2011年01月

◆ 大引け  10,237円 -122

本日の日経平均は、年初から上値を追っていたNYダウにエジプト動乱がきっかけとなった‘調整局面入り’の思惑が広がったことから、売り先行の展開。リスク回避的なドル円の下落も重しとなり 寄り付き直後には10,182円(-177)まで下落。後場に入ると米夜間市場や為替市場に一定の落ち着きが見られたことから 先物での買い戻し主導で10,265円まで切り返す場面もあったものの、引けにかけてはジリジリと下げ幅を広げて取引を終了。

日経平均  10,237円 -122 Topx  910 -9
為替 82.03/ドル、111.74
円/ユーロ、1.3622ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,776
ドル

主力セクターは、石油関連が底堅く推移した半面、東芝(6502)、富士通(6702)、ニコン(7731)、エルピーダ(6665)などハイテク株の下落が顕著だった他、コマツ(6301)、ツガミ(6101)、クボタ(6326)など機械株も軟調に推移。

新興市場:マザーズは主力IT関連が全面安の中、前場こそ堅調だったサイバーA(4751)も引けにかけて停滞したことで急反落。ジャスダックも主力は軟調でしたが、アールテック・ウエノ(4573)、ニューフレア(6256)、スパイア(4309)、新星堂(7415)など小型の一角に短期資金が流入したことで小幅続落までに。

■ テクニカル 
12月のレンジ下限である10,200円どころや 一目均衡表の雲の上限(10,155)に最低限の敬意は払った格好ですが、5日と25日線、基準線と転換線のデッドクロス、ボリンジャー-2σワンタッチ、遅行スパンの実線割れなど トレンド陰転を示唆する複数のサインが点灯したことで 先行き不安感の高まる格好に。

□ 雑感
昨日お伝えした『相場環境チェック!』からの経緯で・・・、依然として‘エジプト動乱’に解決の糸口が見当たらないことから、これを大義名分としての‘リスク志向の巻き戻し’が警戒されます。

米個人消費の復調気配や、先週発表された10-12月期が年率前期比で大台の+3%台に乗せていることなどから・・・・・・。

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【気になるニュース・銘柄】
7267 ホンダ 
 3,475円  -50
11年3月期純利益予想を5000億円から5300億円に上方修正

その他上方修正銘柄
7012 川崎重工、8002 丸紅、6268 ナブテスコ、8591 オリックス、6355 住友精密、8803 平和不動産、4329 ワークスアプリ、2533 オエノン、8914 エリアリンク、9501 東京電力、9994 やまや、3319 ゴルフダイジェスト、7433 伯東、etc

『 準備力は勝負力!!』

明日も二の矢、三の矢を用意しながら、堂々とマーケットに臨んで下さい!

本日もお疲れさまでした。

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◇ 前場概況 10,233円 -126

前場の日経平均は、寄り前に発表された12月鉱工業生産指数が前月比+3.1%となり市場予想(+2.9%)を上回ったものの、先週末のNY市場が エジプトの反政府デモ拡大を契機に急落した流れを受けて 売りが先行。12月後半のレンジ下限である10,200円どころでは 買い戻しにより一定の抵抗感を示したものの、82円前後で弱含むドル円も重しとなり 戻りは限定的に。

主力セクターは、中東情勢不安による原油高を好感して 石油関連が底堅く推移している他、ディフェンシブ関連の一角が堅調。その他は概ね軟調ながら 値がさ株を中心にハイテク株の下げが指数を押し下げる格好に。

新興市場は、新星堂(7415)、ソフトフロント(2321)、中小企業信用(8489)が短期資金を集めている他は、主力がマチマチから軟調に推移していることで、両指数ともに下落。

□ 午後の展望
米夜間市場やドル円がひとまず落ち着いて見えることから、戻りを試す展開がメイン。ただし、当面の売り材料とされているエジプト情勢については、解決の糸口が見えないどころか 周辺産油国に混乱が飛び火することが警戒されているために反発も限定的となる一方、前場安値を下回った場合には 投げ売りによる二段安が警戒されます。

□ 午後の戦略
先週からお伝えしているように「今は急反発による儲けそびれよりも、下ブレリスクをケアした慎重策」を継続していきたいところ。必要最小限のホールド銘柄&ポジションをイメージしたら、それ以外の銘柄は午後の戻りを欲張らずに外していって下さい。(「-2で買い、+1で売る」)

【気になるニュース・銘柄】
6665 エルピーダ 
 1,178円 -47
台湾の大手メーカー、力晶半導体のDRAM事業を取得するとの報道も、地合い悪に押されて反落。材料そのものは有望なだけに、今後も10日線をサポートラインとできるようであれば、更なる上値もありそうです。(1,100円を割り込むようなら 当材料の件は2ヵ月は思考から消去し、順張りで。)

6912 菊水電子 726円 +53
先週末の好決算を受けて逆行高。東光電気(6921)のように現値水準で持ちこたえられれば今後の上値に期待。

☆ 4819 Dガレージ  253,500円 -2600
逆風吹き荒れる中は持ち合いで十分。

☆ 新・Dガレージルートからの派生銘柄
明日までと、明日以降に仕込み資金を分散しながら・・!

午後もよろしくお願いします!!☆
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★ 今週の戦略  突っ込み買い・戻り売り

先週末のNY市場はこちら、今週の展望はこちらでご確認ください。→1NY市場 、2日本市場 (先週の日本債格下げについての私見もチェック!

□ 相場環境チェック!
今週は先週以上に株価が動いた方向に強弱感が働きやすい状況ですので、強弱材料とその程度、今後の展望をしっかりとイメージしながら取り組みたいところ。

1、マーケットの調整要因としてのエジプト情勢不安
政治問題としてはいまだ解決の糸口が見えていない事や、根っこにある不均衡・格差拡大は各国ともに内包している問題ですので、更なる発展の余地を残すことには油断は禁物。

ただし、昨年11月からの上昇過程で過熱感を感じていたマーケットにとって、調整の理由としては‘最適’の部類に入ると判断しています。もちろん、調整=株価下落ですので 諸手を挙げて歓迎しているわけではありませんが、これが欧州金融システム不安や 米経済失速の鮮明さを理由に調整した場合は、一気に下落トレンド入りも想定されましたので。

※ 経済学的な視点で長期的な展望を示すのであれば、当面(2,3年)は「100年に1度の経済対策」が下支え、その間に金融危機以前から温存されている“バブル発生装置”に適切な触媒(環境orインフラ)が与えられた場合 世界経済に活力が戻るでしょう。供給された流動性を踏まえれば、‘金融危機前超え’も理論上は不可能ではありません。

ただし、環境(orインフラ)バブルとともに膨らむ「国家間、国民間の格差拡大・不均衡」がはじけることで国際間・国内の混迷が増し、 再度‘不確実性’が先行する不安定な流れに移行すると想定しています。(中国で民主化運動が共産党政権の基盤を揺るがすとすればこのタイミングでしょう) 

2、ビッグマネーのリスク志向
上記経緯を踏まえてマーケットの需給環境を確認した場合、先週末こそ反発した原油市況は 健全な需要拡大ではなく 中東の情勢不安を要因(コストプッシュ型)としているだけに、株安、債券高、円高、商品安に象徴される‘プラスのリスク志向の巻き戻し’が鮮明になっています。

これが、一本調子の下落トレンドに繋がるリスクは少ないと判断していますが、現況では‘値ごろ感’での売買は控えたいところ。

※ ここでは数値で計れるものをリスク、計りにくいモノを不確実性としています。

★ 今週の戦略  突っ込み買い・戻り売り
今週の展望でもお伝えしたように、個別銘柄は、業績改善を示す東証主力銘柄には 年金やディーラーなど長短期資金資金が流入することで底堅いながらも上値も重い展開が予想されるために、NYダウ・為替を中心に‘外部環境の落ち着きどころ’を確認するまでは、先週までの慎重策を更に強化した「突っ込み買い・戻り売り」で対処したいところ。

※ 突っ込みと押し目、戻りと吹き値については、各銘柄のボラによっては感覚も異なりますが、大まかには「先週までは1下がれば買っていたところを2下がるのを待つ。同時に2上がれば売っていたところを1の上昇で売る。」イメージで。・・・買いは2下がるを待ち、売りは1上がったところで売る。

新興・中小型株については、先週のサイバーA(4751)の急騰に象徴されるようにアプリ関連、~(略)~の物色が継続しそうですので、積極派の方が攻め入る余地は十分に残っていますが、~(略)~だけに、売買前の情報・戦略の管理を入念に リスク認識を持った上で攻めて行って下さい。

また、先々週末からの慎重策の経緯から、ノンポジの方も多いと伺っていますが、‘休みすぎ’は 変化にたいする敏感さ・集中力が鈍るリスクがある事や 次のエントリー時に過度なプレッシャーがかかることから、 リスク許容度が極端に低い方を除けば 買いでも売りでも良いので、小口でポジションを持つことをご検討下さい。

  偶然に頼らず、正攻法と平常心を持ち
 
  先々の‘勝負どころ’に繋げる円のイメージで!!

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<< 今週の展望 2>> 日本市場

■ 日本市場  下値模索
先週の日経平均は、高値警戒感を中心とした不安定な市場心理や それを利用した先物での売り方の仕掛けなどから 前週末の大幅安の流れを引き継いで、値動きの荒い展開。週末にはS&Pによる日本国債の格下げも逆風に。1週間では85円の上昇。

■ テクニカル
年末年始にかけて‘買われ過ぎ’を示し続けた騰落レシオや、1/20からの7営業日間の平均上下幅100円超が「高値圏での乱高下は基調転換の兆し」を示していた事を踏まえれば、調整色の強まりやすい流れ。

上値は昨年11月以降下値メドとして機能してきた均衡表の転換線(10,419)やボリンジャー+σ(1/28  10,517)等が意識される一方、下値は12月のレンジ下限である10,200円前後が強めの節目に。ここを割り込んだ場合、10,000円での抵抗感は低いと判断される事から、200日線9,876円どころが視野に入ります。

日経

 

今週の日本市場は、先週末のNY市場&ドル円が大幅安となっているために、CME225(10,220円)にサヤ寄せしての売り先行のスタートから、週末にかけてもNY株式市場の動向に神経質な展開へ。

そのNY市場では、火曜のISM指数から週末の雇用統計まで続く主要経済統計が下支えとして期待されるものの、エジプト情勢を建て前に‘正のリスク志向の巻き戻し’から下値調整も警戒されるために、日本市場も追随安に不安を残す流れ。

個別銘柄は、業績改善を示す東証主力銘柄は 年金やディーラーなど長短期資金資金が流入することで底堅いながらも上値も重く、新興中小型株系は ~(略)~が散発する反面、その他多くの銘柄は目先の下落に過剰反応しての下値不安が付きまとう展開が予想されます。

今週の想定レンジは
9,9●0~10,460円
  

                (会員サイトより)


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<< 今週の展望 1 >> NY市場

■ NY市場  不安残し
先週のNY市場は、オバマ大統領の一般教書演説での景気・雇用対策を好感して2年7ヵ月ぶりに節目の12,000ドルを突破。その後 木曜日にかけては、企業決算、経済指標はマチマチながらも同水準で堅調。しかし、‘エジプト情勢の不安’や高値警戒感から 週末は大幅調整となり、結局1週間では48ドル安に。

■ テクニカル
11月末から約2ヵ月で1,000ドル上昇した経緯からは、先週末の中陰線をきっかけに調整色が強まりやすい格好。下値メドは25日線が控えつ11700ドル半ば、11-1月の上昇幅のフィボナッチ押しとなる11,670ドル前後、9月・11月の安値を結んだトレンドライン(↓紺ライン)上の11,500ドル前後が節目として意識されます。

djia

【今週の主な経済イベント】
1/31(月) 米12月個人所得・支出、1月シカゴPMI
      12月PCEコア・デフレータ、決算:エクソン
2/1 (火) 中国1月製造業PMI、
      米1月ISM製造業景気指数
      米1月自動車販売台数
2/2 (水) 上海市場休場(春節~8日)、米1月ADP
雇用統計
2/3 (木) 香港休場(~4日)、中国1月非製造業PMI
      ECB理事会(~4日)、米1月ISM非製造業景気指数
      バーナンキFRB議長講演
2/4 (金) 米1月雇用統計、EU
首脳会議

今週のNY市場は、ISM指数や週末の雇用統計を頂点とした主要マクロ統計ウィーク。雇用統計では 先月大幅に改善された(9.8%→9.4%)失業率は9.5%に悪化、非農業部門の雇用者数は13万人増が予想されています。

その他、中国では2/2からの春節前に利上げが警戒されていることから、その有無によってはマーケットの波乱要因に。

□ まとめ
先週木曜までは、金・原油市況の調整に対して、株高・ユーロ高が対峙する格好で‘リスク志向’の方向感が乏しかったものの、~(略)~により、‘正のリスク志向巻き戻し’にバイアスがかかりやすい状況です。

11月下旬からの短期上昇トレンドにおける‘初押し’の格好ですので、一気の11,500ドルまでの下値トライは想定しにくいものの、強材料には鈍感に、弱材料には利益確定の大義名分として過剰に反応する不安残しの展開が予想されます。

今週の想定レンジ(コア)は11,●50~12,050ドル

                 (会員サイトより)

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NYマーケット    急落

NY市場は、朝方発表された10-12月期実質GDPが前期比年率+3.2%となり、市場予想(+3.5%)を下回ったものの、個人消費が+4.4%と高い伸びを示したことが好感され小高いスタート。ミシガン大学消費者信頼感指数(74.2、予想73.2)も景気回復期待を誘い 12,012ドルまで上昇。

しかし、買い一巡後は マチマチの企業決算や、2年7ヵ月ぶりの高値水準&節目の12,000ドル超え達成による高値警戒感から徐々に利益確定売りが優勢となり 下げ幅を拡大。エジプトの情勢不安によるリスク回避の動きも逆風となり 11,807ドル(-182)まで下落すると 安値圏のまま取引を終了。

NYダウ 11,823ドル -166、ナスダック 2,687 -68、 
82.11
円/ドル、111.74円/ユーロ、1.3608ユーロ/ドル  
米10年債 3.325
% -0.062、CME225 10,210円(am6:00)
NY原油 89.30 +3.66
、NY金  1340.7 +22.3

その他のマーケットは、債券が堅調(金利は低下)、為替も「ユーロ<ドル<円」の構図で推移し、正のリスク志向の巻き戻しが見受けられる流れ。商品は金・原油ともに急反発。

【気になるニュース・銘柄】
7004 日立造船
11年度からの3年間で300億円を投じて、環境関連や機能性フィルム製造装置など機械分野でのM&Aを展開する方針との報道。

7202 いすゞ 
10-12月期営業益が前年同期比5割増の220億円程度になったとの報道。

■ 雑感
米10-12月期実質GDPは、景気後退前のピークである07年10-12月期を上回る13.38兆ドルまで回復。2010年通年でも+2.9%と 09年の-2.6%が急激な回復を示しています。

「マーケットの方向感≠マクロ経済動向」ですが、100年に1度の経済対策の効果が如実に表れることで、マーケットに遅れてマクロ動向の上昇トレンドが明確になっていますね。

6月のQE2終了も視野に入れた場合、過剰流動性だけでマーケットを底上げる力は限定的にも見えますが、遅れてやってくる景気回復の度合いによっては、更なる飛躍も想定されます。

ただし・・・、日本株にとっては 日本債格下げによる円安では追い風とならないために、今後は「円高→売り圧力、円安→軽視」となりやすい事に加え、エジプトの情勢不安を建て前にリスク志向の巻き戻しが計られるようであれば‘新興国の資金流入規制スタンスにより行き場を失ったリスクマネーの消去法的な日本株買い’の反動も警戒されます。


以上を踏まえた“来週の展望”は明日更新させていただきます。

 基本の徹底にて勝負どころへの備えを整える!


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◆ 大引け   10,360円 -118 

本日の日経平均は急反落。朝方こそ昨年来高値水準で持ち合ったNYダウを下支えに プラス圏で推移する場面もあったものの、S&Pによる日本国債の格下げが市場マインドに影を落としたところに、10,500円の攻防戦から売り方優位の展開となると、週末要因も重しとなり、一時10,332円(-146)まで下落。引けにかけては下げ幅を縮小したものの 25日線を割り込んだ不安残しの格好で取引を終了。

日経平均  10,360円 -118 、Topx  919 -9
為替 82.60/ドル、113.27
円/ユーロ、1.3705ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,923
ドル

主力セクターは、コマツ(6301)の他 OSG(6136)が買われた機械セクターと ゴム製品を除き軟調。唯一の後ろ盾である「日経平均の底堅さ」を失いつつあるだけでなく、今朝方お伝えした「S&Pの日本債格下げ」(とそれを歓迎しているように見える日米政府主導の日本経済停滞シナリオ)が重しとなることで、みずほFG(8411)、三菱UFJ(8306)、三井住友FG(8316)が軟調。昨年11月から継していた金融株の仕手相場も終焉の兆し。

新興市場は、東証の停滞と好決算による複合要因で大幅高となったサイバーA(4751)に追随するように主力株が概ね堅調。FTコム(2763)、新星堂(7415)、ニューフレア(6256)が急騰したように個別物色意欲も顕在。

【気になるニュース・銘柄】
上方修正銘柄
9502 中部電力、8897 タカラレーベン、7299 フジオー、3789 SCN、3730 マクロミル、4549 栄研化学、9986 蔵王産業、6662 ユビテック、4045 東亜合成、3028 アルペン、

6702 富士通   545円 -14
11年3月期営業益予想を1850億円から1450億円に下方修正。

・S&Pによる日本債格下げについての私見は今朝のコメントを参照下さい。

■ 雑感
お伝えしているように‘円安’がマーケットの追い風とはなりにくいことから、来週は NYダウと~(略)~の指標性が増す展開が想定されます。

今週は二言目には‘慎重策’を提唱し続けたことで、要所の新興・中小型株活況の際にはモヤモヤ感を与えてしまったかと思いますが、チャンスの総量が年初に比べて減少する一方で、リスクは増幅している状況ですので、今は‘信念’以上に“柔らかさ”を重視するスタンスで臨んでいって下さい。

本日もお疲れさまでした。

ラストに応援もよろしくです!☆ 
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◇ 前場概況 

前場の日経平均は、NY株式市場が前日に続いて節目の12,000ドル前後で堅調に推移したことや、為替の円安を好感する動きから底堅いスタートとなったものの、買い一巡後は 円安の要因である「日本債格下げ」の影響を見極めたいとする動きから徐々に戻り売りに押される流れ。

主力株は、業績期待からコマツ(6301)、ソニー(6758)、京セラ(6971)、富士電機(6504)など局所的に買われている銘柄も多いものの、全体としてはやや売りが優勢。

新興市場は、重たい東証主力から資金がシフトすることでサイバーA(4751)、スタートT(3092)、Dガレージ(4819)など主力の一角が堅調に推移している他、倉元(5216)、新星堂(7415)、セルシード(7776)などが買い先行。

□ 午後の展望
昨日の上昇の余波や円安効果を煽った先物での買い仕掛けも、10,500円の壁に阻まれたことで早々に撤収気配が見受けられたことから、引けにかけては週末要因も重しに 25日線の攻防から 先物しだいでは10,300円前半までの下落も視野に。

□ 午後の戦略
企業業績が堅調な事は概ね織り込まれていただけに、日経平均の上値追いは NY株式市場とドル円の上昇が必要条件。しかし、日本債格下げにより「円安=日本株高」の連想は働きにくくなる(=円安への不感症)ことから、NY株式市場しだいの側面が強まっています。

そのNYは依然として上値模索基調ですので、攻め口が残されている事は確かですが、ひとたび調整入りとなれば「~(略)~が示唆していた正のリスク志向の巻き戻し」警戒が広まることでのインパクトのある下落も想定する必要があるでしょう。

よって、戦略としては連日のモノを踏襲しながら「悩んだら売りor余力維持」にて取り組んでいって下さい。

【気になるニュース・銘柄】
6367 ダイキン、7733 オリンパス、6141 森精機(売)
空売りウォッチ銘柄として触れていますが(経緯は直近の会員サークル、メルマガでご確認ください)じわじわと下ブレバイアスが高まっています。本日 節目決壊の●101と併せて引き続き注目。

☆ 4819 Dガレージ
ザラ場中に会員サークルでお伝えしたように、前場の急騰は、上値追いを意識したものではなく 機械的な東証売り新興主力買いの動きに多少チョウチンがついたまで。すなわち本線とする動き~(略)~。押し目買いについても 引き続き既存戦略の中で!!

☆ 新・Dガレージルートからの派生銘柄
昨日寄りからの仕込み後、2,3段階目の指値までの下落待ち。引けにかけて‘週末要因’での整理売りが進むようなら好機到来!!


「攻める・護る・待つ」を明確に意識しながら、
午後も堂々と売買していって下さい!!

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※ 昼の打ち合わせのため、早めの更新としています。ご迷惑おかけしますが、相場の乱高下時には必然的に打ち合わせも増えるため ご了承下さい。

★ 本日の戦略  悩んだら売り or 余力維持

NY市場は、朝方発表された新規失業保険申請者件数や耐久財受注がともに予想に反する軟化となったものの、キャタピラーの好決算が企業業績の改善期待を継続させたことで 12,000ドルを挟んでの狭いレンジでの推移に。結局小幅高で取引を終了。

NYダウ 11,989ドル +4、ナスダック 2,755 +15、 
82.86
円/ドル、113.73円/ユーロ、1.3725ユーロ/ドル  
米10年債 3.389
% -0.025、CME225 10,500円
NY原油 85.64 -1.69
、NY金  1318.4 -14.6

その他のマーケットは、債券がマチマチ、為替はS&Pによる日本国債の格下げを受けて、円が対ドルで一時83円台、対ユーロで114円目前まで円安が進行。ユーロドルはソブリンリスクの再燃から一瞬軟化する場面もありましたが、投機筋の買いにより1.37台で堅調に推移。商品は原油・金ともに下落トレンドを継続。


引け間際に発表されたマイクロソフトの10-12月期決算は、売上高が過去最高、1株利益も市場予想を上回ったことで 発表直後こそ+3%前後まで買われましたが、徐々に軟化中。

□ 本日の展望
直近の上値の重しとなっていたドル円が、動機は不健全ながらも上方向にブレていることで、CME225なりに底堅いスタートへ。昨日午後に顕著だった先物での仕掛け買いの余波から、外部環境がしっかりと推移すれば 一段高にて10,500円後半まで上昇する場面も想定されますが、引けにかけては‘日本国債引き下げ’に対する悲観的な見方や 週末要因により上値の重い展開が想定されます。

新興・中小型株は引き続き「上下に波乱含みの展開」へ。

★ 本日の戦略  悩んだら売り or 余力維持
直近安値後4日の安定した動きが示す“目先底打ち感”と、高値圏での乱高下が示す“下ブレ警戒”のどちらに軍配が上がるかは流動的。

相場の方向感だけを語るのであれば、ウォッチ対象として先物買いに言及しているように上方向に分が出てきたとも考えますが、過度のリスクテイクにて勝負するには不十分な環境。よって、資産運用としては「マーケットから半歩距離を空けるイメージを継続」していきたいところ。

よって週末の本日も、悩んだら売りor余力維持、攻めるなら ★☆Sラボ5銘柄を中心に押し目を待って仕込みを継続、もしくは ウォッチ系を中心に割り切った短期張りスタンスで臨んで下さい。

【気になるニュース・銘柄】
7267 ホンダ  3,540円
11年3月期営業利益は予想の5000億円から上ブレル可能性が高いとの報道。

6474 不二越 374円
13年11月期までの3年間で400億円の設備投資をすると発表。自社株買いや増配など株主の機嫌取りにお金を使う企業よりも、健全な成長スタンスの企業の方を応援したくなりますね。

6988 日東電工
11年3月期営業益は750億円予想から830億円に上ぶれる公算が高いとの報道。

・日本国債格下げ
昨年菅首相就任後の、突発的な財政再建指針や消費税増税発言、財政積極策&新中国派の小沢氏の実質的な追放、与謝野氏の唐突な閣僚復帰、そして 今回のS&Pによる日本国債の格下げ。

格下げによる市場の混乱は限定的となる事が予想されますので、即時日本株売り、債券売り(住宅ローンの固定化)に動く必要はありませんが、折に触れてお伝えしているように、日本国債の94%が国内投資家かつ自国通貨建てで賄われている状況や、金融機関が演出する長期の債券バブルを踏まえれば AAでさえ低評価なだけに、表層的な部分よりも真相を踏まえながら戦略をイメージしていきたいところ。

すなわち実勢を過度に悲観した今回の格下げと、上記 不可解な政治動向をかみ砕けば・・・、米国にとってネットキャッシュの豊富な日本は、他の先進国には真似のできない独自の経済対策を行う事が可能であり、それにより(米国が)経済回復の際の柱と考えている 環境、インフラを中心とする技術・国際競争力を高めてしまうと都合が悪い。

なので、昨年から菅政権と報道を使って財政不安を煽り続けることで 国民の芽を経済回復から財政再建に向けさせ、消費税増税による急回復を回避させようと試みているものの、選挙第一の菅政権ではそれが遅々として進まないので、S&Pを使って強引に「日本危機」を国内外にアピールすることで、これを援軍に菅政権に消費税増税を計らせたい といったところでしょう。(結局は 去年トヨタ車の欠陥をでっちあげることで GMなどゾンビ企業を復活させたのと同じ。)

財政健全化の是非はここで論じませんが、「経済回復初期段階での早まった出口戦略や増税」がポジティブな結果を生みにくい事は歴史上明白なだけに、心ある政治家さんにはS&Pの格下げに抗議の一つでもしてもらいたいモノです。

日銀白川総裁にすれば、この政府サイドの体たらくがあるので積極策も取りにくいんですよね・・。せっかく昨年末に(強いられながらも)インフレ目標について前向きに考えだしたところで、政府の方では「インフレマインドを摘む政策」を続けるのですから。

前向きに考えれば、おととしからの一連の経済対策による「需要の後取り&先取り」に続いて、「消費税増税前の消費喚起によりを先々の需要まで先取りする」ことは超短期的にはプラス効果もあるでしょう。

ただし、これら後手後手の政策運営により着実に日本企業の成長力が殺がれる裏側で、米ゾンビ企業が技術的・国際競争力的にも 国内優良企業に追いついてきそうです。

米国に こんな手の込んだ真似をされるくらいなら、消費増税をやるならやるで自発的に早いうちに決定して、その先の建設的なビジョンを描ける政治に期待したいところです。

売買戦略としては、キモである世界的な過剰流動性そのものには変化がないことから大局買い目線は継続。中勢的には これをきっかけにソブリンリスクが再燃する可能性も踏まえて、少なくとも今日1日は慎重策継続が得策と判断します。


本日もよろしくお願いします。

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◆ 大引け  10,478円 +76 

本日の日経平均は、NY市場が住宅指標の改善や オバマ大統領の経済対策への期待から一時12,000ドルを超える上昇となったことで、寄りから買いが先行。買い戻しが一巡した昼前後には上げ幅を縮小する場面もあったものの、夜間市場やユーロの堅調さから 引けにかけてジリジリと下値を切り上げ、10400円台後半で取引を終了。

日経平均  10,478円 +76 、Topx  929 +7
為替 82.16/ドル、112.60
円/ユーロ、1.3705ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00)  11,952
ドル

主力株は、メガバンクが安い他は概ね堅調に推移。ファナック(6954)、キャノン(7751 )、京セラ(6971)などハイテクを中心に値がさ株が指数を牽引。

新興市場は、主力IT関連がマチマチから軟調に推移したものの、豆蔵(3756)、セルシード(7776)、マニュファクチャリング(2162)、スパイア(4309)などが短期資金を集め、両指数ともに上昇。

■ テクニカル
4日連続で下値を切り上げ、5日・25日線を明確に上回ったことから、上方バイアスがかかりやすい形に変化。明日 1/20に空けた窓の下限10,505円や SAR-H10,562円を超えられるようであれば 更に強さが増す反面、10,400円前後で引けるようなら 戻り一巡感も高まりやすい事は念頭に。

【気になるニュース・銘柄】
6301 コマツ 
 2,446円 +46
11年3月期純利益予想を1200億円から1400億円に上方修正。

6754 アンリツ 661円 +6
11年3月期純利益予想を25億円から30億円に上方修正。
その他 通期純利益上方修正銘柄:6921 東光電気、6256 ニューフレア

6728 アルバック  2,170円 +22
11年6月期利益予想を34億円から4億円に下方修正。

■ 雑感
本日も「日経平均の上昇の割には持ち株が伸びていない・・・」とお感じの方も少なくないと思いますが、先週に高岳製作所(6621)が目先天井を打って以降、ディーラー集団の矛先が不安定なだけに 循環で物色されているに過ぎませんのでストレスに感じる必要はないでしょう。

目先の最大の敵はストレス!

明日も肩の力を抜いて、買いも売りも待つのも堂々と!!


本日もお疲れさまでした。

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S教授

1972年11月生まれ(51歳) 趣味:行動心理経済学、テニス、プランターのガーデニング

信条:重要なのは‘情報’よりも‘作法’。リスクマネーとマインドの動きを重視するトップダウン戦略で周囲に差をつける!

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