愚禿道化の備忘録

持ち前の鈍ーい感性で四季折々森羅万象を忘れないように記すグータラ記録

カテゴリ: 原の獅子舞

昨日の続きです。

地元の氏神様、温泉神社で奉納の舞いをした後向かったのは小河内総鎮守で二ホンカモシカもたびたび出没するパワースポット、小河内神社だ。

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ここでの演目は「摺り違い」。
四方に別れてササラを摺っていたササラ衆が中央で一列になり、その前で獅子が舞う。
そのあとササラ衆は元いたところと反対側へ歩みそれを3回繰り返す。かつては3回ではなく同じ動作をそれ以上繰り返していたらしいが、時代の変化とともに回数が減らされてきた。

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見せ場の一つである勇壮な主題の〈かかりもの〉を狂う(舞う)獅子たち。
年々観客もカメラマンも少なくなってきているのは気のせいか?
もっとも、ここはかなり辺鄙なところに位置しており、駐車できる数も限られているのでこんなものかな。
普段も参拝者はほとんどおらず、パワースポットのご利益は一人占めできます。

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小河内神社での奉納を終えるといったん拠点の生活館に戻って昼食、午後はダムの水と緑のふれあい館内外で4時頃まで演じる。
午後一番は必ず神事の白刃」を舞うことになっている。
が、カメラを他の出番のない者に預けたら昼食時に生活館内に置いて来てしまったので、午後の演目の画像は無しです。

ちなみに過去の白刃」の画像です。↓

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「白刃」の後はいわば余興の舞で、「幣掛り(へいがかり)」、「雌獅子隠し」を狂い、お開きとなりました。
例年は外の広場で行うのだが、この日は台風15号の影響で午後は冷房が効いてない館内で行われたのでものすごく暑かった。


なお、「雌獅子隠し」には道化という役者が登場する。参加者が多くいた時代は道化をする者も多かったと聞くが、近年は誰ーれもそんなバカをする者もおらず、仕方がないので本物のバカの私めが一人でお道化者になった。それがこのブログの道化の名の由来であります。
過去の道化↓(お面?もちろん被った姿ですよ)

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雌獅子の取り合いで大太夫という雄獅子に敗れ傷つき倒れる小太夫を介抱する役目です。
ということでお開きとなって生活館に戻ったらきれいな虹が出ていました。

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めでたし、めでたし。





8日(日)、台風の襲来を心配しながら、東京都指定無形民俗文化財・小河内原の獅子舞が無事終了した。

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朝方はまだほとんど台風15号の影響はなく、我がご先祖が眠っている奥多摩湖も静かだった。

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477年の伝統を引き継いでいる原の獅子舞はまず朝8時半過ぎから地元の氏神様・温泉神社で奉納の舞いをする。
御神体は小河内神社に合祀されているが、地元の氏神様なので当然この舞は神事だ。
ダムができる前は小河内には14部落があり、原部落には鶴の湯という温泉があった。その守り神が温泉神社で、当初は湯の権現、湯屋権現と呼ばれていたが明治になって温泉神社と改称した。
この社殿は湖に沈む前に移築したものだ。

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ここでの舞いは古来新人が舞うことになっていたらしいが今では新しい参加者なんて数年に一人なのでそうもいかない。
しかし、過疎ではありながら地元の人はもちろん、各地から小河内関係者や獅子舞に興味を持つ人が原の獅子舞存続に意欲を持っており何とか維持している。
だから私めも老体に鞭打って侍の格好をして(ハヤシ・ダシという役)万燈を振ったり、獅子舞唄を歌ったり、写真を撮ったりしているのです。

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原の獅子舞が他の獅子舞と違うことの一つは、女性の獅子役がいることだ。
獅子は舞うことを「狂う」と言うほど時として激しい動きをする。だから女性にはかなり重労働なのだ。それをうら若き女性が舞うのだから全国でも稀有と言われる所以だ。
しかも、はっきり言って獅子役の中でこの女性が一番上手だ(他の獅子には内緒です)。
原の獅子舞は老若男女、参加自由なのです。

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ここでは必ず「正神(しょうじん)」という演目の舞いを行う。
「正神」は「七堂」「三拍子」「締め掛り=通称ツウヒャヒャリ」の三部作の総称だ。

ここは倉戸山への登山道の脇にあるのでいつもは登山者が見物していくのだが、この日は台風予報が数日前から報道されていたせいか誰~れも通らなかった。

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温泉神社での奉納の舞を終えると次は小河内総鎮守、首都用水の守り神、湖の底に沈んだ旧小河内村に祀られていた9神社11祭神が合祀されている小河内神社での奉納だ。
演目はおなじみの「摺り違い」。

続く。







今日から一日おきに、477年の伝統があると言われている東京都指定無形民俗文化財の原の獅子舞(はらのししまい)の稽古があります。
夜7時半頃より、奥多摩町原の原生活館にて。

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本番は9月8日(日)、朝8時半頃地元の氏神様・温泉神社に奉納の舞をした後、東京都の水神様・小河内神社で10時半頃より奉納します。
参加者募集中。男女年齢問わず。但し多少の体力が必要です(特に獅子役)。

昨日の続きです。

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午前の部の演し物「すり違い」も無事終わりお昼です。
私めはこのところ昼食は食べないことにしているので山のふるさと村の付近を散策して午後の部に備えました。

山々には先日降った雪がまだ残っていました。
芽吹きはまだまだのようです。

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散策路の脇にはいにしえを偲ばせる三輪トラック?が放置されていました。
これ、修理して使えないかなあ。

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午後の部が始まる前に突然奥多摩町のゆるキャラ「わさぴー」君(さん?)が登場しました。
子供がわさぴー君と太鼓の共演です。

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地元の歌手・大五郎さんもわさぴー君とお手々繋いでご満悦。


わさぴー君、奥多摩特産の山葵のキャラなんだろうが、そら豆、あるいは足底にも見えるのは私めだけだろうか。

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午後の演し物は「笹掛り」。
都へ上る途中の三匹の獅子が見慣れない物に驚いて最初は警戒します。

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そのうちに危害を加えられないものだと知った獅子は笹を蹴飛ばしてさらに都への旅を続けるという筋書きの舞です。

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ということで無事にこの日の公演も終了しました。

道具を片付けていると見知らぬお婆ちゃんに話しかけられました。
聞くところによるとこのおばあちゃんは100歳、話し方もはっきりしていてもちろん自分で歩ける。
若い頃小河内村に住んでいたのだそうで、今はここを離れて暮らしているが、故郷に獅子舞やお祭りがあると子供に連れられて見に来るのだそうだ。

私めの亡き父親のことも知っていて、なんだか他人とは思えないような気持にさせられたのでした。

俺もこのお婆ちゃんにあやかって頑張って元気に100歳まで生きるぞ!という気持ちになりましたが、とても無理だろうなあ。

4月13日(土)に行われた、東京都指定無形民俗文化財・原(はら)の獅子舞の様子です。

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多摩川の水をせき止めて作った小河内ダムにより奥多摩湖ができた。


上流側を望む。
天気晴朗、波静か。

私めの先祖はこの湖底に暮らしていた。

うろ覚えだが、蛭子能収の漫画で、狭山湖の湖底の水の中で生活している不条理漫画があったのを記憶しているが、私めの先祖が住んでいたのはもちろん湖ができる前ですよ。

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獅子舞会場は奥多摩町山のふるさと村で、この日と翌日は春祭りだ。

並べられたテントには東京都レンジャーが奥多摩に棲む野生動物の説明をしていた。
右はタヌキ、左はテン。

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奥多摩生まれ奥多摩育ちの歌手原大五郎が今年も歌いました。
でも、まだ観衆はまばら。
聴いているのはほとんど獅子舞関係者と会場関係者、大五郎さんかわいそう。

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原の獅子舞の演し物は、午前中がこの頃よく演る「すり違い」。

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この3匹獅子のうち右の雌獅子は本物の女性が演じています。

この女性が原の獅子舞に加入してからかれこれ5年くらいになるだろうか、当時女性が演じる獅子は日本唯一だと地元の新聞に報じられたほどだ。

日本唯一ということは世界唯一かな。しかも、すごく上手に舞う。

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動きが激しい獅子舞は女性には向いてないと言われてきたが、何事に限らず、最近は女性の方が元気だもんね。
なお、ササラ役の4人の中にも女性が一人います。

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獅子舞は獅子役が3人、ササラが4人、獅子を先導したり囃したりするハヤシやダシ役が3人、笛・唄2~3人、が最低必要で、これに世話役や演し物によっては道化なども必要になります。

書物によると原の獅子舞は477年の歴史があります。
東京都でありながら過疎の村での獅子舞は存続の危機にありますが、最近はなんとか女性や若者の加入で毎年公演できています。

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獅子舞は獅子が主役というのは当然ですが、さらに重要なのは笛です。
笛役がいなくなったらいくら獅子を舞う人がたくさんいてもその獅子はお終いです。
幸いこの日は見習いも含めて3人の笛役がいましたが、師匠が70歳代後半なので今後どうなる事やらです。

続く。

今日はこれから東京都奥多摩町の山のふるさと村での東京都指定無形民俗文化財の原の獅子舞公演に行って来ます。

午前午後の二回公演します。
お近くの皆様、是非おいで下さい。

私めは侍の格好をして獅子を囃したてたり万灯を振る役目です。
お声掛けください。

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3年前の様子

13日(土)に東京都奥多摩町「山のふるさと村」の春祭りで行われる都指定無形民俗文化財・原(はら)の獅子舞の練習が6日、地元原生活館内であった。

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老若男女が仕事が終わってから地元民も各地からのメンバーも小河内に集まり夜間練習だ。
この日はベテランのメンバーが息子を初めて連れて来て初練習。

東京都の水がめ・小河内ダムができるはるか以前より行われていた原の獅子舞(470年以上の歴史)はダムの完成以来村が過疎になり後継者難だったが、最近は地元の人やメンバー、他市町からの参加者の協力で徐々に若いメンバーが増えている。

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練習には獅子頭や衣装は着けず、私服のまま行われる。
笹に見立てた樽に獅子が恐れおののいている場の練習だ。


次の練習日は11日(木)、午後7:30ことから原生活館で行われる。
今回の練習は2回のみ。

13日の本番では11:40分頃から「すり違い」、午後2:00頃からは「笹掛り」という演目が舞われる予定だ。


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2016年の様子 演目は「白刃」

原の獅子舞は女性が演じる獅子が登場する日本でも稀有な3匹獅子舞だ。

年齢男女問わずメンバー募集中。

なお、このブログのプロフィールにある写真は獅子舞の演目「雌獅子隠し」に登場する〈道化〉を演じた私めです。
素顔かって?そうです。
いやいや、もちろんお面を被ってますよ、大して変わらないけど。

昨日の続きです。

地元の氏神様・温泉神社での奉納の舞を終えるとそこから車で約5~6分、小河内総鎮守、首都東京の水道の守り神小河内神社で奉納だ。

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我々原の獅子舞は川野の獅子舞の後に「三拍子」を狂った。
獅子舞は獅子の踊りを「狂う」と言う。

私めは普段の生活は狂っているけど獅子役はやらない。私めはハヤシと言って侍の格好をして万灯を持って獅子を先導したり、獅子と相対する役と唄役だ。
獅子は動きが激しいので若者の役です。

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鳥居の前に笛役、唄役が陣取る。

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小河内神社は駐車場が狭いので観客はほとんどカメラマンと地元の関係者だ。
せっかくのパワースポットなのにねぇ。

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フィナーレでハヤシ役が万灯を振り獅子を囃したてて先導しているところ。

我々の獅子舞の後には国の重要無形民俗文化財の「小河内の鹿島踊り」が演じられる。

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さて所変わって、小河内神社に奉納し終えると原の生活館に戻り昼食、そのあとは小河内ダム「水と緑のふれあい館」内で神事「白刃」を狂った。
館内の画像は省略。
さらにそのあとは館外広場でまず「笹掛り」を狂った。

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都から下ってきた三匹獅子が見たこともない不思議な物(笹)に出会い、最初は恐れおののいていた。
「おい、何か変なものがあるぞ、俺たちに危害を加えるものかもしれないぞ、用心しろ」と、リーダーの大太夫が言った。

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やがて、笹の周りを回ったりして確かめてみると、なんてことはない物だと知って、「なんだいこんな物、全然平気じゃん、俺んちのかみさんの方が恐いぜ」と言ったかどうかは分からないが、最後は笹を蹴飛ばして旅を続けるという筋の演目です。

このあと二演目「すり違い」「竿掛かり」を狂ったのだが、画像省略です。
(実は私めのカメラを他の者に渡して館内の「白刃」と館外の演目の撮影を頼んだのだが撮らなかったらしい。みんな自分の役で忙しいからね。)

てなことで今年の小河内神社例大祭の奉納獅子舞も無事終了でした。
いやー暑かった。
だれも熱中症にならなかったのは神様のご加護かもしれない。

昨日の続きです。

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東京都は日本の縮図でもあり、一極集中の首都から車で2時間も走れば限界集落の過疎の村、小河内がある。
その獅子舞は存続の危機に瀕しているが、このところポツポツ新加入者があり、今年も3名の新人が獅子と笛とササラに参加した。

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この近辺の獅子舞は3匹獅子舞で、原の獅子舞は金色面が大太夫と呼ばれて雄、捻じれ角(つの)。
黒色面が小太夫で雄、角角(かくづの)。
もう一匹は雌獅子でお歯黒が施してある。雌獅子なので角はない。
衣装には地元鶴の湯温泉に由来の鶴をあしらった鶴丸。

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獅子舞の後継は笛が一番難しい。
笛役がいなくなるとここの獅子もお終いだ。
テープに録音してやっている所もあるようだが、うまくいかないらしい。

イメージ 4この日は獅子とササラには女性が各一人づついます。
女性の獅子役は全国の3匹獅子舞の中でも稀有です(右の雌獅子)。

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温泉神社は奥多摩湖を見下ろす高台にあるので風が吹けば心地よいが、この日は日差しが強くて獅子は大変だっただろう。

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高台にあって人家もほとんどなく住民も少ないので、参観者はたまに登山者のグループが立ち止まって観て行った程度だ。
ここも東京都です。

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パワースポット・温泉神社の参道は結構きつい急坂だ。
奉納の舞を終えると再び静寂が訪れ、数日だけのぼり旗が翻ります。

地元の氏神様温泉神社での奉納の舞を終えると次は東京都の水道の守り神、小河内の総鎮守、小河内神社での奉納の舞だ。

続く。

昨日、恒例の東京都小河内神社の例大祭で獅子舞に行って来た。
朝のうちは涼しくてよかったのが一転、雲は晴れ暑い日差しが照り付ける一日となってしまった。

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奥多摩湖は満水、波静か。
現在都の水源の20%をまかなっている小河内ダム。
利根川水系の渇水時や非常時には安定供給の役割を担っている。

右に見える建物はおいしい食堂「のんきや」さん。ツーリングの人達でいつも賑わっている。

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耐震補強工事で新装なった地元の公民館「原生活館」でまず着替え。
皆それぞれの役割の衣装を付ける。

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いつものようにまずは地元の氏神様「温泉神社」に奉納だ。
ここで最終支度をして神社まで坂道を歩く。
景気づけに「出囃子」を奏で太鼓を打つ。
この出囃子は大太鼓と小太鼓を笛の根に合わせて同時に打つのでけっこう難しい。

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温泉神社に着いたらまず神社の周りを3回回る「宮参り」を行って清める。

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温泉神社がかつてあったところは今は湖底に沈んでいる。
今は国道からかなり上、倉戸山の登山道の脇に移築されて、あまり訪れる人もいないのでひっそりとたたずんでいる。

しかし知る人ぞ知る、パワースポットなのであります。
あまり人が来ないので、神様も暇を持て余して、訪れる人が来るとつい大甘に対応するらしい。
だから願いが叶う率も高いのですよ。
なんてことがあればいいなぁ。

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宮参りを終えてこれから奉納の舞が始まります。

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笛、唄、獅子、ササラ、囃し、ダシ、それぞれの演者が整列しまず礼をしてから開始。

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温泉神社では必ず神事の「正神(しょうじん)」=「七堂」「三拍子」「ツウヒャヒャリ」の三立て(演目)を舞うことになっている。

ここでの獅子の演者はその年の新人ということになっているが、最近はなかなか新参加者がいないのでその限りにあらずだが、今年はこの黒い雄獅子の小太夫を新人が演じた。
今年初めて参加して何回か練習しただけなのになかなかの好演だった。

この獅子の演者は来週結婚するということで、おめでたいことこの上ない。
Congratulations On Your Wedding !!


続く







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