翠の匣

アニメや読んだ本(漫画・ラノベ)の感想を、徒然と書き綴っているブログです。

ヨスガノソラ

ヨスガノソラ #12(終)「ハルカナソラヘ」感想4

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始まったときはネタパートかと思ったCパートが、エロ分を除けば一番まともなルートに見えたのはどうなんでしょうね(笑)。少なくとも悠に関しては、初佳ルートが一番かっこいい扱いを受けていた気がします。

 

まあ、それはさておき。本編の穹ルート。

ただ単に近親相姦だから駄目となるでもなく、その関係が受け入れられない現実から逃げるのでもなく、二人の関係を貫きながら生きていく道を選んだのは、次善のエンドではあったのかなぁ……と思うところ。せめてもう一話欲しかったなぁと思ってしまった辺り、いろいろと消化不良なものを感じてしまった部分もあるわけですが。

 

実の妹がヒロインということで、それだけでも異色のルートだとは思っていましたが、これまでのルートで一番悠が主人公していたというか、彼自身についても掘り下げられたという点でも、この物語においては異色(異質?)のルートだったなぁと思います。積極的な穹に流されて関係を持ってしまったけど、それで完全に開き直ってしまった穹と違い、悠はそれからも葛藤を続けていたわけですし、一度は考え直そうとまでしていましたから。

……いやまあ、もしも委員長と奈緒に目撃されることがなかったら、そのままずるずると溺れたままだった可能性は否定できない気もしますが(汗)。とはいえ、それがなくても叔父さんからのメールに加え、どうやら兄妹二人きりではこの先生きていくのが難しいほど金銭的な問題があったようなので、どのみち将来のことを考えるなら、我に返らざるを得なかったのかもですけど。

 

しかしまあ、穹ルートの奈緒はホント良い子だなぁと思ってしまいますね。決定的瞬間を目撃しても表面的には冷静で、完全に割り切れたわけではないだろうけどある程度は起こった現実を受け入れてしまっているようで。まあ、これは薄々勘付いていたのと、奈緒自身の負い目のせいもあるのでしょうが……。それでいて、穹が行方不明と聞けば必死になって一緒に探してくれるのだから、普通に良いお姉さんに見えてしまうところです。奈緒ルートとは打って変わって、一番同情してしまったかもしれない。

同情といえば、悠の瑛の回想が挟まったことで、このルートでは瑛は救われないままなんだな……と思うと、彼女もまた不憫に感じてしまいましたが。まあ、あそこで瑛を振り払ったからこそ、穹を選んだ悠の選択が際立つようにも見えなくもないですが。

 

二人と違い、不遇な扱いを受けていたのが委員長ですけどね。

いきなり出番が増えたと思ったら、決定的瞬間を目撃して、さすがに口外はできなかったようだけど、自分は受け入れられないからと糾弾する。おそらく一般的な感覚を持つ者としての反応を描いたキャラだったんだろうと思うし、委員長視点からすればショックだろうとは思うものの、穹ルートでは悠の心情が掘り下げられていることもあってどうしても悠視点で見てしまうから、勝手に幻想を抱いて勝手に幻滅した身勝手な言い分(特に決定的瞬間の目撃は、奈緒の制止を振り払ってのものでしたし)に聞こえてしまったのが……(汗)。そして、彼女は最後の最後まで受け入れられなかったようですし。

とはいえ、彼女の反応は、悠と穹にとって忘れてはいけないものなんだろうな……と。反応を見るに、瑛・一葉・亮平はたぶん二人が実際のところどんな関係になったのかまでは知らないっぽいですし、知らないからこそ微妙に違和感は抱いているかもしれないものの(委員長の反応がアレなわけですし)、いなくなった友人を淋しく思えるわけで。二人はあの世界で生きていくことを選んだけど、それは相当な茨道だぞ、と。

 

予想どおり穹が自分をやり直そうと入水自殺を図ったことで(悠と心中ではなく一人でやり直そうとしたところは予想外でしたが……そこは一応、穹にとって一番大切なのは悠の幸せであることに変わりはないってことですかね)、それを止めに来た悠と心中一歩手前までいくことに。

あそこで悠が諦めてしまった以上、何とか悠を引っ張り挙げて助けたのは穹ってことですかね。一人でやり直そうとしたってことは、悠まで死なせるつもりはなかったってことでしょうし、そもそも悠は確か泳げないはずですし……。儚げな穹にそれだけの力があるのかは疑問だし、ED映像から奈緒が助けるのかなぁと思っていたので、穹捜索直後のフォローがなかったことから、実は奈緒が助けて悠が目を覚ます前にこっそり立ち去った……なんて可能性も考えてみましたが、だったらそれこそフォローが入るだろうからないですかね。

 

細かいつっこみどころはこの際置いておくとして、ここで大事なのは、悠を失いかけたことで穹の心に変化が生じたことと、心中しかけたことで、悠の心が決まったことでしょうか(悠は瑛のシーンで決まっていたかもですが)。

二人が離れ離れにならないまま、二人ともが幸せになれる道を選ぶ。悠は穹が幸せになれることを第一としていましたが、悠の重荷にならないために身を引こうとした穹がそれを許すとは思えなかったから、たぶん二人ともがとなるはず。……まあ、実際になれるかどうかは難しいでしょうが。生きていく場所に外国を選んだのは、日本の田舎町に比べれば二人の関係に寛容かもしれないからか?とは思うものの、それだけで解決になるはずもないですし、二人でいることを貫いたのは良かったものの、完全無欠のハッピーエンドとは言いがたい結末でしたね……。

まあ、関係が関係だけに、別れる気がない以上、そんなものは端から無理で、どこかで妥協が必要ではあったのでしょうが……。そのために切り捨てざるを得なかったのが、あの町で得た関係だったというのは、ちょっと悲しいですかね。そしてそういうところが、心のどこかにもやっとしたものが残った理由なのかも。

 

 

そんなわけで、最終回を迎えた「ヨスガノソラ」。以下に総評っぽいものを書いてみましたが、やたらと長くなってしまいました……(汗)。敢えて一晩置いて見直してみたけどやっぱり長いままだし、土日の疲れからか寝坊したので記事を投稿するのがすっかり遅くなってしまいましたが……。

 

 

第一話でその雰囲気にぐっと引き込まれたことが視聴に繋がったように、映像・演出においてはとにかく素晴らしいアニメだったのではないかと思います。

本編中の何気ない部分でも気づくと「おぉ~」と思ってしまうような演出があったり、広い蒼穹に彩られた背景はそれだけでも見応えのあるものでもあったりしましたし、それがもうとにかく世界を視覚的に作っていましたから。又、下手したらネタバレになりかねないOP・挿入歌のときの映像が、1クールという尺では描き切れない部分の補完になっていたのもうまいと思ったところ。同時に、コミカルに描かれていたためまさか本編とリンクしていたとは思いもしなかったED映像も含めて、さり気なく先の展開を示唆していたのも、そこまで話が進めば唸らされるところで。

 

もっとも、途中からはエロシーンの台頭が著しくて、そっちのほうが印象に残ってしまいがちなのがアレですが(苦笑)。

映像・演出に惹かれて見始めた自分としては、穹ルートに入るまでは、そこが何とも惜しく思えてしまったアニメでした。エロなんかなくても十分勝負できるものを持っているのに……と。一葉・瑛ルートはなくても十分シナリオが成立していたと思いますし、奈緒ルートも過去の件はともかく現在ではやっぱりなくても成立しそうに思えましたし(ただ、現在も穹に目撃されたシーンは必要だったかなとは思いますが)。

 

シリーズ構成がリセット方式で分岐点から個別ルートスタートと、まるでゲームをやっているような形式だったのは面白いところだったと思うし、一本道シナリオだと、全てのヒロインのシナリオをカバーすると、主人公がいろんな女の子の間をふらふらしているようになってしまうので、リセット方式にしたのも面白い試みだったと思います。

……ただ、後者に関しては、その効果が薄いものだった気はしますが。確かにシナリオはリセットされているのだけど、一葉ルートの最終話から毎話欠かさず、Cパートも含めてエロシーンが入ったため、結局のところ悠はいろんな女の子にとっかえひっかえ手を出していた印象が(汗)。しかも、瑛ルート、奈緒ルートと進むごとに、シナリオ上での悠の活躍が微妙なものとなっていったので特に……。

そういう意味では、最終の穹ルートは別として、それ以外のルートは飛び抜けた何かを持っているわけでもない、どこにでもあるようなエロゲーの一つだったのかなぁ……と、見終えてから振り返ってみると思ってしまうところかも。

 

……ただ、これはあくまで“悠の物語”としてのみ見た場合の話。

視点を変えて“穹の物語”としてアニメ「ヨスガノソラ」を振り返ってみると、悠の物語としては微妙に感じた部分も実は大きな意味を持っていたように見えてきて、一気に面白いものに思えてきます。やっぱりこれ、最初に感じたとおり、穹の成長物語だったんじゃないかな、と。

 

穹の悠への想いって、唯一残された家族への強過ぎる依存が根っこにあるのは間違いないと思うわけですが、だからこそ、それが本当に恋愛感情なのか、それともその強過ぎる依存心を恋愛感情と錯覚しているのかがよく分からないところで。でも、だからこそ、ルート分岐が意味を持ってくるところなのかな、とも。

 

前提として考えておかなくてはならないのは、物語開始時の穹の世界は、両親を失ったことにより、自分自身と悠の二人きりしか存在していない閉じたものであり、だからこそ、たった一人存在する悠に過剰に依存しているということ。そしてそれが、穹ルートでは溢れ出してしまう想い(決定的な恋愛感情に変化してしまった?)に繋がっている。

これは逆にいえば、二人きりの閉じた世界が開けさえすれば、そこまで悠に縋ることはなくなるということじゃないかと。そしてそれが、一葉ルート・瑛ルートでの妹であり続けられたの穹ではないかと。

 

だからこそ、最初の分岐点のキーパーソンとなるのが奈緒。

大好きな兄を取ろうとした……というのもあるけど、過去の仲良し三人組の様子などを見ると、穹にとっての奈緒は、同じくらい大好きなお姉ちゃんだったのではないかと思えるわけで。しかし、そんな奈緒の行動が三人の関係を壊した。奈緒が悠にしたことは、穹にとっては二重の意味で裏切りであり、最初に穹の世界を壊した相手でもあったのだと思う。

 

そんな前科がある奈緒だからこそ、穹は過剰に警戒する。

とはいえ、物語が開始してすぐは、むしろそれがプラスに働いている。悠と奈緒が一緒にいることで危機感を募らせた穹は、自分の世界に閉じこもっているだけでは駄目だと、まずは扉を開けて外に出てくるから。理由は悠に離れていって欲しくないというものだったかもしれないけど、そうして外に出てくるということは、自然と悠以外の人間とも関わりを持つことになり、穹の世界は広がることになる。

 

ただし、前科持ちの奈緒がそれ以上の接近を悠にした場合は穹の防衛本能が過剰に働いてしまうため、穹は悠を自分の世界に引っ張り込んで、再び二人きりで閉じこもろうとしてしまう。それが、奈緒・穹ルート。

 

しかし、奈緒が幼馴染のポジションのまま動かない一葉・瑛ルートの場合、奈緒に対するほどには急速な危機感を覚えないため、穹は外の世界との関わりを積極的に断つことはしない(独りぼっちでいる描写はちょくちょく挿入されますが)。悠が離れていくことへの恐怖が全くないわけではないだろうけど、穹の世界には悠以外の人も存在し始めているから、何が何でも悠を引きとめようとはしない。

それが顕著なのが、一葉ルートかと。悠が一葉との仲を深めていく一方で、穹は瑛と親交を深めている様子が描かれていた。奈緒ルートでもそうだったけど、穹が悠離れを出来た場合に一番の友人になるのは彼女である(主題歌やコミックスのジャケットでメインを張るのが穹&(or)瑛なのは何でだろうと思っていたのですが、そう考えるともの凄く納得できるかと)。そして一葉ルートでは、瑛がずばりと、悠と一葉は似た者同士であると口にし、そんな兄(姉)を持つ者同士として、つまりは共感(親近感)を得やすい状態で仲良くなっている。

明言はされていないけれど、穹にとって、悠の次に強い絆を持てた相手であり、そんな瑛がいたからこそ、一葉ルートにおいての穹の世界には悠以外の人物が明確にあと一人はいることになり、それが一葉との関係を協力するまでに至ったのではないかな、と。

 

瑛ルートでは逆に、その瑛が悠とくっつくので穹との関係は一葉ルートに比べれば薄くなってしまうけど、奈緒ルートほど(少なくとも穹視点においては)急速な接近はしていないため、世界が広がったままである分、受け入れられる余地があったのではないかと。

Cパート(初佳ルート)も同様で、海にみんなで遊びに行っていることからみんなと交流していることが分かるわけで(そういう意味では、海にみんなで行くかどうかが分岐でもあるのかも)、やはり穹の世界は閉じていないから特に邪魔してくることもなく、ゴールインするまでいったのではと。

 

そして、翻って奈緒ルート。前述のとおり、彼女が絡んでくると穹は危機感を募らせるため、悠と二人きりの世界に閉じこもろうとしてしまう。その求めに悠が応じるか否かが、奈緒ルートと穹ルートの分岐点でもあるのかなと思うわけですが(穹ルートの場合、悠もまた穹を意識していたことが描かれて、このルートだけは穹の物語ではなく、悠と穹の物語になっているため単純にそれだけではないですが)、だからこそ奈緒ルートで最後に活躍したのは奈緒だったのではないかと。

このときの悠の選択肢として許されていたのは、穹と二人きりの世界に閉じこもるか、穹の世界から出て行くかの二択しかないわけで、拒否した時点でもう悠にできることはないのではないかと。穹に必要なのは、悠以外にも誰かいるよ、ってことを分からせることだったと思うので。だから、奈緒。身体を張って穹の大切なものを守ることで、力ずくでそれを教えた。自分は穹の世界を二度と壊すような真似はしない……それどころか、今度は守ってみせる。そして、悠が少しくらい離れていってしまっても、穹は一人ぼっちにはならない。穹の世界には自分もちゃんといるよ、と。

 

そうやって見ると、リセット方式(というかルート分岐)が選ばれたのも、奈緒ルートでの悠の活躍のなさも、一葉・瑛ルートと奈緒・穹ルートでの穹の極端な反応の違いも何か納得できてしまう気がします。むしろそう考えたほうがしっくりくるくらい。

あとは、過剰なエロ描写ですが……販促目的を除くなら、来たる穹ルートのために視聴者に耐性を付けておくため、ですかね(苦笑)。穹ルート(と一部奈緒ルート)に関しては、それ自体がシナリオの核に組み込まれているため外せないわけですが、かといっていきなり穹のアレとか、兄妹でのアレを見せられてもドン引きしかねないですから……それこそ、委員長のように。

 

で、ここまでは穹の物語として見るとかなりうまくできているように思えたわけですが、前述したように、最後の穹ルートのみは、悠と穹の二人の物語になっていたかと。

それまでは視野狭窄だったり優柔不断だったりと、どんどん微妙になっていく悠が、ようやく本当の心の内をさらけ出してくれたことである程度理解できるようになりましたし、奈緒が出張ってくると穹が悠ごと自分の世界に閉じこもろうとすると書きましたが、悠がそれに応じてしまうとどうなってしまうのかが描かれたエピソードでもありました。そして、そのまま閉じて終わってしまいかねなかった世界を打破するにはどうすればいいのかも。

 

このルートだけは、穹が成長しただけではどうにもならない……というか、悠が二人きりの世界に閉じこもることに応じた時点で穹が満足して成長しなくなってしまう。だから、まずは悠がもう一度外の世界に出て、穹に扉を開けたその先を示さなければならない。悠が穹と向き合う覚悟を決めて、その中での最善を考えて……。それでようやく、穹も二人の世界に閉じこもるだけでは未来がないことを悟り、外の世界とも繋がりを保ったまま生きていく道を考えてくれる。

この場合、他のルートのように悠もみんなもいる世界……とはならないけれど、でも、二人の他に誰かもいる世界にはなれる。前者の世界に比べれば困難で、それを望んでも誰もいてくれないかもしれないけれど。

でも、大事なのはたぶん、穹が世界を閉じないこと。穹ルートのラストの段階では、まだまだ狭い世界にも見えるけれど、悠がいれば他人なんかどうでもいい、と言い切ったままではなく、二人で生きていくことを認められようとするのなら、細くとも扉は開かれている。だから、ああいう終わり方なのかな……と。

 

……そして、そんなふうだからこそ、穹ルートは異質なルートであると感じ、すっきりしないものが残ったのかなという気もします。積み重ねてきたものが昇華されるのではなく、積み重ねたきたものを前提として裏返るルートだから。

だから、どうしても他のルートに比べると世界を狭く感じてしまうし、みんなの反応も含めてハッピーエンド感は薄い(悠と穹のその後も、新天地へ向かう途中までしか描かれませんし。電車で始まり電車で終わるのはある意味綺麗ではありますが)。又、悠離れできた場合のキーパーソンである瑛もほとんど絡んでこない。その瑛の問題が、穹を選んだことで解決されないことが明示されてしまったのも暗い影を落としている部分があるかもですし。

でも、他のルートがそれこそ委員長のような一般的な感覚での解だと思うからこそ、穹ルートでの二人が出した答えの行く末が気になるところでもあります。そういう意味では、穹ルートがトリを飾ったのは、やはりそれだけの意味があった、ということですかね……。

 

 

ヨスガノソラ #11「ソラメクフタリ」感想4

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前回ラストでは衝撃のシーンを悠が目撃して終わったわけですが、まさかそのままカップル成立しないよな……と、これまでの悠の手の早さから一抹の不安はあったものの(汗)、さすがにそんなことはなく、奈緒との二回目(?)のデートのシーンからスタートなりました。

 

とはいえ、最初のデートのときとは違う意味で悠の頭を占めるのは、あの夜(昨夜?)に見た穹の姿。奈緒とのデートに集中しようとしても、何かの拍子に穹の姿が脳裏を過ぎる。そんなことが何度も続き、遂にはそんな穹の姿を振り払うためか、奈緒を強引にホテルに連れ込むことに。

……この辺の悠の心情描写は、これまでのルートに比べれば丁寧に思えるもので、ある程度悠の視点に立って物語を見られるようになっているのはありがたいところです(それでも奈緒視点で見るとひどい男ですけどね(笑))。さすがに悠も肉親相手では躊躇するということなのか、それとも穹がそれだけ特別な存在だからか……なんてことも考えてしまうところでもありますが。

 

そんな感じで悠の葛藤が描かれていたものの、そして穹のほうも一度はたった一人の家族として悠に依存し過ぎないようにしようとしていたものの、穹が体調を崩したことをきっかけに、穹のほうが我慢の限界を迎えて悠へ想いを告白してしまい、とうとう兄妹で結ばれる展開に。

 

カップル成立した途端に強気に迫っていく穹の姿には、想い人と結ばれた喜びと同時に、これで独りぼっちになる恐怖から解放された安堵もあるような気がしてしまうところですが、そうでなくとも穹の危うさは感じてしまうもの。“彼女”という地位も手に入れたことで、積極的に家事をするようになった姿は、兄妹で結ばれたことが皮肉にも彼女の自立を促したようにも見えてしまうものでしたが、他人の目を気にせず悠に兄妹としては過度なスキンシップを取るようになり、他人の目のないところでは行為に溺れる姿は、二人きりの閉じた世界へ逆行してしまっているようでもあって。

悠はまだこれでいいのかという躊躇いがあるけど、穹は完全に開き直ってしまっていますしね……。穹がそんな感じだから、後ろめたさはあるものの、悠も流されてしまっていますし。

 

もうこの辺りまで来ると、悠が委員長に立てておいたフラグのこともあり、かなりひやひやしながら見ていたのですが、案の定、委員長……だけでなく、奈緒にまで現場を見られる展開に(汗)。玄関でという時点でヤバイと思いつつ、穹の声が外に洩れていたっぽいのでさらにひやりとしつつも、それでもさすがに現場を直接ということはないだろうと思っていたら、まさか鍵も掛けずに雪崩れ込んでいたとは……さすがに画面の前でつっこんでしまいましたよ(苦笑)。

 

前回に引き続き、衝撃的シーンで終わったわけですが、話数的にもタイトル的にも最終回と思われる次回、このラストから果たしてどうなってしまうのか楽しみなところ。予告映像と、本編中の瑛の話に反応していた姿からすると、この世では結ばれることが許されない関係だから二人でやり直そう……的な展開を想像してしまいましたが、最後の最後でそんなバッドエンドにはならないと思いたいですかね。

個人的には、兄妹だから結ばれない、というありきたりな結末でもなく、でも同時に穹の自立も描かれるようなラストになったら良いなーとは思いますが……。

 

◇次回「ハルカナソラヘ」

 

 

ヨスガノソラ #10「トリノソラネハ」感想5

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Cパートの穹が可愛すぎる……っ(笑)。

なんて感想しか出てこないくらい、シリアス展開でエロ分も少なめだった今回のCパート。

とはいえ、今回は本編も(ここ数回に比べれば)エロ分は少なめだったと思うので、個人的には良かったところですかね。ぶっちゃけ、回を増すごとに悠への印象が緩やかに下降していくのは、もう毎回のように本番シーンが入るせいの気がしているので。

 

とまあ、Cパートの話はここまでにして。ようやく真打ち登場の穹ルートのスタートです。

冒頭部分を見たときは、マジで奈緒と付き合うことになった状態からのスタートなのか!と、果たしてその展開からどう穹との関係に繋げていくのかと不安に思う部分もありましたが、むしろその状態だからこその面白い展開になってきましたよ(笑)。奈緒ルートの悠が良いところナシだったのはこういう裏事情があったからかと思ってしまいそうなくらいで。……まあ、これまでの個別ルートでの女の子たちへの好意も全くの嘘ではないのでしょうが。

 

穹ルートに入りつつも、穹の心情よりも悠の心情のほうにスポットが当たっていた今回。

幼い頃の、二人の初めて(?)の出会いも描かれて(生まれたときには一緒だったでしょうから、物心ついてからは初めてか、何年かぶりかといった感じでしょうが)、兄妹としての感覚の薄いときに可愛い女の子としての妹を見たというような、ああいう出会い方なら双子の兄妹であっても恋愛感情を抱いてしまうのはあるかもしれないと思わせてくれつつ、悠はそのときの一目惚れ(?)のまま、今も穹を異性として想っていることが明らかに。穹ルートでの(あるいはひょっとしたら、他のルートでも実はそうだったのかも?)悠は、実の妹への恋愛感情を押し殺すために、他の女の子(奈緒)と付き合うことにしたようです。

……こうなってしまうと、完全に当て馬な奈緒が可哀想になってくるところでもありますが(汗)。

 

実際のところ他のルートでどうだったのかは分かりませんが、そんな悠の事情が明かされると、奈緒ルートでも見られた、二人の関係を穹に告げるか云々に関する悠の優柔不断っぷりもなるほどと思ってしまうもので。穹への想いを断ち切るために奈緒と付き合うことにしたけど、それを穹に告げて認めてもらったら、穹への想いが完全に断たれてしまう。だから、そうするべきだとは思っていても踏ん切りがつかない……そんな感じなのかな、と。

奈緒とのデートの約束を断れなかったのも、そこで穹を選んでしまったら、自分の気持ちに歯止めが利かなくなりそうだったからなのかも……とか。でも、そうやって奈緒を選んだものの、穹のことも忘れられず、穹から連想される髪留めやコロッケに目がいってしまう。奈緒はそんな悠を妹思いの良いお兄さんと解釈してくれたようだけど、悠のその葛藤を知っていると、そうじゃないのだろうことが察せられてしまうという。デートから帰ってきて、泣きながら眠る穹を見つけて即座に穹を選んだところからも、悠の心がどちらにあるのかが窺えてしまうように思いますし。

 

そんな感じで悠の秘めた想いが描かれていた今回だけど、そんな悠とは逆に、穹のほうの思惑が読めなかったのがより面白くなっていたところかと。

これまでのルートでも、穹の悠への想いは、唯一残った家族への強過ぎる依存なのか、それとも実は恋愛感情なのか、どちらにも取れるように描かれていて、それは今回の穹ルートに入っても、ラスト直前までは同じだった。敢えて誘惑しているように見えるシーンも、家族ならではの気安さとからかいと思えばそう受け取れなくもないもので、だからこそ悠も、穹への想いを自制していた。

そこへ来てラストで明かされるのが、穹のほうも悠へ抱いていたのは、異性としての恋愛感情だったということ。しかもそれを、必死で自制してきた悠が偶然見てしまうという。

 

妹の想いを知ってしまった悠がどうするのか……次回以降が楽しみになってしまうところです(笑)。

実の兄妹で一線を超えることへの忌避は、今回の悠を見れば持っているとは思いますが、同時にこれまでのルートで無茶苦茶手の早いところも見ているわけで(汗)。さすがに今回のラストシーンのまま穹の部屋へ突入して……なんてことはなさそうですが、予告映像を見た感じだと、何らかの波乱は起きそうな感じです。

今回の話を観た感じだと、穹との関係をどう描いていくのかによっては凄く面白くなりそうな気配を感じたので、まずは次回がどういうことになるのか楽しみです。

 

◇次回「ソラメクフタリ」

 

 

ヨスガノソラ #9「ハルカナオモイ」感想4

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どこかのブログの感想を見ていたときに、奈緒ルートって実は穹の掘り下げをやっているんじゃ……みたいな感想を見かけたのですが、今回を見ていると、その考えはあながち外れてはいないような気がしてきました。

ようやく穹の本音が引き出されたのもそうですし、悠と奈緒がいちゃついていた裏で、瑛との友情がしっかり育まれていたのもそんな感じですし(←奈緒ルートの一番の癒しポイントだったかも(笑))。

 

しかし、「えむえむっ!」の九話でも感じましたけど、肩入れして見ているキャラがいると、やっぱりそっちの感覚に引きずられて観てしまう部分が大きいようです。今回だと、穹が仮病(?)で悠を引き止めようとしたところとか。

あれ、悠視点で物語を見ていたら、穹の行動は子供の我儘とか癇癪とかで片付けてしまって、むしろズバッと切り捨てた悠の行動のほうを評価していたんじゃないかと思えるわけで。実際は穹視点で物語を見ているから、悠がまさにそんな感じで切り捨ててしまったことを、悠は穹の気持ちを全然分かってない!と思ってしまうわけですけど。

……そして、悠はずっとそんな感じだから、穹がいなくなって初めて自分のせいだとか言い出しても、「今更……」という感じが強くなってしまうのですよね……。しかもたぶん、冷たくしてしまったことに対して言っているだけで、穹の本音には気づいていないと思われるわけで……。

 

なので、穹との和解を担ったのが奈緒だったのは、悠がやるよりは納得できる結末でした。正直、落雷の後の火事にいつ悠が飛び込んできて、最後に何か良い感じの台詞を吐いてうやむやにハッピーエンドにしてしまうのではないかとひやひやしていたので。

 

とはいえ、奈緒との会話だけでは、穹が悠に捨てられると危惧したことが解消されたとは思えなかったわけですが。

あの場面で解消されたのは、どちらかといえば、あの夏の一件を機にひびが入ってしまった穹と奈緒の関係のほうだったんじゃないかな、と。海で悠を助ける奈緒を見て、そして、あの場で今度は自分の大切なぬいぐるみを助けるために飛び込んでくれた奈緒を見て、かつて仲が良かった頃の奈緒も今の奈緒の中に残っているんだということに気づいたから、ずっと言えずにいた本音もぶつけられて……。そこでようやく、一葉・瑛ルートのときにできたように、(まあ二人に比べたら本当にぎりぎりだったかもだけど)悠の幸せのために譲歩することができたんじゃないかな、と。

 

そういう意味では、今回の悠はホントに何もしてないうちに何かうまくいっちゃったって感じですけどね(苦笑)。でも、悠が変に出張ってくるよりは、何とかうまく収まったのではないかと。

ラストの瑛と仲良くお祭を楽しんでいる穹を見たら、穹の危惧が完全に消えたわけじゃないだろうけど、瑛という友達がいることで少しずつ乗り越えていけるんじゃないかな、とも思えますし。

 

……で、そこで終わっていれば、それなりに綺麗にまとまっていたんですけどねぇ……。分かっていたとはいえ、最後に悠と奈緒のHシーンを見せられると、何かもの凄く台無し感が(汗)。

悠が何もしていないだけに……と言いたいところではあるものの、下手に「穹を捨てたりなんかしない!」とかって説得してしまっていた場合、それはそれでやっぱり台無し感があるので、やはりそのシーン自体が蛇足としか……。こればっかりはしょうがないのかなぁとは思いつつも、もうちょっと見せ方を考えて欲しいなぁとも思ってしまうところです。

 

さて、次回からはいよいよ真打ち(?)の穹ルートに入ると思われるわけで、予告からも不穏な気配が感じられるとおりに、穹ルートでも奈緒との関係をどう解決するのかが焦点の一つになりそうな気がしつつも、一番楽しみにしていたルートだけに、どんな話になるのか楽しみです。

 

◇次回「トリノソラネハ」

 

 

ヨスガノソラ #8「ナオクラキソラ」感想4

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前回の他の人の感想を見ていたら、実は七話は穹・奈緒共通ルートだったらしいと知ってびっくりしたわけですが……今の奈緒ルートはともかく、カップル成立までいった後でどうやって穹ルートを進めるのか……というか、穹ルートでは奈緒は振られるの確定なのか?といった感じで、そういう意味では逆にどうなるのか楽しみかもしれません。

 

まあ、それはさておき、今は奈緒ルートの話。

とはいえ、悠・穹・奈緒の誰目線で話を見ているかといえば穹なので、ルートヒロインであるはずの奈緒にちっとも肩入れできないわけですが(汗)。いや、穹の存在がなければ、過去の過ちを乗り越えて頑張るヒロインとして応援できないこともないのかもしれませんが……。

 

それに、相変わらず悠の行動が事態の悪化を進めている状態なのが何とも微妙なところ(亮平がかなりうざいことになっているので、相対的に悠への印象が多少マシになっている部分はありますが)。

穹に奈緒と付き合い始めたのを言いそびれたことを奈緒に言っておかなかったのは、まあタイミングがなかったのだとしても……報告していない時点で、いくらいないと思っていたとはいえ、家で行為に及ぶのは駄目だろうと。唯一の家族として依存している相手のそんな直接的な場面を目撃してしまったら、仮に交際を認める可能性があったとしてもこじれかねないと思うわけで。あそこは、怒って奈緒を叩き出した穹を全面的に支持したくなるところかと。

 

その後の塞ぎこんだ奈緒を元気付けるくだりは、主人公としては悪くないと思えたかもしれませんが、やっぱり障害が穹というキャラでなければという前提が付くもので。

二人の仲を認めてもらいたい。そのために諦めずに努力する。それ自体は悪いことだとは思いません。が、この三人のケースで見ると、悠と奈緒のその想いが一方的な押し付けにも見えてしまうのが困るところ。わざわざ今回、穹が自分は過去に奈緒がしたことを知っていることを告げて、なおかつ悠を奪われたくないという想いも吐き出してくれたのに、自分たちの仲を認めてもらうことばかりを考えて、何故穹が認めたくないのかはちっとも考えていないように見えてしまったもので。

 

……既に一葉ルート・瑛ルートと見てきた視聴者目線だから言えることだけど、後者の理由だけなら、穹はあそこまで拒絶しないんですよね。一葉ルートに至っては、心中は複雑そうながらも協力までしてくれるわけで。

となるとやはり、大きいのは穹と奈緒の関係(例の事件の前までは、ひょっとしたら悠以上に仲が良かった?)と、奈緒がかつてしでかしたことを目撃したこと。そこを解消せずに自分たちばかり認めてもらおうだなんて虫が良すぎるように思えてしまうし、そこをなあなあで解決してしまうようなら、奈緒ルートのシナリオは微妙と言わざるを得なくなってしまう。……逆に、そこをうまく昇華したら、評価が一変するかもですが。

 

内容的にもサブタイトル的にもこれまでの構成的にも、奈緒ルートは次回で終了かなーと思うところですが、やはり鍵となるのは、穹がいかにして二人の仲を認めるのか、あるいは認めないのか……というより、ひょっとしたら、奈緒と和解できるのか(?)どうかだと思うので、そこをどうしてくるのか楽しみにしたいところです。

 

◇次回「ハルカナオモイ」

 

 

ヨスガノソラ #7「ツミナオトメラ」感想4

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再び一話ラストへ戻ってリスタート。瑛&一葉のときを考えると、七話は奈緒&穹の共通ルートの話になるのかなぁと思っていましたが、途中からどう見ても奈緒ルートな感じになっていたような。というか、この物語、やっぱりまずはヒロインの一人とくっついてから問題解消が定番なのでしょうか……。

 

戻った時間が一話ラストということで、穹の制服や蚊帳のくだりが改めて描かれたわけですが、微妙にストーリーが違っていたのは面白かったところ。逆にいえば、これを一葉がやるか奈緒がやるかでルート分岐しているってことなんでしょうが。

同時に、ヒロインが違うだけで、穹の反応が違ったものに見えたのも面白かったところかと。一葉相手だと、単純に大好きなお兄ちゃんに必要以上に近付いてくる女の子ができて嫉妬している感じでしたが、奈緒相手だと、その感情も嫉妬の一言では片付けられないものがあるような。

 

OP映像、挿入歌のときの映像、そしてこの七話の話を見れば、彼ら三人の間に何があったのかは大体想像がつくもので。

OP映像の仲良く歩く三人を見れば分かるように、昔は普通に仲が良かったのでしょう。けれど、今回語られた奈緒のやったことのせいで(穹が現場を目撃していたことは挿入歌のところで分かりますし)、悠と奈緒はぎくしゃくするようになり、穹は奈緒を敵と認識した、と。

 

七話の中で、悠自身は驚きが勝っていただけでそれ自体は嫌じゃなかったことが語られ(ということは、奈緒ルートの悠はずっと奈緒を想っていたということなのですかね)、奈緒自身も罪悪感に苛まれながらも悠への気持ちはずっと変わらなかったということで、何だかんだでカップル成立してしまったようですが……こればっかりは、穹のほうに肩入れして観てしまうかなぁ、というものが。

これが今の年齢で起こったことならともかく、当時の小学生くらいの子供の目からしたら、兄を取られたという嫉妬もあるかもしれないけど、単純にその行為への嫌悪感もあるんじゃないかと思うのですよね。それが身内や大好きな人が無理矢理された(ように見えた)のなら尚更。ひょっとしたらそこには、大好きな奈緒お姉ちゃんが……という裏切られたような気持ちが上乗せされたのもあるかもしれませんし。

……穹のことがなければ、勝手にやってくれという気持ちにならないこともないのですが。

 

しかしまあ、何と言うか……展開が速いせいもあってか、ホントにここ数回どんどん悠に対する好感度が下がってきている気がします。Cパートもあるから、余計にとっかえひっかえ感がありますし(二人目までならリセットで割り切れていたんですけど。あるいは、一話でもその手の行為が一切ないかせめて軽いキスまでの話を挟んでくれていたら……)、それを抜きにした彼の態度や行動も何か微妙な感じがしてしまうのですよね……。

もっとも今回は、奈緒と微妙にぎくしゃくしている辺りは、過去にちょっとあったけど友達として何とか関係を修復しようとしているようにも見えたので(過去のことには何かわだかまりがありそうな感じでしたし)、そこまではまだ良かったのですけど。ただ、奈緒と良い雰囲気になった辺りからは、「あれ? 結局のところ悠は奈緒のことが好きなの? ならあの微妙な態度は?」みたいな感じでよく分からなくなってきましたからね。……まあ、悠なりの葛藤とかがあったんだよ、と言われれば否定はできませんが、さすがにあれだけでそれを読み取れというのは、私にはちょっと難しいところで。悠のモノローグがあればまた違ったかもしれませんが。

 

で、更衣室の件も。さすがにちょっと状況の都合が良すぎて冷めてしまった部分があったかも。

どうやら奈緒ルートでは奈緒の片思いは(友人たちには)周知の事実だったようで、悠の友人が必要以上に干渉してくるのも微妙でしたしね。それをやっていたのが主人公ならともかく、思い入れの少ないサブキャラにやられると、複雑な事情があるんだから安易に引っ掻き回すなよ、とか思ってしまうわけで。

……そういう意味では、気乗りしない様子だった一葉の好感度が上がったところだったかも。そして、頼まれたのを引き受けただけというように見えたせいもあるかもですが、協力していたにも関わらず一切好感度の下がらない瑛は、自分の中ではその程度では揺らがないくらい好きなキャラっぽいぞと再認識です(笑)。

 

まあともかく、そんな感じで早々にヨリを戻した悠と奈緒でしたけど、最大の問題(障害?)である穹の存在があるわけで。次回サブタイトルにも穹の名前が加わってきていますし、次回はその辺で問題が発生しそうです。正直なところ、現時点では落とし処が見えないので、どう穹を納得させるのか……というか、奈緒と仲直りさせるのか?が最大の注目点でしょうか。

……個人的には、やっぱりうまくいかなかったとバッドエンドになってもそれはそれで面白そうと思ってしまう部分もあるのですが(奈緒の過去にしたことを見せられたら尚更、あまり好きにはなれないヒロインですからね……奈緒が好きという人には申し訳ないですけど。でもだからこそ、物語として魅せてくれるならバッドエンドもアリとか思ってしまうわけで)、でもヒロイン個別でDVDが出ることを考えればそれはないでしょうから、果たしてどう決着をつけるのか楽しみにしたいところです。

 

◇次回「ナオクラキソラ」

 

 

ヨスガノソラ #6「アキラメナイヨ」感想4

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かなりサクサクとシナリオが進められているからか、前半の悠がかなり自分本位で物事を進めているように見えてしまったわけですが(DNA鑑定とか、瑛が積極的に知りたがっているかというと……という話もあるし、何より一葉のことが完全に頭にないように見えたというか。まあ、真実を明らかにしたほうがいいのか、嘘のままがいいのかは難しいところではあるのですが)、瑛が行方をくらませたことで悠もそのことに気づいたようで、そこのすれ違いの解消もちゃんと描いてくれたのはすっきりしたところでした。意外にもあっさりと一葉の協力を得られたのは、瑛大好きな一葉の姿をこれまで見てきたおかげかそれほど違和感もありませんでしたが、だからこそ逆に、納得していないながらも悠と一葉に気を遣って二人の好意を受け取った瑛の無理が見えてしまいましたからね。

……逆に考えれば、そこまで追い詰めてしまったからこそ、瑛の本音を引き出せたと言えなくもないのかな、と思わないこともないですが。

 

瑛と一葉の取り違え疑惑が浮上して……という展開は、だから同じ誕生日だったのかー……とか、そういえば髪色は瑛と一葉の母親のほうが近いよなー……なんてことを思ったところもありましたが、結果としては、やはり一葉が本当の子供で、瑛が愛人の子供。

ただ、ここに失くしたはずのペンダントのことが絡んできたのはなるほどと思ったところでもありました。瑛の本当の母親はともかく、ペンダントは見つかるイベントが来るだろうとは思っていたものの、前回の状況からすると不自然でなく見つかるのは難しそうにも思えましたので。しかもただ見つかっただけでなく、そのペンダントこそが和解のきっかけとなるものだったということで。その前に一葉の働きかけがあったことも大きいんじゃないかなーとは思うものの、まあうまく落としたかなと思えたところでした。

 

……何であの出生記録を瑛に渡したのかという、悠の祖母の真意だけはいまいち分からないところではありましたけど。瑛には真実を知る権利があると思ったからなのか、瑛に預けることでその事実をどうするかは瑛に委ねたということなのか。何にしても、(本人的には善意だったとしても)あまり善意から出た行動には思えなかったところなのですが……。

 

まあ、それはともかくとして。そんなこんなで無事瑛の問題も解決して(瑛が別れを切り出したときは、早めにくっついた場合は必ずそうなるのかこの物語は、と思ってしまったところでもありましたけど)、瑛ルートもハッピーエンドで終了。

……残り時間から、今回は一葉のときのようなシーンはないかな、と思ったら、二人の会話に被せてやっぱり出してきましたけど(汗)。まあ確かに、一葉ルートではモロに描いておいて、瑛ルートではなしだと、DVDとかの売り上げに響くのかなぁ……とは思いますが…………何度もああいうシーンを見せられると、回を増すごとに悠への共感が薄れていきそうな気がしてしまうのが何とも複雑なところです。だからこそ、露骨にリセットであることを示してきたのかもしれませんけど。

 

今回は瑛ルートではありましたけど、個人的にはちょいちょい挟まれる穹の描写が妙に気になっておりました。

瑛が、好きな人がいなくなってしまうことを危惧していることを語っていたのと合わせて映ったときは、穹ルートがどんなふうになるのかは分かりませんが、これまでの穹の悠への依存は、瑛の抱えていたものと同じものが根っこにあったのかなぁ……とか。挿入歌のところを見ると、穹が両親の死に大泣きしていたことが分かりますし、そうなると残った唯一の肉親である悠に必要以上にべったりするのも分かるような……と。

他にも、他のヒロインのことに悠が夢中になっている間は一人で放って置かれてしまっている穹とか。あるいは、瑛と一葉の母親との和解を穹はどんな気持ちで見ていたのかなぁ……とか。瑛ルートでは、一葉ルート以上に蚊帳の外にいた感じだったので余計に気になってしまいました。この辺、穹ルートへの伏線にもなっているのかなぁと思うと、楽しみになるところもありますが。

 

一葉・瑛ルートの終了と共に、Cパートの初佳ルートも終了?といった感じで。予告からすると本編は次回からは奈緒ルートのようですが、Cパートは残る一人のヒロイン(名前忘れた)になるんでしょうかね。

今のところ奈緒はそれほど気に入っているヒロインではないのですが、前回出てきた神様と名字が似ているのは微妙に気になるところだったりもしますし(単なる偶然かもしれませんが)、これまでの二人と違い、穹とも関わりのありそうな子なので、そういう意味では楽しみかもしれません。

 

◇次回「ツミナオトメラ」

 

 

ヨスガノソラ #5「ヤミアキラカニ」感想4

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ホントにセーブ&ロードといった感じで、三話冒頭からリスタートです。ただし、メイドさんに声を掛けられるか、瑛が出てくるかで分岐しましたが。……ゲームだと、あの直前に選択肢がある感じなのですかね。それまでのフラグの立て方次第での分岐にも見えましたけど。

 

そんなわけで、瑛ルートスタートの第五話。一葉ルートに入ってすっかり忘れていたけど、そういえば瑛には、悠とかつて遊んだことがある、というフラグがあったなぁというのを思い出した回でもありました。まあ、お話自体は、それどころではない勢いで突っ走っていた気もしますけど。

 

そんな昔の思い出もあり、瑛のほうからは既に悠への好意があったと思われるわけで、そこへ、秘密の共有とか、昔の楽しい思い出とか、瑛の抱えた事情とかが加われば、悠のほうも瑛へと気持ちが向くのは自然に思えてしまうわけで、この時点で両思いになること自体はそれほど不思議でもなく。瑛に抱きつき癖があったり、悠のほうも見た目と違ってかなりアクティブであることが見られたりと、距離が縮まるには十分な理由も見て取れましたし。

……とはいえ、まさか分岐一話目でカップル成立までいくとは思いませんでしたけどね(汗)。一葉ルートと同じく、分岐後は二話でまとめるとすると、ハイペースで進むのも分からないでもないですが、一葉ルートではラストで来た例のシーンが、瑛ルートではこんな早い段階で来るとは……。さすがに今回はぼかされましたけど、前回で本格的に吹っ切れたかのように、Cパートでは妄想シーンとはいえがっつり見せてきたのを見ると、瑛ルートのラストでもう一回来るのではと思ってしまうものがあります……。

 

まあ、それはそれとして。

話の大筋は一葉ルートと同じで、瑛の出生に絡む問題がこのエピソードの核心部分のようで。一葉の場合はそれに絡んで生じた父親との確執でしたけど、瑛の場合はもっとドロドロとした部分にまで突っ込んでいきそうな感じです。

次回予告で瑛本人が自分の抱える闇について語っていましたし、一葉ルートでは絡んでこなかった一葉の母親との問題もクローズアップされそうな感じですし、瑛の母親の問題もありそうかも。

さすがにあと一話で母親を探し出して……なんてのは無理だと思うので、やるとしたら母親の死亡(あるいは行方)確定とペンダントを見つけ出すくらいかなぁという気はしますが……そのどちらにしても、瑛が実際のところどこまで知っているのかが分からないところですし。抜けていた出生記録に関しては、最初は渚家のほうで処分したのかとも思ったけど、思い返してみれば瑛が引き出しにこっそりしまっていたものがそれっぽいですし……。

 

一葉ルートのほうでは、一葉が思っているほど蔑ろにされているわけではなく、ちゃんとお父さんが気に掛けてくれているから大丈夫だよ、みたいな感じでしたけど、次回はそんな瑛が本当に抱えていたものが明らかになりそうで、それを悠がどうするのかが注目点でしょうか。

いつも明るく笑っていながらも時折切ない顔を見せる瑛は、これまでの印象を裏切ることなく魅力的なキャラなので、そんな彼女が抱えている闇とは何なのかという点だけでも気になるところではありますが。とはいえ、次回サブタイトルは希望が持てそうな感じですし、それがどんなにドロドロしたものだったとしても、悠と瑛の二人でなら乗り越えられるのかなと思うと、次回がどうなるのか楽しみです。

 

◇次回「アキラメナイヨ」

 

 

ヨスガノソラ #4「ハルカズハート」感想4

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……………………リセット?

 

悠が手早すぎるだろ……(汗)とさすがに例のシーンは逆に笑いしか出てこないというか、せっかくのヴィオラの音色にあのシーンの回想を入れてくるのは何かが間違っているような気がしてしまった第四話にして、一葉ルートENDでした。

……一部光で消してあったとはいえ、まさかあそこまではっきりと見せてくるとは思いませんでしたよ(汗)。確かにAT−Xでは視聴に年齢制限掛かっている番組だけども……。

 

まあ、それはそれとして。

前回の感想でも書きましたけど、悠と一葉が別れることになる場合、瑛と穹の存在……特に一葉が最終的に瑛を取って、ということになるだろうなぁ……と思っていたら、まさにそんな感じの展開に。とはいえ、その展開が来たのは四話の前半ということで、これは更にひっくり返るだろうなぁと思っていたら、案の定そうなりました。一葉の父親に関してもやっぱり誤解で、悠・一葉・瑛全てが丸く収まった大団円といった感じに。

 

それ自体はめでたしめでたしで、普通に主人公の悠が頑張った結果という、ギャルゲー的にはごく自然な流れでしたが、その悠が頑張る前に一葉の間違いを突きつけた瑛がもうどんだけ良い子なのかと。どう見ても一葉ルートのはずなのに、逆に瑛の好感度のほうが上がってしまったぞ……?

 

又、瑛だけでなく、穹までもが好意的というか協力的な状態で、これまでの彼女を見ているだけにちょっと驚いてしまいました。

……やはり、あの時点で一葉ルートが確定していたからなのか……それとも、学校に通い始めて友達もできて、更には前回瑛と一緒にアイスを食べて過保護な兄妹を持つ者同士で親交を深めたこともあり、穹も何かしら成長しているということなのか……。

一葉の問題が解決してみんなが笑い合って――といったところで、祭には行かず家に一人でロザリオを見つめている穹のカットが何故か入ったのが、意図が読めなくてちょっと引っ掛かったところではありましたが……。…………それこそゲームなら、穹ルートの布石と思うところでしょうか。

 

まあともかく、何だかんだで(ラストにそれは無くても良かったんじゃないか?というシーンが挟まったものの(汗))綺麗にまとまった一葉の話。

その直後に「終」の文字が出てED(挿入歌)に入ったことから、もしかしてこの作品はヒロインを一人攻略するごとにリセットする方式で行くのか?と思ったら、次回予告にて二話に戻ってリスタートすることが語られました。

 

どうやら次回からは、瑛ルートの話が始まるっぽいです。一葉と瑛はセットな感じのシナリオだっただけに、余計にそれこそゲームでセーブポイントからやり直すのを連想してしまいましたが、今後もそんな感じで進むのでしょうか。……その辺りは、次の瑛とどこまで行くか次第かなぁという気もしますが。

今回の一葉と同じところまで行ったら、リセットしないととても他のヒロインの話なんてできませんからねぇ。原作ゲームで穹ルートはヒロインを一人攻略しないと解禁されないみたいな話を見かけたので、もしも瑛と最終的にはくっつかずに終わったら、そこからは一本道になるのかなぁという可能性も浮かび上がってきますが。

…………というか、もしもリセット方式だった場合、各ヒロインのラストでは(ラストに限らないかもしれないけど)、毎回ああいうシーンを見せられることになるのでしょうか…………(汗)。

 

◇次回「ヤミアキラカニ」

何か微妙に不安な点も出てきたような気はしますが、次回からは、現時点では穹の次に気に入っている瑛がメインのエピソードが始まるっぽいということで、そこは素直に楽しみにしたいところです。

 

 

ヨスガノソラ #3「ツカズハナレズ」感想4

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原作ゲームだと一葉ルート進行中のエピソード……でしょうか? これがアニメでなければ、このまま一葉エンドにいきそうなくらいに悠と一葉の仲が進展しているような感じになっていましたけど(汗)。

 

瑛と一葉が異母姉妹であることが明らかになり(違う方向に誤解していた悠には笑ってしまったところでしたが(笑))、二人の家の事情が二人のエピソードの肝のような感じで進んではいますが、三話に関しては悠と一葉の仲の進展が中心だった感じで。

ちょいちょい悠のほうも一葉を意識しているような描写が挟まっていたものの、素でも普通に口説き文句を垂れ流しているような(笑)主人公なので、このまま一葉とくっつくのか、それともさらりとかわしてしまうのかどっちかなぁと思っていたら、普通にそのままくっつく展開となりました。厳密にはまだ完全にくっついたわけではありませんが、あそこまでやったらもうそんな感じだよねという……。

 

とはいえ、まだ三話であることを考えると(そして作風的にリセット展開はなさそうなことを考えると)、このままくっついて終わることはないんだろうなぁ、と。話数的なこととか、他のヒロインが残っているとか、そういうメタ的な考え方でもそう思うわけですが、ストーリーとしてもこのままうまくいかないだろうなぁと思えるフラグがちらちらと。

 

その最たるものが、瑛の存在。三話では悠と一葉が近付いた分、瑛が放っておかれたように感じた部分があります。夕暮れの神社に一人でぽつんと二人を待っていた(?)ところなんかはそれを強調されていたようにも感じましたし。

その後、二人との絡みが少ない分、穹との絡みがあったのは興味深いところではありますが、そのときに瑛が言っていた、悠と一葉は似ているという台詞。似ているからこそ惹かれ合って……というふうに取ればカップル成立のフラグとも取れますが、今回放っておかれた同士――しかも、それぞれにとって大切な存在と思われる二人の会話でこの台詞が出てきたことを考えると、悠は穹を、一葉は瑛を、結局のところは見捨てられないことを示しているような気がしてしまいます。

そこへ、ラストで見せられた瑛の不調。瑛の呟いたとおり、それが疲労からきたちょっとした立ちくらみなどなら良いのですが、もっと深刻な何かがあるとしたら……。

 

悠と瑛を天秤に掛けるような何かが起こったら、これまでの一葉を見ていると、彼女は瑛を取るのではないか、とも思えるわけで、このエピソードの結末はその辺に掛かってきそうな気がします。

それに、悠と一葉の二人は良い感じになっていましたが、家の問題に関しては何一つ解決していないわけで。彼女たちの父親に関しては、一葉の誤解や思い込みでそれが明らかになれば綺麗に解決しそうな気がしないでもないですが、あくまで予想で実際どう転がるかは分からないところでもありますし。

とはいえ、次回サブタイトルはまだ悠×一葉っぽい感じなんですけどね……。まあ、この二人でカップル成立しても以降の話をうまく回せるなら、ここでそれもアリかなぁとは思いますが。

 

瑛&一葉ルートとしてはうまくいっているような、暗雲が立ち込めているような……といった感じでしたが、穹を中心とした物語として見てみると、まだ一人で家にいるような描写も挟まれていたものの、みんなと海に行って楽しそうに遊んでいたり、悠ではなくクラスの友達と下校したり、瑛と親交を深めたりと、少しずつ彼女の世界が広がり出していることが窺えるものが。

たぶん彼女のエピソードはトリだろうなぁと思うし、1・2話での彼女の描き方を見ると、全話通した物語のもう一人の主役は穹じゃないかなぁという気もするので、他のヒロインの話を進めながらも、さり気なく彼女の話も進んでいっている様子を見られるのは面白いところです。

 

◇次回「ハルカズハート」

 

 

ヨスガノソラ #2「アキラハズカシ」感想5

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第一話は導入&穹の紹介回な感じでしたが、この二話は瑛&一葉の紹介回(その1)といったところでしょうか。

 

第一話ラストの穹の真意はやっぱり「学校に行かせて」でしたね(笑)。とはいえ、制服が出来上がるまでには時間が掛かるとのことで、前半は主に悠とクラスメイトの触れ合いを描いた感じでしたが。

取り敢えず、男の友人のポジションとして亮平が出てきたのは良しと思ったところでしょうか。いくら田舎で主人公が歩くフラグ製造機でも、周りが女の子ばかりで男の友人が一人もいないって状況はどうかと思いますからね。……まあ、九割女の子であることに変わりはないですけど。

 

そんな中、前半で主に描かれていたのが天女目瑛。個人的には見ていて非常に楽しい子で、今のところは穹の次にこの子が気に入ったかも。

頑張りすぎてコケたり、他人を優先し過ぎたり……といった面も見られましたが、そこまでだったらちょっとヌけたところもある元気で可愛い女の子。ですが、広大な神社で一人暮らし、詮索しようとすれば事情を知るものは追及を拒み、知らない人は何も知らない。そして、一葉の「お姉ちゃん」発言。早くも何か事情を抱えた子であることが見えてきました。

 

……まあ、その辺の事情がどんなものかは、瑛に限らず、第一話の感想を見て回っているときに、原作プレイ済みの人のネタバレを見てしまったので、何とな〜くは分かってしまっているのですが(汗)。

 

なので、前半部分での一葉に対する亮平のからかいは、的外れなんだろうなぁ……と思って観ておりました。第一話のことと、それまでの一葉の瑛に対する態度を合わせて考えたら、むしろ一葉→瑛だろうと思えてしまうものもありましたし。

……と思っていたら、ものの見事に主人公が速攻で落としましたけどね(笑)。まあ、「お姉ちゃん」発言から分かるとおり、一葉の瑛への想いは姉を慕うものが大きいのかなとも思うところで、そこを汲み取って、怒っていることの多い自分自身の優しさに気づいてもらえたのなら、惚れてしまっても仕方ないかと。流れが非常に綺麗だったのでストンと納得できました。……その想いが成就して欲しいかどうかはまた別問題ですけどね(笑)。

 

次回予告を見ると、次も瑛と一葉のエピソードが続くようで、今のところこの二人は好きな感じなので楽しみなところでしょうか。二人の事情に焦点が当たるのか、一葉と悠の関係に焦点が当たるのかは分かりませんが。

 

二人のことが大きく取り上げられる一方では、穹もとうとう学校に通い出すというように、一歩踏み出す姿が見られました。

制服ができるまでの間、家に一人で過ごしていた穹。一葉がボタン付けのために春日野家を訪問していたときの、こっそりと隠れて様子を窺う穹。一葉が帰った後の拗ねた穹。そんな光景から、穹の世界は本当に兄と二人で閉じてしまっているんだなぁと感じられたので、学校という新たな場所へ足を踏み入れ、大勢の人と触れ合うこととなった穹の世界がこれからどうなっていくのか、楽しみになるところです。やはり双子が同じクラスになるのは難しいのか、悠とクラスが別れてしまったのは残念でしたが(笑)。

 

同時に、穹がそんな感じだったからこそ、悠のほうはどうなのだろうというのが改めて気になってしまったところも。

今の時点では、閉じた世界にいた穹とは違い、悠は積極的にクラスメイトや友人と関わり、穹に比べたら遥かに広い世界にいるように見えるわけですが、それは本当に目に見えているとおりなのか。それとも、穹が外の世界に出てきてしまったことで悠にも何か変化が生じることになるのか。うっかり見えた瑛のブラに反応したり、しがみついた穹の胸が当たって動揺したり、一葉の透けた制服に慌てていた辺りは、こいつも普通の男の子だなぁと思えるところでしたけど(笑)。

何にしても、春日野兄妹の動向には注目しておきたいところです。

 

◇次回「ツカズハナレズ」

 

 

2010年10月新番組感想ぁ屮茱好ノソラ」 #1「ハルカナキオク」5

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「バクマン。」(原作既読)と「心霊探偵 八雲」(原作未読。でもいつか読みたい本リストには入っていたり…)も第一話を観てみましたが、どちらもなかなか面白かったです。

 

まあそれはそれとして。二期モノや原作既読作品を除けば個人的に今期一番の期待作だった「ヨスガノソラ」。時間的に生で観られそうだなーと思っていましたが、うまい具合に帰ってきたばかりの妹以外が寝てくれたので、ホントに生で視聴できました。……番宣CMの時点で、家族の前で観るのはヤバそうなのが分かっていましたからね……(汗)。アキラとカズハ(?)の百合ちっくなシーンとか、例のお風呂シーンとか、ラストとか……。

 

原作ゲームは未プレイなので、番宣CMが好きそうな感じだったことで期待していたわけですが、第一話を観た感想は、その期待を裏切らないものだったといったところ。お話自体はまだ始まったばかりでどんなふうに進んでいくのかは分かりませんが、少なくとも雰囲気はかなり好きな感じです。キャラデザも好みですし、何よりハルとソラの二人が今のところなかなか良い感じのキャラなのも期待させてくれるところかと。

 

まあ、ハルに関しては、何だこの歩くフラグ製造機、とか思って観ていましたけどね(笑)。元からの知り合いからはことごとく好意を持たれ、初対面の人間すらも一目で堕ちるという……後者の場合の理由が「可愛い」なのは何だか笑ってしまうところではありますが、それでも初っ端からここまで好意持たれまくりな主人公も凄いというか。……少し前まで放送していた「祝福のカンパネラ」の主人公であるレスターもそんな感じではありましたけどね。

 

とはいえ、まだ各キャラが顔見せ程度でしか登場していないせいかもしれませんが、あそこまで女性陣に好意を持たれまくっていると、逆にソラENDを期待したくなるものが(笑)。いやまあ、単に今のところソラが一番気に入ったキャラなのもありますが、あの兄妹の独特の関係というか空気感を見ていると、誰にも割り込んで欲しくないとか思ってしまうものがあるのですよねー。

……というか、回想シーンで出てきたキスとか、どっちのものかは分からないけどキスしかけた妄想シーンとかを見ると、もうそれで確定しているんじゃなんて思えてしまうものもありますが。

 

とまあ、恋愛方面であれこれと考える部分もありますが、ソラの設定を考えると、それだけでなく、ソラの社会復帰も主軸の一つかなぁと思うものが。

一話で明らかになった情報からすると、あの兄妹は身体が弱かったというソラのためか昔あの町(?)に住んでいて、でもそれが治ったから都会に出て行ったものの、両親の死で再び戻ってきたといったことのようで。それが原因かどうかは分かりませんが、現在のソラは引きこもり状態。次回予告を見ると、二話で早くも学校に行くのか?と思える部分もありますが、…………って、もしかして、ラストの「いかせて」って、「学校に行かせて」ってことか……? 仮にそうだとしても、学校に行く気になったのは良いものの、ソラがあっさり適応できるかというと無理だとしか思えないわけで、やっぱりそこは重要な部分になりそうかと。

 

それに、ハルのほうも問題が全くないかというとそんなこともないような感じで。

双子の妹とのどこか危ない関係は置いておくとしても、隣のおばさんに両親の話をされたときとか、その隣の家の女の子との思い出を思い出していたときの様子などからは、何だか不穏なものを感じてしまう部分もあるわけで。特に後者は、女の子のほうは素敵な思い出となっているっぽいこととのギャップを感じてしまって余計に気になるところが。取り越し苦労の可能性もありますが、気に留めておいたほうがいいような気がします。

 

というわけで、第一話としては非常に好感触でした。次回以降の展開次第では今期の感想記事の一つはこれにしようかなぁと思うところですが、まずは何はともあれ次回を楽しみにしたいところです。

 

 

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主題歌・OST→
「ebullient future」ELISA
「笑顔のチカラ」 羽山ミズキ(後藤麻衣)
「願いのカケラ」 雨宮優子(中島裕美子)
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