普段よりも、プラス2時間延長を決めて、7時起床。
体調管理も重要だ。
漫才の本番があるのに、
この期に風邪をひくわけにはいかないから……。

子供たちの登校前のドタバタ見守りつつ、
ロケ前に一仕事。

10時半、二子玉川に集合。

『日本映画専門チャンネル』の新企画、
「北野武劇場」ロケ収録。

3月から9ヶ月かけて、
キタノ映画を制作順に連続放送する企画。

まず♯2、『3−4x10月』から。
ロケバスで着替えてから、野球グランドへ。
望月理恵さんと共に。
柳憂怜さん、ベンガルさん、合流。

ロケの合間、
『監督たけし 北野組全記録』(佐々木桂・1989年)
を読み返すが、ディテイルに神が宿っていて、
映画のメーキング本の貴重さを思う。

「本来、毎作やるべきなんだろうね」
と吉田Pもおっしゃっていたが……。

こどもの日に、
殿が息子のアッちゃんを現場に連れてくるところ、
感慨深くジーンとした。

千駄ヶ谷のスタジオへ移動。

イメルダ夫人には劣るが、
そこそこの靴フェチなのだが、
今日の衣装の靴はアゲアゲ気分になった。
この靴、好みだわ。

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『北野武劇場』♯1、♯2、スタジオゲストトーク。

初期の北野映画に出演された俳優陣の中から、
柳憂怜、芦川誠、平泉成、ベンガル諸氏からお話を聞く。

『3−4x10月』、
柳憂怜さんは無気力な主人公の設定、
草野球の控えのメンバーなのに、
何故、背番号3(たけしさんの年代には特別な意味を持つ)
をつけているのか?
長年の疑問だったが「正解」を語ってもらえたのは収穫だった。


平泉成さんが、
『その男、凶暴につき』の中で、
「北野監督との想い出はない」と言いながらも、
あのキャリアの役者ですら、
北野監督がデビュー作の現場で、
あれほどの力量を持っていたことが、
いかに衝撃的であったことを語るのは、
なんとも誇らしかった。

これぞ、天才・勝新太郎ならぬ、天才・北野武だ!

68歳の平泉成さん、廻っていない所で、
「僕があれほど監督としての才能に
 打ちのめされたのは寺山修司とたけしさんしかいない」と。


町山智浩さんの影響(映像作家の潜在化の下敷き理論)、
そして春日太一の『天才勝新太郎』を読んでいるからこそ、
個人的興味で知りたいことが多くて……
放送に反映されないレベルで、
関係者への潜行取材になるが、
漫才前でこれ一本に専念も出来ないのが無念。


本日は、仮退院先のスタジオ、
収録合間の楽屋で、
『水道橋博士のメルマ旬報』次号VOL.7の編集長作業。

杉江松恋さんの『マツコイデラックス書評』の
有吉弘行本を受け、前フリ。
さらに新連載サンボマスター山口くんの
紹介文(簡易版)を送稿。


帰宅後、漫才病棟へ収監。


能町みね子『オカマだけどOLやってます』(文春文庫)、
今度の『Wanted!!』でご一緒するのだが、
実は今まで面識もなかったし、
事前知識もほとんどなかったが……一言、文章巧み。

難しい言葉は一切使わず、
スイスイと異界の知られざる話を読ませる。
東海林さだおのような名人ゲイ。

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫) [文庫]
著者:能町 みね子
出版: 文藝春秋
(2009-08-04)


文庫解説は宮沢章夫さんだったが的確な文章だったなぁ。

「書かれたもの(エクリチュール)とは、
 書かれた意味内容より、 
 その書き方こそ思想が現れる。
 能町さんが綴るものは
 誰にでも好感をもたらすと私は考える」