愚禿道化のえっちらおっちら

日常のよしなしごとを鈍い感性で綴る自称末期高齢爺の独り言のページ

カテゴリ: 世捨て村

梅雨に入る前に、しばらく行ってないので様子を見にいこうと、野外活動が大好きなジジイ3人は昨日世捨て村へ行ったのでした。

冬に凍ってしまった沢からのホース水道はもうもちろん凍結はしていなかったが、どこかが詰まっているらしく出ていなかったので、まずは水道開通作業から始める。
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ひょっとこ(火男)爺さんは例によって火を熾し、水が出るようになったので自在鉤に鍋を掛け、鉄瓶を傍らに置く。もう手慣れたものだ。
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管理小屋の周りを片付けたり、屋根に堆積している落ち葉を掃いたり、山椒の葉を摘んだりしているうちにお昼時間になった。
昼食は豪華氷見うどんのずりだしだ。
ずりだしはいわゆる釜揚げうどん、奥多摩地方の呼び名だ。ずって出すからずりだし、何とも分かりやすいネーミングだ。
ずりだしは強力火力とたっぷり水が必須なのだ。
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眺めのいいウドデッキで食べたいところだが、ウッドデッキは経年劣化で床があちこちで腐って、載ると危ないので場所替えだ。

アウトドアではカレー卵ずりだしに勝るうどんの食べ方はないぞ。ビールにも合うし。それがしは運転なのでノンアルだけどね。
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さて、各種作業も終え、ずりだしも食べた、次に寄るところもあるので早めの下山だ。重い荷物を背負い梯子に括り付けて山を下りる爺さんは元山屋だ。昔取った杵柄ですね。

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下山してもう一箇所寄ったのは知り合いのワラビ畑だ。日当たりが良くて地味が肥えているらしく、ワラビは勢いよく繁っていた。
こうなるともう手遅れであと2週間ほど早く訪れていれば良質のワラビが採れたかもしれない、残念。
でも遅出の物を少量だが採取できた。

この畑の所有者はこんなに良質のワラビが毎年出るのに採ったことがないという。来年は早く来て採るといいと言ってくれた。ありがたいことです、また楽しみが増えた。これは長生きしなくてはいけないな。

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昨日の収穫。ワラビ、山椒の葉、実。

帰宅してからの下山祝いには隣家の教授も加わって山の話あれこれで盛り上がったのでした。

このところの朝晩の寒さで外にあるバケツの中の水も凍っている。
この調子では3日にセットしてきた天然氷製造装置!が作動して立派な氷ができているはずだと期待して12日に再び世捨て村に行って来た。

結果は・・・・見事大外れだった。なぜか沢から引いているホースの中は凍っていて撥水されておらず、従って氷もできていなかった。
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上の写真は3日にセットしてきた撥水の様子だ。飛び散った水は極寒下で一面厚い氷ができているという寸法だった。しかし、かなり勢いよく水を出してきたのだがホースの中は凍っていた。
水源をみて見たらちゃんと水の中にホースの先端はあったので、ホースの中を流れる水が凍ってしまうほど寒かったのだろう。

仕方がない、元は同じ水だ、面倒だが沢の岩の着氷を採取するとしよう。

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その前に、まずは火を熾して鍋を掛ける。
水道は凍ってしまっていて使えないので、下の沢へ降りて汲んでくる。
水道はこの分では春まで使えないだろうなあ。

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沢の水量も少ないので岩に飛び散る水も少なく、あまりいい氷は無かった。
それでも厚く凍っていて透明な物を選んで採取する。
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持参したクーラーボックスを2つ満杯にした。
これでも表面を洗って付着している葉っぱや木の枝を取り除いたり、完全透明でないものを除くと半分くらいになってしまう。

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この日の午餐は山の物置に眠っていたそうめん(なんと賞味期限内だった)を茹でて、卵と柚子、野菜をお伴に、そうめんずりだしだ。
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あまり使っていない鍋なので最初の湯は錆色が浮かんできたので、それは捨てて沸かし直す。
乾麺と野菜をぶち込んで茹でる。
ずりだしに肝要なのはたっぷりの湯と強力火力だ。
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一人ずりだし、1人撮影。
山中一人のずりだしそうめん。あんまり美味いので一把完食。

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帰宅後、さっそく採取氷で水割り。
ウイスキーはシーバスリーガル、グラスはRAWHIDE、つまみはプリンに特製柿チップ、チーズおかき。
ああ、今日もいい日だった。

以前は氏子である地元の神社へ必ず初詣に行っていたのだが、かなり前のある年、その年の当番で他の当番の人が作った甘酒を初詣客に配っていたら、その中の酔っ払いに味が薄いだの量が少ないだの言って難癖つけられ絡まれ怒られた。

タダで貰って文句言うなよ、いやなら飲むなよ、お前みたいなグズ酔っ払いにはご利益はないから早く帰れ、と言ってやりたかったが、そこは人間ができているそれがし、めでたい正月だしぐっと我慢してバカ酔っぱらいを穏やかにあしらったのであったが正月早々嫌な目にあった。
しかもその後三が日はひどい風邪で寝込んでしまった。

思えば地元の神社へ初詣に行くとたびたび風邪で熱が出て寝込んでいた。風邪の神様か?
暮れの疲れが出ているところに寒い場所へ行ってしかも寝不足だから風邪も引くのだろうが、それがしの普段の行いを神様が懲らしめているのかもしれない。
それ以来地元の神社には行かない。懲らしめられる神社を拝んでもいいことはないからね。
地元の神社は連れ合いに任せることにして、それがしは他の神社に行く。

最近の初詣ではもっぱら東京都の水神の大元締めとも言える奥多摩町小河内神社が多い。
いつもは1月中旬に行くのだが、今年は何と一念発起(というほどのこともないが)して3日に初詣でしてきた。
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風もなく穏やかな日だった。参道から見下ろす奥多摩湖は波静か、ほぼ満水か。
数年前には急斜面下の湖水脇には神獣のニホンカモシカがいたのだが、最近は見ない。どこかへ引っ越したのかもしれない。
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ここはそれがし認定の東京都の最強パワースポット、いつもは人っ子一人いないのでご利益ひとり占めだったのだが、さすがに正月三日、二ケタには届かないが数人が参詣していた。欲張らずご利益は分け合おう。
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静かな神社で無病息災と世界の平和、そして、すべてうまくいきますようにと、いつものことながら控えめに祈念したのでした。

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初詣のついでに世捨て村に回り初焚火をしてきた。
まずは火を熾し鉄瓶を自在鉤に掛けるのはいつも通り。
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lonely tea timeは紅茶と剥き栗、あられ煎餅。
熊も来ない、鹿も鳴かない、猿は途中にいた、猪はそこらをほじくった痕のみ。
鳥の声は聞こえないが飛んでいる姿は見た。

わが世捨て村の様子と、天然氷の出来を見に行ったのだが、氷は散水がうまくいってなくてほんの少ししかできてなかった。
沢からのホースを岩に撥水するようにセットして帰ってきた。この寒波でこの次行くときはきっといい氷ができていることでしょう。
でも、いつ行ける?

最近の食品には賞味期限とか消費期限とかが表示されている。
それがしの子供たちはその賞味期限、消費期限をさも厳守の重大事のように捉えている。
それはどうもうちだけではないようで、同級生の知人も「うちの子は少しでも賞味期限が切れているとすぐ捨ててしまう、もったいないこと甚だしい、嘆かわしいことだ」と言っていた。

自称末期高齢者のそれがしは子供の頃からその食べ物が食べられるかそうでないかは自分の嗅覚や味覚、視覚で判断してきたことも多い。
もちろんそれは親もそうしていたからで、子はそれにならって生活してきたのだ。そんなふうにしてわが母親は100歳まで生きてきたのだ。

なにしろ今考えるとさすがにこれはと思うこともあって、餅などにカビが生えていたって、その部分を削ぎ落して平気で食べていたからね。母親はそれで100歳、自宅で大往生だ。
だから自分の感覚を信じるのは大事なことなのだと思う。

まあ、今の子どもたちは我々の時代と違って清潔な環境で育って来たからそれは無理な話なのかもしれないですけどね。

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さて、24日の日曜日、ふと思い立って、世捨て村へ冬支度に行って来た。
先日行ったら、沢から引いている水道は止まっていたりしたのでその補修やらなにやら冬支度だ。
まず火を熾し、自在鉤に鉄瓶をかけ、それから作業だ。
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ホース水道を補修したり薪を集め終わったらちょうど12時、普段は昼食を摂らないが、山へ来た時は例外だ。賞味期限切れのカップ麺を家から持って来たのでそれをいただこう。
ノンアルコール飲料は小屋に置いてあったものだ。
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カップ麺の裏には7月の賞味期限が記されていた。何だ、まだ新品じゃないの。ちょうど熟成されて美味しくなっている頃だなと勝手に判断して湯を注ぐ。
ちなみに、これは本当のことで、どこかで読んだが、カップ麺は賞味期限の3カ月先頃までは美味しく食べられるとあった。

ノンアルコ-ルは約1年過ぎているが、自己判断では基本的に密閉容器の物は封が切っていなければ大丈夫としているのだ。美味しいかどうかは別として。
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美味しいカップ麺とノンアルコールのあとは食後のコーヒーですね。
普段はほとんどコーヒーは飲まないけれど、ここは非日常の世界だからたまにはね。
それがしにとっては封が切ってなければ新品同然のモンカフェだ。

ということで、一人賞味期限切れの物を食して山を下りたのでした。

これは皆さんに賞味期限切れの物を奨励しているわけではありませんよ。
あくまでもそれがしが自己責任で食しているだけであって、特に良い子の皆さんは、(悪い子もね)、真似してはいけませんからね。

なにしろ、数か月前にそれがしとアオリイカの師匠は賞味期限14年前の缶ラーメンをすこぶる美味しくいただいた経験があるから言っているのですからね。

注意:蛇の写真があります。

山で落としたカメラの電池を受け取りに行く途中で立ち寄った山林管理小屋、たまには風を入れてやらないといけないので鍵を開けて扉を開放する。
内部の棚にふと目をやると、木片の下に縄のようなものが半分丸まって見えた。
わお!マムシか?!
いやどうもマムシと体の模様が違う。
シロマダラだった。

シロマダラはほとんど見ることがないので幻の蛇と言われている。
しかし、そんなことはない。
夜行性で、昼間は寝ているのか物陰にひそんでいるので人目に付かないだけだ。現にここでは以前にもシートをめくったらそこにいたことがあったのだ。

最近はマムシもアオダイショウもヤマカガシもシマヘビもあまり見かけないから幻といえば幻だが、シロマダラはそいつらに比べても会うことが少ない。
まあ、そう頻繁に見るものでもないから一応幻としておこう。
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どうやらここはシロマダラの潜伏地になっているらしい。
写真を撮りたいので、捕まえてまずペットボトルに入れて撮影。
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ペットボトルの中では蛇の体が鮮明に撮れない。
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一度入れたのはいいがペットボトルは口が狭いし、居心地もいいのかなかなか出てこない。
カメラをスタンバイしてペットボトルを半分に切ったら出てきた。
一目散に逃げるように動きが早いと思ったが以外に遅い。やはり夜行性だからか?
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体長は50センチくらい。成蛇?それとも幼蛇?青年の蛇かな?
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ここには載せてないが無事動画も撮って逃がしてやったのでした。

実は蛇といえばシロマダラだけではなかった。
山仕事の師匠がマムシ酒を小屋に置いて置くので取りに来てくれというので、それも取りに行ったのでした。
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ウイスキー漬けだろうか、確かにマムシ酒が置いてあったので貰って来た。
マムシ酒を飲んで元気を付けようという人も今はあまりいなくなってしまった。
でも、これってホントに効くの?何に効くのかな?

さて、この後森林館によって落とした電池を受け取り檜原回りで無事帰宅したのでした。
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帰宅後は二人で例によって下山祝い。
ウイスキーの電気ブラン・マムシ酒割りハイボールで乾杯!
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ツマミはホッケとエビ、ウインナー焼き。

蛇物語2題でした。

暮れのうちに、沢の水をホースで引いて、その水を岩の上から落として飛沫を作り、天然氷ができるように世捨て村で調整してきたのだったが、昨日行ってみたら、あら残念、ホースの中の水は凍ってしまっていて、目的の氷はできていなかった。
ホースの中の水流が弱くなってしまって、凍結したのだろう。
仕方がないので沢のところどころにできている氷を採取してきた。
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山は寒い。途中の道には霜柱が林立していた。
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水道が凍ってしまって出ないので、水は沢から汲んできて鉄瓶をかける。
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ウッドデッキも何とかしなければ・・・。
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小沢の落差のあるところでは飛沫が小枝や石にかかって氷を作っていた。

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曇りがなく透明な氷を選んで寄せ集めた。

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湯が沸いたので賞味期限をホンのちょっとだけオーバーしたカップ飯を食す。
この手のスープはしょっぱすぎるので、別のカップにすくい取って薄めて飲む。

焚火を念入りに消火して、他にやることもないので早々に帰宅した。
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久しぶりに大相撲中継を見て、さっそく採取してきた氷でオンザロックだ。
我が娘に所有権があるので、許可を得て、世界に冠たるIchiro's MaltのMWRを頂く。 
何という馥郁たる香りとまろやかな舌触り、のど越し。
この後の炭酸割りも最高でした!

木は大きくなる。ベランダの鉢植え杉も大きくなる。やがてベランダの屋根を突き破り、マンションの屋上を超える高さになってカラスの止まり木になるかもしれない。そうなっては大変だ、その前に切って処分するか、それではかわいそうなのでどこかへ移植するしかない、なんてことを考えたかどうか分からないが、とにかくメンバーの家のベランダ杉を移植することになったのであった。
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めったなところへ植えるわけにはいかないので、植林管理小屋のある世捨て村に植えることにした。
日曜日、5人乗りの車に杉と4人を詰め込んで山に到着。杉を現場までエッチラオッチラ担ぎ上げる。

まずは例によって火を熾し、自在鉤に鍋を掛け鉄瓶を置き湯を沸かす。

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鹿が全てを喰い尽した荒れ地に記念植樹だ。何の記念だって?ベランダで狭い鉢に植わっていた杉の大地への解放記念かな。

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荒れ地に木を植えましょう!
ベランダは広くなるし、記念植樹もできたし、ベランダ杉の持ち主はご満悦です。

でも帰ってから考えてみたら、移植杉の周りに何の囲いもしてこなかったので、これも鹿に食われてしまうかもしれない。鹿の餌を植えに行っただけかも知れないぞ。
近いうちにまた行って防御囲いを設置しなければいけないな。それまでに喰い尽されていなければいいが。

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何はともあれ、無事植樹終了で乾杯!もちろん運転手はノンアルコール。

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そのうちにずりだしも出来上がり。一緒にぶち込んだレトルトカレーも温まりました。

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ジジイどもはカレーずりだしを肴にビールやら、うどん煮汁割りウイスキーやらを嗜む。
猫の額ほど残った山葵田の整備拡張もやろうとしたけれど、この日はこの後に山椒の葉の新芽を採取したのみで、のんびり過ごしたのでした。

昨日の続きです。
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さっそく採ってきたばかりの氷を入れて小屋にあったバーボンを試飲だ。
わざわざなんのためにこんな厳冬期の山へ来て天然氷を採取するのかというと、オンザロックにするためなのであります。

それがしは普段は一滴も飲まないが、飲む仲間がいる時は切りがなく飲む・・・こともある。「あれ、この瓶とグラスには穴が開いてるぞ、もうなくなってしまったよ」なんて言いながら際限なく飲む・・・こともある。

天然氷は温度が低いからなかなか融けない。硬いから音もいい。低温で長時間かけて凍ったので不純物がない。等の理由でオンザロックには最適なのだ。たまには夏まで冷凍庫で保存してかき氷もやる。

水割りにはもちろんこの山の湧き水だ。
最近は猿や猪や鹿などの野生動物が増えに増えたので、沢の水は煮沸してから使い、生水では使わなくなった。生水は濾過されて出てくる湧水を使う。
氷は凍結する時に不純物を排斥するから不衛生ではないんだそうだ。ただし透明なものでなければだめだという。
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そうこうしているうちに鍋の湯も沸いたので、カップラーメン2種とカップワンタンのミックス鍋を調理する。調理と言ったってただカップから麺と具とスープの素などをすべてドバッと入れて煮るだけですけどね。
でも美味しく作る秘訣はある。それは湯の量だ。カップ麺はかなり味が濃いので湯の量は多めがいいが、少なすぎてもいけない。当たり前か?
味噌味や醤油味、はたまた何とか味やラードや乾燥ネギなどが入っているカップの中身をすべて混ぜ合わせると、何とも絶妙な味になるのだ。

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熱々のカップ麺鍋が出来あがりました。

その昔、それがしがまだ紅顔の美少年と言われていた頃、家の近所には豚を飼っている畜農家があった。
その豚の餌がこのミックスラーメン鍋のようだったのを思い出す。

当時豚飼い農家は近所の米軍ハウスから残飯を集めて豚の餌にしていた。
時隔てて、頃は現代、近所にはもちろん豚を飼っている家も米軍ハウスもなくなった。でもその頃を覚えている高齢者は、人間の食べ物でもごった煮などを見ると、よく「まるで豚の餌だね」などと昔を思い出して言うのだ。
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豚の餌、いやミックスラーメンを鍋から取り分けるご夫婦。
高級食材ばかり食しているこの上級国民夫婦は、たまにはこんな庶民の味もいいのだろう、鍋の中、完食でありました。

誰ーれも来ない山の中、焚火、鍋、山の水、自在鉤、という脇役?も食味を高めているのでしょう。
ずりだしラーメンワンタン、これがオンザロックの肴になるのがまた憎いね。

実はこのラーメンワンタンを完食した後、汁が残っていたのでそれに湯を足して、乾麺(うどん)を入れたのでした。
これは初めての試みだ。ラーメンワンタンのスープに乾麺うどん、これがまた美味いのなんのって。
山で食べれば何でも美味しい!
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写真おまけ。
帰宅後、採取した天然氷でオンザロック。今度はバーボンではなくスコッチのシーバスリーガル。

いい一日でした。

先週に続いて厳寒の世捨て村に天然氷を採取に行って来た。昨日は先週とメンバーが一人交代して、お嬢様が同伴だ。お嬢様?・・・大昔のね。
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前日降った雪は大したことはなくて、ここに来るまでの車道は降雪により前日夕方までは通行止めだったのが、昨日は朝から解除されていた。
しかし、山の雪は解けてなくて、寒い。不正確腕時計の温度計によると日陰の気温は1.1℃だった。ただし、風は無かったので、陽射しは温かかった。

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先週、岩の上から飛沫になるように設置してきた場所の氷はあるにはあったが、期待したほどではなかった。水口が上を向いてしまっていて、思ったような水沫にならなかったようだ。
おまけに雪が降ったので不純物が混じってしまったのだ。

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それでも雪の下から透明な氷をかち割り出してウッドデッキの上に並べた。これらからさらに透明な氷を選別して持って行くのだ。

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先週はほとんどなかったが、あちこちに透明な氷が木の枝や石などを核にして連なり、厳冬期のチョロチョロ沢を物語っていた。
それでも水量がいつもより少ないので、氷も少ない。

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寒さに強い山葵も、雪に襲われてしんなりしていた。

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さて、氷採取作業も終わったのでお昼にしましょう。
先週は正統ずりだしだったので、昨日はラーメンずりだしに決定。2種カップラーメンとワンタンを一緒に鍋にぶちこんで食す。

豪華山の昼食記事はまた明日。


関東平野の真ん中あたり、ここ埼玉県入間市近辺では、それがしの子供の頃よりははるかに減ったとはいえ、武蔵野の雑木林がまだ多少は残っている。
この辺ではその雑木林のことを「山=やま」と言ってきた。
だから平地でも木々が固まってあるようなところは今でも「山」と呼んでいる。林とは言い慣わさなかったからだ。
雪を頂く山岳地帯も山、その辺にある雑木林も山だ。
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最近「里山=さとやま」という言葉をよく聞くようになった。里山と言うからには本来は里に近接してある山という意味が正しいのだろうけれども、どうも漢字の順序が逆転してしまっているようで、今の「里山」は山が近くにある里、村落という意味になってしまったようだ。これはやはり「山里=やまざと、やまさと」と言うべきだろう。
里山は語呂が良く、聞こえる語感がいいからそうなったのかどうか分からないが、流行り言葉のようなものかも知れない。
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世捨て村はまさしく山の中だ。
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山に来たらやはり「ずりだしうどん」を食さないと来た気になれない。
まずは贅沢に卵と鰹節、葱、醤油を入れて、次にレトルトカレーが待っている。
初参加のW大教授も、初めて食す山賊料理?に大感激でした。
この若い教授のお陰で、ジジイばかりだった山行き仲間も平均年齢がぐっと下がったのであります。
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鉄瓶の湯も沸いています。一人分しかなかったコーヒーを4人で飲みましょう、トホホ。
ここでは昭和以前の道具が活躍しているのだ。

この日は帰宅後に山仲間とその家族の今年の年中行事の打ち合わせもあるので、コーヒーを締めに早々に山を下りたのでした。

画像おまけです。
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関東有数のパワースポットに元気を貰いました。
注意:現在、参道の一部に崖崩れ個所があります。危険なので良い子は行かない方がいいです。

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