愚禿道化のえっちらおっちら

日常のよしなしごとを鈍い感性で綴る自称末期高齢爺の独り言のページ

カテゴリ: アウトドア・釣り・山菜・料理・外作業

一昨日、いつもの二人で梅狩りに行って来た。梅狩りというより梅探しと言った方がいいかもしれない。
数十年前に山の斜面に植えた梅の木も周りの木々に覆われてしまって野木と化して数年、ほとんどの木が枯れ、今年はかろうじて何本かに数えるほどの実が生っていた。
それでも31個しかなかった去年よりはあった。
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たわわに実った枝はないものかと薮をかき分けて行ったら、なんとか一枝だけあった。なぜかこの枝だけは鈴生りだった。
蜜蜂はこの枝だけ集中的に蜜を吸いに来て受粉させたのかもしれない。
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はるか下の減水気味の湖は波静か、空は今にも泣き出しそうだった。
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この日の全収穫。4キロくらいだったろうか。
梅の木も、枯れたり他の木の下になって陽が当たらなかったりで、もうほとんど収穫は望めないので、それに採る人間も枯れそうだし、これにて数十年続いた梅狩りも本年で打ち止めにしようと相成ったのであります。
まあ、数キロは来年も採れるかもしれませんけどね。

120年ぶりの開花で全国的に淡竹(ハチク)が枯れているという記事が出ていたが、確かにいつも行く河川敷の淡竹竹藪は全滅で、先日はタケノコ1つ採れなかった。

淡竹と真竹(マダケ)は似ているが、タケノコは淡竹の方が早く出て真竹は今頃からが最盛期だ。
淡竹は全滅だったが、まさか真竹まで枯れてはいないだろうと、昨日、いつものジジイ3人は真竹筍を期待して行ったのだった。
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この河川敷の竹藪は淡竹と真竹が隣り合わせで繁茂していたが、右側の淡竹はすっかり枯れて黄色い風景、左の真竹藪は青々と茂って、鬱蒼として人間の侵入を拒んでいるようだった。
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肝心のタケノコはというと、ありました、出始めが。
薮の中のはまだ小さく、藪が途切れる辺りの境界近くは陽当たりがいいので大きいのが出ていた。
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集めたタケノコの皮を爺様が剝く。
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昨日は大鍋で7回煮た。
採取もさることながら、帰って来てからの作業の方が時間もかかるし大仕事だ。

セオリー?通りに糠を入れて煮る。
糠は入れなくてもアクは抜けるらしいが、入れた方が味が良くなるような気がするのでいつもそうしている。気がするだけかな?
糠は糠漬け用のが常備してあるのでいつでもOKなのだ。
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タケノコを煮ながら例によって宴会だ。
昨日の肉は石焼ではなく、電熱両面焼きで焼いた。
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小ぶりのサザエのニンニクバター壺焼き。世の中にこんなに美味いものがあるのかというおいしさ、大げさか。
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煮あがったばかりのタケノコの刺身は山葵醤油でいただく。旬の味を今年も味わうことが出来てよかった。
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鯖の腹にネギ味噌と日本酒を混ぜた物を詰め込みホイル焼きする。上の写真は焼けてから鯖を開いたもの。
飛び入り参加の近所の親戚の青年は、今まで食べた鯖で一番おいしい鯖だと絶賛していた美味しさで、
あっという間に骨だけになってしまった。
鯖、1尾350円也。

来週は梅もぎ、天気はどうかな。

埼玉県入間市は昨日は清掃デー、それがしは毎朝家の前の道路を清掃しているので特別な清掃はしないで済むのだが、また生け垣が道路に張り出してきたのでそれを剪定することにした。
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先日やったばかりなので、道路側に伸びてきた枝を少しカットしておしまい。切り落とした枝は上の娘と隣の婿殿が手伝って片付けてくれたので早く終わった。

清掃デーなので出たごみ類は自治会の役員がトラックで回って回収して行ってくれる。
ちなみにそれがしの軽トラも借り出されて活躍していた。
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ついでにバラのアーチも刈り込んだ。もう花は終期なのでちょうどいいタイミングだ。
バラの剪定枝は棘だらなので始末に困るが、昨日は回収車が回ってくるのでゴミ袋をそこへ置いて置けばいいから助かる。
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さらについでにキウイの蔓が伸びて電線に絡み始めたのでそれもカットした。キウイ棚の下の端の方は既にジャングル状態だ。
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そんなキウイ棚の下に以前剪定して放置しといた太い枝に少しだがキクラゲが出ていた。
これはお昼のうどんに入れて美味しくいただきました。

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で、清掃作業も早く終わったので夕方から隣家の教授とごくろうさん会を催したのでありました。
金目鯛の開きは先日小田原で買って冷凍しといたもの、焼き鳥は連れ合いに急遽串刺ししてもらったもの、アオリイカのゲソはもちろん先日師匠からいただいたもの。

それらを居ながら両面焼き器で焼きながら賞味して、角ハイボールを味わったのでありました。
なお、どうでもいいけど、焼き鳥の味付けはヒマラヤ岩塩とベトナム黒コショウ。
イカゲソは醤油とレモン。

来週の日曜日は真竹の筍採りかな。

昨日午後、わがアオリイカ・ヤエン釣りの師匠が釣りたてアオリイカを持って来てくれた。
いつもの西伊豆の釣り場で3日ほど粘って3杯上げて、そのうちの一杯を持って来てくれたのだ。おまけに甘いイチゴまで置いて行ってくれた。ありがたいことです。

師匠は今シーズンは不調が続き、というより海が不調でアタリさえない状況だったのが、今回はかなり型のいいイカ3杯とヒラメを釣り上げたという。
持ってみるとズシリと重い。3キロ近くはある巨大アオリイカだ。
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連れ合いにさばいてもらうためシンクに入れると一杯で一杯になった(シャレです)。
これだけ大きいとかなりの引きがあって、取り込みも大いにスリリングな気分を味わったのではないかと想像する。
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ゲソと玉葱のかき揚げとゲソと肝の合わせ炒め。
アオリイカの肝は他のイカと比べて小さいので貴重だ。小さくても格別の味だ。
いやー、アオリイカはイカの王様ということがよく分かる2品の味だ。

一般にイカは冷凍や冷蔵した後の方が美味しくなると言われてもいるが、やはり釣りたてですよ。なにしろさっきまで海で泳いでいたという事実がうまさを倍増するからね。
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さらに刺身がこれまたうまい。
巨大イカにもかかわらず、身はもう少し硬いかと思ったらさにあらず、柔らかい。
噛むほどに旨みがジュワッと沁み出してきて、うん、やっぱりイカの王様だ!
皿がまたいいでしょ?それがしのその昔の陶芸の初めての作品なのだ、エヘヘ。

師匠ありがとうございました。

うーん、来月あたり、釣れればもちろんいいが、釣れなくても波の音を聞きに行きたいものだ。

昨夕、いつもより遅い実成りの山椒を摘んだ。小さい実なので手袋をつけて摘むとやり辛いので素手でやったら棘に刺されて痛い。でもたまには刺激があっていいかなと。痛さを感じるということは生きている証拠だ、アハハ。
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いつも大量に採れる古い山椒の木が枯れてしまった。これからはこの木が主役だ。この若い木にどのくらい生っているだろうと思いながら採ったのだが、意外にあった。
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古い葉は取り除き、新葉は一緒に入れて洗い、水に2時間程さらした。
その後水を切って5分ほど茹でた。
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下茹でした山椒をすぐ冷水にさらし、それをすぐに新しい水適量、醤油適量、味醂適量、鰹節適量、日本酒がなかったので砂糖をパラパラ入れてさらにグツグツ煮た。
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煮汁がある程度残っているところで火を止めて出来上がり。

いつもは下茹ではしないで水にさらしたあとはそのまま味付けをして煮るのだが、今回は下拵えとして素茹でしてみた。

試食したら、最初は山椒と煮汁の旨みがジュワッときて、その後にピリピリ感が襲って来た。ただし、ちょうどいいくらいのピリピリなので、1年にほぼ一回の自己流実残照の佃煮、うまくできました。




毎年この時季になると某河川敷へ淡竹(ハチク)の筍採取に出かける。
先日、今年は全国的に120年ぶりに淡竹に花が咲き枯れているとニュースにあったが、なあに、いつものところは大丈夫だろうと、昨日ジジイ3人で様子を見に行って来た。

土手を越えて少し歩くと、竹やぶの前に我々より高齢の男性が二人座っていたので、「採れましたか」と訊くと、「全然ない、全滅だ、花が咲いて枯れている」と言っていた。え、やっぱりここも駄目?全国的というのは本当なんだと思いながらも、ウォーキングのつもりでさらに歩いて行くと黄色く変色した竹やぶが現れた。
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以前行っていたところも数年前に花が咲いて枯れてしまったので最近はここへ来ていたのだが、ここも全滅とは・・・。
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120年ぶりに咲いて枯れるのだったらもっときれいな花を咲かせてほしいものだ。

河川敷に竹があるのは、張り巡らされる地下茎の護岸効果のために植えられたという説があるが、ここら一帯の淡竹が枯れてしまっては護岸効果も全く無くなってしまう。

全く手入れしない竹やぶでは増水時には逆効果ではないかとも思われるがどうなんだろう。

他の場所の枯れ竹やぶは枯れるに任せてそのままになっているが、国も河川敷の枯れた竹を始末するような予算はないのだろう。

淡竹は枯れたがまだ真竹がある。
真竹は6月始め頃に筍が取れるが、まさかそれも枯れるんじゃないだろうなあ。

秋に舞茸を求めて毎週日曜日に山に入るように、この時季は山菜を求めて近くの野山に分け入る。
昨日は3人で山ウド採りだ。
人の入らない荒れ地とはいえ他人の土地だからもちろん採取の許可は得ている。
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毎年同じところに必ず出ているウド、前年に採取した後に丁寧に土を根元に盛り上げておくと、掘ると良質の白い茎が現れる。そしてまた丁寧に埋め戻して置く。
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昨日の収穫、頃合いの山ウド。

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近くには狭山茶の主産地が。新茶摘みも間もなくだ。
狭山茶は日本一美味しいお茶です。

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老齢のそれがしはこのところ腰痛に悩まされているので無理はできず、昨日はウドだけで戻ってきた。山に入ると前後の見境なく夢中になってしまうので、その後の腰への影響が恐いのだ。

先日山メンバーが不要になった使えるIH調理器を持って来てくれたので、これを外専用の調理器としてさっそく試用してみた。
取説をネットで出力してみたが、機械に弱い年寄り共はそれを読んでも最初は使い勝手が分からなかったが、そうこうしているうちになんとか稼働させた。
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まずは、上を見上げるとアケビが伸びていたのでその蔓を採取して湯がいてみることにした。
IH調理器は熱されるのがすごく早い。お湯も沸くのがガスよりかなり早い。

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油もすぐ熱くなるので(最初は温度調節をしなかった、)ウドの天ぷらも、油断しているとすぐ焦げてしまう。
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ウドの天ぷら、生ウド、アケビのお浸し。
アケビの苦さはかなり強いが不快な苦さではない。ウドの苦みとはまた違った苦さで、日本酒のぬる燗に合う。
ウドは、苦み、旨み、甘みが混然一体となって攻めてくる。

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肉も鍋で炒めてみた。IH調理器は鉄製の容器の底が平らでほぼ密着しないと稼働しない。この鍋はOKだった。
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火力を弱くして炒めたので(この頃には温度調節が分かってきた)時間がかかったが、玉葱と豚小間を山椒の佃煮煮汁で炒め、塩、胡椒、醤油を一振りした。美味い!

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庭に出ていた三つ葉で卵とじ。

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茹でヤツガシラを秩父の味噌でいただく。
里芋を凌駕する濃厚な味が葱味噌にマッチしてGOOD!

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裏庭に茗荷の芽(ミョウガタケ)も出ていたので、数本摘んできてやはり味噌をつけていただく。

3人の酒類は、発泡酒、Jack Daniel's、八海山。お昼頃からやり始めたので、昨日はさすがに暗くならないうちにお開きになったのでした。



昨年まで新芽も実も採っていた庭の山椒の木が今年突然枯れてしまったので悲嘆に暮れていた(そんなオーバーな)それがしは、仕方がないので庭のあちこちに自然に出てきた、今までよりは小さいがそれでも花も咲いているので実も生るだろう他の木から新芽を摘んだのでした。
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それをしばらく水に浸けて置いてアク出しのつもりをした。
こんなことでアクが抜けるのか疑問だし、アクなんか抜けなくてもいいのだが、一応手順としてそうした。
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3時間ほど水に浸けて置いた山椒の新葉を(小枝も棘も付けたまま)いずれも少量で適量の水と、味醂と、日本酒と醤油と、一つまみの砂糖を入れて煮るのであった。

あんまり甘いのは嫌いなので、砂糖は普段は入れないのだが、その時点で料理用日本酒がなかったのでその代わりに砂糖を一摘みだけパラパタと振りかけたのだ。

しかし、どうも日本酒を入れないと気が済まないので、結局、ぬる燗用にとっておいた新潟の銘酒・八海山の封を切って入れてやったのでありました。
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ハイ、出来上がり。
焦げないように、汁が残っているうちに火を止めた。
この汁は筍を煮たり他の料理に使うのだ。

試食したらなかなかの味だ。いつも醤油を入れ過ぎてしかも煮詰めすぎてしょっぱすぎてしまうので、今回は醤油を少なめにしたのが良かった。

でも出来上がってかなり経ってから鰹節を入れなかったのに気が付いた。
まあいいや、次回は鰹節も入れよう。

先週の日曜日は雨で家に閉じこもっていたので、この2週間で山菜は勢いよく出始めただろう、爺3人は期待して昨日野山へ繰り出したのでありました。
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が、残念、コゴミはすっかり葉が開いていて、陽当たりの悪いところの藪の下の方に少しばかり摘めるのがあるだけでした。
この時季の植物の成長は早い。2週間前は全く採取できなかったのに、この繁茂具合だ。
シャクには花が咲いていました。

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でも、コゴミはまあそれほど美味しいという山菜でもないので、次の場所へ、山ウド場だ。
山ウドもまだ早く、半分ほどはやっと新芽を出したところだった。
それでもうれしい初物をゲットした。
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さっそく皮を剝いて生で味噌をつけて食す。
山ウド特有の苦みと旨みと甘みが混然一体となって口中に広がる。今年も味わえてよかった!

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伸びきってしまったフキノトウ、山椒の新芽、セリ、イタドリを採取。

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さあジジイ3人で宴会だ。
この日は女性陣は出かけていて誰もいないので、男の手料理。
火を熾すのは時間がかかるので、まずは両面焼きを持ち出してきて、途中で買ってきた安物豚肉を塩コショウを振って焼く。

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コゴミを茹でたのはいいが、山賊料理は手間暇かけない。茹でたのを短く切りもせずそのまま食せという。
それがしはもっと小ぎれいに盛りつけようとしたのに、他の二人のジジイはこれでいいと言う、困ったものだ。

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会費1人1500円也。それで食べて飲んでだからバカバカしくて居酒屋なんぞにはいけない。
この他にも山菜があるし。もっともこの時間に居酒屋は開いてないか。

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普段家では包丁など持ったことがない飲兵衛ジジイが、ウドの葉を茹でたのを覚束ない手つきで切る。

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電熱両面焼き器よりやっぱり外では石焼きだ。
10㎝くらいの厚さのある石が熱するまでにはかなりの時間がかかるが、これで焼くと肉の味が一味も二味も違うのだ。

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そのうち女性陣も参加して天ぷらも始まり、賑やかな宴会は続くのでした。
旬の筍、伸びきったフキノトウ、ウドの芽、ネギ坊主の天ぷら、美味い!


*寒い、冬に逆戻りだ。
まさに三寒四温で、草木は確実に春の訪れを感じているようだ。
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カンゾウ

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アサツキ?

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春蘭

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編み笠百合

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日陰の木瓜

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タラの芽も伸び出した。
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これだけ採取して、天ぷらに。初物だ。

ここ2、3日寒くて、そのあとは本格的な春かな。

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