2011年12月19日、古賀茂明氏に関する報道がありました。

 関西電力の筆頭株主である大阪市の市長に就任した橋下徹氏は19日、記者会見で脱原子力発電に向けた関電の株主権行使について「行使すると言って当選したから、6月の株主総会に向けてやる」と発言、改めて脱原発に向けて強い姿勢を示した。関電は発電電力量に占める原発の比率が約5割と、全国10電力の中で一番高い。
 橋下市長は「原発は株主にとって大変なリスクがある。関西府県民の暮らしを守るためには、今の原発体制を変えなければいけない」と強調した。

 更に「関電は競争力が働いていない。事業参入を認めて競わせる体制を作らないと、安定供給強化につながらない」と関電を批判。府市統合本部の顧問に就任予定の元経済産業官僚、古賀茂明氏の力を借りて株主提案を練り、「新しい電力供給体制を作りましょうと、関電とタッグを組みたい」と述べた。

 これに対し、関電の八木誠社長は、同日の記者会見で「原子力のあり方はいろいろな場で議論があり、真摯(しんし)に対応したい。一方で安定供給を支えるために原発は重要な電源」とこれまでの主張を繰り返した。【茶谷亮、横山三加子】

毎日新聞 2011年12月19日 18時48分(最終更新 12月19日 19時29分)