■ 日本市場 : 日和見資金再流入によるボックス相場の水準切り上げ!
□ 明日の展望 : 買い一巡後は売り買い交錯
週初の日経平均は、先週末の大証終値よりも50円高い13,690円で返ってきたCME225にサヤ寄せした堅調スタートへ。
買い一巡後は、NYダウがQE縮小懸念で引け味を悪くした事や、先週末の463円もの大幅高の背景に「SQ月末のお化粧買い」や先物での仕掛け買いの側面が大きかった事からその反動による上値の重い展開がメイン。
想定よりもNYダウ先物や上海市場が堅調に推移するなら13,900円台トライも視野に。
週末にかけては、テクニカル面での複数の買いサイン点灯がディーラー資金の再流入を促す底堅い展開が本線。
NY市場を「今週も調整局面継続」と見ている以上、節目の14,000円から5月高値からの下落幅の半値戻しである14,178円水準では上値を重くしそうですので、業界内で散見される“本格リバウンド相場入り”というよりは『水準を切り上げたボックス相場への移行』が想定されます。
レンジ下限は13,500円、25日線(13,291円)が軽めの抵抗帯、・・・・・・・が強めの抵抗帯に。
□ 上海市場展望 : 先週の日本株の方向感に影響を与えた上海市場(日足)については、依然不安残しの格好。先週の軟調地合いを“勝負どころ”としたように、中国政府の引き締め政策が当方の思惑通りに6月一杯で終了した場合には日本株にとって追い風となる反面、月替わり後も継続するようなら売りの建て前となりうる事は要注意。
□ EU首脳会議 : 先週末にブリュッセルで開かれていたEU首脳会議は、若年失業者への対策や中小企業向け融資の円滑化などを盛り込んだ議長総括を採択して閉幕。すなわち・・・、中長期戦略の強気度大幅アップ要因として期待した『緊縮財政一辺倒からの脱却は計れず』、期待外れな結果に。なお、この件による短期的な相場展望への影響は軽微。
今週のレンジは広めの13,●00〜14,200円を想定。
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