2006年03月24日

MSのP2Pソフト:FolderShare


https://www.foldershare.com/
CROSSBREED: [ 最強のファイル共有(P2P)ソフト「FolderShare」 ]
http://cross-breed.com/archives/200601281054.php

FolderShareとは、マイクロソフトが今年一月に買収したハイブリッドP2Pソフトです。
他のP2Pとはかなり毛色が違いますが、良くできています。ユーザーの評価もかなり高いようです。
登録と常駐が必要ですが、複数のPCの特定のフォルダの内容を同期します。ファイルの送信や受信はすべて自動で行われます。
つまり自分のPCで、登録されたフォルダにファイルを入れると、そのファイルがメンバー全員に自動的に送信されます。逆に、他のメンバーが登録フォルダにファイルを入れれば、それが自分のPCに自動的にダウンロードされるということです。
主な使い方はバックアップ、大きいファイルの送信などですが、商用やその他かなりの利用価値がありそうです。現時点では無料ですが、いずれは全て有料サービスになるか、無料で使う場合は一部機能が制限されるようになるのではないかと思われます。

気になるのがセキュリティがどうなっているかということですが、通信されるパケットはAES256bitで暗号化されているそうです。
おそらく盗聴対策はかなり力を入れているでしょう。

共有メンバーの追加はWeb上で行いますが、一方的な追加はできないために(確認のメールで了承がなければ追加されない)、万が一何らかの情報が流出しても、P2Pウイルスのように「半永久的に誰かにダウンロードされる」といった事態にはなりません。
もっとも、CROSSBREEDに書いてあるように、遠隔PCへアクセスして、全ドライブのデータを参照する機能など、ある意味非常に危険な一面があるとも言えます。
何らかのコードを実行されて、FolderShareのパスワードを盗まれれば、それは自分のPCのデータ全てが盗まれるということです。
さらに、自動的に同期されるということは、例えば誰かが、ウイルスや個人情報データを同期フォルダに入れてしまうと、それが自動的に全員に拡散してしまうという危険もあります。さすがに実行ファイルは条件付けできそうですが、書庫ファイルや単なるテキストファイル、画像ファイルとなるとそうもいきません。「共有グループ」が大きくなれば、比例して被害も大きくなります。

FolderShareはこの先、爆発的に使われる可能性があるソフトですが、それだけにFolderShareのみを狙ったウイルスが出てくる可能性も高いと思われます。

日本で猛威を振るっているP2Pウイルスのように、PC内の個人情報や写真データを圧縮し、FolderShareの共有フォルダに放り込む、といったものは確実に出て来るでしょう。

それ以上の、FolderShareのシステムの穴を突いた高度なウイルス、というのも出現する可能性があります。メジャーになればなるほど、その可能性は高まります。

参考リンク(記事直リンク不許可であれば教えてください)
http://blog6.drikin.com/drift_diary6/2006/01/foldershare_576c.html
http://sawasho.com/blog/archives/2006/01/p2pfoldershare.html
http://uva.jp/dh/mt/archives/004871.html

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