がることではあるのでしょうが、詳細は不明なまま。とはいえ、今の時点で大事なのは、「法の書」編では最終的に敵対した彼女たちが、やっぱり単純な「悪」に該当する存在ではない、ということでしょうか。

あのときは当麻たちから見たら悪だったけど、彼女たちには彼女たちの事情があって、ルチア&アンジェレネが自分たちだけなら逃げられたのに敢えて他のみんなを助けようとしたり、アニェーゼが自分と引き替えに二人を助けようとしたりしたように、彼女たちには彼女たちの絆がある。二期ではもう何度も示されているけれど、やっぱりこの物語の構図は正義vs悪ではなく、正義vs正義なのだと。だから、同じほうの天秤に傾いていたのなら、かつての敵と共闘する展開だって起こり得る。

 

当麻はこれまでのエピソードから、ああいう展開になればアニェーゼ救出に積極的に動くのは分かっていたことだけれど、それに天草式もあっさり賛同したというか、むしろ当麻が言い出す前から覚悟完了していた辺りは、何だかんだで彼らと当麻の正義は近いところにあるんだろうなぁ、と思うものが。

だから、互いに勘違いやすれ違いさえなければ、割とすんなり共闘する形になる。例え助ける相手がかつての敵だったとしても、今は助けが必要な相手であり、それを望む者がいるのならば。……アニェーゼを助ける=ローマ正教の作戦をぶち壊す(彼らによって被害を受ける人たちを結果的に助ける)、なのも積極的に動ける理由の一つでもあるかもですが。

 

そういう意味では、もしも今後本気で、それでも彼らの正義が対立した場合にどうなるのかが気になるところでもありますかね。

アニェーゼ救出を主張した当麻に、そんな段階はとっくに通り過ぎていて、後は当麻たちの覚悟を確認したかっただけだ、なんていう建宮さんは、当麻と同じ正義観を持ちながらも、「大覇星祭」編のときのステイルや土御門に感じたようなプロ意識も併せ持つ、ひょっとしたら当麻が目指す先にいるキャラなんじゃないかなぁと思わせてくれるものがあったので。……初登場時は悪人面なこともあってむしろ悪印象からスタートしたようなキャラだったけど、実は作中で一、二を争うくらいかっこいい人なんじゃと思えてきたかも(笑)。

 

そんなこんなで、天草式にルチア&アンジェレネと、かつては敵対したこともあったものの、味方になるとこの上なく頼もしいメンバーと共に、アニェーゼ救出へ。まずは例の武装シスターたちが迎撃に出てきたけど、味方に諸共攻撃されたことと、アンジェレネが身を挺して庇ったことで、彼女たちも救出部隊に加わることになるのかなぁ、なんて辺りも気になりつつ、アニェーゼ救出劇がどうなるのか、次回予告で仄めかされていた謎というのは何なのかを楽しみにしながら、次回を待ちたいところですかね。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #14「水の都」感想5

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てっきり今回からOPEDが変更になるものと思っていましたが、OPはこれまでのまま。今回から始まった「イタリア編」(?)は「法の書編」のメンバーが再登場のエピソードのようですし、このエピソードが終了してから変更なのですかね。EDはインデックスがヒロイン仕様となったものに変更されていましたけど(笑)。

 

それはさておき、いつも以上に「不幸」を連発する当麻からスタートした「イタリア編」。単純な不幸度で言えば、少し前に始まった「これはゾンビですか?」の主人公・歩のほうがよっぽど不幸に見える気がして、今回の前半部分は特に、当麻のは「不幸」じゃなくて「うっかり」なんじゃと思ってしまったところ。とはいえ、偶然にもイタリアで知己と再会して、途中ちょっとしたハプニングもあったものの穏やかに別れようとしたところでトラブル発生なのは、確かに「不幸」なのかもと思ったり。

以前(一期で)、インデックスが当麻の不幸はその右手で運気を打ち消しているからだ、みたいなことを言っていたと思うのですが、そういう意味では、今回の件は当麻がオルソラの幸運を打ち消したせいなのでは……みたいな。勿論、そんなのはただの偶然で、どちらかといえば名探偵のいる場所で事件が発生する的なものなのでしょうが。

 

ともかく、当麻が普段の不幸を清算するかのように、イタリア旅行を当てたことからスタートしたこのエピソード。何故か持っていたパスポートが出てきた辺りは、アレイスターが当麻を使って何かを企んでいるっぽいことを考えると、記憶喪失前の当麻が何をどれだけ知っていたのか、何をしていたのかが気になってしまうところですが(そういう意味では、パスポートに残った記録を見てみたいところかも。単なる家族旅行とかの可能性もありますが)、普段が普段だけにいろいろ怯えつつも、せっかく手にした幸運を捨てることはなく、使用形跡はないものの一応パスポートを持っていたインデックスと共にイタリア旅行へ。

……純粋に楽しもうとしている当麻を見ていると、実は旅行が当たったこと自体が今回の事件を見越した采配でないことを祈りたくなってしまうところではありますが……(汗)。

 

イタリアの美味しそうな料理に目を輝かせ、もともとイギリスから日本に来た経緯もあってか異国で同行者とはぐれても一切動じることなく(当麻とはぐれたことに困る前に知り合いに会ったからかもですが)、アイスをボックスごと頬張り、パスタを前に涎を垂らす姿は、久々に出番多めなのにも関わらず、インデックスがちっともヒロインには見えないという(笑)。裸を見られたくらいではもう挽回できないというか、当麻がオルソラと違って謝罪の言葉を思い付かないのも何となく分かってしまうというか。

……というか、事件の内容からすると、今回もオルソラがヒロインなんですかね。予告を見るに、アニェーゼの可能性もありますが。

 

とはいえ、ヒロインというよりも妹的存在な感覚のほうが強くとも、今回は魔術サイドのエピソードということで、いざ事が起これば大変頼りになる姿を見せてくれたわけですが。

魔術系の知識には乏しい当麻に、やっぱりそれほど詳しいとは思えないオルソラ。特にオルソラは、戦力的にも心許なさそうですし。オルソラ襲撃に真っ先に気づいたのがインデックスだったこともあり、早々にインデックスと引き離されてしまう展開となったのは、妙に心細いものがありました。例のガラス(氷?)の船に関しても、インデックスならもしかしたら何か知っていたのかも?と思えてしまうものもありますし。

もっとも、例えば相手が肉弾戦で向かってきた場合や、インデックスの知識だけではどうにもならないような状況で戦闘になった場合などは、足手まといが二人になる可能性もあるので、一概にどっちが良かったとも言えないところではありますけどね。

 

逃げ場のない場所に連れて来られてしまったため、ひとまず隠れて様子を見ることにした当麻たちでしたが、ラストではまさかのアニェーゼとの再会。

対面したときのアニェーゼの様子がオルソラを探しに来たというものではなさそうに見えたことと、次回予告を考えれば、今回は敵というわけではないのかな?と思うところですが……。だからといって味方かどうかはまた別の話になりますが、敵の勢力自体はローマ正教っぽいものの、積極的に襲ってくる相手ではないかな、と。……というか、前述のとおり、ひょっとしたら今回のヒロインに当たるのは彼女の可能性もありそうな予告でしたからね。

 

アニェーゼとの再会が……というか、見つかった相手がアニェーゼであったことが吉と出るのか凶と出るのかは分かりませんが、次回では天草式の面々が早速助けに来てくれそうですし、「法の書編」ではサポートに徹していた彼らの活躍を楽しみにするところですかね。何だか当麻がピンチになりそうな映像も混じっていたので、その辺は少し心配ではありますが……。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #13「使徒十字(クローチェディピエトロ)」感想5

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大覇星祭編完結、ですかね。

何だかこの番組を見たことで、年末年始は狂いっぱなしだった曜日感覚がようやく戻ってきたような気がします(笑)。

 

それはさておき、vsオリアナの続きからスタートした今回。多彩な魔術と体術を織り交ぜて使ってくるオリアナと、あらゆる異能を打ち消せるものの全ては右手一つが切り札の当麻では、やはり当麻のほうが分が悪いようで、一対一ではどうにも不利なことに。

せめてあと一つ何かあれば……!と当麻が思ったところで、一時戦線離脱していたステイルが復帰し、インケンティウス召喚。これにより、再び戦況が変わりますが、このときの、どこまでが偶然でどこまでがアドリブで合わせた連携なのか分からない当麻&ステイルのコンビは相変わらず見ていて楽しいです(笑)。なまじ、インデックスを巡っての三角関係(?)があるだけに、本当にどこまでが作戦なのか分かりませんからね。互いを押しのけ合う二人とか、まさかのドジっ子要素を披露してくれた(笑)ステイルとか、本気でやっているようなことも混じっているように見えるから尚更というか。

 

とはいえ、それでもやはりオリアナのほうが一枚上で、ステイルが再び戦闘不能にされてしまいましたが。

……オリアナがそれだけ格上の相手ということなのか、それとも相性の問題なのか……というのも考えてしまいますが、ステイルがやられたときの状況を見ると、当麻が魔術に関する知識を身につけたらまた違ってくるのかなぁ……なんて思うところも。少なくとも、相手の使う術の危険度や兆候が瞬時に把握できれば、とっさにステイルが当麻を庇う、なんて事態は減るでしょうし、逆に当麻が相手の魔術に対処できる可能性もできるのかな、と思いますし。

 

まあ、それはそれとして。そんなわけで再び当麻vsオリアナの一対一に戻るわけですが、ここからは少し互いの主張をぶつけ合う展開に。

オリアナの求めていたものが、みんなが幸せに暮らせるための絶対的な基準であること、だからそれを与えてくれるリドヴィアに協力していたことが明かされるわけですが、このシーンは見ながらちょっとオリアナの決意の固さを凄いなーと思ってしまいました。オリアナが実際に見てきたことは分からないので、当麻の主張が彼女にどう聞こえていたのか――地獄を見たことのないものの綺麗事と切り捨てたのか、痛いところを突かれたのかも分からないのですが、見ていて一つだけ確かだと思ったのは、オリアナはきっぱりと真っ向から彼女を否定する当麻を見て、目の前にいる相手が、自分の持っていない――求めている絶対の基準を持っていることに気づいたと思うのですよね。

これ、キャラによってはそのことに動揺するなり決意を揺るがされるなりするような展開になってもおかしくないと思うのですが、オリアナは一切揺らがないんですよね。ハッとはしたかもしれないけど、それで自分の目的を引っ込めることはなく、かといって自棄になったふうでもなく、目の前にある障害として当麻を排除しようとした。

 

……ただ、そうして必殺(?)の攻撃をぶつけて、実際それを当麻はまともに食らって、チェックメイトを確信してもおかしくないところまではいくわけですが……それでも挫けず立ち上がる当麻を見たときには、初めて揺らいだのかな、とも思いますが。この場合は、甘い綺麗事ばかりを吐くような相手が、あれだけの攻撃を食らっても折れないことへの動揺、といった感じですが。でも、そのわずかな揺らぎと、最後の攻撃のために速記原典を全部使ってしまっていたことが、彼女の敗北に繋がったのかな、と。

当麻の言葉を借りるなら、自分自身で立っていた者と、他人に下駄を預けていた者の差が命運を分けたということになるのかな、とも。

 

そんなこんなでvsオリアナには決着がつくものの、やっぱりオリアナは囮でしたというのがリドヴィアから明かされる展開に。しかし、使徒十字の発動時間とナイトパレード(の花火)の開始時間が被っていたことにより、結局は当麻たちがそれ以上何かをするまでもなく、リドヴィアの目論みは敗れ去るというあっけない展開で終結を迎えました。

結局オリアナの魔術に弱点とかそういうものはなかった(少なくとも明かされなかった)なぁ、とか、美琴が戦闘的な部分で活躍することはなかったなぁ、とか思うと、どこか物足りなさを感じないわけじゃないけれど、魔術だ霊装だと大仰なもので世界をどうにかしようとしていたのを、そんなことは何も知らない一般の人たちの何気ない頑張りがあっさりと潰してしまったという展開は嫌いじゃないので、これはこれで面白いなぁとも思ったり(笑)。カタルシスとしては、当麻たちのような裏でひっそりと頑張っていた人たちがかっこよく敵を撃破するほうが盛り上がるのだろうけど、強大な力を持っていた人が慢心した瞬間に無力な人たちにやられてしまうというのは、やっぱりそれはそれの面白さがあるかなぁと思うので。むしろ、敵に対する精神的ダメージとしてはそっちのほうが大きいのでは?とか思ってしまいますし(笑)。

 

それに、そういう意味でリドヴィアに一矢報いる役割としては、ローラさんが存分にその黒いところを見せてくれましたしね(笑)。あの最後の様子からすると、リドヴィアはあれで退場……ということなのか、それともあれでもまだ生きているのかは分かりませんが……ローラさんが手を下したことを考えると、やっぱりあれで終わりかな?

 

敵の後始末という点ではそれで片がついたと言っても良い気がしますし、実はこのエピソードの裏ヒロインだったのかしらと思える姫神が無事で、最後に笑顔を見せてくれたから、やっぱりそれはそれで、大覇星祭が無事に終わって、学園都市も守られて、そこにいるみんながいつもどおりの日々を取り戻せたんだからそれでいいじゃないかと思えるものが。

全てが終わってから真実を知らされて、その怒りから噛み付きが復活しているインデックスも、すっかり元気になった吹寄も、賭けの勝利が確定した(?)ことを告げつつも、当麻とインデックスの仲の良い様子に嫉妬している美琴も。描写はされなかったけど、ステイルも土御門も元気にやっているのでしょうし、ね。

 

そんなこんなで大覇星祭も終了し、次回からは新エピソードスタートということで(主題歌も次から新しいものに変更ですかねー)、何故か当麻とインデックスはイタリアへ旅行(?)へ行き、オルソラや天草式も絡んでくる模様。

となると、次回は魔術サイドのエピソード再びってことなのですかねー……と思うところですが、アレイスターの不穏な発言を見ると、今後はどっちかとは言えず、何かしら二つのサイドが交わったエピソードになる可能性もありそうではありますが……。

学園都市から舞台が移るとなると、また暫くは美琴たちの出番はなしかなーと思うと少し淋しいものはありますが、法の書編以降で再び登場となる天草式の出番は楽しみですし、次回も楽しみに待ちたいところです。

 

 

2010年12月終了アニメ感想(8)「荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ」4

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一期からのおなじみのメンバーに加え、アマゾネスとその部下(?)の天狗という強烈なキャラクターが加わり、ラストサムライがよくリク&星とつるむようになり、ビリーとジャクリーンの人生勝ち組の二人(笑)の熱熱っぷりが描かれと、更に賑やかになった荒川の物語は、そんな彼らの様子を見ているだけでも楽しいものでした。

 

それと同時に、ニノの事情が少しずつ明かされたり、ふとシリアスなシーンが挿入されたりと(オチの前振りの場合もありましたけど(笑))、それだけではない部分もまた楽しめたというか、その二つがうまく組み合っているからこそ面白いものもあったのかも。

最終話も、賑やかな荒川メンバーの様子が描かれて、そんな中で最後にニノの願いとそれに対するリクの約束が描かれて――奇矯なキャラの集まりで、荒川で生活しているなんてとんでもな設定ではあるものの、そこの住んでいる住人たちにとっては大切な場所であることが改めて示された良い終わり方だったかと。……結局、金星行きはどうなったの?というつっこみもなくはないですが……そこはまあ、三期を期待ですかね。

 

荒川メンバーのバカ騒ぎは何だかんだで楽しく観てしまうので、もしも三期があるなら楽しみにしたいところです。

 

 

2010年12月終了アニメ感想(7)「神のみぞ知るセカイ」5

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原作既読の身としては、アニメにぴたりと嵌った作品だったなぁと思います。

 

ギャルゲーのように一人のヒロインを一定話数ごとに攻略していく上に、それが終われば関係も大よそリセットされるわけですから、区切り的な意味でもアニメ化しやすそうな作品ではありましたが、そのゲームをモチーフにした設定や、そこに絡んでくる悪魔や駆け魂といったファンタジーな要素が、アニメという媒体に非常にマッチしていたかと。

かのん編や栞編では、モノクロ・静止画の漫画ではできない映像・演出を使ったアニメならではのものを見せてもらえて、特に栞なんかは喋らないヒロインのため、それが顕著だったように思います。勿論、ヒロインだけでなく、最終回の落とし神モードの桂馬なんかも、演出が光っていてアニメならではの楽しさを見せてもらったと思うところですが。

 

しかし、アニメで改めて見ていると、桂馬は本当に一風変わった主人公だなぁと思えたところ(笑)。

二次元を至高とする主人公が半強制的にリアルと関わることになる……なんてことになったら、普通だったらだんだんリアルに感化されて住む世界を移していきそうなものなのに、桂馬は決してそうはならない。リアルと関わることで、例えば攻略時のことをヒロインが忘れてしまうことに淋しさを見せるようなことがあるように、全く心に波が立たないわけではないけれど、それでも彼にとっての唯一絶対の場所がギャルゲーの世界にあることは変わらない。

……そんなエピソードを最終回に持ってくるのがまたうまいというか(笑)。同時に、何故桂馬があれだけ次々と的確に現実の女の子を攻略することができたのかが分かるエピソードでもあり、そこもまたうまいなぁと思ってしまったところかも。

 

……というか、桂馬のあのスキルは自分も欲しくなってしまうところです(笑)。桂馬に比べれば全然やるゲームの数が少ないにも関わらず、積みゲーがちらほらありますからね……(積読本なんてそれ以上……(汗))。まあ、桂馬と違ってゲーム以外にもアニメも観るし本も読むしというのもあるし、自室にテレビなんてない身としては据え置き機のゲームはリビングでやるしかなく、それがアニメの視聴とバッティングするためにだんだんやれなくなってしまったというのはあるのですが。

 

そんな感じでアニメになることで視覚的により楽しくなった部分を見ているだけでも楽しかったわけですが、後半のかのん編・栞編は、連載中の原作の展開がまるで狙ったかのように(笑)再び彼女たちにスポットが当たり始めたこともあって、その辺の展開も含めて楽しめたところもあったかも。

アニメでも序盤で張られた伏線などはけっこう忘れてしまうもので、でも最終回まで観た後にもう一回見直すとそうしたところに気づいて面白いような、そんな感覚みたいで。まあ、それこそ連載中の原作が今後どうなるかは分からないので、今回アニメと同時に見ていて感じた面白さがどうなるのかはさっぱりなんですけどね(笑)。

 

ラストは桂馬メインのエピソードということで、駆け魂絡みの話は解決しないまま終わっていますが、始まる前から分割二クールだという話は耳にしていましたし、むしろそれを利用して、最終回では本編でも次回予告でもそのための布石を打ってくれたので、ここは素直に二期を楽しみにしたいところですかね。

 

 

2010年12月終了アニメ感想(6)「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」3

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中盤を過ぎた辺りだったか、このアニメ化で描かれるのは、真ルートではなく瑛里華ルートなんじゃないか、なんて話を原作ゲームプレイ済みの人の感想として見かけていましたが、最終回を見た感じ、どうやらそのとおりだったという印象でしたね。

 

第一話の感想でも書いたとおり、原作ゲームはやったことがないものの、コミック版は読んでいるので、途中からどうもそのとおりには話が進んでいないことは感じていましたが(序盤も完全に同じではなかったと思いますけど、あれはどちらかというと共通ルートの中での取捨選択の違いっぽい感じでしたので)、要はそこで削られていた部分が(瑛里華の苦しみは何度となく描かれていたけれど、吸血鬼関連に絡んできそうな白ちゃんや桐葉はそこまで掘り下げられなかった)その真ルートに繋がるものなんだろうなぁ、と。

確かに一応ハッピーエンドっぽく終わりはしたものの、問題の根本は何も解決していないに等しいエンドでしたからね。希望が繋がりはしたものの、瑛里華の吸血衝動に関しては根性論で終わってしまった感じですし、伽耶も一旦引き下がりはしたものの一切納得なんてしていない。……ひょっとしたら、私がコミック版の展開を知っているので(まあ、あっちはまだ完結していませんが)そんなふうに感じたのかもしれませんが……もしも原作を全く知らずにアニメを観ていたらどう感じたのでしょうねぇ……。

 

学食での自然と話題に上る瑛里華の名前や、彼女がいなくなる可能性を一ミリも信じない悠木姉妹と八幡平などを見ていると、瑛里華があの学院でしてきたことがちゃんと実を結んでいたことが分かるし、物語開始時には渡り鳥として他人と深く関わらずにいた孝平が、実行委員長としてみんなに慕われ、瑛里華に対しては親元に乗り込んでまで彼女のために奔走するまでになったのを見ると、孝平もまたあの学院にいるのを選んだことで変われた部分があることも分かる。でも、それだけに、吸血鬼という問題が、やってみなくちゃ分からない、みたいな感じで終わってしまったのが残念です。

いや、やってみなくちゃ分からないというのも必ずしも悪いことばかりではないのだけど、このアニメの最終回を観た感じだと、それで本当に何とかなるかと思えるにはちょっと足りないかなぁ、と。むしろ、やっぱり問題が発生してそれを今度こそ何とか解決する二期がある、と言われたら納得してしまいそうというか。そう考えると、まだ踏み込みが甘かったのかなぁと思わざるを得ない部分があるように思ってしまいます。

 

それなりに面白かったけど、どこか物足りないような……消化不良な部分も残った、という感じになってしまうところですかね。

アニメはああいう感じで終わりましたが、ではコミック版ではどのような終わり方を迎えるのか。アニメを観たことで、むしろその違いが楽しみになったかもしれません。

 

 

2010年12月終了アニメ感想(5)「心霊探偵八雲」4

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ふと気づけば観ているアニメの中でも楽しみにしている番組の上位に入っていたこの番組も、最終回となりました。

 

最初は一話完結で、幽霊絡みの事件を何かしら解決していく探偵物なのかなぁとも思いましたが、実際は推理の要素もありつつも、メインは主人公の成長物語、といった感じでしたね。

とはいえ、一話完結の序盤よりも、複数話で一つのエピソードとなり、八雲の周囲の人間が出揃い、その人間関係の変化が見え始めてからのほうが面白くなっていったので、最初のイメージと違っても全然問題ありませんでしたが(笑)。晴香との関係も自分としてはにやにやできる感じで、もっとそこを掘り下げてくれても構わなかったくらいですしね。

 

登場人物の行動が、たぶん見せ方の問題だとは思うのですが、時折「あれ?」と思うようなことをしていたり(最終話だと、まだ完治していないっぽい後藤さんが苦もなく(←引っ掛かったところ)棺桶持つのに参加していたのとか)、ラスボスだった両目の赤い男と七瀬美雪が物語の中でどういう立ち位置なのかがラスト付近までよく分からなかったりした辺りは、自分としては何となく引っ掛かってしまって微妙になっていたのがちょっと残念なところではありましたが……。まあ、両目の赤い男については、その目的上、最後まで明かすわけにはいかなかったわけですけれど。

 

でも、確かにそれが明らかになるまではもやもやしたものの、その分、最終話ではこれまでの行動の意味にはようやくすっきりするものがあり、又、これまで積み重ねてきたエピソードを経たことで彼らの企みに呑み込まれなかった八雲の姿が嬉しく思えたところでもありましたけどね。

物語(アニメ)としては、何だかんだで一心さんは最後に助かったりするのかなぁとも思っていたら、脳死を受け入れて彼の命を次に繋ぐほうを選んだのは驚きましたが、両目の赤い男の狙いとそれに打ち勝った八雲、そしてこれまで微妙な夫婦関係の描かれてきた(笑)後藤さんのことを考えたら、そのほうが綺麗に終わったのかな、とも。

亡くすのは本当に惜しいキャラではありましたけれど、最後まで八雲を心配する彼を八雲自身が送り出したところは、物語が始まったばかりの頃を考えれば、八雲がどれだけ変わることができたのかがとてもよく分かるシーンでしたし、エピローグでの赤い瞳を隠すことなく、以前よりも柔らかい様子で生きている彼を見ると、晴香を始めとするみんなの存在もあって、もう大丈夫なんだな、と思えるところでしたし。

 

そんな感じで、十三話楽しませてもらいました。

アニメが始まる前は、その存在は知っていて何となく気になりつつも見送っていた作品でしたが、今回アニメを見て原作のほうにも手を出してみたくなってきました。取り敢えずまずは、コミカライズ版の絵がかなり自分好みなので、お金に余裕ができたら(笑)それから手を出してみたいなぁ、と思います。

 

 

とある魔術の禁書目録2 #12「天文台(ベルヴェデーレ)」感想5

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さすがに今回で決着はまずないだろうと思っていましたが、やっぱり「大覇星祭編」は年を越えて続くみたいですねー。とうとうラストバトル開始、というところで一週休みは物凄いおあずけですけど。

 

打ち止め(と、たぶん一緒にいた一方通行)と当麻がニアミスしていたり、改めて相変わらずの調子で元気にやっているオルソラが見られたりと、過去のエピソードで関わったキャラと当麻の絡みが見られるのが相変わらず楽しくもあり、クローチェ・デ・ピエトロ(?)の発動に必要らしい星座がどうのというのがエンゼルフォール事件のときに既出だったりと、今回もこれまでのエピソードの積み重ねが見ていて楽しいところでした。

……まあ、エンゼルフォールのときにも星座と魔術の関係が出てきたらしいことはさっぱり忘れていましたけど(笑)。というか、回想シーンがあってもちっとも記憶に引っ掛かってきませんけど。

 

とにかくそんなわけで、オリアナが学園都市内をうろうろしていたのは、クローチェ・デ・ピエトロを使うのに最適な場所を探していたというのが明らかになりました。

てっきり囮役かと思っていて、実際スタブソードの取引と見せかけていたのがバレるまではそれも兼ねていたのでしょうが、もっと大事な役目があったというわけですね。とはいえ、魔術関連の事情なんて、それも特定のアイテムの発動条件なんて分かるはずもないので、これを推測しろというのは難しい話ですが。でも、完全に囮役のみだったとすると、いいかげん当麻たちがそれに気づいてもいいのにと思う部分もあったので、更に理由があったというほうが見ている分にはしっくりくるところですかね。

 

……しかしまあ、特定の条件に左右されはするものの、それさえ満たせば世界中どこでも支配可能なアイテムとは……これまで開示された情報で考えていたもの以上にヤバい代物ですねぇ……。吹寄さんや姫神の犠牲も含めて、ますます当麻たちを応援する気持ちが大きくなるところでしょうか。

 

その吹寄さんは無事復帰、姫神も当面の危機は脱した様子なのは良かったところですが。姫神はまだ予断を許さない状況でしょうが……ここは吹寄さんと同じく、カエル顔の医者のところへ運ばれていたら安心かな? むしろその辺のシーンでは、ひとまず大丈夫なことが分かったこともあり、ステイルにお礼を言う小萌先生と、その小萌先生に困惑しているステイルの様子を楽しんでしまったところかも(笑)。

生徒を助けてもらったことにお礼を言う一方で、当麻が勝手にふらふらしていることで(笑)、真摯に両親に頭を下げる姿は、本当に良い先生だなぁと思ってしまうところ。そして、そんな小萌先生に、当麻が自分で決めて動いているなら大丈夫だと断言できる両親もまた素敵だなぁと。普段とのギャップも含めて、当麻の両親ということにも何だか凄く納得できてしまうところでもありますし(笑)。

 

一方で、御坂母娘は黒子に発見され、憧れのお姉さまの身内を目にした黒子がヤバいことに(笑)。美鈴が当麻たちを発見したところで場面が切り替わってしまいましたが、あの後どうなったのかが気になるところかも。そのまま互いの自己紹介などに移ったのか、それとも美琴と黒子が当麻たちの動向を追うような事態になったのかも含めて。

……というか、23学区の警備がどうのこうのという話が出たときに、美琴の協力があったらどうなんだろうなぁとか考えてしまったわけですが……オリアナの件に絡みそうでとことん本格的には絡んでこないところを見ると、やはり今回の件は当麻・ステイル・土御門で解決してしまうってことなのですかねー。個人的には美琴や黒子が絡んでくる展開ってのも見たいものがありますが、今回のエピソードでは、そういう活躍ではなく、当麻と絡んで赤面する美琴の可愛さを堪能するところなのかも? 勿論、今後何らかの形で絡んでくるなら大歓迎ですけど。

 

オリアナたちの目的の場所は特定したものの、リドヴィアはクローチェ・デ・ピエトロを突き刺して何かの術を開始したっぽいし、オリアナはそれを死守するために当麻たちを足止めに来たといった感じで、何だかんだで後手に回った感じでしょうか。オリアナの罠に気づかず、土御門が早々に戦線離脱してしまいましたし……(まあ、今の土御門が戦力になったかは不明ですが)。

 

予告を見た感じだと当麻は早速ボロボロにされそうで、今回やり合った分だけでも、ステイルと二人がかりでも翻弄されていたようですが、そうなると鍵となるのは、本当に本人の嗜好なのか弱点なのかが不明な、オリアナが同じ魔術は使わないという点と、本当に一般人に被害を出すつもりはなかったらしいオリアナの考える理想(幻想)を打ち破れるかどうかですかね。

 

宗教者の考え方はよく分からないので、リドヴィアの台詞が本音なのか詭弁なのかは判断できませんし(オリアナがローマ正教の支配による幸せを本気で信じている……というか最善と思っている?らしいのは分かりますが)、彼女たちを論破できるだけのものを持ち合わせてもいないけど、何かがひどく間違っている気がするという感覚は拭えないわけで、たぶん同じことを感じているだろう当麻には頑張って欲しいところ。いや、当麻の場合は、自分の身近な人を傷つけた時点でそんな方法は間違っていると思ったのかもしれませんが。

 

世界中の人々の幸せを実現しようとしながら、その過程で手違いから一般人を命の危機に晒すようなことをしてしまったという矛盾は、オリアナにとっても手痛い失敗であったようで、そこが突破口になり得るかなぁとも思いつつ、またも拳でKOとなるのか、それともそれ以外の決着となるのかは楽しみです(vsオリアナで決着となるのか、その後vsリドヴィア戦となるのかによっても、オリアナとの決着のつけ方が変わってきそうでそこがまた楽しみなところでもありますが)。

アニェーゼ・淡希さんと、ここ二つほどノックアウトのみで終わっているので、そろそろ実力行使だけでなく、その前後どちらでもいいから、意見をぶつけ合って和解という展開も見てみたいところかも。二人に比べれば、オリアナはまだその余地がありそうにも見えますし。それに、電車に乗る前、当麻もこれからしに行くのは殺し合いじゃない、みたいなことを言っていましたしね。

 

何にしても、年明け最初の放送が楽しみです。

 

 

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主題歌・OST→
「ebullient future」ELISA
「笑顔のチカラ」 羽山ミズキ(後藤麻衣)
「願いのカケラ」 雨宮優子(中島裕美子)
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