2008年12月14日

明治の人物誌4

ああ、昔にもどりたい
「子供にネット機能付きの携帯を持たせると他人を信用しなくなる。ブログをやると精神的成長阻害する」 教育評論家の尾木教授

 オフラインで書く日記と違って読む人を意識する点は同意。ただ
>自分を演じることになる。精神的な成長を阻害することだ
 ここは男の目線だな。小さい女の子を持つ親ならこれが異常とは思わないはず。男は女に比べて態度の使い分けが曖昧なだけ。日常生活よりも相手の情報が少ないからコミュニケーションに違いはあれど、うまく活用すれば成長を促進することもできそう。
 トラブルが起こったとき周りに頼りになる大人がいればいいんだよね。それが難しいからケータイを信奉したり規制したりするわけだ。

明治の人物誌 (新潮文庫)明治の人物誌 (新潮文庫)
著者:星 新一
販売元:新潮社
発売日:1998-04
おすすめ度:5.0
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 1978年発行。著者は星新一
 きっかけは著者繋がり

 『中村正直』『野口英世』『岩下清周』『伊藤博文』『新渡戸稲造』『エジソン』『後藤猛太郎(後藤象二郎の長男)』『花井卓蔵』『後藤新平』『杉山茂丸』の伝記。著者の父である星一と絡めたところが興味深い。

 一人一人が一冊の本にまとまらないほどの人物が一冊の本に。感想もとてもまとめるのが申し訳ない。明治・大正という時代の一端も垣間見れるので各種伝記と共にどうでしょう。ボリュームは十分。

P130 新渡戸稲造 ※ソシアリティ・・・社交性
 その五月には、新渡戸は大阪毎日、東京日日新聞の顧問となる。現在の毎日新聞。
「またもなんでも屋の本性発揮と思われるかもしれないが、英文毎日、英文日日の英語版に執筆したいのである。日本人が自国の主張を世界にむかってすることの必要性は、依然として大きく、はなはだおくれている」
 すなわち、国としてのソシアリティのなさを、ほうっておけなかったのだ。そして、英文コラムを受け持ち、その執筆は死ぬまでつづくのである。また、この十二月には天皇へのご進講もしている。

参考
毎日新聞問題の情報集積wiki
毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki
「毎日デイリーニューズ」刷新 改めておわびと決意



P145 エジソン
「すばらしい。社の会議でこの報酬を相談するが、いくらぐらい要求したいか」
 と幹部に言われ、五千ドルは欲しいが、三千でもがまんするかと思いながら、エジソンは聞いた。
「あなたは、どれぐらいが適当かと・・・・・・」
「四万ドルではどうだろう」
「そんなところでしょうか」
 答えながら、彼は気を失いかけたという。

P217 花井卓蔵 ※大正六年、京都府疑獄事件
 昼夜の別なしに、十一時間ぶっ通しで調べられた者もいる。絶対にしていないと申し立てても、ほかの者はすでに認めている、これ以上の強情は張るなとどなられる。床に手をついて断わっても、許してくれない。
 盲腸炎を起した者は、病室のそばへ机を持ってきて尋問がつづけられる。まわりでタバコを吸いつづけ、煙ぜめにする。子供が病気になって死のうが、知らせてやらぬとおどされる。現実に、子供の葬式の日に連行された者もいるのだ。
「一年でも二年でも、ここにおいておく」
 とは、だれもが言われている。すなおに自白しないと飯も食わさぬとも告げられる。しもやけになっても治療してもらえなかった者。肺炎にかかった者。ノイローゼになってしまった者・・・・・・。

Posted by s_kuri2002 at 21:47│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!エッセイその1 

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