■ NY市場 : 上昇トレンド過程の日柄調整 ± 経済イベント、地政学的リスク
祝日の影響で9/2(火)から再開される今週のNY市場は、「8/7のオバマ大統領によるイラクへの部分空爆容認」を起点とした上値模索トレンドの継続が本線。過熱気味に最高値を更新してきた経緯から17,200ドル台では上値を重くする一方、16,900ドル台では良好な景況感が下支えとなる“日柄調整”色の強い展開が想定されます。
注目イベントは木曜のECB理事会、週末の米雇用統計。
前者については、ジャクソンホールでのドラギECB総裁の講演にて追加緩和が示唆されたことが直近の株高要因となっていますので、追加緩和が見送られた場合のショック安に警戒。後者についても、最近の経済指標トレンド通りにコンセンサスを大きく上回るようなら「FRBによる早期利上げ」懸念が相場の重しとなりそうです。
両者が売り材料視され、なおかつ〜(略)〜もセットとなる場合には、20日線が控える16,800ドル付近までの下押しに警戒。
■ 日本市場 : 持ち合いメインも波乱含み、個別は物色の裾野の広がりに注目!
先週末のCME225に異変はありませんでしたので、明日は15,400円どころでのしっかりとしたスタートへ。週末にかけてはテクニカル要因(15,400円水準の25日線への下値抵抗感)をベースとした15,400〜15,600円レンジでの持ち合いがメインシナリオ。
ただし、欧米重要イベントを前に実需筋が様子見姿勢を強める中、為替や先物に振り回されやすい不安定な相場付きも警戒されるため、8月の高安幅875円のフィボナッチ押しに相当する15,300円近辺から13週線(15,267円)まで調整が進むケースもサブシナリオとして念頭に置いておきたいところ。
リスクシナリオとしては、地政学的リスクの高まりと、週前半は「メジャーSQにからめた特殊需給が下方向に生じた場合」、週末はECBの追加緩和見送り、米経済指標がコンセンサスを上回る米経済指標が続いた際のFRBの早期利上げ思惑などによる「リスクポジション縮小ムードの蔓延」を背景とした15,000円どころまでの下ブレに警戒。
※ 週末の日銀会合については「現状維持→無風」を想定していますが、〜(略)〜しだいでは強引に売り材料視されるケースも念頭に。
祝日の影響で9/2(火)から再開される今週のNY市場は、「8/7のオバマ大統領によるイラクへの部分空爆容認」を起点とした上値模索トレンドの継続が本線。過熱気味に最高値を更新してきた経緯から17,200ドル台では上値を重くする一方、16,900ドル台では良好な景況感が下支えとなる“日柄調整”色の強い展開が想定されます。
注目イベントは木曜のECB理事会、週末の米雇用統計。
前者については、ジャクソンホールでのドラギECB総裁の講演にて追加緩和が示唆されたことが直近の株高要因となっていますので、追加緩和が見送られた場合のショック安に警戒。後者についても、最近の経済指標トレンド通りにコンセンサスを大きく上回るようなら「FRBによる早期利上げ」懸念が相場の重しとなりそうです。
両者が売り材料視され、なおかつ〜(略)〜もセットとなる場合には、20日線が控える16,800ドル付近までの下押しに警戒。
■ 日本市場 : 持ち合いメインも波乱含み、個別は物色の裾野の広がりに注目!
先週末のCME225に異変はありませんでしたので、明日は15,400円どころでのしっかりとしたスタートへ。週末にかけてはテクニカル要因(15,400円水準の25日線への下値抵抗感)をベースとした15,400〜15,600円レンジでの持ち合いがメインシナリオ。
ただし、欧米重要イベントを前に実需筋が様子見姿勢を強める中、為替や先物に振り回されやすい不安定な相場付きも警戒されるため、8月の高安幅875円のフィボナッチ押しに相当する15,300円近辺から13週線(15,267円)まで調整が進むケースもサブシナリオとして念頭に置いておきたいところ。
リスクシナリオとしては、地政学的リスクの高まりと、週前半は「メジャーSQにからめた特殊需給が下方向に生じた場合」、週末はECBの追加緩和見送り、米経済指標がコンセンサスを上回る米経済指標が続いた際のFRBの早期利上げ思惑などによる「リスクポジション縮小ムードの蔓延」を背景とした15,000円どころまでの下ブレに警戒。
※ 週末の日銀会合については「現状維持→無風」を想定していますが、〜(略)〜しだいでは強引に売り材料視されるケースも念頭に。
なお、個別株物色については今週も広義の建設セクターが中心となりますが、名実ともに9月度入りした事で物色の矛先に変化が現れる可能性があることは要注意。