愚禿道化のえっちらおっちら

日常のよしなしごとを鈍い感性で綴る自称末期高齢爺の独り言のページ

カテゴリ: チャボ日記

久しぶりのチャボ通信です。
3月15日に孵化器に入れたヤフオクで購入した桂矮鶏(かつらちゃぼ)の卵、ピッタリ3週間後の4月5日に6個中2個ヒヨコになった。

2羽はメスだけでもよかったのだが、片性でなくオス・メスだった。
オス2羽だったら大きくなってから焼き鳥にされる運命が無きにしも非ずだったのが、鶏界、うまくできているもんだ。
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前の猩々矮鶏が棲んでいた小屋にもすっかり慣れて、2羽とも元気で今のところ順調に育っている。

前のチャボはあまり懐かなかったけれど、今度のは触ったり抱いたりしても嫌がらない。
ヒヨコの頃から触れて慣れさせたせいで刷り込み(鶏などの雛が孵化直後に初めて見た動くものを追いかけるようになる現象)が成功したのかもしれない。

オスは鶏冠も立派になってきて、カメラ目線にもなれる2羽なのです。
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まだ成鶏ではなくまあ青年矮鶏といったところかな。

餌は前のチャボの時買ったのが残っているのでそれを与えている。ヒヨコの時から成鶏用だ。ただし、餌の中に嫌いなものがあるらしく、半分くらいは残している。
野菜を細かくしたものは朝に器に入れておくと夕方には無くなっている。青物が好きなようだ。

鳴き声はまだ2羽とも「ピーピー」で、オスもけたたましくコケコッコーと鳴かないから助かる。

うまく育って卵を産んでくれるようになるかな。

3月15日に孵化器に入れたら全く予定通りに4月5日に6個の卵から2羽だけ孵化した桂チャボのヒヨコ、生まれたては孵化器の中で過ごし、その後ちょっと広い段ボール箱マンションに引っ越し、さらにもっと広いクリアボックスに引っ越した。

そして5月3日、生まれてから約4週間、夜間ももうそれほど寒くはないだろうと、いよいよ終の棲家になる外の矮鶏小屋にまた引っ越した。ただし、念のため夜間暖房用に白熱電球60wをタイマーセットした段ボール箱は入れておいた。
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ここにはこの間まで猩々矮鶏(しょうじょうちゃぼ)というのが最多6羽いたのだが、だんだん少なくなってとうとう空き家になってしまっていた。
扉を開けておくと、食べ物があるのか、雀がやって来たりしていたのだが、それを少し改造したり清掃消毒したりして今度は桂矮鶏の住み家にしたのだ。
下は土で、落ち葉やもみ殻を撒いておいた。
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最初は見慣れないところなので警戒し戸惑ったのか静かにしていたのだが、今まで使っていた餌缶に餌を入れてやったり砂缶を置いたりしたら、さっそく食べ始め、少しずつ慣れてきた。
餌缶の中に好みの餌がなくなると、あちこちを足でほじくって食べられるものがないか探している。

同じ日に生まれたのに相変わらず2羽の大きさはかなり違う。大きい方は鶏冠も出だして、ほぼオス・メスだと確定なのではないかと思う。
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餌缶の他にも前に使っていた餌箱も置いた。
餌は成鶏用と、4年前に買って残っていたヒヨコ用があったので混ぜて与えている。大きいトウモロコシの粒はまだ食べられないようだ。

うまく育ってまた矮鶏卵が味わえるようになるかな。

新年度が始まり、新らしい住居に引っ越して暮らし始めた人も多いこの頃ですが、わが家のチャボさんも引っ越した。
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今までは段ボール箱がチャボマンションであったが、段ボールだと保温性はいいが中が見えない。
夜が明けてもチャボさんたちには朝が来たのが分からない(多分)。
明かり取りの窓は上に開けてあったが、昼間、それだけでは採光が十分とは言えなかった。
そこで、透明な箱マンションに引っ越すことにした。だから住居は変わっても住所は同じだ。
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ポリプロピレン製の40×74×31㎝の大きさで、珍しく日本製だ。送料込みで1,100円也、チャボマンションも結構金がかる。
中に保温用の電球器具と餌場、砂場、水飲み場は以前と同じ。下にはやはり新聞紙を敷き、そこへ籾殻を撒いた。
これなら採光も十分で、中がよく見えて段ボールと違って上蓋を開かなくてもいいのでチャボたちの様子も分かっていい。

ヒヨコにとっては寒さは大敵、朝晩と日中の温度の差が大きいので、保温用電球はタイマーセットで夕方から朝10時頃まで点灯したまま上蓋を閉めたりずらしたりして中の温度調節をしている。
電球直近と蓋をずらして開いている場所下の温度はかなり違うが、平均の温度は30℃くらいか。
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上が引っ越し直後の4月19日の様子。左側にあるのが保温用電球が入っている器具。

下の画像は今朝の様子だ。
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2羽の体の大きさの差が際立って来た。
仮に大きいチャボの名前を、種類が桂矮鶏(カツラチャボ)だから桂太(けいた)としよう、小さいのは桂(けい)だ。
団塊爺がヒヨコに向かって、「けいた、けいちゃん」と呼ぶのもなかなか微笑ましくていいではないか、と自分で言うのもおかしいか。
桂ちゃんは桂太の後をついて回り、必ず桂太と同じ行動をする。
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今朝、庭に生えているカラスノエンドウを摘んで来て中に入れたら喜んで食べていた。
おかしいのは、たくさんあるのに、桂太は口に加えたカラスノエンドウの短い蔓付き葉を、桂ちゃんに取られてはなるものかとあちこち逃げ回っていた。それを桂ちゃんが追っているのがまた何とも可愛らしかった。

孵化後3週目に入った桂矮鶏でした。

大気が不安定だと天気予報では言っているが、まあ、いい陽気になってきた。
朝晩はまだ寒いので、チャボのヒヨコたちには暖房が必要だが、二羽も春の陽気を感じるのか、何となくウキウキしているような感じだ。
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段ボール箱が子育て場でまだ室内飼育だ。
下に新聞紙を敷きもみ殻を撒いたところで餌を食べたり水を飲んだり遊んだり?寝たりしている。

上の画像の2羽がいるところの温度は28度くらい。上方の小段ボールの中には100w電球があるので35℃くらいはある。寒いとその中へ入っている。
右側にはこれも保温用に28度設定にして孵化器の電源をまだ入れっぱなしにして置いてある。
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2羽の誕生の時間差はほぼ10時間だが、先に生まれた右側の方が体が大きい。尾羽も出てきている。
まだ性別は分からないが、どうも大きい方がオスではないかと思っている。大きい方が動きも活発だし。
名前はまだないが、2羽で体の大きさも違うから覚えやすいし、そろそろ名付けようかな。
名前がある方が後々何かと便利だろうし。
なんてことを仕事の合間に日々考えている団塊爺もそうはいないだろうなあ。
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大きい方は、箱から跳び出すほどではないが、もうかなりの高さまでジャンプしたりする。
こちらを向いてオレを見る姿が可愛いんだなあ、これが。
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2羽が同じ行動をすることが多い。
水を飲むときも大きい方が先に飲みだすと小さい方が後から一緒に飲みだす。餌を食べる時もそうだ。

餌は成鶏用の普通のをやっている。
ネットにはヒヨコ用の餌を与えるとあるが、人工孵化でなく親に孵してもらった子は親がヒヨコ用の餌なんて用意してくれないし、普通餌にはいろいろな種類が大小混ざっているから自分で食べやすいのを食べるだろうと。
今日で生まれて10日だが、実際、成鶏用の餌の中の小さいのを選んで食べていて成長しているからOKでしょう。

鶏は地面の餌を食べる時に脚で地面を後ろの方に蹴りほじくって蹴ってかき回して餌を見つけて食べているが、ヒヨコももうそれと同じ行動をして、餌の入っている器から餌を外へ蹴出している。
親が教えなくても本能でできるんだね。

生まれて1週間くらいは温度管理その他を適切にしないとヒヨコの命を落とすことがあるというので、かなり神経を使ったが、一応10日たって元気なのでここまではうまく育ったかなと。

今回は6個中2羽しか生まれなかったけれど、ゼロではなかったことにホッと安堵だが、これからこの2羽を成鶏になるまで慎重に育てなければならない。

ヒヨコも生まれて24時間も経てば2本の足で動き出し、羽毛も乾いてすっかりヒヨコだ。
そのまま孵化器に暫く入れておいてもいいらしいが、自分で餌を探して啄ばむので孵化器から出した。
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大きい段ボール箱に孵化器ごと入れてあるのでそこから出せばそれが育雛場だ。下にはもみ殻を敷いた。

ヒヨコは低温に弱いから温度管理には気を使う。
右側の小段ボール箱には元暗室用ランプ器具に100w電球を入れてあり、それで保温、この時のヒヨコのいる場所の温度は37度ほどで、ヒヨコにはまあ適温かな。

高温防止に、器具はアルミホイルで包んで直接段ボールに触れないようにした。
電球→金属製器具→アルミホイル→段ボールとなっていて電球は器具に直接触れていないし、3重にしてあるから、ヒヨコは電球に直接触れることはないので火傷の心配はない。
一番心配なのは火事だが、段ボール箱を触ってみると温かい程度でそれほど高温ではないので安心だ。
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遊び場の奥に水飲み場、手前にも小さい皿で水飲み場を作った。ヒヨコが入って濡れすぎるといけないので皿の中にアベノマスクを入れてかさ上げした。
アベノガーゼマスクは便利だ。孵化器の中にもいれて湿度を上げる手段にもした。
孵化2、3日前には湿度を上げる必要があるとあったので、アベノマスクを水に浸して孵化器の中に置いたのだ。効果てきめん、期待通りの高湿度になった。

孵化器の孵化の役目は終わったが、育雛保温用にしばらくは電球と併存して作動だ。

今朝もヒヨコは元気だった。餌も食べて水も飲んでいる。
ここ数日はヒヨコ状態はほとんど変わらない。毎日見ていると羽毛がフワフワになってからは成長度はあまり分からない。
数日後にはどのくらい大きくなっているだろうか。

団塊爺のヨタヨタ育雛日記なのだ。

桂矮鶏の誕生、昨日の続きです。
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今朝のチャボさん
ネットには鶏やチャボの孵化に関する記事が数限りなく載っているが、どれも微妙に異なっていてどの記事を信頼していいか分からない。
そこで自分なりに取捨選択してこれでいこうと思う情報を採用する。

すでに書いたが、孵化器中の温度を計測した家に有った温度計はどれも示す数値が異なっているので、体温計をの数値を基準に決めたのが孵化器の温度設定37.3度だ。
設定温度より下がるとサーモスタットが働いて温度を上げるようになっている。上がると電熱スイッチが切れるようになっているようだ。
湿度は設定できないようなのでたまに下の皿に給水するだけ。大体65%前後になっている。
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転卵は自動だが、同じ角度しかできないのでたまに手動で角度を変えてやったりした。孵化予定日の3日前には転卵をやめた方がいいとあったので、卵設置バーから下へおろした。
でも、転卵は孵化するまでやっていてもOKという記事もあったので、本当のところはよく分からない。

孵化器はカバーを開けるともちろん温度も湿度も下がってしまうので、素早くやらなければいけない。
ところがこれも諸説あって、たまには空気の入れ替えで蓋を取る方がいいとあって、その時間もまちまちだ。

自然では母鶏は抱卵中もたまに餌を啄ばみに卵から離れるから、5分や10分は卵を冷やしてもいいとあったりするが、人工孵化ではとてもそんなことは怖くてできない。
孵化中はやはり卵はあまり冷やしてはいけないという説を採用した。
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さて、いよいよNo3の卵に最初にひびが入り始め、続いて少し遅れてNo1にもひびが入り出した。
結果、No3の最初の嘴打ちに気づいたのが20日目の午後6時頃で、翌朝6時頃見たら既に生まれていた。

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他の3個は無精卵のようだった。灯りをかざしてみると(検卵)光が透過して見える。これは無精卵で、いくら温めても孵化しない。21日に試しに検卵して分かったのだが。
もう1個は孵化途中で何らかの原因で死んでしまったらしい。

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試しに割ってみたらやはり3個は成長しないで卵そのままで、黄身がドロッと流れ出した。もう一個は羽毛や目も既に形成されているが、液体と共に入っていた。孵化した2つと同じに扱ったのに、孵化器投入後2週間後くらい経過してからの死だろうか、こうなった原因は分からない。

結局孵化率は6個中2個で33.3333・・・・%かな。
オオタニサーンの打率よりいいからこれで良しとしよう。
でも、前回は6個中5個が孵ったのに・・・・。
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前日の夕方に嘴打ちが始まったのに気づいてから約12時間後の翌朝5時頃見たら最初の子が生まれていた。卵から這い出してどのくらい経ったのか、まだ羽毛は濡れている。

予定日ピッタリに生まれてきたのにも感動した。No1も、なかなか最初の嘴打ちから進展しなかったが、最初の子から遅れること10時間後に無事生まれた。これもピッタリ21日後の誕生だ。
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21日目の土曜日の昼頃、ひび割れが遅かった2羽目の卵の割れ口が大きくなった。いよいよやる気を出したな。
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そしてついに2羽目も誕生だ。
1羽目はもう元気に動いていて、妹(弟?)が産まれる様子を見てチョンチョンと突いたりしていたので木片ガードを置いた。それにもかかわらずそれを乗り越えてやはり突いたりしたので、2羽目はたまらず卵から跳び出したのであった。

1羽目は既に羽毛はほとんど乾いてフワフワの毛でヒヨコらしくなってきている。
産まれたては2羽ともそのまましばらく(24時間くらい)孵化器に入れておいた。

続く

久しぶりのチャボ日記です。が、今回は新たなチャボさんです。

4年前にヤフオクで落札した猩々矮鶏(しょうじょうチャボ)の卵を6個孵卵器に入れたら3週間後に雌2、雄3の5匹のヒヨコが生まれました。
そのチャボはいずれも短命(だと思う)で、今年、2世も含めて総てがいなくなりました。調べるとチャボの寿命は7年くらいというから多分短命なのでしょう。飼い方が悪かったのかも。

毎日鶏小屋へ行って餌をやりかわいがって?いただけにペットロスになってしまったそれがしは、髪の毛がますますなくなって来たのでした。

そこで、卵の価格高騰の折でもあり、かわいい卵を産んでくれるかなと、またチャボさんを飼ってみたくなったのであります。

今回のは桂矮鶏という種類で、もちろんそれがしが買うのでありますから安い種卵なのでした。配送料入れて2100円の安卵がいけなかったのか、今回は6個中2匹しか孵りませんでした。3個は多分無精卵で、一個は途中死のようです。
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3月15日、運転免許高齢者講習を終えて帰宅すると和歌山県から荷物が届いていました。箱を開けると、中から籾殻に埋まって小さな卵が6個出てきました。割れたものはありませんでした。
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汚れていたのもあったのですが、洗わない方がいいとどこかに書いてあったので番号振ってそのまま孵卵器に投入、21日ほど待つと殻を割ってピヨピヨと出て来る予定なのです。

この孵卵器、前回も使用のもので、孵化中は卵は動かさないといけないのだが、これは自動転卵で、湿温度設定はでき、湿度は下の皿に給水すればあとはおまかせだ。

前回、温度は37.7度に設定したのだが、今回は37.3℃にした。というのは、作動中のこの孵化器の中を家にある温度計数個で測ってみたらすべての温度計で違う値で出たのだ。
これでは正確な温度は分からない。そこで、昔から使っている水銀体温計を基準にすることにした。体温計なら公的に許可されたものだから正確だろうと。それによると、孵化器の温度37.4度の時に体温計は38.1度だった。38度以内に抑えたかったので孵卵器の温度設定を37.3℃にしたのでした。
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育雛(すう)箱に孵卵器も入れた。大きな段ボール箱に孵化器と反対側には小さい箱を入れ、その中に電気アンカを入れた。ヒヨコが生まれた時のお休み所なのだ。
しかしこのアンカはダメだった。温度が低くて、この時季これではヒヨコにとっては温度が低すぎるだろうと。いいアイデアだと思ったんだけどなあ。
その代わりに100wの白熱電球を暗室用電灯器具につけて入れた。いろいろ工夫すれば40℃以下30℃以上にでき、ヒヨコにとっては快適な温度になることも分かった。

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たまに孵化器の蓋を取ったり(新鮮な空気を入れるつもり)、下の皿に水を供給したりして待つこと20日間、ついにナンバー1の卵にヒビが入った。中からヒヨコが嘴打ちをし始めたのだ。
嘴打ちが始まって12時間から24時間以内に生まれる予定なのです。

もう一個の卵にもほんのちょっとだがヒビが入った。

続く

久しぶりのチャボネタだが、悲しい報告だ。
土曜日の午後3時過ぎのことだった。それがしが仕事場で来客の対応をしていると、家に行った連れ合いから突然の切羽詰まった声の電話があった。
「大変よ、チャボが前の駐車場で倒れているわ、道に毛も散らばっていて、死んでいるんではないかしら!」
それがしは来客をほったらかして(知り合いだったので留守番をしてもらって)おっとり刀で国道を横切って家の前まで駈けて行ったのでありました。
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行ってみると道に毛が散乱しており、駐車場の真ん中あたりにはチャボが動かずに倒れていた。
チャボに近づいて見ると何だか形状がおかしい。さらによく見ると首が(頭が)ないではないか!
辺りを探したが頭はどこにも落ちていなかった。
かわいそうなチャボさん、一体どこの誰がこんな仕業をしでかしたんだ。猫か、犬か、アライグマか、ハクビシンか、それとも人間か?!
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写真は、首なしチャボを回収し、家の庭の常設テーブルの上に置いたところ。

この頃は野良猫がいなくなったので襲われることもないので、昼間は放し飼いにしている。夕方になるとちゃんと小屋に入っているから帰ってから扉を閉めればいいのだ。今では2羽になってしまったチャボさんたちは、庭では遊んでも道には決して出たりしないから、車にはねられることもないし安心して外に出していたのだ。庭鳥と言うくらいだから庭から遠くには行かないようだった。

それにしても、首から上がないのはどういうことだ。「柳生一族の陰謀」で柳生十兵衛が切り落とした徳川家光の首や、札幌事件ではないぞ。
時折出没するハクビシンやアライグマに襲われたんだろうか。でも、そいつらは頭だけ食いちぎって行くだろうか。
それとも散歩中の犬が飼い主の制止を振りきって襲い掛かり、首を食いちぎったのだろうか。いや、リードが付いているはずだから飼い主は襲い掛かった時点で慌てて引っ張って止めるだろう。

それにしても犯獣?は硬い頭だけを食べちゃったのだろうか。
人間の犯行だとしたら恐い。犯行後そこにチャボを放置しておいたということになる。

はからずも命を落としたチャボ、50年前だったら食肉として有難くいただくのだが、今はペットだ、そういう気にはならない。
埋めるところもないのでゴミに出した。それも哀れだけど仕方がない。

昨夜、地元ケーブルテレビ局の番組審議会の会議後の懇親会で、チャボファンの社長に「最近チャボの記事が無いですけど、元気ですか」と聞かれた。
もちろん、元気かどうかというのはそれがしのことではなく、チャボのことだった、アハハ。
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今朝の3羽の雌チャボ、元気です。
一番右が親で、左の2羽がその子たちだ。
丸いのはゴルフボール、食卵防止の偽卵のつもり。

父鶏が死んでから雌だけになってしまった。
当分匹数を増やすつもりはなかったから、雄鶏がいなくなっても支障はなく、かえってコケッコッコーならぬ、ゴゲゴゴーと毎朝うるさく鳴かなくなったから静かでいい。

ところが、父鶏がいなくなったのが原因か、あるいは寒い季節のせいか、このところさっぱり卵を産まなくなった。
チャボさんたちはいるだけでかわいいからいいといっても、やはりあの小ぶりな卵も魅力だ。
それが3羽とも無駄飯食いでもう何か月も産んでない。
まだ若いのに一体どうしたことだろう。
ここは、暖かくなる春を待つしかないのだろうか。

その昔、それがしが近所の人から「ホントかわいいぼっちゃんね」と言われて…いたわけはないか、の頃、わが家でも鶏を飼っていた。
その頃は鶏を飼っている家は結構あった。卵が目的だ。
その鶏、卵を産まなくなるともうお前の役目は終わったよ、ご苦労さんとばかりに今度は鶏肉として役に立ってもらったのだった。
当時は肉なんてものはほとんど食べられない時代だったから、育ち盛りの子どもにとっては誠に貴重なタンパク源だったのであります。

さて、前述の懇親会でチャボのことを聞いてきた社長、「そのチャボ、卵を産まなくなったら食べるんでしょ?」ときたもんだ。
いやいや、さすがの俺様も今はそんなことはしないよ、「今は鶏はぺットだからね、ペットは食べられないよ」と答えたそれがしではあった。

チャボさん、卵を産まなくなっても食べたりしないから、安心して今はたくさん卵を産んでおくれでないかい、と今朝優しく話しかけたそれがしでありました。




猫共がこの暑さで外に出てそこらを徘徊するのが嫌なのか、あまりやってこないので、わが家のチャボたちをなるべく小屋から外へ出して庭を自由に動け回れるようにしている。それがしが小屋に近づくと、外に出るのを待っていたとばかり3羽一斉に小屋から跳び出して、辺りを足でほじくり食べられるものを探す。ミミズなどは一飲みだ。そこらで逃げ惑うゴキブリも大好物。発泡スチロールの箱も盛んに突く。もちろん草も首を振り振り食べている。

小屋の周りの邪魔だった猫除けネットも取り外した。涼しくなるとまた憎っくき猫がチャボを狙いにやってくるかもしれないが、その時はその時だ。

チャボは暑いのが苦手なのか好きなのかよく分からない。保温力抜群の羽毛をまとっているのでかなり暑いと思うのだが、もしかしたらそれが逆に暑さを遮っていいのかもしれない。なにしろ猛烈な暑さにもかかわらず、日向で熱せられた土を被ったり、そこで日向ぼっこをしたりしているのだ。チャボは熱中症にならないのだろうか。でも、そうかと思うと日陰で涼んでいたりもする。
鶏は暑さに弱いのでこの暑さで死んだなどということがニュースに出てくるが、実際はどうなんだろう。
チャボはわけ分からん。
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外に出しているのはいいが、卵をたまに小屋の中の箱に産まないで、庭の適当なところに産んでしまう。産卵箱まで帰るのが間に合わなかったのだろうか。それがしの切迫尿意だって何とかトイレまで我慢するぜ!
先日はエアコンの室外機の前に産んであった。もしかしたら気が付かないところにまだ産んでいるかもしれないな。

小屋でも、産卵箱に産まないで、地面に産んだり、止まり木から産んだり(これがホントの産み落とすだ)して割れてしまったり、自分で産んだものを食べてしまったりする。

若い子2羽は産み始めはフニャフニャの柔らかい卵を産んでいたのが、そのうち硬い普通の卵になったと思ったら、最近また柔らかい卵を産むようになった。配合飼料にさらに牡蠣殻を混ぜたりしてカルシウムは摂らせているんだがなあ。チャボってわけが分からん。

さて今日はどこに産むのかな。

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