2011年10月

◆ 大引け 8,988円 −62  反落

本日の日経平均は、売り優勢のスタート後、10時過ぎの“政府日銀の円売り介入”を契機に先物での買戻しが活発化し、一時9,152円(+101)まで急反発。しかし、利益確定売りが重しとなって徐々に上げ幅を縮小すると、引けにかけては軟調なNYダウ先物に導かれるように下値を切り下げ、結局9,000円を割り込んで取引を終了。

日経平均  8,988円  −62、 Topx  764 −70、 
225先物  8,960円 、NYダウ先物 12,071ドル 
為替 79.38円/ドル、111.10円/ユーロ、1.4006ユーロ/ドル 
 
東証1部銘柄は、デンソー(6902)、いすゞ(7202)、富士重工(7270)など自動車セクターが日経平均を下支えした他、コニカミノルタ(4092)、JR東日本(9020)が堅調に推移。

新興市場は、マザーズが先週末の大幅高の反動で主力がさえず、小幅反落。ジャスダックは楽天(4755)、☆デジタルガレージ(4819)、シナジーM(3859)、クルーズ(2138)などが順当に買われて3日続伸。

■ テクニカル : 調整
長めの上ヒゲ&安値引けにより‘一気の上値追い’は拒否された格好。もっとも 3日連続で5日線(8,895円)を上回っていることか一時期に比べて商いも回復していることから、昨日NYダウのテクニカル展望でお伝えしたように「日柄ないし値幅調整をこなしながらの上値追い」がメイン。

【気になるニュース・銘柄】
上方修正銘柄
6460 セガサミー、1911 住友林業、6103 オークマ、9445 フォーバルテレコム、8070 東京産業、7274 ショーワ、7208 カネミツ、4676 フジHD、1861 熊谷組、1882 東亜道路、4551 鳥居薬品、6997 ケミコン、7938 リーガル、2497 NGI、8423 フィデック、2181 テンプHD、6268 ナブテスコ、3742 ITBOOK、

7267 ホンダ 
   2,406円 −92 
9月中間期純利益を500億円から922億円に上方修正したものの、通期についてはタイ大洪水の影響により、異例の「未定」に。

6752 パナソニック  809円 −17
12年3月期利益予想を300億円の黒字から4200億円の赤字に修正。大幅下方修正の主要因は‘構造改革費用’5140億円ですので額面通りに悲観視する必要はありますが、中長期的な正念場に映ります。

6762 TDK  3,270円  −40
12年3月期営業益予想を670億円から350億円に下方修正。

下方修正銘柄
6981 村田製作所、4005 住友化学、2282 日本ハム、6925 ウシオ電機、5479 日金工、2056 日配、6998 タングステン、7992 セーラー万年筆、5943 ノーリツ、4239 ポラテクノ、3105 日清紡績、

□ 雑感  円売り介入について
本日の円売り介入について思うことは大きく2つ。一つは、なぜ米金融政策が劇的に変わりうる明後日のFOMCまで待たなかったのか。決算前の個別株を「下がってるから」という理由で全力買いする人はいないでしょう。民主党政権になってから今回のようなケースは何度かありますが、これが米国サイドからの依頼であれば 歓迎はできませんが納得はできます。ただし、本気で円高を止めるつもりであれば“衝撃の市場センス”

二つ目は限定的だった円安効果。特に市場関係者が切望していたユーロ円の110円台回復にもかかわらずマイナス圏で引けたことは慎重に考えた方が良さそうです。もちろん、軟調なNYダウ先物を踏まえれば妥当な推移とも判断することは可能ですが、思った以上に勘助氏が主張している“オリンパスショックによる外資系の日本株回避”の動きが 目先の日本株にとってネックとなる可能性があります。
 
                    (ツイッターより)

今晩のNY&明日の日経高を期待しつつも、下向きスタートなら 本日昼にご提案した「効果の持続性が疑われる円売り介入をきっかけとした歪な一段高」を警戒したポジション整理優先策を機能させるべく、的を絞って堂々と売買していきたいですね。

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☆Sラボ11/1〜10スタートコースの新メンバー様募集開始!
  
本日からの『☆新ツガミルートからの派生銘柄』をはじめ、10/4からの積極策を発展させるために 調整基調が想定される今週中に拾っていただきたい銘柄があります。

是非みんなっで一緒に・・・! 
                  
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□ 午後の戦略 : 小口ポジション整理!

前場の日経平均は、先週後半の大幅高の反動やNY市場がマチマチに経過したことで、寄りからやや売り優勢の推移が続いたものの、10時過ぎに“政府・日銀の円売り介入”でドル円が78円台後半まで上昇すると 先物での買戻し主導で9,152円(+101)まで上昇。

東証1部銘柄はトヨタ(7203)、三菱重工(7011)、日産(7201)、いすゞ(7202)、任天堂(7974)など輸出関連の一角が買われ指数を牽引したるものの、商い上位30銘柄でプラスは17銘柄に留まる“歪な上げ相場”の側面も。

新興市場は主力が概ね堅調に推移し、両指数ともに上昇。

□ 午後の展望 : 政策評価が下支え
NYダウ先物や円相場の不安定さを前に戻り売りが上値を抑えるものの、安値には売り方の買戻しが控えているだけに、9,000円台での底堅い展開がメイン。

□ 午後の戦略 : 小口ポジション整理
直近の高値圏での「効果の持続性が疑われる円売り介入をきっかけとした一段高」なだけに、今後の押し目に備えるための前向きなポジション整理を優先。

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★ 今週の戦略 : クールダウン!

□ 本日の日本 : 強持合い 
先週末のNYダウが、利益確定売りをこなしながらも小幅高(12,231ドル +22)となったことで、CME225(9,060円)なりのしっかりとしたスタートが予想されます。

その後は、国内機関投資家の買いや売り方の買戻しが下支えとなる一方で、先週末に節目の9,000円を超えたことによる利益確定の動きや、政府・日銀の実質的な放置策による円高基調に加え、“オリンパス・ショック”による外資勢の日本株迂回が上値の重しとなるために、9,000円前後の持合いが想定されます。

★ 今週の戦略 : 小口逆張りでクールダウン!
“今週の展望1:NY”でお伝えしたように、世界的なマネーの動きからは「乱高下を交えながらの上値指向継続!」が本線ですので、“10/4以降の強気戦略”はそのまま。

ただし、火曜水曜の米FOMC、木曜の祝日、週末の米雇用統計を前にザラ場中のボラティリティは小さくなることからデイトレに固執するのは避けるとともに、月末月初だけにマギレが出てきやすいために 先週後半のような“順張りスタンス”ではなく“小口逆張りスタンス”で臨みたいところ。

□ 賞味期限は11月下旬までの前提で!
日経平均は9,500円どころが強めの抵抗帯となりますが、個別で見た場合にはまだまだ上値余地も大きい地合いといえるでしょう。しかし、日柄を中心に考察した場合は今月下旬は警戒要因が複数存在していることを念頭に。

すなわち、「11月末に決算を控える欧米ヘッジファンドによる〜(略)〜の反動、11/23を期限とする米議会での最低1.2兆ドルの財政赤字削減案合意前の波乱、・12月のギリシア国債の償還を前にした欧州債務問題の再度クローズアップ」などへの警戒を踏まえれば、現況の上昇相場は遅くとも11月下旬には転機を迎えうることも意識しておきたいところ。

よって、11月下旬に近づくほどに本気では買いにくいために、目先の押しやを丁寧に生かすとともに、安値買いの後に軌道に乗っている銘柄は利を伸ばす算段を優先するのが正攻法!

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<< 今週の展望 1 >> NY市場 

■ NY市場 : 波乱含みも上値指向継続!
先週のNY市場は一連のEU・ユーロ圏首脳会議で債務問題解決への前進が見られたことに加え、米7−9月期GDPの上ブレや、QE3への期待などを背景に騰勢を強める展開。木曜の339ドル高を交え、1週間では421ドルの上昇に。

【NY市況 10/29(金)】
NYダウ 12,208ドル +339、ナスダック 2,738 +87、  
75.80円/ドル、107.29円/ユーロ、1.4155ユーロ/ドル  
米10年債 2.312% −0.084、CME225  9,060円
NY原油 93.32 −0.64、金 1747.2 −0.5

■ テクニカル : 過熱感
10/4 10,404ドルを底値とした上昇トレンド継続による、ボリンジャー+σ〜+2σ間での推移が本線。

ただし、10/27に一時8%台まで拡大した25日線との乖離率が‘過熱感’を示唆しているために、上値追いには1週間前後の持合いによる日柄調整、もしくは8月から10月中旬までのレンジ上限11,600ドル台までの下落による値幅調整が要される格好。

今週の上値は2月高値12,391ドル近辺が軽め、節目の12,500ドル前後が強めの抵抗帯に。下値は同じく節目の12,000ドルが軽め、11,600ドル台が強めの抵抗帯として意識されます。

djia

■ ファンダ面: 比較優位も絶対水準は停滞中 
先週発表された主な米経済指標や一連の企業決算は、概ね市場予想を上回る結果。ただし、8月の欧州金融システム崩壊懸念の影響からハードルが下がっていたことも好結果の一因であり、‘経済の下落トレンド改善’が注目されれば強気度アップが期待される反面、‘低位安定の経済水準・欧州金融市場を中心とする潜在的な不安要素’が注目されれば弱気に振れる不安定さを継続。今週は米重要経済ウィークとなりますので、ファンダメンタルズ視点では「一段高か、急落か」の両極端な推移も警戒されます想定。

※ 売買戦略上は「ファンダ < テクニカル・需給」ですので、ここではファンダ面を煮詰めた話は割愛します。

 “QE3”については 最近の経済指標がコンセンサスを上回ってきているだけに、11/2,3のFOMCでは見送られると判断しています。この件を‘点’で見た場合には売り要因となりえますが、重要なのはビッグマネーの思惑でありFRBの事情ではありませんで、〜(略)〜にだけ注目したいところ。

【今週の主な海外経済イベント】
10/31(月) 米10月シカゴPMI
11/1 (火) 米10月ISM製造業景気指数、FOMC(〜11/2)
11/2 (水) 米10月ADP雇用統計、バーナンキ議長会見
11/3 (木) 米10月ISM非製造業景気指数、ECB理事会
       G20首脳会議(〜11/4)
11/4 (金) 米10月雇用統計

■ 需給面 : 先高期待
マーケットのリスク選好度を測る上で要となる“米10年債利回り”は、9月下旬の1.7%から先週には一時2.4%台まで上昇し、25日線に続いて13週線も突破することで上値指向を強める形

同様にユーロ/ドルや恐怖指数としてVIX以上に精度の高いドルインデックスも10/4に天底を打っていることや、金・原油など商品市況が反騰色を強めていることも“良好な需給環境”を示唆していることで株式市場の先高観をサポート。

米10年債

(まとめ)
テクニカル面では過熱感も漂うことから、カレンダー要因(≒月替わり)やファンダ面(≒米経済イベント,、欧州情勢)などをきっかけとした鋭角な調整を交える可能性は残るものの、ベースとしては債券・為替・商品など主要市場での示されている根強い“プラスのリスク志向”に支えられた上値模索指向の継続が本線。

今週の想定レンジは、11,800〜12,●●0ドル

              (会員サイトより 
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※ 今週の日本市場は、月曜:NYなり、火曜:新月度の特殊受給、水曜:FOMC待ち、金曜:NY(FOMC)しだいとなり、独自性に乏しい展開となりますので“今週の展望2日本市場”はお休みとし、“今週の戦略”内での明日の展望に代えさせていただきます。ご了承ください。

◆ 大引け  9000円台回復!

本日の日経平均は、欧米市場の堅調な流れを受けて寄りから買いが先行。コマツ(6301)、任天堂(7974)、シャープ(6753)など輸出関連の一角が指数を押し上げて一時9,086円まで上昇した後は、引けにかけて週末要因や利益確定売りに上値を削ったものの、9/1以来となる9000円台で取引を終了。

日経平均  9,050円 +123、 Topx  771 +8、
225先物  9,040円 、NYダウ先物 12,122ドル
為替 75.89円/ドル、107.65円/ユーロ、1.4185ユーロ/ドル  

【気になるニュース・銘柄】
4092 コニカミノルタ  557円 −4
12年3月期営業益予想を420億円から400億円に下方修正。ただし、市場予想の353億円は上回る結果に。

上方修正銘柄
7251 ケーヒン、5909 コロナ、9055 アルプス物流、6924 岩崎電気、2602 日清オイリオ、7606 Uアローズ、6809 TOA、8349 東北銀行、7291 日本プラスト、7277 TBK、6992 国産電機、8848 レオパレス、1919 エス・バイ・エル、5237 ノザワ、5011 ニチレキ、5955 ヤマシナ、6744 能美防災、8869 明和地所、8895 アーネストワン、4027 テイカ、7923 トーイン、2693 YKT、4348 インフォコム、3107 ダイワボウ etc

下方修正銘柄
6361 荏原、5333 日本碍子、4813 ACCESS、6875 メガチップス、3773 AMI、5658 日亜鋼業、5541 大平洋金属、1976 明星工業、9895 コンセック etc

“来週の展望”は日曜午前中までをメドに、“無料メルマガ(ご登録はこちら”は同15時配信の予定です。

では、良い週末をお過ごしください。

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◇ 午後の戦略:余力確保の次は・・・!

前場の日経平均は、欧州首脳会議、米GDPを通過して上値模索基調を強めたNYダウの流れを引き継ぎ、寄りから買いが先行。ユーロ市況の反発も追い風に一時9,086円(+159)まで上昇した後は、前引けにかけて上げ幅を縮小。

東証1部銘柄は、コマツ(6301)、日立建機(6305)など機械株や商社株など中国関連に買いが継続した他、欧州債務問題・タイ大洪水によって売り込まれた自動車・金融セクターに買戻しが先行。

新興市場も、自社株買いを好感されたサイバーA(4751)が急騰した他、直近IPOを除く主力が堅調に推移したマザーズが大幅高。ジャスダックはマチマチの推移から小幅高までに。

□ 午後の展望 : 良識的な調整が重しに
NYダウ・ユーロ市況の高止まりが下支えとなるものの、水曜の安値から400円以上の短期反騰となった反動や、週末要因に加え、円高&オリンパスショックが上値の重しとなることで上げ幅を縮小する展開がメイン。

□ 午後の戦略 : 余力確保の次は押し目狙い!
寄り前にお伝えした「寄りからの上昇局面で嗜む程度に回転を入れたら、引けにかけて甘くなったところをすかさず買い向かうイメージ」踏襲していきたいところ。

一連の内外市場の騰勢は“10/4前後からの需給転換”によるトレンド陽転がメインと判断していますので、慌てて売り逃げる感覚は不要ですが、昨日今日の上昇過程の一部には〜(略)〜やお化粧買い的な思惑先行の動きも垣間見られるために、「来週火曜からの月替りによる一時的な需給軟化」も念頭に置いて3割+アルファの余力は確保したまま週末を迎えてください。

【気になるニュース・銘柄】
9984 ソフトバンク  2641円 +7
昨日の決算を好感して大幅続伸。

6753 シャープ  727円  +33
昨日の下方修正も、コンセンサスを上回った内容を好感して一段高。この反応からは「マーケットが決算内容を好意的に受け止めている傾向」も垣間見られますが、あくまで主力株の買戻しに留まっているために、上記‘お化粧買い’に絡めて 月替わりからの需給陰転に注意したいところ。

7733 オリンパス  1,263円 −92  
急落直後の1600円どころでは空売り提案、週初の1100円割れでは買戻しとし、昨日の1350円どころは「本格反転ではない」として注意を促し・・・、本日の急落。依然としてファンダ面は何が出てくるかわからない面も強いので安値を買ったつもりでの鬼ホールドには適していませんが、〜(略)〜により徐々に買いに傾斜していくのも面白そうです。

★ 4062 イビデン  1,769円  −191
昨日の決算を挟んだ下落そのものは、週初からお伝えしてきた通りの想定内ですので 中期視野なら現況は1,900円台で利確した分を買い戻すのが本線。反面 一気の1750円台までの下落に対しては想定を下ブレている面もあるだけに、短期分に関してはテクニカルに素直に対処していって下さい。

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★ 本日の戦略 : NY急騰も「売らない勇気」・・・!

NY市場は、EU首脳会議での「債務問題の克服に向けた包括戦略の合意」を好感して 寄りから買いが先行。米7−9月期GDPや週刊新規失業保険申請者件数も追い風に12,284ドル(+414)まで上昇すると引けにかけては上げ幅を縮小したものの、8月上旬以来の12,000ドル台で取引を終了。

NYダウ 12,208ドル +339、ナスダック 2,738 +87、  
75.94円/ドル、107.73円/ユーロ、1.4186ユーロ/ドル  
米10年債 2.393% +0.180、CME225  9,045円
NY原油 93.96 +3.76、金 1747.7 +24.2

その他のマーケットも、株高に呼応するように債券が大幅安(金利は上昇)、ユーロや商品市況が堅調に推移。

□ 雑感
10/4からの強気策の背景とした米10年債利回り等から考察した「リスク回避志向(=マイナスのリスク志向)の巻き戻し」から、先週末(10/21)のNYダウ大幅高辺りを起点に「(プラスの)リスク志向」に変質してきた感が強まっています。

□ 本日の展望 : 高寄り後は上値を重く
まずはNY急騰の流れからCME225にサヤ寄せしての買い先行のスタートへ。その後は、週末要因や政府日銀の円高対策後も安値模索の動きを続けるドル円に加え、オリンパス・ショックによる外資系の日本株に対する消極的な姿勢が重しとなり引けにかけて上値を重くする展開が想定されます。

★ 本日の戦略 : NY急騰も「売らない勇気」が基本!
昨日のNY急騰を「EU首脳会議が好感された」としたり、日々の動きに対して「リスクオン、リスクオフ」などと謎の解説をするのは株式‘評論家’さんであり、その視点ではいつまでたっても腰を入れて買えず、ちょっとした不安材料ですぐに売らされてしまいます。

□ ファンダ面 < 需給&テクニカル
投資家さんとしてスマートなのは・・・、昨日のNY高を、10/4前後からの主要マーケットにヒントが続出していた需給改善の一端=「ビッグマネーが上げたから上がった」とする見方です。

よって、前者が本日のNY高を前に慌てて売買してくる様を俯瞰しながらポジションを整えるのが、本日のメイン戦略。

すなわち、「上値を飛び乗ったり、即転するスタンスが強者ではなく、利食いを我慢して、持ち株を育めるのが強者」の意識で、寄りからの上昇局面で嗜む程度に回転を入れたら、引けにかけて甘くなったところをすかさず買い向かうイメージで臨んでいって下さい。

□ 背筋を伸ばした銘柄選び・戦略で!
昨日は日銀の金融緩和策を‘建て前’とした金融・不動産セクターや、2ケタ銘柄の上昇が目立つ一日となりました。金融株に関しては、本日も欧米市場での金融株の上昇を背景に戻りを試す展開が想定されます。

しかし!

世界的にマーケットの需給が改善している現況において、これらデフレ下での長期衰退セクターや業績低迷銘柄でのマネーゲームは亜流であり奇手奇策の類。よって、正味の将来性+アルファのある銘柄を堂々と売買していきたいところです。

ざっくりとお話すれば、上記銀行株、不動産株の他、自動車メーカー、〜(略)〜は 現在の政治経済環境での復活はまず難しいために、それらをルール上買わざるを得ない機関投資家さん以外は距離を空けるのが正攻法。

反対に、将来の日本を支える資本財関連、目先でいえばスマホ・タブレット、〜(略)〜関連などから的を絞って、コツコツと仕込みを入れるのが最優先事項でしょう。

目先の株高だけを考えれば「目先上がれば何でもいいのでは?」とお感じのかたもらっしゃるかもしれませんがと、当ロジックのもう一つの焦点は、前者がマネーゲームである以上、目先の株高時に「早売り→乗り換え先の高値掴み」に陥りやすい一方で、後者は「安値玉の一部分は中期ホールドも!」の気概を持って臨めること。(机上記‘売らない勇気’とのリンクを計りやすい)

そして、その信念・実行の積み重ねが、不測の事態に際して‘冷静な対処’に繋がります。

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【気になるニュース・銘柄】
6471 日本精工、7242 カヤバ工業、5196 鬼怒川ゴム、7238 曙ブレーキ、7294 ヨロズ
4−9月期営業益が従来予想を上回った見通しとの報道。

7518 ネットワン
12年3月期純利益は、従来予想の58億円から78億円程度に上ブレる公算との報道。

・米7−9月期GDP
「前期比での上ブレは東日本大震災でのサプライチェーンの崩壊からの立ち直りまでであり、依然として低成長が懸念される」が常識的な見方ですが・・・、個人消費に関しては8月の「欧州連鎖デフォルトによる不確実性の高まり」期を経過してなお4−6月期の+0.7%から+2.4%に回復しているように、‘捨てたもんじゃない!’と判断します。

中国のような極端なマクロ統計の操作はしていないはずですが、「大統領選をにらんだ足元の景況感改善と、ウォール街が求める先々のQE3期待の両方成立させるベストな結果」とも。

・ギリシア債の元本50%削減
「ギリシャの債権者である金融機関が同国国債の元本50%削減に同意したことで、ギリシャが突発的なデフォルトに陥る危機は回避された。」との認識でマーケットは急騰。「ギリシャ債務の50%減免はCDS決済を引き起こさない」との要人発言も自信満々ですが・・・、普通にデフォルトですよね?

非常時には自由自在にルールを変更して、押し通す欧米人を見ていると、中国当局が普通に見えてくるのは気のせいでしょうか?!

               (今日のツイッターより)

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◆ 大引け 8,926円 +178 急反発!

本日の日経平均は、NY急反発もEU首脳会議を見極めたいとする向きや円高警戒から 午前中は8,700円台で様子見色の強い展開となったものの、EU首脳会議で「債務問題に対する包括戦略」が合意されたと伝わると、NYダウ先物主導で上げ幅を拡大。日銀金融政策決定会合での追加緩和策も金融・不動産セクターの買戻しの‘建て前’として機能し、9/2以来となる8,900円台で取引終了。

日経平均  8,926円 +178、 Topx  762 +16、
225先物  8,920円 、NYダウ先物 11,960ドル
為替 75.95円/ドル、106.25円/ユーロ、1.3991ユーロ/ドル  

主力株はほぼ全面高。タイ大洪水や欧州金融不安に対する‘過度の悲観修正’により自動車セクターや金融株が買い戻された他、中国当局の株高方針を好感して機械・商社をはじめ広義の‘中国関連’に買いが先行。

■ テクニカル : 正念場クリアへ大きな一歩!
昨日わずかに割り込んだ‘均衡表の雲の下限’を、明確に突き抜けたことで‘上値追いへの正念場’はクリアしつつあります。今月上旬以来の出来高18億株台も上値追いをサポート。

【気になるニュース・銘柄】
6301 コマツ   1,916円 +73
12年3月期純利益予想を2000億円から1860億円に下方修正する一方、発行株数の1.65%に相当する1600万株、300億円を上限とする消却目的の自社株買いも発表。総じてプラス材料と判断。

4751 サイバーA  231,700円 +1200
発行株の1.33%:8700株、20億円を上限とする自社株買いを発表。

上方修正銘柄
9021 JR西日本、7860 エイベックス、6445 蛇の目、7276 小糸製作所、9086 日立物流、5857 アサヒHD、6256 ニューフレア、6756 日立国際電気、1821 三井住友建設、1826 佐田建設、1867 植木組、6345 アイチコーポ、3167 TOKAI、4224 ロンシール、8005 スクロール、2681 ゲオ、6647 森尾電機、8362 福井銀行、2450 一休、6484 KVK etc

下方修正銘柄
6753 シャープ、6141 森精機、6375 コンベア etc

7974 任天堂   11,110円 −70
12年3月期純利益予想を2000億円の黒字から2000億円の赤字に修正。

※詳細は取引所発行のものでご確認ください。

7733 オリンパス  1,355円  +256
1600円どころでは空売り、週初の1100円割れでは買戻しをご提案してきましたが、本日の大幅高をもってしても本格反発とするのは時期尚早。あくまで東京電力(9501)とのペアトレードの結果としての急騰=明日は明日の風が吹くバクチ銘柄の立ち位置は不動。

□ 雑感
今晩のNY市場は、依然良好なNYダウのテクニカルに加え、ザラ場中のNYダウ先物が‘玉虫色のEU首脳会議’をも買い材料視した好需給を踏まえれば、趨勢は・・・・・・。

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◇ 午後の戦略 : テクニカルなりに押し目狙い!

前場の日経平均は、NY急反発も現在開催中のEU首脳会議の行方に対する警戒感から上値は限定的となり、8,700円台後半での小動きに終始。個別ではサハリン2拡張期待から三菱商事(8058)、三井物産(8031)が買われた他、日産(7201)、ブリヂストン(5108)、バンナム(7832)が指数を下支え。

新興市場は、ポールHD(3657)、スリーディ−(7777)などIPO関連の一角が堅調な他、ファーマフーズ(2929)、インターライフ(1418)、クレスト(2318)、一建設(3268)にも短期資金が流入したものの、主力はマチマチの推移に。

□ 午後の展望 : 波乱含みもベースは持合い
EU首脳会議や日銀金融政策決定会合の結果しだいでは乱高下の余地も残りますが、売り方買い方双方にとって決め手に欠く流れが続くため、8,700円後半ばから8,800円台半ばでの強持合いがメイン。

□ 午後の戦略 : 難局はテクニカル主導で!
ファンダ面を凝視していても難解さだけが増して むしろ儲けにくくなる地合いです。こんな時は日々のリスク指標のテクニカルを確認しながら、個別戦略に落とし込むのがベスト。

背景・戦略の前提については直近お伝えしているものをご確認いただくとして「押し目買い・吹き値売りスタンス」を継続していって下さい。

【気になるニュース・銘柄】
★ 4062 イビデン   1,877円 −78
本日の決算を前に常識的な利益確定売りが出ています。決算を悪材料視する傾向からは脇を締めて取り組みたい一方で、昨日の野村の目標株価引き下げに絡む動きは 週初から会員サイトでお伝えしてきた「決算前後の〜(略)〜を念頭に、1900円台は一部回転、その後1800円台半ばから〜(略)〜までを買い直す」情報&戦略通りの展開。となれば結論は至ってシンプル!♪

☆ 6101 ツガミ  458円  +3
会員サークルで390円でご紹介後、昨日467円までの上昇で20%近く上昇していますので、利食いをかけるのは簡単ですが・・・!今のトヨタ(7203)を見て「タイ大洪水被害は底を打っていない」とお感じの方は粘りこむのが正攻法。

☆ 新・Sラボスポット銘柄
本日寄付きからのご提案。上記2銘柄も仕込みから参加してこそ!まずは目先の押しを丁寧に拾っていって下さい。 
                 
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★ 本日の戦略 : シンプルに順張りで!

NY市場は、ドイツ連邦議会でのEFSF拡充決議可決やボーイングの好決算に加えて コンセンサスを上回った‘9月耐久財受注:非国防資本財’などを材料視して買い先行でスタート。その後、EU首脳会議での欧州問題解決に向けた協議の不透明感や前日同様のテクニカル要因による売り物に押されマイナス圏まで下落する場面もあったものの、中国がEFSF支援に合意したとの報道や、EU首脳会議での「欧州銀行の資本増強策合意」を好感して引けにかけては急反発。結局直近の高値水準で取引を終了。

NYダウ 11,869ドル +162、ナスダック 2,650 +12、  
76.20円/ドル、105.97円/ユーロ、1.3908ユーロ/ドル  
米10年債 2.207% +0.093、CME225  8,790円
NY原油 90.20 −2.97、金 1723.5 +23.1

その他のマーケットは、株高に呼応するように債券市場が大幅安(金利は上昇)、為替はマチマチ。商品は在庫増加を嫌気された原油が軟調、(リスク回避資産ではなく、あくまで過剰流動性の中で投機的に推移する)金は続伸。
 
□ 本日の展望 : 堅調スタート後、持合い
朝方はNY高を好感してCME225にサヤ寄せした堅調スタートへ。その後は、EU首脳会合の結末を睨みながら推移するNYダウ先物・為替市場など外部要因しだいとなりますが、連日の株価の乱高下に比べて 為替は若干円が買われている程度の比較的落ち着いた推移となっていることから、過度の波乱はないまま 日経平均も持ち合う展開が予想されます。

★ 本日の戦略 : シンプルに順張りで!
EU首脳会議については現在も継続中ですので 結論をまとめるのは尚早ですが、大方の予想通り‘銀行の資本増強’方針だけの何ら進展性・具体性のない結果となりそうです。これにより問題の先送りは確定した格好ですので、今後も「長期的に欧州問題が上値を押さえ続ける」構図には変化なし。

ただし、投資家さんとして重要なのは・・・、EU首脳会議や今晩の米GDPの正味の内容ではなく、「ビッグマネーが両事案を‘建て前’に上げたいのか、下げたいのかを見極めて、彼らと同じ方向にポジションを合わせていくこと!」でしたよね。

ボラの大きい米債券市場&NYダウ、小康状態のユーロ市況からは現段階では確定的な話はできませんが、“10/4からの積極策”をサポート=テクニカル主導の上昇トレンドを肯定する推移が続いているだけに、本日も押し目買い・吹き値売りスタンスが得策!

細かく見た場合は、寄りからの反発場面は‘余力過小’とお感じの方はポジション整理を優先、短期派の方は 午後に発表される‘日銀金融政策決定会合’の内容を受けて市場が乱高下するなら先物主体で●張るのも面白そうです。

         (会員サークル 寄り前コメントより)

【気になるニュース・銘柄】
2730 エディオン  606円
本日から「楽天市場」に出店。2013年3月期のネット通販の売上高を 11年3月期比で約3倍となる100億円にまで引き上げるとの報道。

6753 シャープ  669円
12年3月期営業益は従来予想の970億円を下回る800億円程度となる見通しとの報道。

5201 旭硝子  721円
液晶ガラス基板の価格下落を受け、主力である電子事業の採算が大きく悪化したことにより、通期営業益は下方修正の可能性があるとの報道。

7203 トヨタ  2528円
タイ大洪水の影響で、50部品が調達難となるために生産調整が長期化するとの報道。

余談ですが・・・、トヨタに限らず天災ならやり直しは効きます。ただし、中国での生産拠点拡張後に政府主導の人災が起きた際には致命的なダメージに。

中国人民の不満は消費者物価の上昇と格差急拡大に増幅の一途をたどっており、それが直因となっての人災、または それを抑え込むためにいつものように中国政府が日本をスケープゴートとする人災。

緩やかな円高に対しては「18世紀の産業革命以降に急拡大した先進国・新興国間の格差是正」の長期トレンドの一環であり、企業の論理にならって「円高=悪」とする考えはありませんが、円高が中国を中心とする政情不安国への企業進出を誘導しているのであれば是正の必要も大きいでしょう。

☆ 新たなるSラボスポット銘柄!
本日からは、アップル関連としての★イビデン(10/4から+30%)、タイ大洪水関連としての☆ツガミ(先週金曜から+約20%)と同じ流れで「QE3憶測」を利用したファンド系銘柄の仕込みをスタート!
仕込みにご関心のある方は是非みんなで一緒に!!
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S教授

1972年11月生まれ(51歳) 趣味:行動心理経済学、テニス、プランターのガーデニング

信条:重要なのは‘情報’よりも‘作法’。リスクマネーとマインドの動きを重視するトップダウン戦略で周囲に差をつける!

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