2010年10月

<< 今週の展望 2 >> 日本市場

■ 日本市場   弱気優勢

先週の日経平均は、NY株式市場の堅調さも 円高警戒が重しとなることで9,300〜9,450円の狭いレンジの推移に。週末にはドル円の年初安更新や、それに合わせて先物での散発的な仕掛け売りが下値を切り下げ、9200円を割り込む場面も。1週間では224円の下落。

■ テクニカル
9/15の大陽線の起点レベルである9,200円どころは維持しているために、「レンジを切り下げながらのボックス相場の域」がメインとなりますが、短期的には直近の下値抵抗帯である9,300円を大きく割り込んだことや、均衡表の雲を一気に下抜けたために 下値模索にバイアスがかかる格好。

上昇トレンドへの回帰には9,300円台回復がカギとなる一方、下値は9,000円どころの攻防戦が注目されます。

日経







【主な国内イベント】
11/1(月) 決算:3861 王子製紙、3632 グリー、2432 DeNA
     4503 アステラス、5101 横浜ゴム、6376 日機装、
     8001 伊藤忠、8056 ユニシス
11/2(火) 10月マネタリーベース、決算:1819 太平工業、
     3407 旭化成、3793 ドリコム、4062 イビデン、
     6326 クボタ、6501 日立、7012 川重、7269 スズキ、
     7270 富士重工、8031 三井物産、8035 東京エレク、
     8591 オリックス
11/3(祝) 文化の日
11/4(木) 決算:1605 帝石、2397 ngi、2802 味の素、
     3402 東レ、4208 宇部興産、4751 サイバー、
     5202 日本板硝子、6302 住友重機、6665 エルピーダ、
     7201 日産、7860 エイベックス、9438 MTI、
     9766 コナミ、9831 ヤマダ電機
11/5(金) 日銀金融政策決定会合(11/4〜)、APEC財務省会合
     決算:2121 ミクシィ、5020 JX、5232 住友大阪セメント
     6205 OKK、6445 蛇の目、6768 タムラ製作所、
     7203 トヨタ、7733 オリンパス、7741 HOYA

国内イベントでは、個別ではピークを迎える7−9月期決算が注目。全体相場に対しては、米FOMC直後に開催される日銀金融政策決定会合が注目されます。

また、短期的な相場見通しへの影響は限られますが、11/10からの閣僚会議、11/13からの首脳会議へと続いていくAPECは〜(略)〜・・!(こちらの状況・分析は随時行っていきます。)

□ まとめ
なにはともあれ、FOMC後の11/4早朝に発表が予定されている追加緩和策(QE2)の内容と、マーケットの反応が今週の全て。‘今週の展望・NY’でお話したように、これにより「ビッグマネーのリスク志向」に変化が起こるか否か、その象徴としてのユーロ&商品市況の動向が注目されます。

よって、週初は円高を嫌気する動き、火曜は祝日中の外部環境悪化への警戒、木曜はFOMCを受けたNYしだい、週末はその余波に加えて雇用統計への警戒と、1週間を通して外部環境に敏感な相場つきが予想されます。

先週末の先物の仕掛け売りを受けて パニック売りが続出したように、懐疑から悲観に片足を突っ込んでいる市場マインドからは、総じて弱気優勢の展開へ。

想定レンジは8,9●0円〜9,350円

※ 今週は相場予想よりも、注目ポイントと対処法を絞っての取り組みが重要になりますので、展望はあっさりめにしています。お含み下さい。

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<< 今週の展望 1 >> NY

■ NY市場  1+1 ≠ 2

先週のNY市場は、11月FOMCでのQE2(追加緩和策第二弾)に対する期待が相場を下支えし、週初には11,247ドルまで上昇し年初高に(11,258)に肉薄。週末にかけてはFOMC後の調整懸念や 強弱マチマチのマクロ指標が上値を抑えたものの、総じて11,100ドル台での底堅い推移に。

■ テクニカル
25日線を支持線としながら、「11,000ドル台の値固めから年初来高値トライ」を視野に入れた上昇トレンド維持がメイン。

ただし、MACDやパラボリックの陰転が‘短期調整’も示唆しており、11,000ドルを割り込んだ場合は、10月上旬の揉み合いレンジ10,800ドル、7月安値後の抵抗帯10,400ドルが意識される形。

NY

 

 

 



 

 

 

 

【今週の主なイベント】
11/1(月) 中国10月PMI、米9月PCEコア・デフレータ、
      10月ISM製造業景気指数、9月個人消費・支出、
11/2(火) 米中間選挙
11/3(水) 米FOMC(11/2〜)、10月ADP雇用統計、
      ISM非製造業景気指数
11/4(木) ECB理事会
11/5(金) 米10月雇用統計

■ 今週はビッグイベントウィーク!
各イベントごとの分析の上、経済・マーケットを展望するのが 現況でのスタンダードなアプローチとなりますが、想定されるシナリオが多岐に渡るだけでなく、その考察のどれもがマーケットの実情を解明することはなく、「予想のための予想」となる懸念や、ご覧頂いている方々が各イベントを‘点’で捉えてしまう事を危惧して ここでは割愛します。※NY株を手掛けている方には申し訳ありません。

具体的には、マーケットの好材料とされる中間選挙での共和党躍進や、QE2での規模が市場予想を上回った場合も 財政懸念を再燃させることで、相場を軟化させる事は可能であり、反対に雇用統計の数字が悪くても 超低金利政策の長期化や〜(略)〜期待を盾にして上値追いムードを演出する事も可能。

よって、「ファンダメンタルズ(&予想)に拘りすぎない」というのが最初の結論となりますので、ここでは「日本株を売買する上でのNY市場の注目ポイント」だけ押さえます。

□ 『ビッグマネーのリスク志向』にのみ着目!
細かい変化やそれによる戦略の修正は随時お伝えしていきますが、目先の乱高下の中で必ず押さえておいて欲しいのが、一にユーロドル、二に商品市況。これらが現況の強基調を維持する中での株式市場の大幅安は上昇トレンド中の短期調整と判断し、逆にこれらの軟化に伴う株式安は警戒度を高めて臨むのが正攻法。

レアケースとして、各イベントの結果「米経済の回復が予想以上!」とのコンセンサスで〜(略)〜も想定されますが、今は頭の片隅に置くだけで十分。

(一応)今週の想定レンジは、リスクマネーの短期ポジション調整がテクニカルの節目を試すことで弱含みの推移をメインとした10,800〜11,300ドル

※ いつもに増して不明瞭な点も多いかと思いますが、展望よりも【接し方】に力点を置くことで、乱高下時も俯瞰的に対処していって下さい。

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□ NY市場  小幅高、ドル円は軟調

NY市場は、朝方発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が 市場予想をわずかに下回った事や 来週のイベントを前に上値は限定的となったものの、コンセンサスなりに着地した7−9月期GDP(前期比+2.0%)やシカゴPMIに加え、前日のマイクロソフトの好決算が下支え要因となり11,100ドル水準で底堅く推移。

NYダウ  11,118ドル  +4 、ナスダック  2,507 +0, 
80.45円/ドル、111.87円/ユーロ、1.3906ユーロ/ドル  
米10年債 2.608% -0.049 、CME225  9,165円
NY原油   81.40     -  0.78、NY金  1367.6 +15.1  

その他のマーケットは、株式市場の上値の重さとQE2への期待から債券市場が堅調。為替はユーロ買いドル売りトレンドを継続。商品は原油が反落、金が続伸しており、「ビッグマネーのリスク志向」の観点からは 一部に巻き戻しの動きも確認されるものの、総じて‘継続’色の強い流れ。

【気になるニュース】
・米7−9月期GDP
4−6月期の+1.7%から加速しての+2.0%は、住宅減税効果の剥落などを踏まえればまずまずの結果。現在2.6%台の長期金利を引き合いに出せば物足りなさも残りますが、3%超の成長率を示すことで QE2が中途半端な規模に終わる場合と比べれば、マーケットにとっては最大公約数的な好結果とも考えます。

・中国が首相会談を拒否
経緯からお話すると感情的にもなりかねないので・・・、中国が国内事情で身動きが取りにくいのであれば、日本がFTAなどを通じASEAN諸国との連携を深めていく事で、必然的に中国を交渉の舞台に上げるのが賢明では。

・ベトナム原発
日本が官民一体となって優先交渉権を獲得!受注額は約1兆円の予定。民間側は東芝・三菱重工・日立の原発御三家が中心。内定は早くて明日の日越会談となるようですが、是非決まってほしいですね。

今、日本が勝負すべきは自動車やPCなど消費財関連ではなく資本財!投資戦略として見た場合、インフラ関連は根気が必要ですが、環境関連の成長性も踏まえれば、世界のメガトレンドが示すのは「日本の凋落」ではありません。※この件での唯一の不安材料は 原発事故が世界の電力供給の大半を原発がになおうとしている流れを停滞させる事のみ。

むしろ、APECでイニシアチブをとる事が出来れば「アジアの中の日本」としての復興が明確に視野に入ってきます。

□ 追記
先日、吉祥寺の伊勢丹跡地にオープンしたコピス吉祥寺のイベントで、機織り修行3年目の家内が展示会(?)に参加させて頂いた関係で、娘と遊びに行きました。

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◆ 大引け  9,202円  163

本日の日経平均は、来週のFOMCなど米ビッグイベントを前に買いが手控えられるなか、再度80円台まで軟化したドル円に加え、米夜間市場の軟調さを背景とした先物での断続的な仕掛け売りに、一時9,179円(−186)まで下落。

売り一巡後は、短期筋の買い戻しや 三菱電機、第一三共、帝人等の所法修正銘柄が買われたことで下げ幅を縮小したものの、4割近い銘柄が年初来安値を更新する中、引けにかけても9,200円台前半での軟調な展開に。

日経平均  9,202円 −163、Topx    810 −3
為替 80.67/ドル 、112.03円/ユーロ、1.3885ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,015
ドル

新興市場は、東証に先行して下落基調にあったことから比較的底堅く推移。マザーズはミクシィ(2121)、サイバーA(4751)など主力が買われ小幅反発。

■ 雑感
本日ザラ場中にも、複数の上方修正が散見されましたが、大型株こそ素直に好感されながらも、中小型以下は地合いなりに売られる銘柄が顕著に。

来週のビッグイベントウィークでは、更に横並びの推移が想定されますが、本日とは反対に 地合い良化過程では「下方修正でも買われる」場面もあるでしょう。同じように、「ユーロ・商品相場の株価指標性」にも変化が起こる可能性もあります。

本日の急落裏では、Sラボ5銘柄中3銘柄が下落していますので、まずは立て直しを計りながらにはなりますが、今週を通してお伝えしてきた“慎重策”は、単に調整回避が目的ではなく、来るべき“勝負どころ”で強気で向かうための 気持ちの準備も兼ねていただけに、来週以降も『その時』を見極めながらまっすぐマーケットに臨んでいきましょう!


今週もお疲れさまでした。

本日もお帰り前によろしくです!☆
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◇ 前場概況  9,206円  −159

前場の日経平均は、NYは底堅く推移したものの、ドル円が再度81円を割り込んだことを嫌気し売り優勢のスタート。米夜間市場が来週のビッグイベントを前に下値を切り下げると、先物での断続的な仕掛け売りにより一気に下げ幅を拡大。

主力株は、コマツ、日立など上方修正を発表した一部の銘柄が堅調に推移している他は ほぼ全面安となり、前引けにかけては9,200円前後での軟調な展開に。

□ 外部環境チェック!   (カッコ内は強気目線での評価)
為替:ユーロドルが上値を重くしている事は気がかりですが、ドルインデックスが戻り一巡感を示していることから、日経急落が示すほどの「リスク志向の巻き戻し」は見受けられない格好。(−)

商品:原油はマチマチ、金は強含み。=こちらも大掛かりなリスク志向の巻き戻しは確認されず。(−)

NYダウ・SP先物:ポジション調整優勢の流れから、昨日の安値圏に接近。(▼)

□ 午後の展望  先物主導の陽動戦
前場の仕掛け売りがハマったことから、外部環境(米夜間・ドル円)が多少でも改善すれば、買い戻しから9,200円台半ばまでの戻り局面が予想される反面、それらが更に弱含むようなら 9,200円前後での弱含みの推移へ。

□ 午後の戦略  誘いには乗らず!
来週のビッグイベントを前に買い手が委縮しているところを、売り方の仕掛けが急落を演出。上記のように為替や商品の動向に極端な変化がない中での先物主導の急落は、理論上買い場ですので、気持ちと資金に余裕のある方は 小口でコツコツと。

ただし、リスクが取りにくい方や 積極的にはなりにくいとお感じの方が 強引に攻める場面ではありませんので、その場合 今週一貫してお伝えしている「混乱は深入りせず、悩んだらキャッシュ」にて一段安に備える構えていただくのが得策です。※ 狼狽売りに追随しての売りすぎには注意!

【気になるニュース・銘柄】
5713 住友鉱山、8058 三菱商事、5401 新日鉄(売)
この全体安ですので下落するのは当然ですが、あくまでポイントは単なる株価の上げ下げではなく、世界的なマネー志向の巻き戻しであることは常に念頭に!昨日のメルマガで775●とお伝えしたキャノン(7751)も3800円を重くしたところから 一気の下値模索中。

3436 SUMCO
勘助氏が売り注力中。あまり認めたくはありませんが、今のところ 氏の同セクターの売りスタンスが奏功しています。ただし、時間軸、銘柄を俯瞰すれば・・・!

2121 ミクシィ  469,000円  +29000
月末月初恒例のファンドテコ入れの様相。

★ 4819 Dガレージ
昨日急落の要因の一つであるカカクコム(2371)が反発基調の中、DGが弱いのは心穏やかではありませんが、現在の株価形成要因を見極めながら落ち着いて対処したいところです。

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★ 本日の戦略  新たなトレンドに備えて・・!

NY市場は、新規失業保険申請者件数が2週連続の減少となり アナリスト予想も下回ったことや、エクソンの好決算を受けて買いが先行し、一時前日比+53ドルまで上昇。買い一巡後は 来週のビッグイベントを前に利益確定の動きが広がり11,100ドル台を割り込む場面もありましたが、引けにかけては下げ幅を縮小し、結局小幅続落で取引を終了。ナスダックは7日続伸。

NYダウ  11,113ドル   -12 、ナスダック  2,507 +4, 
80.97円/ドル、112.81円/ユーロ、1.3928ユーロ/ドル  
米10年債 2.667% -0.062 、CME225  9,340円
NY原油   82.18   +0.14、NY金  1342.5 +19.9  

その他のマーケットは、債券市場が直近の大幅安の反動から急騰(金利は低下)、これを受けて為替はドルが下落、商品は堅調に推移。

引け後に発表されたマイクロソフトの7−9月期決算は、4四半期連続の増収増益、1株利益も市場予想を上回り 時間外で5%近く上昇中。

□ 本日の展望
NY引け後のマイクロソフトの好決算により、9時の寄り付き前のNYダウ・SP先物が上昇しているようなら底堅いスタートが予想されますが、変わらず程度で推移しているようなら、ドル円が昨日終値から60銭近く下落していることで、CME225なりの弱含みのスタートへ。

引けにかけても、週末要因に加え、来週のビッグイベントを控えた機関投資家のポジション整理が上値の重しとなることで、様子見ムードの強い展開が想定されます。

★ 本日の戦略  新たなトレンドに備えて・・!
来週の米中間選挙、FOMC、雇用統計に絡めて、NY市場は調整安→調整一巡後、息の長い上昇相場と繋がっていくでしょう。※ 現在の各Sラボ銘柄の戦略は同シナリオのイメージで臨んでいます。

日本株にとっては、‘円高’が重しとなることで出遅れ感が継続しそうですが、産声を上げた日米中追加経済対策・・『100年に1度の経済対策・第二章』が育む世界的な景気回復の前で、否が応でも好影響があるはずです。

売買ポイントとしては、今でこそ「ユーロ高・ドル安、商品高」をリスク志向の表れとして その強弱に波長を合わせる事を主としていますが、その傾向も来週以降は大きく変わってくるかもしれません。

気付いた点は随時お伝えしていく予定ですので、いち早く新たなトレンドにのための資金と気持ちだけは整えておいて下さい。

【気になるニュース・銘柄】
6502 東芝  407円
インテル・サムスンと次世代半導体の製造技術を共同開発するとの報道。

6724 セイコーエプソン  1,280円
液晶パネル事業から撤退。今後も関連銘柄の取捨は重要になりそうです。

2121 ミクシィ   440,000円
世界最大のSNSフェーズブックと提携。

7003 三井造船  175円
リチウム電池搭載型コンテナクレーンを4基受注。(約6億円)

6762 TDK  4,760円
5年後をメドにレアアース不要の磁石を実用化するとの発表。中国が切り札として使用しているレアアース問題は、オイルショック時の「石油がなくなる」に近い感覚で見ています。日本の技術力を持ってすれば、それが切り札にはならない事も中国は気付いていくでしょう。

8031 三井物産、8001 伊藤忠
4−9月期の業績は資源価格の上昇が底上げ要因となり、大幅増益になったとの報道。逆回転には要注意。

1925 大和ハウス  877円
9月期純利益が従来予想の140億円を上ブレ280億円程度になった見通しとの報道。

12年度の物価上昇率は0.6%
昨日の日銀展望レポートでは、12年度の消費者物価の前年度上昇率は0.6%になると予想されています。これを持って各紙「超低金利政策の継続」の思惑で締めているようですが、11年度(+0.1%予測)のプラス転換は疑問視されるものの12年度にはプラスとなる見込みが強まったことで、デフレ期待が引きさがることの潜在的な経済へのプラス効果こそ見逃せません。

たかが0.6、されど0.6・・・!

日米外相会談
米国側はTPPへの日本の参加を歓迎すると表明。「日本は米国に操作され続けている」系の陰謀支持者にとっては、迂闊に乗ってはいけない話にも見えるでしょうが、日本にとっては来月横浜で開催されるAPEC首脳会議を含め、アジア共同体内での確固たるポジションを固めるビッグチャンスとも言えるだけに、積極的に利用する意思で臨んでほしいモノです。

この件については、来月掘り下げますが TPP傘下に及び腰の‘政府を凶弾する’ことだけを目的とする報道や、農家保護だけを取り上げる主張が目につきますが、そういう次元の問題ではなく、今後50年の日本を占ううえで 重大な岐路に差し掛かっていることは念頭に。

ただし・・・、チェンマイイニシアチブから10年の節目の年、しかも 来月横浜で重要な会議が開催される直前にも関わらず、「TPP問題は唐突過ぎて賛成できない」と発言する政治家さんが少なくないことには 個人的に目眩がします。


  先々をイメージしながら、

  肩の力を抜き 堂々と!



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★ 株式情報サークル・S研究所 ★
 

■ 今できる事を丁寧に!
まずは「悩んだらキャッシュ優先、混乱は深入りしない、超短期狙いはほどほどに」を中心とした慎重策を中心に、来週のトレンドを見極めてからの強気度アップが現状での正攻法。

同戦略のリスクシナリオは概ね3パターン
A、調整を入れずにNYが上値を追う
B、下げ幅は限定的な日柄調整後、上値追い
C、中期下落トレンド入り

Aの場合は現在のSラボ銘柄・戦略を前進させ、Bの場合は個別材料系の仕込みも並行。Cについては ‘慎重策の継続’や 更なる余力確保・空売り銘柄でケアしていくイメージで取り組んでいく予定です。
 
                    (会員サークルより)

11/1スタートのメンバーさん募集開始!

上記APECの件も含め、来月は中長期的にターニングポイントとなりうる月です。一緒に足元を確認しながら目的達成に向けて。。!

                      >>Sラボ・参加概要

◆ 大引け  9,366円 −21

前場の日経平均は、NY市場がFOMCでの追加緩和策に対する警戒心から反落(11,126ドル −43)した事を受けて、様子見色の強い売り優勢のスタートに。

引けにかけても、昨日好決算を発表したファナック(6954)、キャノン(7751)、富士通(6702)、千代建(6366)等が指数を下支えしたことで 下げ幅こそ小幅に留まりましたが、来週のビッグイベントを前に買い手が委縮することで 指数以上に軟調な相場つきに。

日経平均  9,366円 −21、Topx    814 −3
為替 81.61/ドル 、112.80円/ユーロ、1.3815ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,080
ドル

新興市場は、引き続き局所的な資金流入に賑わう銘柄も散見されたものの、主力IT関連が概ね軟調に推移したことで、マザーズ・ジャスダックともに続落。

■ テクニカル
9/15以降の9,300〜9700円のレンジを更に刻んだ、10/20以降の9,300〜9450円のレンジを踏襲し、方向感の乏しい形を継続。

2週間ぶりの出来高20億株超えや ストキャスD(13日)が30%を割り込んでいることで 反騰の兆しも見受けられる反面・・・・・。

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【気になるニュース・銘柄】
6301 コマツ 
  1,937円  −18
11年3月期純利益予想を1050億円から1200億円に上方修正。

6501 日立  350円 −4
11年3月期純利益予想を1300億円から2000億円に上方修正

その他上方修正
6971 京セラ、9021 JR西日本、4094 日産化学、8134 TOKAI、7230 日信工業、7971 東リ、1861 熊谷組、6796 クラリオン、5232 住友大阪セメント、7283 愛三工業、9674 花月園、3715 ドワンゴ、9938 住金物産、4244 ロンシール、7277 TBK、2725 ITX

6753 シャープ  844円 +2
11年3月期純利益を500億円から300億円に下方修正。ただし、アナリスト予想の範疇。

・日銀金融政策決定会合
5日に発表した包括デフレ・円高対策の具体策の他、政策金利の据え置きなどが発表されました。これを受けた日経平均はほぼ無反応でしたが、最近の強弱材料に対しては、NY市場の判断を経由してから織り込まれるだけに、「日本経済に好影響なし!」と判断を下すのは尚早。

更に私見ですが、 リスク資産保有に後ろ向きだった‘あの’日銀が、事態打開に向けて着実に前進していると好感しています。時期会合を11/15から FOMC直後の11/4に前倒ししたのも良いですね。

金融・財政政策の真価は歴史が決めますが、今重要なのは「ひょっとするとデフレは終わるかも?円高もそろそろ終わりかも?」と日本人全体の意識が変革される事。・・・となると報道側にも協力してほしいのが本音ですが、「明るい未来はビジネスの妨げ」になる(と思える動向が続いている)報道にとっては 難しい相談かもしれませんので、是非この機会に上記イメージもお含み下さい。


 明日は10月最終日!先々をイメージしながら、

 肩の力を抜いて 堂々と売買していきましょう!

いつも応援ありがとうございます!

本日もお帰り前によろしくです!☆
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◇ 前場概況   9,381円 −5

前場の日経平均は、FOMCでの追加緩和策に対する警戒心からNYダウが反落した事を受けて、やや売り優勢のスタートに。キャノン(7751)など好決算を発表した一部の銘柄を除けば、様子見ムードの強い中広く薄く売られ、前引けにかけても9300円台後半の狭いレンジでの推移に。

□ 外部環境チェック!   (カッコ内は強気目線での評価)
為替:ドルインデックス(現在78.15近辺)の先週高値水準(78.50近辺)の上抜けや、ユーロドルの1.3●●0下抜けが、一段の「リスク志向の巻き戻し」に繋がる事に要注意(!)

商品:原油は切り返し、金は昨日急落の余波で軟調。(−)

NYダウ・SP先物:ダウ先(現在11,077近辺)が11,100ドルを回復してくるようなら、だいぶ安定感も出てきます。(−)

□ 午後の展望
ベースとなるのは 9300円台後半から9400円台前半での様子見ムードの強い展開。

ただし、キャノン、日本電産、富士通、ファナック、千代建など、極一部の輸出関連銘柄の上昇が日経平均を下支えしているだけに、昨日同様に為替の不安定化と 〜(略)〜した場合は、9,300円前半までのインパクトのある下落になることには要注意。

□ 午後の戦略
午後の日銀金融政策決定会合での「実のある政策」に期待しながらも、マーケット全体の需給不安を踏まえれば、現値を強引に買い向かうには力不足ですので、引き続き全体の‘目先の調整’を前提とした慎重策を本線に。

                   (会員サークル 午後の戦略より)

【気になるニュース・銘柄】
7201 日産
野村が大手自動車株のレーティングを再開。日産は強気、ホンダ・トヨタは中立に。

5711 三菱マテリアル
メリル日本証券がアンダーパフォームから強気に評価を2段階上げ。株価はほぼ無反応。メリルの今の実力は・・。

2138 クルーズ  
昨日の上方修正も中低位に流行(?)している出尽くし売りから続落中。再度の上方修正に含みを残す好決算でしたが、目先は流れに逆らわず対処したいところ。

☆ 8840 大京
チャートは維持しているだけに、あとは日柄の問題!ここから●日間の動きは特に注目。

直近の当方の“慎重策”は、需給要因に着目したものであり、、まだ全貌が明らかになっていない緩和策と株価を比較して「過剰・行き過ぎ」と判断する類とは根拠が大きく異なります。

 売るための売りではなく、
 
 買うための売り・・!

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★ 本日の戦略  戦略+意思のある売買を!

NY市場は、9月の耐久財受注(−0.8%)が市場予想(+0.5%)を下回った他、「来週のFRBの追加緩和の規模が市場が期待したほど大きくならない」との報道が嫌気され、幅広いマーケットでポジションの巻き戻しが進展し、ダウは一時11,020ドル(−148)まで下落。

ただし、IT企業の好業績見通しなどが下支えとなり、引けにかけては下げ幅を縮小し、11,100ドル台を回復して取引を終了。ナスダックは6日続伸。

NYダウ  11,126ドル   -43 、ナスダック  2,503 +5, 
81.80円/ドル、112.50円/ユーロ、1.3770ユーロ/ドル  
米10年債 2.720% +0.080 、CME225  9,400円
NY原油   81.94 −0.61、NY金  1322.6 −16  

その他のマーケットは、債券が大幅急落(金利は上昇)、為替もポジション巻き戻しから ユーロ売りドル買いが進行、商品も軟調に推移。

□ 本日の展望
NY市場はダウとナスダックがマチマチの動きとなる中、ドル円が81円台後半をキープしていることから CME225なりに小じっかりとしたスタートが想定されます。

引けにかけては、外部環境に神経質な展開となりますが、ユーロドルが節目の1.370をも割りこむようなら「リスク志向の縮小」が 昨日後場入り直後のような突発安をもたらす可能性があることには要注意。(もちろんこの際にドル円が上がっていても関係ありません。)

一方で、本日の日銀金融政策決定会合で予定されている「5日に発表したデフレ&円高克服策の肉付け」が好感されるようであれば、長期資金が下支えとなることは念頭に。(国内にも買える要因はあります!)

★ 本日の戦略  戦略+意思のある売買を!
昨日のNYで広まった「FRB追加緩和策の内容を見極めるまでは ポジションを調整しておきたい」とのムードは、強気派・弱気派の双方にとって共通の概念。

根っこにある“過剰流動性”は容易には変わりませんので、「どこで強気度を高めるか」だけが重要だと判断していますが、それも目先の調整ピッチを確かめてからが得策です。

よって、(CME225:9,400円を踏まえ)本日も9,400円台後半があれば ポジション縮小、9,300円台前半では 狙った銘柄の小口買い増しのイメージを基本戦略として臨んで下さい。

□ 超短期狙いはほどほどに
昨日は3%超のある程度まとまった上昇を示す銘柄が散見されましたが、それを狙って取ろうと思えば(大まかには)突っ込み買いか、急騰過程や好材料発表直後を飛び乗るか二つに一つ。一日に数十回の売買をこなすデイトレメインの方を除けば、それは売買難易度&ストレス度合いは高い割に 実入りは少ない手法です。

よって、現況を攻めるのであれば、目先の調整局面入りを前提としながら、仕込みの意識で種を撒きつつ、『結果として短期で回せるモノは回す』イメージが得策。

【気になるニュース・銘柄】
4188 三菱ケミカル 421円
9月期営業益は従来予想の930億円を上回る1100億円に達したもようとの報道。

5201 旭硝子  815円
12月期業績が予想を上ぶれる公算との報道。

・中国新5ヵ年計画
中国当局は、先日の中全会で採択された新5ヵ年計画の中で、「国民所得をGDP成長率並みに伸ばしていく」方針を織り込んだと発表。

賃上げスト、反日デモが政府主導で行われたとの見方がある中で、その手段が 国際的な良識のもとで行われれるかどうかは疑問が残りますが、表面的には世界経済にとって歓迎される内容です。

・TPP参加を巡る論争
関税撤廃など自由貿易を促進する事を目的とした環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定(TPP)への参加を巡り、論戦が繰り広げられています。
焦点の農業問題については 不勉強なために判断は控えますが、農水省関係者から提示されるデータが、露骨にTPP参加反対を示唆しているのは 強い違和感を感じます。

・韓国7−9月期GDPは+0.7%
日経朝刊でも大きく取り上げられているように韓国の景気回復に陰りが表れています。7−9月期GDP成長率の伸び鈍化は 各国共通ですが、官民一体で強引に輸出にのみ力を入れてきた背景からは、一度歯車が狂うとアジア危機時に逆戻りする可能性も。「アジアで金融不安が起こるなら日中ではなく韓国から」の考えは継続しています。


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◆ 大引け  9,387円  +9

本日の日経平均は、NYダウの小幅続伸、81円台半ばまでのドル円の上昇を好感して、輸出関連株や好決算銘柄を中心に買いの優勢スタート後、前場は9,400円台前半で推移。しかし、午後に入ってユーロドルやNYダウ先物に利益確定の動きが現れると、先物での仕掛け売りもあって9,329円(−47)まで下落。引けにかけては、それらに落ち着きが見られたことから買い戻され、結局小幅反発で取引を終了。

主力株は、好決算から日本電産(6594)、住友重機(6302)、富士重工(7270)、花王(4452)等が堅調。セクター別ではハイテク・自動車・機械株が買われました。

新興市場は、ユビキタス(3858)が堅調だったジャスダックは続伸、マザーズは直近急騰していたキワモノ系が利食われ続落。

日経平均  9,387円 +9、Topx    817 −0
為替 81.70/ドル 、112.81円/ユーロ、1.3806ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,080
ドル

■ テクニカル  
連日の下値切り下げも 4日ぶりの商い17億株超にて下ヒゲを残した下値抵抗感を示す格好。加えて、三角持ち合い下放れた後も 大崩れすることなくストキャスD(13日)を32%まで切り下げていることからは、「現値水準での値固めによる日柄調整→調整後の上値追い」の芽を継続。

【気になるニュース・銘柄】
7751 キャノン 
 3,620円 −85 
11年3月期営業益を従来予想の3600億円から3900億円に上方修正。

○ その他上方修正銘柄
6702 富士通、9831 ヤマダ電機、2138 クルーズ、6645 オムロン、6754 アンリツ、5815 沖電線、5966 KTC、6042 ニッキ、3341 日本調剤薬局、4222 児玉、6586 マキタ、9887 松屋フーズ、9888 UEX、6429 タイヨーエレック、2681 ゲオ、6493 日鍛バルブ

● 下方修正
6967 新光電工、7276 小糸製作所、6768 タムラ製作所、5727 東邦チタニウム、6476 富士テクニカ、6809 TOA、7744 ノーリツ鋼機、7987 ナカバヤシ、3107 ダイワボウ、

※ 詳細は取引所発行のモノでご確認ください。

5713 住友鉱山、8058 三菱商事
昨日のメルマガでも57●●、80●●として 新日鉄とともに「空売りスタンス」とお伝えしていますが、ともに下値含みのチャート形成が進んでいます。ユーロ安→商品安→〜(略)〜のフローからも短期的には戻り待ちの売りが賢明。

内部の悪材料が一巡し、一見底を打った感のある新日鉄も・・・。

                     (今晩の会員サークルより)

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1972年11月生まれ(51歳) 趣味:行動心理経済学、テニス、プランターのガーデニング

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