世界的な景気停滞と米シェールガス革命の影響で、原油価格は急速に下値を切り下げています。
この世界経済については、(こちらではおなじみのように)緊縮財政主義により欧州景気が後退し続けるうちは アジア諸国がどんなに奮闘しようとも華やかに回復する事はないでしょう。米シェールガス革命が直接的にエネルギー需給の緩和要因となるのは先の話ですが、そのレールを踏み外す可能性は低いとみていますので、ファンダ面での中長期トレンドは下とみて問題ないはずです。
この世界経済については、(こちらではおなじみのように)緊縮財政主義により欧州景気が後退し続けるうちは アジア諸国がどんなに奮闘しようとも華やかに回復する事はないでしょう。米シェールガス革命が直接的にエネルギー需給の緩和要因となるのは先の話ですが、そのレールを踏み外す可能性は低いとみていますので、ファンダ面での中長期トレンドは下とみて問題ないはずです。
投資家さんとしての焦点は3点。
1、ファンダ面 ≠ 価格 : 原油市況は一応はファンダ面に沿っているものの、本質はマネーゲームの場。今回の下落もヘッジファンドのポジション整理や仕掛け売りなど、先々の反発への布石である可能性があります。よって、原油価格の長期下落トレンド入りを前提とした資産運用はリスク過多。
2、世界秩序への影響 : 聞き分けの悪い(?)産油国を制裁する目的で、米国がマーケットとヘッジファンドを使って原油価格を下落させている面もあるはずです。オイルマネーで潤ってきた産油国は〜(略)〜ですので、景気後退による国民の怒りをそらすために他国に対して(さらに)好戦的になるリスクがあります。
3、オイルマネーの落日 : 現在の日米株価の上昇トレンドは相応部分をオイルマネーに頼っています。彼らが原油下落によってディフェンス色を強めるようなら、マーケットにとってはマイナス要因。
ただし、この場合は物価下落で実質所得は上昇しますので、「株だけ上がっても仕方がない」と 不公平感を抱いていた非投資家さんにとってはプラスかもしれません。
(本日の会員サークルより >>参加概要)
とりとめのない話ですが、何らかの参考になれば幸いです。
週末も応援よろしくです!☆彡