愚禿道化のえっちらおっちら

日常のよしなしごとを鈍い感性で綴る自称末期高齢爺の独り言のページ

カテゴリ: 原の獅子舞

東京都指定無形民俗文化財・原の獅子舞、昨日の続きです。
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首都用水の守り神・小河内神社で「笹掛り」を演じた後はいったん生活館という地元の施設に戻って昼食、午後は小河内ダム・水と緑のふれあい館内外での公演だ。
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館内も冷房が効いていない?ので暑いし、草鞋を履いての演舞なので滑るが、獅子もササラも笛もハヤシ・ダシも元気いっぱいだ。
演しものは「白刃」。
この演目は原則として午後一番に演じることになっている神事の舞いだ。
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それがしは侍の恰好をして獅子と対峙し、最後は刀を奪われてしまうという役目なので、そのシーンが終わるとあとは獅子舞唄を歌ったり、フィナーレでまた登場したりと割合自由な時間があるので、館内の階段から撮影したりできる。
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でも、この演目の見せ場の侍が獅子と対決する躍動のハイライトシーンは自分も演技するようなのでもちろん撮影できないので、なかなかいい画像がないのですよ。
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館内で「白刃」を演じ、仕舞の謡いを歌って神社に向かって一礼した後は館外広場での演舞だ。
この日は奥多摩町郷土芸能の画像保存事業で撮影が入るということで、暑い中いつもより多くの演目を披露した。

まずは「花掛り」。
この舞いはあまり披露したことがない割合短い演目だ。
お祭りなどではどうしても見栄えのいい動きがある獅子を演じることが多いので、「花掛り」はまあ地味な演目だし時間も短いので演じることが少ないのだ。
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それでも獅子は激しい動きをするのでもちろんだが、ササラ衆も振袖に花笠を被っているので相当暑い。それでもこの日は気温は高かったがカンカン照りでなかったのが救いだった。
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笛衆の師匠は84歳、おっと、個人情報をばらしてしまった。暑い中ずうっと立ちっぱなしなので、これもまた相当の労力だ。
この演目では笛は女性が一人、男性が3人で務めた。獅子の役目が終わると今度は笛を吹くメンバーがいるので大いに盛り上がるのであります。
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「花掛り」の次は原の獅子舞18番の「摺り違い」。
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最終演目は「雌獅子隠し」。
この演目は余興の獅子なので途中に道化役が入ることがあるのだが、この日は暑くて役者もバテ気味なので、熱中症になってもいけないので省略。
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てなことで、今年の原の獅子舞の温泉神社、小河内神社、小河内ダム水と緑のふれあい館内外での公演は無事お開きとなったのであります。

「千秋楽の謡い」
めでたし めでたし
千秋楽は民をなで
万歳楽には命をのぶ
相生の松風
颯々の声ぞ楽しむ
颯々の声ぞ楽しむ

一昨日の残暑厳しい日曜日、東京都奥多摩町の小河内神社の例大祭に原の獅子舞を奉納するので行ってきた。
原の獅子舞は奥多摩町原地区に伝わる483年の伝統のある獅子舞で、いわゆる三匹獅子舞だ。

小河内神社に先立ってまず地元の温泉神社に神事の舞を奉納する。
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下の駐車場から歩き始め、参道の急石段を上がり、まずは神社の周りを3周して宮参りをする。そのあとに「正神(しょうじん)」=七堂、三拍子、締め掛り(ツウヒャヒャリ)の三演目を奉納する。

小河内の各集落にあった神社はダム建設による水没を避けてそれぞれ移築し、本尊は新しく作られた小河内神社に合祀されている。
原地区の温泉神社も同様だが、まずは地元の氏神様に奉納という意味合いだ。

今は湖底になったところにかつて鶴の湯、女(め)の湯という温泉が湧出していてにぎわっていた。その地元の守り神の神社がこの温泉神社で、ダム建設に伴って高台に移築されたのだ。
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原の獅子舞で特筆すべき一つは女性の舞い手がいるということだ。おそらく日本の獅子舞でも稀有ではないかと思われる。しかも舞い方が素晴らしい。
ここでは三匹=大太夫、小太夫、雌獅子のうち雌獅子を演じている。

この女性が原で獅子舞を始めたころは、新聞でも日本唯一の女性の獅子の舞い手と報道されたこともあったが、今はほかにも若干存在するようだ。もしかしたらこの原の女性獅子舞い手が日本の女性獅子舞の嚆矢かもしれない。
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温泉神社での奉納が終わると、休む間もなく東京都用水の守り神、9社11祭神が祭られている小河内神社での奉納だ。緩い坂の参道を歩いて神社の広場まで進む。
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ここでは「笹掛り」という演目を演じた。
京の都を目指して旅を続ける三匹の獅子の前に、何やら見たこともない得体の知れない物が現れたので最初は警戒していたのだが、そのうちなんてことはない物だということが分かって、笹を排除してさらに旅を続けるというストーリーの演目だ。

温泉神社、小河内神社ともに素晴らしいパワースポットで、おまけに参拝する人も少ないのでご利益が多大ときているから行かない手はない。
何しろ11祭神が暇を持て余して?皆さんのお出でをお待ちしているのだ(と思う)。

この後は小河内ダム「水と緑のふれあい館」内外での演舞だ。

この項続く。

東京都指定無形民俗文化財の小河内(おごうち)・原(はら)の獅子舞の練習が昨夜から始まった。
9月14日の東京都奥多摩町の小河内神社、温泉神社の祭礼の際に奉納される獅子舞の練習は昨日から一日おきに12日まで夜7時頃から地元の原生活館で行われる。
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この獅子舞は483年も続く伝統の獅子舞なので、地元や近在の関係者、賛同者が集って何とか存続させようと、年に2、3回祭礼や伝統芸能披露会などの機会があるごとに本番に備えて練習をしている。

3匹の獅子頭は普段は小河内ダム・水と緑のふれあい館内の資料館に展示されているが、祭りの際はしばらく里帰りで生活館に安置され、祭りが終わるとまたふれあい館に展示される。
右から大太夫、雌獅子、小太夫。
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昨夜は練習に先立って例年通り小河内神社の宮司さんにより練習と本日(ほんび)の無事挙行と参加者や参観者の健康や世界平和を祈願していただいたのでした。
この獅子舞はもともと雨乞いの舞だったので、当地の今までの干天が嘘のように昨日から雨が降り出したのはさすがご利益満点です。
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練習は獅子頭はつけず、太鼓やササラも練習用の物を使用する。
万灯振りも練習では箒を代用したり、工夫している。

ちなみに下の写真は小河内神社での本番(2019年)の様子です。
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なお、今年は奥多摩町の郷土芸能団体の映像保存事業として原の獅子舞の例大祭の模様を撮影するということだ。
普段あまりやらない演目もやるようになるかもしれない。

獅子舞参加者随時募集中です。男女問いません。実際、原の獅子舞には女性の舞い手がいます。
問い合わせは会長 松島敏明  090-8558-0451まで。

東京都の水甕・小河内ダムができる前には、奥多摩町小河内地区を流れる多摩川の右岸に日指(ひさし)、南(みなみ)集落というのがあった。

ダムができても左岸は青梅街道が通っているのでそれなりに集落は残ったが、右岸は通過道路もないために孤立し、やがて人は住まないようになった。そこにできたのが都の施設「山のふるさと村」だ。
今は奥多摩周遊道路が檜原まで通っていて、その途中にあるので便利になったが、それでも辺鄙な山奥にある施設で、しかもほとんど宣伝らしい宣伝はしていないようなので、のどかないいところで、各種イベントや木工や陶芸、石加工・細工体験などの設備やその他いろいろと興味を引くような展示物などもあるのに、訪れる人は少ない。

そこで毎年春と秋と冬に開催されているのが「山ふるまつり」というわけだ。
一昨日の土曜日、その春祭りに今年も原の獅子舞は出演依頼されて公演したのでした。
しかし、春祭りだというのに、人が少ない!今年は去年より少なかったのではないか。
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我々の出番は12時20分からだ。早く着いて準備していたら奇天烈な衣装のアマチュアバンドがほんの数人の聴衆の前で演奏していた。

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もうすっかりおなじみになった歌手・大五郎さんが我々の前の出演者だ。
大五郎さんのオリジナル曲もいいが、その昔東海林太郎が歌った「湖底の故郷」は涙なくしては聞けない。でもいつも聞いているので涙は出なかったけど。

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本番前に原の獅子舞のメンバーが奥多摩町のゆるキャラ・わさぴーと記念撮影。

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さて、いよいよ我々「原の獅子舞」の出番だ。
演しものは十八番「すり違い」だ。
三匹の獅子も4人のササラ衆もテーマ〈主題〉に入ると笛に合わせて交互にすれ(すり)違う演技から「すり違い」という演目になったのかと思う。〈すり〉はササラを〈擦る〉からもきているのかな。
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それがしの役目はというと、侍の格好をして獅子を囃し立てる役だ。その役柄はダシ、ハヤシという。
刀も差しているが、この演目ではそれは抜かない(刀を唯一抜く演目は「白刃」)。

最初に獅子を引き出してからしばらくして〈かかりもの〉(テーマ・主題)に移る前に歌が入るのだが、それが終わるとダシ・ハヤシの役は最後のヒキハでの万灯振りまで出番がないので撮影する時間があるのだ。

ダシ役・ハヤシ役は本来はそれぞれ別の役目があるらしいのだが、今は獅子舞の参加人数が少ないので唄をやったりいろいろと兼ねなければいけないのだ。
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というわけで無事「山ふる春まつり」での公演も無事終幕となったのでした。
それにしても訪れる人が少ない。もう少し宣伝に努めて観客動員を考えないと、せっかくの施設が宝の持ち腐れだ。
大谷翔平でも呼べばたくさん人が来るんじゃないの?・・・・無理か。今話題の広〇〇子でもいいや。

しかし、観客が少なくても手を抜かず一生懸命舞い狂った原の獅子舞でした。
次の公演は9月14日(日)の地元温泉神社・小河内神社の例大祭です。
乞うご期待。



いよいよ春真っ盛りだ。桜は満開をちょっと過ぎたが、草花の盛期はこれからでしょう。
天気予報では今日は大気が非常に不安定なので急な雷雨や落雷に注意と報じている。草花にとってそれがいいのか悪いのか。この間まで乾燥しすぎだったので好影響かな。
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タラの芽。先日採った残りの葉が展開し始めだ。

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山椒。もうすでに花芽も付いている。

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花大根。またの名を諸葛菜(ショカツサイ)、またの名を大紫羅欄花=オオアラセイトウと読むのだそうだがそんな読み方どこから来たんだ?
この花とハナニラでわが家の庭は埋め尽くされそうだ。

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春蘭。

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ギボウシ(擬宝珠)。
美味しそうだが、さすがに庭にある園芸種は食べないのだ。

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風知草。
この鉢にも雑多な草が侵入しているが、風知草の根が張っているので駆除するのが難しい。

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仕事場の入り口に置いてあるほったらかし鉢に三つ子チューリップが咲いた。

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さて、そんな春には春祭り。
明日・明後日は東京都奥多摩町の山のふるさと村の春祭りです。483年の伝統を誇る、東京都指定無形民俗文化財・原の獅子舞公演は明日の午後12時20分からの予定です。

昨夜の練習ではダムの民俗資料館に展示してある獅子頭が戻って来て集会所に鎮座しておりました。これを頭につけて獅子役は舞い狂うのです。

写真の獅子は右から大太夫、雌獅子、小太夫で、近在の獅子頭の中では優しい風貌をしています。

皆様是非おいでください。

4月12日、13日の東京都立・山のふるさと村で行われる「やまふる春祭り」に今年も原の獅子舞は参加することになり、その練習が5日夜に地元の集会所で行われた。IMG_20250405_192751 
メンバーは皆さんもうベテランなので笛が鳴るとすぐ動作に移れるが、細かい所作の確認の練習ですね。
練習は獅子頭や本番の衣装は着けずに行う。獅子頭はこの時どこにあるかというと、小河内ダム「水と緑のふれあい館」内に展示してある。
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12日(土)、原の獅子舞は午後12時20分頃から公演の予定です。
演目は原の獅子舞の十八番、「摺り違い」です。
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暇な人もそうでない人も、春うららなお山へおいで下さい。

昨日の続きです。
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わが原の獅子舞の国内稀有なところは、女性の獅子役がいることだ。
雌獅子(赤の衣装)を狂って(舞って)いる。

この獅子役の女性、普段は優しくしとやか、清楚なたたずまいだが、いったん衣装を着け獅子頭を被って雌獅子に変身するや、雄獅子と共に激しい舞いを披露する。しかも雌獅子のしなやかさも合わせて表現する演技派だ。

他の団体の獅子舞いには女性が演じる獅子というのはまずないと思われる。
もちろん男性が演じる雄獅子も激しく狂うのでいかにも暴れ獅子の面目躍如で、獅子トリオが織りなす舞いは482年続くと言われる伝統を紡いでいる。
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人口減少の地元小河内地区ではあるが、他市町村からも常時参加者を募っているので、メンバーの若者もだんだん増えてきている。
今回もササラ衆はいつもリーダー役の師匠は監督で、若者が4人でササラを摺った(今回は女性1人、男性3人)。

写真で分かるように、雨が降ってきたので傘を差している人もいたが、皆熱心に演目「三拍子」を鑑賞していた。
他市から来たという観客の一人に聞くと、「他の獅子舞も勇壮だったり、余興的だったりしてそれはそれで楽しめたが、原の獅子舞は激しく躍動しつつ上品なので神前に奉納するのにはこういう舞いが適していると思う。しかも一匹は女性が演じているとは驚いた。いい獅子舞いを堪能させてもらった。」と言って喜んでいた。
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ということで奥多摩郷土芸能祭での原の獅子舞も終幕となり、無事お開きとなったのでした。

次回公演は来年の山のふるさと村の春祭りか、それとも今年の秋祭りにも依頼されるのだろうか。

原の獅子舞では常時参加者を募集しています。
性別・年齢問わず、もちろん未経験者大歓迎。懇切丁寧に指導してお祭りに参加できるようにしています。
問い合わせは、松島敏明会長、TEL090ー8558ー0451まで。

一昨日、舞茸不作を嘆きながら山から下りたそれがしは、獅子舞に参加すべく途中下車して他の二人と別れて原の生活館に寄り、獅子を囃し立てる侍の格好に着替えたのでした。
自分のことをそれがしという表現がピッタリの格好なのです。拙者でもいいか。まあ、そんなことはどうでもいい。
もうその時はかなり疲れていたなあ。でも団塊の世代は強いのだ、20分ほどの演舞、どうってことはない。
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会場の奥多摩町奥氷川神社(この神社のご神木の三本杉は東京都で一番高い木とされている)には早く着いたので我々より先に上演する獅子舞が見られた。会場の境内はかなりの人だった。

この日は奥多摩郷土芸能祭で、奥多摩町の郷土芸能を一挙上演と銘打って行われ、郷土の獅子舞を始めとしてユネスコ文化遺産の鹿島踊り、国の文化財の川野の車人形等17団体が上演だ。

上の写真は小留浦(ことづら)の獅子舞のようだ。
どこも基本の笛の音や獅子やササラの格好は同じようだが、それぞれ微妙というより、かなり違っている。

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小留浦に続いて我々の前に演じた獅子は境獅子舞保存会の舞いだ。演目は「白刃」。
我々の原の獅子舞の「白刃」は神事なので厳かに神聖に演じられるが、ここのはどうやら余興の舞いのようで、右に見られるスターウォーズのストームトゥルーパーのマスクを付けた道化が出ていた。
この道化、ついにはかなり思い切った格好になったのであった。
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ウーン、股間の蛇口はどうやって付けたんだ?スターウォーズにこんなシーンはあったっけ?なかったぞ。この役者、マスクがなければやれないだろうなあ。
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さらにもう一人道化も出て男性のシンボルの陽根様を振り回していた。(セクハラ獅子舞とは言わないでおこう)
ササラも4人ではなく、6人もいた。なかなか派手な獅子舞で、観客にはかなり受けたようだ。
演舞時間も結構長かった。

境の獅子舞が終わると、いよいよ我々の出番だ。演目は「三拍子」。
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笛役を先頭に会場を半周してから礼をし、ハヤシ役が獅子を引き出し、獅子の舞いの開始だ。
雨模様の空はいよいよかなりの雨になってきた。
もともと原の獅子舞は雨乞いの舞いだったそうで、実際、獅子舞当日はよく雨が降る?

こんなに大勢の観客の前で演じることはそうはない、自然と演舞に力が入る。
雨にも負けず、いよいよメインテーマの獅子の舞いに移る。

続く。

9月8日の温泉神社、小河内神社の例大祭、小河内ダム・水と緑のふれあい館での獅子舞奉納もいよいよ神事の舞「白刃」で大団円を迎える。
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イレハの曲で侍が獅子を連れ出した後、獅子は一狂い(舞い)する。その後で唄が入りいよいよ獅子と侍の戦いの見せ場に移る。
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降雨の場合はふれあい館内で行う予定だったが、ポツポツときた程度でその後雨は続かなかったので館外での演舞となった。
館内は狭いし滑るし獅子もダシ連もやり辛い。外の方が勇壮な舞いができていいのだ。
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侍から刀を奪い取って咥えた雄獅子2匹は得意気に踊り狂う。
雌獅子は刀を咥えない。
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陽射しも強く暑いので外で見物する人は少なかった。
それでもこの獅子は神事になっているので、人がいようがいまいが必ず舞うことになっている。

獅子が一通り狂ったあとはヒキハで元の位置に戻り「白刃」の終幕となる。
そのあと最後に整列して「千秋楽の謡い」を斉唱し、氏神様の温泉神社の方角に向かって一礼し神事の舞は終わる。

例年だとこの後さらに余興の舞いがあるのだが、なにしろ暑いのでおめでたい例大祭の舞いで熱中症で倒れたりするといけないのでこれをもって無事お開きとなったのでした。

次回原の獅子舞公演は奥多摩町芸能祭です。
原の獅子舞の出番は午後3時頃の予定です。
お暇な方もそうでない方も是非おいでください。

東京奥多摩近辺で伝承される3匹獅子舞は、それぞれの獅子によって、獅子頭、舞い方、衣装、唄、笛の音、その他、形は少しずつ異なっているが、雄獅子が2匹、雌獅子が一匹というのが基本だ。それに笛方(できれば数名)、ササラ衆4名、ダシ・ハヤシ方3名、唄方で構成される。さらに演しものによっては道化という役者も登場するし、世話役もいる。獅子役は重労働?なので交代要員も必要だ。だから最低20名くらいの人数が必要だ。

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獅子とササラ衆は演舞中はずっと普段着慣れない衣装を身にまとい、薄布で顔を覆っているので非常に暑い。
近年は9月でも酷暑が続いているので汗だくになる。できれば一演目ごとに交代できればいいのだが、役者の数も限られているので交代もままならないのが実情だ。

一極集中政策で、東京都でありながら過疎化が進む小河内は日本の縮図とも言えるが、地元だけでは役者の人数が足りず、各地に散らばった湖底を故郷に持つ移住者たちの子孫や、獅子舞いに興味を持つ人、また、482年続く伝統の原の獅子舞を絶やしてなるものかという熱意ある若者たちも地元の人たちに加わって何とか継続させている。

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わが原の獅子舞で特筆すべきは雌獅子を演じるのは女性だということだ。
三匹獅子舞で女性が獅子役を演じるのは日本でも稀だ。数年前の多摩の新聞には日本唯一の女性獅子役と報じられた。
この雌獅子、動きがしなやかで優雅、しかも女性とは思えない激しくも上品な動きもあって非常に舞いが上手だという評判だ。一見の価値あり。

例大祭の温泉神社・小河内神社への奉納の舞いが済むといったん地元の生活館へ戻って昼食、午後は小河内ダム・水と緑のふれあい館での演舞だ。
貧乏なそれがしは普段は昼食を摂らないのだが、この日はさすがにいつもより体を動かすので有り難くいただきましたよ。空腹で演舞中に倒れたなんてことになったらみんなに迷惑をかけるもんね。

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上の画像は原の獅子舞に先立って行われている川野の獅子舞。
小河内神社でも川野、原(両方とも都無形民俗文化財)、小河内の鹿島踊り(国文化財、ユネスコ文化遺産)の順で奉納されるが、ここでも同じように公演される。

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ここでの演目は「摺り違い」。最近この演目を舞うことが多い。ササラ衆と獅子方に動きがあって見栄えがするので、観客にも獅子舞というものをアピールする良い演目なのだ。

それがしは侍の格好をして獅子を導いたり囃し立てたりする役目なので、獅子が演舞中は自由に動ける時間がある。写真を撮る暇もあるのであります。

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写真おまけ。
ユネスコ文化遺産風流(ふりゅう)踊り、小河内の鹿島踊り。
もともとは小河内の多摩川右岸の南、日指地区で伝承されてきた踊りで、総て男性が女性の格好で踊る。
この日本が誇るべきユネスコ文化遺産の鹿島踊りも小河内の過疎化で役者の数が足りず、今では本拠地を羽村市に置いている。しかし、「小河内の鹿島踊り」として今に至り、毎年公演しているのであります。

さて、原の獅子舞はふれあい館内の舞いが終わると、見事天気予報が外れたのでそのあとは館外広場での公演だ。
演目は神事の「白刃」。

続く。

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