翠の匣

アニメや読んだ本(漫画・ラノベ)の感想を、徒然と書き綴っているブログです。

えむえむっ!

えむえむっ! #12(終)「クリスマスの願いごと」感想3

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最後までこの番組の良いところと悪いところ……というか、好きなところと嫌いなところ?が出ていたエピソードだったなぁと思います。

 

クリスマスということで、サンタとして願いを叶えてあげようとした美緒(+第二ボランティア部)だったけど、まともな願いは二つだけ、しかもバイト募集ということで、二つの店が真向かいにあったことから対決の流れに。

 

そもそも、その二組の分け方からして一悶着起きたのを省いたとしか思えないものでしたけど、二組に分かれた時点でまともなバイトエピソードになるわけもなく、途中からは美緒と由美の意地の張り合いみたくなって泥仕合の様相に(汗)。

喫茶店側は娘が美緒が関われば何でも良さそうだし、ケーキ屋側の雇い主は出番がないまま終わりましたけど、確実にどっちの店も大赤字としか思えない展開は、仕事柄どうしても店側の人間として見てしまう部分があり、正直見ていてあまり気持ちの良いものではないですかね……。しかも、どっちも臨時バイトの高校生の暴走によるものですし。

……いやでも、由美の場合は変なサービスを付けてはいても、変な値引きはしていなかったから、ケーキ屋側はそれほど損害は出ていない……かな?(風評被害は知りませんが) だとしても、喫茶店側のこうむった損害が甚大なことには変わりないでしょうが。

 

ただまあ、今回はそんな無思慮な美緒の行動のしっぺ返しとして、ロクに店側の話も聞かず勝手に準備されていたパーティーのための料理やケーキを大放出してしまい、物語でなければ取り返しのつかない事態に陥りかねなかったなんて結果がちゃんと描かれていたのは良かったと思いますが(誕生日パーティーの再準備資金がどこから出たのかは微妙に気になりますが……そこはみちる先生のポケットマネーと思っておくのが無難ですかね)。そこから美緒の事情に繋げたのも悪くないと思いますし。

……まあ、美緒にとって重要だったのは、台無しにするところだった誕生日パーティーにあったようなので、同じことが起きたら同じことをやらかすような気がするのは困るところですけど(苦笑)。

 

片思いがしっかりと描かれているキャラがいて、なおかつそのキャラのほうに肩入れして見ていると、今回の美緒のような、無自覚ながらも強引に急速に接近するようなことをやるのは見ていてあまり面白いとは思えないところで、そういうところが美緒をいまいち好きになり切れなかったところだよなぁ……と思ってしまうものの、それ以外の部分では他人優先な美緒の願いを最後に叶えるという締めだったのは良かったかなと思います。

見ている途中、何だかんだで今回のエピソードで大事なのは、ノアがぽろりと洩らした、みんなでいられたから楽しかったという、その一点に尽きるのだろうなぁというのが改めて描かれたところだったと思いますし。

 

とまあ、そんな良い感じで締めようとしても、最後はやっぱり美緒が太郎をいたぶって終わるという、この番組定番の終わり方で(笑)。

これはこれで安心感がありますが、個人的には太郎がどちらかを選んで(無論、そうなる過程もしっかり描かれた上で)終わるのもアリだと思っていたので、そこは少し残念ですかね。辰吉と由美の関係も、匂わされただけで詳細も決着も曖昧なままで終わってしまいましたし。

 

あとは結局、最後まで嵐子メインのエピソードが一番面白い、という印象が覆らなかったのも。

以前にも書いたとおり、私が序盤の段階で嵐子派になってしまったのが原因の一つとは思うものの、美緒に抱いた最初の印象が暴力的だけど頼れる先輩で、それが実は……となっていったのも、そのギャップをなかなか埋められずに美緒に対する印象が微妙になってしまったところなのかも。美緒が単体ヒロインなら、それでもまた印象は違ったのかもしれませんが……というかむしろ、太郎のドM設定もシナリオにうまく活かしていた最初の嵐子のエピソードが秀逸過ぎたのかもですね。

 

 

えむえむっ! #11「失われたメモリー」感想3

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記憶喪失展開だけでもベタだというのに、その原因も自分でこけて頭を強打したからというしょうもないものから始まった今回。

前半部分の、記憶のないのを良いことに捏造記憶を持ち出してくる太郎の母娘や、つい願望から恋人同士を肯定してしまった嵐子に、最悪のタイミングで過去の太郎の変態メモリーを暴露する由美&みちる先生には、その全てを信じてしまって、本来とは別の意味で自分が変態だと認識してしまう太郎も含めてかなり笑えるものでしたが、振り返ってみると中身としては薄い話だったかなー……という気も(汗)。記憶が戻るきっかけも、おそらくほとんどの視聴者が予想していたとおりだったのではないかと思われる、嵐子→美緒のコンボによるものでしたし。

 

そういう意味では、太郎の記憶が失われている間のドタバタを楽しむ話だったのかなーと思うところですが……興味深い点が二つほど。

 

一つは、個人的に一番気になっていた、記憶喪失でもドMは発動するのか否かということ。

答えとしては、やっぱり女性に罵られたり暴行を受けたりすると快楽を感じていたということで、記憶の有無に関係なく太郎はドMであることが分かったわけですが……。ただ、身体の奥でそれを感じてはいても、いつものように暴走することはなかったことから、あそこまでの変態性を発揮するためには記憶……というか、自分がドMであるという認識もあってのものなのかな、と。自覚が関係しているっぽいという点では改善の余地があるのかと思えるものもあり、記憶がなくても快楽を感じていたという点では最早手遅れというようにも思えてしまいますが……。

 

もう一つは、記憶喪失中の太郎の、嵐子と美緒への感情。

記憶喪失中の太郎の目には、嵐子はかなり可愛い女の子に映っていたようで、いろいろと世話を焼いてくれる献身ぶりや、記憶を取り戻そうと必死になっている姿には、心を動かされるものがあった様子。嵐子が勢いでうっかり太郎の前で自分の気持ちをぶちまけてしまったこともあり、もしも記憶喪失中の記憶が残っていたなら、そのままくっついてもおかしくないようにも思えました。

 

しかし、それだけのことがあっても、太郎は嵐子といたときには何も思い出しませんでした。逆に、無意識のうちに足を運んでしまったのは第二ボランティア部の部室であり、そこにいた美緒を見たときに初めて、切実に記憶を取り戻したい――美緒のことを思い出したいと思っていました。

これまでの太郎を思えば、嵐子より美緒のほうをより異性として意識している、とも思えず、これは何を意味しているんだろうな、と。……ある意味一番しっくりきそうなのは、ドM体質が無意識に美緒(ドS)を求めたってことなのですが(笑)、さすがにそのオチはどうかと思いますし。いやまあ、決定打は美緒のホームランではありましたけど。

……まあ、単純に考えるなら、異性としてとかは別にして、太郎の中で美緒は特別な存在である、ということなんですかね。何だかんだで、自分のドM体質を知っても拒絶せず(ドン引きするし罵倒もするけど)、方向性はおかしくとも治療に付き合ってくれている相手ですし。

 

まあ、それはそれとして。今回は久々に、何のわだかまりもなく美緒が可愛いと思えたエピソードでもありました。

積極的に太郎の記憶を戻そうとする嵐子と違い、終盤まで手を出しあぐねていた美緒は、たぶん太郎や嵐子が初めてできた友達だったからこそ、どうしていいのか分からなかったんだろうなぁ……と。同時に、それだけ太郎に忘れられたのがショックだったんだろうな、とも。だからこそ、最後の美緒がまた可愛かったわけですが(笑)。

 

ただ、一つ気になるのは、今回嵐子が美緒に「太郎のことをどう思っているのか」をとうとう突きつけて、美緒に太郎への恋愛感情を意識させるような展開が来たにも関わらず、ラストで美緒にきっぱりとその可能性を否定させるような台詞を言わせたことでしょうか。

それを見たとき、少なくとも今回のアニメ化でやる部分においては、美緒はその舞台には上がらないことを宣言したものだったのかな、と思ったのですが、次回予告を見ると、またも二人が急接近しかねないようなエピソードが来そうで、結局美緒はどういう立ち位置なんだ?と。

今回であそこまできっぱりと言わせておいて、やっぱり異性として太郎が気になる……みたいな展開を持ってこられると微妙に感じてしまいそうなのですが……。それとも、ドM治療の一貫ではあるようですし、いつものように適当にドタバタして終わるようなエピソードになるのですかね。それならそれで楽しめそうかなーと思いますが。

 

◇次回「クリスマスの願いごと」

 

 

えむえむっ! #10「サディスティック嵐子嬢」感想4

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今回の話で一番注目すべきは、第二ボランティア部に入部して……というか、美緒のドM治療を受け続けた結果、やっぱり太郎のドMは加速の一途を辿っているということが明らかになったことのような気がしてしまいました(笑)。

 

美緒の罵倒と暴力を受け続けた結果、ぬいぐるみ相手でも自分に置き換えて興奮できるようにまでなってしまっていますからね……。嵐子も何だかんだで工夫して本人を罵倒していましたけど、持ち上げて落とすなど変化球を織り交ぜながらの美緒のやり方は、悪化するのも当たり前、付け焼刃の修行くらいでは到底太刀打ちできないドSの女王という貫禄に満ちたものでしたし(笑)。

もっとも、そのドSっぷりを本人は一切自覚していなかったというところが可笑しかったところでもありましたが。

 

とはいえ、美緒を見ていると自覚がないのも当たり前なのかなぁとも思いますが。美緒にとってはあの状態が普通の対応(と思っている)なんだろうな、と。太郎を一日自由にできると言われて思いつくのがこき使うことで、嵐子の退部を嫌がる姿は友達が離れていくのを怖がるものに見えて、美緒の精神がまだまだ幼いところにあるのが見て取れますから(そしてそういうところは可愛いと思えてしまうわけですが)。

……ただ、ラストのお弁当を巡る太郎と嵐子を前にしたときの美緒が少し淋しげに見えたのは、彼女にもそっち方面の感情が芽生え始めている兆しなのかなぁ……とも思えましたが。

 

まあ、それはそれとして。今回は、前回の学園祭で除け者状態だった嵐子が、そのことを気にして空回っていたエピソード。学園祭を美緒と回っていた=太郎は美緒みたいな子(ドS)が好み!?という思考から、立派なドSになるべく奮闘する姿が見られました。

……視聴者的には完全に方向性が間違っていることが分かるわけだけど、好きな男の子の理想に少しでも近付きたいという女の子の気持ちは素直に応援したくなってしまうもので、その空回る姿は可愛いものでした(笑)。

 

そんな嵐子の考えは、冒頭のまるで美緒のような行動を取る彼女を見た時点で、たぶんそういうことなんだろうなぁとは思いましたが、太郎があまりに心当たりが無い様子だったので、ひょっとして前回とは切り離されたエピソードなのかとも思ってしまいましたが……単に太郎が無自覚なだけでした(汗)。確かに太郎が美緒といたのは彼が言っていたとおり成り行きだし、嵐子と何か約束をしていたわけでもないですが……ひょっとしてと思うことすらなかったのは、見ていてちょっと張り倒したくなったところかも。

恋人同士まで思考が飛ばなくてもいいから、同じ部活の友達と学園祭を楽しみたかったのではというくらいはちらっとでもいいから考えてあげようよ、と。頻繁にメールするくらい親しいわけなんですから……。まあ、太郎だから逆に、せっかくの文化祭を嫌いな男と回りたいとは思わないだろうと見当違いの気遣いをしていた可能性も否定できない気はしますが。

 

ドMが臨界点に達した太郎が、三途の川の手前で父親らしき人物との幼き日の思い出っぽい光景を繰り広げかけていたのは、今後の伏線なのか(あと二、三話しかない気がしますが)、単なる演出なのかがちょっと気になりつつも、嵐子が太郎へ今回の奇行の理由を話したことで、元のままの嵐子のほうがいいと何とか丸く収まったところでしょうか。

……というか、元の嵐子のほうが好きだと言われて喜ぶ嵐子がかなり可愛いのですが(笑)。そしてその後の行動を見ると、嵐子が男性恐怖症をあと一段階でも克服できたら、一気に恋愛事情が進みそうな気も。

 

……そんなところで次回来るのが、予告映像とタイトルからすると太郎の記憶喪失エピソードのようで。またベタなものが……とは思いつつも、それに対する嵐子と美緒の反応は楽しみなものがあります。太郎の記憶を取り戻すために奔走する姿も。

……あと、個人的な興味としては、記憶が失われた場合、太郎のドMがどうなるのかも気になるかも……。

 

◇次回「失われたメモリー」

 

 

えむえむっ! #9「MFCの華麗なる陰謀」感想3

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MFC……まさか本当に美緒のファンクラブだったとは(笑)。

本当に恋人ならいちゃついてもいい、という辺りはファンクラブとしてはちょっと変わっているなぁと思った部分でもありましたが……美緒を崇拝対象にしてその存在が絶対なところは、新たな変態集団登場といった感じでしょうか(汗)。まあ、今回で解散のようですけど。

 

今回は予告から予想したとおりの美緒回でしたが、自分がすっかり嵐子派になっているからか、危惧したとおりにちょっと微妙な感じだったかも。太郎と美緒が楽しそうに学園祭を満喫している光景が描かれつつも、嵐子が太郎と合流できずに切なそうにしている描写が挿入されるから、余計に複雑な気持ちになってしまうのですよね。

 

嵐子が最初から由美と回ることになっていたか、せめて美緒が太郎を連れ回して遊ぶのではなく真面目に脅迫状の捜査をしていたのなら、もう少し感じる印象が違ったかとは思うのですが……。主目的は捜査だけど流れで楽しんでしまった、みたいならともかく、どう見ても美緒は捜査を口実に学園祭を楽しんでいる感じでしたからね……。

おまけに、嵐子が太郎を探していることを知っていながら独占していたわけですから、どうにも悪印象が拭えません。あと個人的に、理不尽に金銭的ダメージを与えるようなことやるのはNGなので。

 

まあ、以前語られた美緒の過去を考えると、気の置けない相手とお祭を楽しめるのが嬉しいんだろうなぁとは思いますが……。

しかしそれだけでは前述の部分をフォローするには至らないわけで、意図的にそうしたのでなければ、もっと描き方を考えて欲しかったなぁと思ってしまったところかも。余計な部分をなくして、学園祭を楽しんでいる二人だけを見たのなら、そんなに悪くはないエピソードと思えたんじゃないかなぁと思うので。

 

そんな感じで今回のメインだった太郎と美緒に関してはもやっとするものが残ったわけですが、その他の部分に関しては普通に楽しめたところでしょうか。

 

杉田さんの声もあって、ちょっとの出番でも見事に場を持っていってしまう道明寺店長とか、女装姿で人前に出ることに躊躇いのなくなってきた辰吉とか、お宅訪問回での企みをここで実現してきた砂戸母娘とか(笑)。

「砂戸」なんて珍しい名字だから、分かる人には太郎の関係者とモロバレだったんじゃ……と思うところですが、美緒も気づいていなかったし、意外と大丈夫なのでしょうか……。実際、太郎のドMも辰吉の女装癖も、微妙に危ういラインに来ることはあっても今のところバレていないようですし。……ラストの太郎なんかを見ると、むしろみんなはもう知っていて、敢えて知らないフリをしてあげているだけなんじゃ……と思わなくもないですが(苦笑)。

あと、MFCに拉致されたときの太郎の、ムチでしばかれることに対する恐れが、暴力に対するものではなく、ドM発動に対するものだったのも、この番組らしくて笑ってしまったところでした。

 

ラストは良い雰囲気の太郎と美緒のところへ嵐子が現れて、まさかここから三角関係でシリアス展開が……なんて可能性も考えたものの、最後には太郎のドM発覚を阻止するために二人がかりでフルボッコという、ある意味この番組らしいオチに(笑)。あまりにらしすぎて、一番笑ってしまったかもしれないところでしたが、これは暫くそこに関しては安心して見ていて良いということなのか、まだ美緒は参戦する段階ではないということなのか……。

 

美緒の可愛らしい一面を見せられて太郎がドキッとすることがないわけじゃないけど、まだあんまり恋愛感情っぽい兆しは感じませんし……クレープのところなんかも、二人揃って間接キスなんて考えもしない様子でしたしね……。まあ以前のデートのことを考えても、美緒のその手の感覚はまだお子様レベルな気がしなくもないですが。そもそも、最初の頃は頼れる先輩といった感じが強かったのに、回を増すごとに子供のまま成長してしまった子という印象になりつつありますしね……。

逆に嵐子は、素直に二人に嫉妬して、負けるもんかと太郎の手を自分から握るなど、余計に応援したくなるようなところを見せてくれたわけですが(殴り発動まで掛かった時間は、嵐子の成長だと思いたいところ)。……何かもうそう考えてしまう辺り、フィルター掛かった状態で観ているのかなぁと思わなくもないですけどね。

 

◇次回「サディスティック嵐子嬢」

 

 

えむえむっ! #8「BでLな変愛模様」感想4

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もう明日には第九話が放送となってしまいますが、ようやく第八話視聴しました。この一週間は本の発売日が立て続けにあったのと仕事が久々に忙しかったのとで、すっかり後回しになってしまっていました(汗)。

 

観るのが遅くなったので、内容次第では感想を一回休もうかとも思っていましたが、特に太郎が辰吉への愛に目覚めた辺りからは声を上げて笑いながら見ているような状態だったくらい楽しめたので、結局こうして書くことに(笑)。

……基本的には、本人の自我が失われているような状態のときに社会的地位が危うくなるような展開は好きじゃないのですが、今回の場合は何となく流せてしまった感じで。何だかんだでこの物語、第二ボランティア部で完結して動いている感じがするからですかね……。他の人が全く出てこないわけじゃないけど、これまでにも部室以外で大暴れしていたこともあったにも関わらず、彼らの変態性が問題になるようなことは起こっていないですから。

 

太郎のドMを治すため、今回美緒が持ち出したのは、テレビで見た催眠術。疑うようなことを言いつつもあっさり掛かる太郎はどんだけ信じやすい性格をしているんだとつっこみたくなるところですが(笑)、まあそこは話を進めるためのお約束ということで。

途中でノアの横槍があったために何だか変な方向に行きそうになりましたが、何とか無事にドMを封印することに成功。……と、ここで終わっていればめでたしめでたし(?)で、それじゃあこの物語が終了になるじゃん、となるところでしたが、当然そこで終わるはずもなく、代わりに太郎の中で別の変態性が目覚める結果に(笑)。いろんな女の子を口説きまくった挙句、最後には辰吉ラブになってしまいました。

 

個人的にここで興味深かったのは、女好きになった場合は見境無く口説いていたにも関わらず、男好きになった途端に辰吉一筋になったことでしょうか。むしろ“辰吉好き”という変態になったのかと思うくらいで。思えば、この物語の最初で、太郎が初めて惚れた相手というのが辰吉の女装姿だったわけで(そしてそれ以降、太郎が明確に自覚した恋心はない)、その辺が関係あったりするのかなぁ、とか。

そんな経緯があったから、辰吉が女装したところで太郎が怯むわけがないことは予想できましたが、どんな性癖も受け入れると宣言し、自らも女装する太郎を見ていると、ある意味この二人もお似合いのカップルなんじゃと思えてしまうものが(笑)。幸い(?)、辰吉は女装癖があるだけでノーマルなので、カップル成立することはありませんでしたけど(でも、女装時は満更でもない感じが(笑))。

 

催眠術の結果、太郎が様々な変態になってしまったのは、立て続けに催眠術を掛けた弊害なのか、それともドMを無理矢理封印してしまった反動なのか……。太郎の深層世界の描写を見ると後者っぽい感じですが、だとすると、太郎のドMはもう切っても切り離せないものになっているということに……(汗)。

 

前述のとおり、太郎のドMが完治してしまっては物語が終わってしまうし、収拾をつけるためには太郎のドM復活が妥当だろうと思っていたので、太郎が元通りになって終わるのは予想通りの展開でしたが、そのきっかけとなるのが美緒というのはちょっと微妙に感じてしまったところでした。

確かにまあ、これまでに太郎を物理的にも精神的にも一番いたぶっているのは美緒なのですけど、その直前の嵐子の勇気を振り絞った女の子アピールでは駄目だったことと、ドMがもう太郎の本質になっているっぽいこと、そして、その太郎のドMを目覚めさせたのが嵐子だったらしいことを考えると、嵐子の一撃で元に戻るのが一番綺麗な流れだなぁと思いながら観てしまっていましたので。辰吉ラブになって以降の太郎を嵐子が一度もぶん殴ってなかったのも、そのためかなぁと思っていましたし。最後の告白寸前までいった嵐子を見ても、辰吉に対する(BL発動時の)太郎と同様、その性癖ごと受け入れて想っているという辺り、こちらも一番お似合いのカップルなわけですし。

 

……まあ、メタ的に考えるなら、ここで太郎を戻したのが美緒だったというのは、まだ美緒にも二人の間に入り込む余地がある、ということを示したものだったとも受け取れますが。

とはいえ、そこが予想通りに綺麗にハマったら星五つ付けてもいいかなぁと思うくらい楽しんでいたので、ちょっと残念に思ってしまったところでした。……この後、美緒が大きく盛り返してくるような展開が来たら、また評価が変わるかもしれませんけどね。

 

◇次回「MFCの華麗なる陰謀」

MFC……「美緒ファンクラブ」?

それはともかく、予告映像を見た感じだと次回は美緒回っぽいですが、今のところ嵐子の出番が少ない回は出番が多い回に比べると面白さが落ちるので、今度こそそんなことがないのを期待したいところですかね。

 

えむえむっ! #7「真夏のトライアングルラブ?」感想4

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再びノア登場(というかサイヤ人登場)が前回の次回予告から見えていたので不安のほうが大きかった第七話でしたけど、第五話ほど微妙な感じになることもなく面白かったです。

というか、本当に「雪之丞登場→変態パワーでサイヤ人対決」のくだりがなければ、コメディ&水着回としては何の文句もなかったのですけど……。

 

相変わらず太郎のドMを加速させているとしか思えない美緒の治療法は、やっぱり笑い半分引き半分といった感じですが、美緒や嵐子と違い、太郎に一切好感がない状態でドン引きしている由美がいると、逆にこっちは一歩離れたところから冷めた目で見られる部分があるかも……なんてことをふと思ったり(由美の嵐子へのレズ行為(?)も、後ろでバシャバシャ写真撮っているみちる先生がいるものだから、エロよりもネタ的要素のほうが強く感じられたところですし)。

同時に、それぞれ事情があるとはいえ、よく美緒と嵐子はあの状態の太郎を見ても付き合っていられるなぁというか、太郎への好感度が一切下がらない嵐子は凄いなぁと(笑)。

 

太郎の性癖は普通に考えれば恋愛関係においては障害になる部分で、実際に嵐子もその状態の太郎を見ているときは引いているわけだけど、前述のとおりそんな様子を見ても太郎への気持ちは全然変わらないし、ノアに対抗するためとはいえSMの関係を肯定するような発言をしていたところを見ると、むしろ最大の障害は嵐子の男性恐怖症の改善のほうかも……と思えてしまうところも。

ただしこれも、太郎がドMである限りは、嵐子がどれだけ暴力振るっても全てを嬉々として受け入れてしまうわけで、何だかんだで一番お似合いの二人なんだろうな……と。……普通の恋人同士のスキンシップは一切できないですけどね(笑)。

 

ノアの乱入で始まったおままごとは、好意を直球で示すノアに張り合って、嵐子が第三者にはほとんど告白しているも同然な台詞を連発していたのがにやにやとできてしまったところ(笑)。これまでのエピソードに加えて、嵐子がこういう子だからこそ、一番太郎との仲を応援したくなる子だよなぁ、と改めて思ってしまったところかと。……まあ、そもそも現状で、太郎がそういう意味で異性として意識しているのが嵐子だけに見えるってのもありますけど。

ノアも嫌いなキャラではないし(今回出てきた発明品は初登場時と違い、変態ベルトを除けば許容範囲内でしたし)、やっぱりビジュアルは一番好みなんだけど、例の薬を飲んだ姿よりも元の姿のほうがいいと思ってしまう辺り、ヒロインの一人としてというよりも、マスコットキャラとして愛でたい感じのほうが強いのかも。

 

メインはそんな感じで太郎を巡る嵐子vsノアな感じで進んでいましたが(ノアのキャラが強烈なこともあり、調教シーン以外の美緒が空気になりつつある気がするのがちょっと気になりますが……)、その外野部分では、みちる先生の美少女好きがどんどん危ないことになっていたり、大したイベントもなく太郎のバイト先の店長の性癖(二次元美少女好き?)が明らかになったりと、順調に変態度が上がっている感じで(笑)。

 

そんな中で気になるのが、レズかと思っていた由美が辰吉に気のある様子を見せていたことでしょうか。そもそもかつては付き合っていたらしいですし、何だかこの二人のストーリーも静かに進行していきそうです。とっさに話題をそらしていましたけど、辰吉のほうも何やら意識しているような様子でしたし。まあ、互いの心中が不明なままなので、実際のところはどうなのかは分からない部分もありますが。

……ただ、由美は辰吉の女装癖には全く気づいていないようだったので、それがバレたときにどうなるのかという点も、別の意味で気になるところでしょうか。

 

◇次回「BでLな変愛模様」

 

 

えむえむっ! #6「騒乱だらけのマイホーム」感想4

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美緒のコスプレ姿を楽しみつつ、適度に美緒&太郎のSMコンビのプレイを苦笑混じりながらも楽しんで、嵐子とのラブコメににやにやする……ここまで六話観てきましたが、それがこの作品の一番面白い構成という気がします。エピソードによってそこに、美緒が良い先輩の役もこなしたり、みちる先生が良いオチをつけたりといった感じで。

……まあ、私が嵐子派なのでそう感じる部分もあるかもしれませんが。

 

そんなわけで、今回は久々に嵐子の出番多めの、嵐子の砂戸家訪問&太郎の母と姉による嵐子撃退作戦(→失敗)なお話でした。

 

太郎の母と姉が勝手に太郎の携帯電話を見て、メールまで返信してしまったところはさすがにどうかと思うものの、彼女たちの策略によって嵐子が砂戸家を訪問したことで、彼女たちに対する認識がちょっと変化したのは良かったところかなぁと思いました。

これまでは異常に息子or弟を溺愛している迷惑母娘といった感じで、今回の作戦がバレて太郎にお仕置きを食らったにも関わらず(実行したのはみちる先生ですけど)ちっとも反省していない様子は、相変わらずそういう側面も持ち合わせたままなのですけど、離婚家庭の嵐子にとっては、行き過ぎた愛情であっても愛されていることには変わりないないわけで、とても温かい家庭に見えたという。これまでは太郎視点だったので、彼女らもまたこの作品における変態の一例であるといったふうにしか見えませんでしたが、ちょっと視点を変えてみればそんなふうにも見えるというのは新鮮でした。この辺、ドMだからこそ太郎は極限状態の嵐子に近づけたというのと似たような感じで面白いところですかね。

 

……まあ、そんなふうに好意的な面が見えても、太郎にとっては迷惑なことに変わりはないのでしょうが(笑)。

今後本当に潜入作戦を実行して、あの母娘と美緒が出会ったらそれこそ大惨事になりそうな気もしますけど、逆にそれはそれで見てみたい部分もあるかもしれません。もっとも、美緒が家庭環境に何か抱えていた場合は、コメディではなくシリアス展開に突入ということになりかねませんが。

 

母娘の暴走を除けば、クラスメイトの気になる相手の家を訪問する(訪問される)ということで、観ているこちらとしてはにやにやしっ放しな感じでしょうか(笑)。仲良さげな砂戸家の様子に微笑む嵐子や、表面上は和やかな豪華な昼食なんかも観ていて楽しいシーンでしたし、一悶着あった後の太郎の部屋での出来事は、画面の前でこっちまで照れてしまいそうなほどで(笑)。

コンセプト的には変態を楽しむアニメなのかもしれないけど、個人的には太郎と嵐子のああいうシーンが一番観ていて楽しいです。……同時に、太郎のドM改善は、こうやって嵐子との関係を縮めていっているときが一番進んでいる気が……。美緒の作戦って、今回の前半部分でもそうでしたけど、どう見ても太郎のドMが進行しているようにしか思えないので(汗)。

 

太郎と嵐子の甘酸っぱい雰囲気に耐え切れずに乱入した母娘による「太郎は私のもの」合戦も、太郎にとっては自分の恥ずかしい秘密を暴露されているようなものでしたけど、嵐子にとっては自分の知らない太郎を知ることができたという、母娘の意図とは逆に嵐子の一人勝ちのようなものだったかと。おまけに、そんな砂戸家の温かさに触れたことで、嵐子の夢という秘密を二人で共有するなんて展開にまで進んでしまいましたしね(笑)。

前回のカオスっぷりにぽかーんとなってしまった分、今回はより楽しめました。

 

◇次回「真夏のトライアングルラブ?」

予告映像でちらりと見えた、嵐子が太郎を取られまいと張り合っているようなシーンは次回への期待が高まってしまうところでしたが、その後に映った例の変態ベルトと、今度は前回以上に露骨なパロディ映像に、激しく不安が込み上げてきてしまいました(汗)。

ラブコメ部分は楽しめそうな気もするけど、最終的に前回のようなカオス展開になるとしたら、また次回も微妙な感じになってしまうのかなぁと思うと何とも複雑な気持ちになってしまいます……。

 

 

えむえむっ! #5「天才少女の暴走パニック!」感想3

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この作品は一体何処に向かおうとしているのでしょうか……(汗)。

 

前回とはまた打って変わり、新キャラの天才少女・柊ノアと、その部下(?)でロリコンの雪之丞の登場回でしたが……何かもう作風自体まで変わってしまっていた気がするのですが(汗)。

確かにこれまでも出てくる人物がことごとく変態である点は特異な世界観でしたけど、それでもそれ以外の部分は(太郎が殴り飛ばされたり蹴り飛ばされたりとか、美緒がドM改善と称してやっているあれこれといったギャグ的なシーン以外は)割と現実的だったのに、今回であっという間に何でもアリな世界観になってしまった気がします。

 

天才少女+発明と来たら、ある程度これまでの世界観を壊すようなトンでもない発明品が出てくる可能性は十分ありますし、なので変態エネルギーぐらいまでなら許容範囲内と思わなくもないですが……ビームとかサイヤ人化とか巨大ロボットにミサイルとかはさすがにやり過ぎのような……(汗)。

 

まあ、あれですけどね。前回の話で、美緒に対してちょっともやっとしたものを感じた部分がないわけではないので、訳も分からず呼び寄せられて、一人自己完結した太郎にキレる美緒は、今回の話である意味一番共感できたキャラで、そういう意味では美緒の好感度回復に貢献した話と言えなくもないですが。

 

ノアはこれまで出てきたヒロインの中では、ビジュアルに関してだけなら一番好みだったり(内面も含めるとやっぱり嵐子かな、って感じですが)、相変わらずいざとなったら自分の変態を利用してでもやるべきことをやり切る太郎はかっこいいなと思ったりはするわけですが、いきなり何段階かすっ飛ばしたような世界観の変貌が見事にそれらを帳消しにしてしまった気がします。案の定シリアスな事情を抱えたノアと、そんな彼女を救う太郎という構図はお約束ではありましたけど、そのためにやっていたことがぶっ飛びすぎていたせいでやっぱり微妙な感じになってしまっていましたし。

……最初っからここまでぶっ飛んでいたのなら、素直にその馬鹿馬鹿しさも含めて楽しめたんじゃないかなぁとも思いますけど……。

 

ただ、太郎への恋心を自覚したキャラの登場で、嵐子と美緒の気持ちが加速されそうなのはこの先が楽しみになるところで、そこは良かったかなぁと思いますが。……太郎自身は自分がノアに与えたその影響には、嵐子が花言葉なんて割と分かりやすいことを言ってもちっとも気づいていませんでしたけどね。

そういう意味では、太郎の周囲に女の子が増えたことを知った、太郎を溺愛する母&姉が、その女の子たちとの対面も果たしそうな次回は、一体どんなことになるのかと楽しみになるところではありますが。

 

◇次回「騒乱だらけのマイホーム」

 

 

えむえむっ! #4「そんなこんなでカップルバカップル」感想4

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二話・三話で大きく嵐子側に傾いた天秤を戻すかのような美緒プッシュ回でした(笑)。

 

前回で嵐子のエピソードは一段落ついたということで、再び太郎のドM克服のためのエピソードに……と見せかけて、これまでは一歩引いた位置にいた美緒の事情に少し踏み込んだエピソード。

愛の力で太郎の性癖を治す、という美緒の思いつきから、太郎と美緒が恋人同士となってデートすることになったわけですが、無理矢理巻き込まれた太郎はともかく、美緒までもがデートに不慣れな様子を見せていたことから、みちる先生の狙いはむしろ美緒のほうにあるのでは……?と思っていたら、案の定そうであることが明かされました。

 

みちる先生曰く、美緒は幼い頃に友人がおらず、そのために人との付き合い方がよく分かっていないとのこと。

とはいえ、それをそのまま鵜呑みにしていいのかはちょっと疑問でもあります。

 

美緒の神様発言や、だから願いを叶えるのだと必死になっている様子からは、彼女も何らかの事情を抱えているのだろうなぁということは窺えますが、そのこととみちる先生の言ったことが繋がるかというと微妙かと。強いていえば、美緒を人と関わらせるために、みちる先生(あるいは美緒の信頼する誰か)が、「おまえは神様だ。だから、みんなの願いを叶えなければいけないよ」と吹き込んで信じ込ませたのなら、繋がらないこともないのかもしれませんが……。

 

あと、人と関わらせたかったのなら、何故太郎を、しかも恋人同士という関係で選んだのかがもっと疑問で。第二ボランティア部に他の部員が太郎しかいなかったのならともかく、実際には嵐子がいるわけで、それなら女の子同士で友達として遊びに行くほうが自然じゃないかなぁ……と。

まあ、太郎のおかげで多少は男性恐怖症が改善したと思われる(今回普通に殴ってたけど(汗))嵐子よりは、未だ改善の兆しが見られない太郎のほうが、口実としては美緒を動かしやすかったというのがあったのかもしれませんが。

 

デート中の美緒は可愛かったので、そこは見ていて楽しいところでしたが、実は美緒は高熱で無理していたというのが最後に明らかになったのは、お粗末に感じてしまったところで。太郎が美緒を抱えて走るところまで計算していたのなら、みちる先生がスパルタ過ぎるだろう……と思っていたら、実は彼女も美緒の不調に気づいていなかったというのは……。

 

デートの内容自体は悪くなかったし、みちる先生の演出があったことで笑えたところもあり、そういう意味では楽しめたのですが、細かいところがちょっと引っ掛かってもやっとしてしまいました。

美緒の事情や、美緒とみちる先生の関係が実際どれほどのものなのかがまだよく分かっていないので、その辺が明らかになれば、また印象が変わってくるのかもしれませんが……。

 

◇次回「天才少女の暴走パニック!」

 

 

えむえむっ! #3「君のためのドッグファイト」感想5

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三話にして、美緒先輩のコスプレを楽しむアニメの側面もあるような気がしてきました(笑)。

 

さて、結野嵐子編後編といった感じの第三話。

これまでも男性恐怖症+暴力で、自分以外にも伊波さんを連想している人を見かけていた嵐子でしたけど、外面の良い彼氏に悪評を流されて人間関係をぶち壊されたという、どうやらオオカミさんの要素も持ち合わせていたことが明らかに。吉岡先輩とやらも、やっていることがほとんど羊飼と同じだし。狡猾さにおいては劣化版といった感じではありましたが。……でも、中学時代もボクシング部だったとしたら、卑劣さにおいてはタメを張るかも。

 

そんな事情が明かされてしまうと、いかにもお邪魔キャラっぽく登場した由美も何だか憎めないキャラに思えてしまいます。そんな経緯があった嵐子が「親友」と断言した存在なわけですから。太郎への風当たりが強いのは嵐子が本当に好きだからだし、勝手に転校云々言い出したのも、親友を心配して彼女なりの最善策を考えたが故ですしね。

 

でも、美緒の言うとおり、女子高に転校してそれで全てが解決するかといえばそんなわけはなく。実際、今回のような偶然の吉岡との再会は、それこそ全寮制の女子高に入って一歩も外に出ない限り起こりうることだし、仮に高校生活はそれで乗り切ったとしても、その後にだって可能性は十分にある。

それでは結局のところ、いつまでも嵐子は吉岡の呪縛から逃れられないことになってしまう。原因が原因だけに、例えばあのまま太郎と触れ合うことで男性恐怖症が改善されていったとしても、吉岡との再会というたった一つのイレギュラーで元に戻ってしまうかもしれない。それに、嵐子のほうがそれをも乗り越える強さを身に付けていたとしても、吉岡というキャラの性格を考えると、それすらも叩き潰すような卑劣な手を使ってくるとも限らないわけですし。

 

だから、太郎たちのしたことは、最善策の一つと思っていいのかな、と思います。嵐子を怯えさせた暴力で吉岡を叩きのめして、何度殴っても折れない太郎という脅威を見せ付けて、とどめに吉岡にとっては屈辱な写真をいざというときのために握っておく。これだけやっておけば、少なくとも吉岡のほうから手を出してくることはほぼないと考えて良いかな、と。嵐子関連で彼のやったことは、全て自分の体面を守るためのことでしたからね。

嵐子のほうも、相手の最大の弱みを握っていること、そして、自分のためにそこまでやってくれた仲間がいたということは心強いのではないかな、と。……どうせなら、嵐子自身が吉岡をノックアウトするまでやったら男に対する恐怖が少しでも薄れたんじゃないかなぁという気もするけれど、ラストの登校途中の太郎とのやりとりを見ていると、今はこれで良かったのかなとも思います。

 

由美が謎のマッサージ特技を持っていてそれで女の子の身体を撫で回したり、そんなふうに弄られる美緒を先生がカメラに収めたりといったところを見ていると、「あぁ……やっぱりこのアニメにまともな人はいないな……」とか思ってしまうところですが、この三話に関しては、そんな個々の変態性がストーリー上もうまく機能していたのも面白かったところでした。

 

由美と先生に関しては、言うまでもなく吉岡の弱みを握ったアレ。

そして太郎のほうはといえば、女の子に殴られることに悦びを感じるという性癖が、気を許し始めていた太郎にすら怯えるほどに悪化してしまった嵐子を正気に戻すのに一役買い、この番組が始まってから何度となく美緒や嵐子に殴られていたのが、現役ボクシング部員の猛攻に対する耐久度を上げていたという。ついでに、吉岡との対比として考えると、ドM属性にドン引かれた経験が、女の子のために殴られて顔がボコボコになるのくらいは平気というのもあったかも(そして、視聴者は太郎の最底辺は既に知っているため、そんな太郎の姿がかっこ良く見えるという(笑))。

彼らの変態性は完全にコメディ要素と思っていたので、こう持ってきたのには驚きましたし、面白いと思いました。

 

◇次回「そんなこんなでカップルバカップル」

次回サブタイトルからすると、まさか早くも太郎×嵐子成立なのでしょうか? 嵐子の問題はひとまず解決したものの、太郎が目覚めた経緯はまだ嵐子の知るところではないので、その辺とかどうするのかなぁと思うところではあるのですが……。でも、カップル成立するならそれはそれで楽しそうな気もします。

 

 

えむえむっ! #2「似たものどうしのディスタンス」感想4

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今期は始まる本数も多いし、残る数も多そうで、これは久々にあまり面白くないから切るだけでなく、視聴本数の関係で優先順位の低い作品を切る必要が出てくるか……?といった具合なのですが、一話の時点ではその候補の一つになりそうだった「えむえむっ!」が二話にて残りそうな気配になってきました。少なくとも、感想書く気になるくらい二話は面白かったです。

……一話に比べると太郎のドM発動が少なかったように感じたからかもしれませんが(笑)。

 

一話ではひたすら太郎をキモがっていた、男性恐怖症の結野嵐子のエピソード。取り敢えず、名前の読みが「あらしこ」であることに驚いたりしましたが、それ以外……やっぱり前回の反応は男性恐怖症だったのかーという辺りは予想通りだったなーというところ。

男性恐怖症という割には、けっこう初期の時点から嵐子と太郎の距離が近くないか?という気もしましたが……一応、彼女の(拳の)トリガーは男性と接触することのようなので、近くで話すくらいは平気ということですかね。伊波さんがチラつくので勘違いしてしまいそうですけど(汗)。試験勉強ということでそこそこ親しくなってからは、太郎=犬の暗示と、辰吉=女装が効いていたのかなと思うところですが。

 

辰吉といえば、一話の段階でカミングアウトしたので彼の変態性は女装癖だけかと思っていましたが、まさか第二形態があったとは……(笑)。一話にしろ二話の冒頭にしろ、太郎を振り回している姿ばかりが見られた美緒を逆に振り回す側になるとは、これはこれで美緒との絡みが面白そうなところです。

……あと、別人格時は太郎とどんな感じになるのかもちょっと気になるかも? 主に、ヒロイン候補に入るのかどうかという意味で(笑)。

 

太郎の優しさと嵐子の頑張りで、少しずつ二人の仲が縮まっていく様子を見ているのはなかなか楽しかったところです。

太郎をドMに目覚めさせたのが嵐子という辺りはなかなか複雑な関係にも思えますが、太郎と仲良くなっていくことで嵐子の笑顔が見られる機会も増え、ヒロインの一人としてどんどん魅力的になっていったところも楽しめた一因でしょうか。かなりの動物好きのようで、目をきらきらと輝かせながら動物園を楽しんでいる様子は特に可愛かったですし。

今回流された中学時代の勘違いの話も気になるところですが、今回の本題は嵐子の男性恐怖症の原因。中学時代、周囲に流されて付き合うことになった先輩に無理矢理キスされそうになったから……というだけでも恐怖を覚えるのには納得してしまうところですが、その後に抵抗した際に偶然とはいえ顔を傷つけられたことに怒った先輩に暴力を振るわれたとなったら、むしろ恐怖症にならないほうがおかしいと思ってしまうところ。やられる前にやらなければ……と過剰防衛になってしまったのも。

 

そして、その話を聞いて本気で怒り心頭の様子を見せた太郎は、変態だということを忘れてしまいそうなくらいかっこ良く見えたところ(笑)。同時に、最初は本気でキモがっていた嵐子が、いつしか太郎には心を開いていた様子なのも納得できてしまうもの。

何度も殴られているにも関わらず、駅では気遣うところを見せたり、嵐子のお願いを聞いて試験勉強に付き合っただけでなく、女装辰吉がいれば少しはマシなのではと嵐子のためにいろいろと考えてくれたり。普通にしていれば基本的に優しい男の子のようで、ドMであることを除けばかなり良い男なのではと思えるわけですが……そう考えるとつくづく残念な主人公です(笑)。

 

良い部分が見えてきたという点では、美緒も同じですけどね。太郎に対してはドS全開だったり、女装辰吉といろいろやり合ったりしていたようで、凶暴な印象も強いのですが、今回の動物園デートのセッティングでは、ちゃんと後輩の悩み解決も真剣に考えてくれている良い先輩な一面を見せてくれましたからね。

 

ラストではメアド交換と、太郎と嵐子の仲が更に良い感じになったところで、嵐子の友人っぽい新キャラ登場。順調に距離を縮めていった二人を見ていた後なので、余計な横槍は入れて欲しくないなぁと思ってしまうところですが……。

 

◇次回「君のためのドッグファイト」

中学時代の先輩の話は観ていて画面の前で殴りたい気持ちに駆られたものですが、次回予告にその先輩らしき人がいたような気がしたのと、ボコボコにされた後っぽい太郎がいたので、太郎がやってくれたりする展開になったりするのでしょうか?

……と、サブタイトルからも期待したくなるところですが……単にいつものように美緒か嵐子辺りに殴られただけだったりして(汗)

 

 

2010年10月新番組感想 屬┐爐┐爐叩」 #1「直滑降ファーストラブっ!」3

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10月になってそろそろ新番組も始まり出したということで、まず視聴してみたのが「えむえむっ!」でした。

原作未読だし、大雑把なあらすじを見ても正直興味は薄かったのですが、番宣CMで佐藤利奈さんが男キャラの声をやるっぽいのを見てちょっと興味が出てきたのと、自分が視聴できるチャンネルでのトップバッターがこれだったので(正確には「スパロボOG」が一番だったけどそれは見る気なかったので……)見てみた感じです。

……早いところでは、他にも続々と始まっているようで羨ましい限りですが……「そらのおとしものf」とか、こっちではいつやるんだろうと調べたらほぼ周回遅れになりそうな感じでしたしね……。ただ観るだけならともかく、感想書くとなると放送日が空くのはきついんですが……。

 

さておき、実際視聴してみた感じですが、今のところはまだ何とも判断し辛い感じでしょうか。

 

女の子に罵られたり暴力を受けたりすることに悦びを感じるドM体質の主人公が、その体質を改善するために第二ボランティア部なるところを訪れることから始まった物語。そこの部長である美緒とのドタバタというか出会いが一話の要かなぁと思うところですが、一話の時点ではまだ何とも言いがたいところで。

 

悩みを聞く・願いを叶えるなんて活動目的を掲げている割には、その悩みをキモいと言い切ったり大声で連呼したりと、フィクションと割り切らなければ眉をひそめてしまいそうなことをやっているのが困るところというか。そうかと思えば、主人公の親友である辰吉の願いはきちんと叶えてしまっているわけで。

主人公の名前を聞いたときの美緒の反応からして、先に辰吉が悩み相談していた可能性がありそうで、彼の願いのためにまずは主人公の人となりを見るためにああいう行動に出た……というふうに好意的に考えることもできますが、単にSとMが出会った結果ああなったというふうに見えないこともなく(汗)……その辺をどう捉えるかで評価が変わってきそうな気もしてしまうところ。一話の時点では、美緒があれでも真摯に願いを叶えようとしていることは分かるものの、その理由は不明なので、そこが明らかになったらまた違ったものが見えてくる可能性もありそうな気もしますし。

 

事前にこの物語の登場キャラは主人公以外も変態ばっかりだ、みたいな話を目にしていましたが、第一話にしてそんな気配がそこかしこにあるという(笑)、ある意味凄い話ではありますが、それだけに彼らが今後どう絡んでくるのかはちょっと気になるところ。

親友の辰吉は女装癖を一話でカミングアウトし、主人公の姉はブラコン、母も息子を溺愛と、主人公の凄く身近なところでさえ溢れ返っているわけですが、その中でも仄めかされつつも一話の時点では謎のまま終わったクラスメイトの女の子が当面は一番気になるところでしょうか。OP映像などを見れば、美緒と並ぶヒロインっぽいですし、回想シーンからすると、中学のときに主人公の性癖がバレたきっかけはこの子のようですし。

保健室での反応なんかを見ていると、男性恐怖症で必要以上に接近・接触すると殴ってしまうとかかなーと思うわけですが。……で、主人公が体質改善のために第二ボランティア部に入部し、次回予告などからするとそれなりに交流ができていくようで、彼女もまた主人公を相手に治す努力をすることになるとしたら(美緒が一時任せたのにはそういう理由が……と深読みできなくもない?)……最近どこまで見たような展開になってしまいますが。いや……明らかになっているキャラたちがみんな変態方向なのを考えると、そんな単純なことではないですかね。何にしても、次は彼女とのエピソードが来る感じですかね。

 

……あとは、ここまで変態揃いだと、美緒や主人公のバイト先の店長も何かあるのかなぁと思うと、楽しみなような不安なような……といった感じですが。

 

美緒との出会いから親友のカミングアウトを受け入れるところまで、一話としてはうまくまとまっていたかなぁと思うところ。取り敢えずの主要キャラがどんな感じかは見えましたし、どんな感じで演出していくのかも大体分かりましたし。

主人公のM体質と美緒の暴力を許容できるかがボーダーラインになりそうかなーと思いつつ、取り敢えず一話目は大筋の部分では普通に楽しめたかなー、と。とはいえ、まだ一つ目の作品ですし、他の作品の様子も見つつ、視聴を続けるかどうか決めようかなと思うところです。

 

 

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主題歌・OST→
「ebullient future」ELISA
「笑顔のチカラ」 羽山ミズキ(後藤麻衣)
「願いのカケラ」 雨宮優子(中島裕美子)
ef - a tale of melodies.ORIGINAL SOUNDTRACK ~elegia~



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