おはようございます。
週末のNY株式市場は小幅に続伸。前日からのリバウンド基調に加えて、決算を好感されたナイキ、原油高を追い風としたエクソンモービル・シェブロン株などが指数を押し上げて昼前に一時24,509ドル(+293)まで上昇。しかし、米中貿易戦争を中心とするトランプリスクへの根強い警戒感から引けにかけては急速に上げ幅を縮小。NYダウのテクニカルは水曜に続く「10日線に上値抵抗を示した上ヒゲ陰線」により下値不安を継続。
経済指標はミシガン大学消費者信頼感指数(市場予想99.2→98.2)、シカゴPMI(市場予想60→64.1)がマチマチの結果に。EU首脳会議では反保護主義やESM(欧州安定メカニズム)の役割拡大では共通したものの、ブレグジット協議は停滞。
NYダウ 24,274ドル +55、ナスダック 7,503 +58
米10年債 2.838% +0.011、NY原油 73.45 +0.69
為替 110.52円/ドル、日経先物 22,280円 +50
【主な政治経済イベント】
7/2(月)米6月ISM製造業景気指数、6月FOMC議事録
7/3(火)NY市場半日営業
7/4(水)米独立記念日
7/5(木)米6月ADP雇用報告
7/6(金)米6月雇用統計
■ NY市場展望 : 貿易戦争の深刻化リスクが重石
深刻さを増す米中貿易戦争を中心とするトランプリスクを警戒した軟調地合いが本線。水曜の独立記念日による休場、6日からの米国による340億ドル相当の対中関税発動などを意識して買い手が萎縮しやすいタイミングだけに、マイナス材料への過剰反応に警戒したいところ。想定レンジは23,700〜24,600ドル。
週初のISM製造業景気指数やFOMC議事録、後半の雇用関連指標に関しては、「好内容の場合は一時的な買い材料視、弱内容なら深押しや持続的な下げ材料視」が予想されます。
■ 東京市場展望 : 売り方主導の波乱含み
実需筋の様子見ムードや市場マインドの軟化が継続する中、「外資勢による先物でのショートポジションの増減」次第の不安定な推移がメイン。想定レンジは21,800〜22,600円。
米中貿易戦争に関しては、米国が中国との貿易赤維持を予定通り500億ドル減らした場合、日本の貿易は全体で2%程度減少するとの試算もあるため、「更なる事態の混迷 + 先物での売り攻勢」に際しては21,500円水準まで下振れるシーンもリスクシナリオとして念頭に。
ドル円の騰勢に関しては一定の日本株下支え効果が望めるものの、現在のドル高は 平時の米景況感の良化に伴うドル人気 → 日本経済への恩恵だけではなく、トランプ通商政策やFRBの利上げによる新興国の衰退 → 日本経済にとっての先行き不安の高まりに比例するドル高の側面もある事には要注意。よって、教科書的な「円安で株安なら買い( or ホールド)の一手!」のような過度の期待はリスキー。
※ 以上を踏まえた今週の戦略は、明日15時配信の無料メルマガを参照ください。
お休み中も応援宜しくです!
週末のNY株式市場は小幅に続伸。前日からのリバウンド基調に加えて、決算を好感されたナイキ、原油高を追い風としたエクソンモービル・シェブロン株などが指数を押し上げて昼前に一時24,509ドル(+293)まで上昇。しかし、米中貿易戦争を中心とするトランプリスクへの根強い警戒感から引けにかけては急速に上げ幅を縮小。NYダウのテクニカルは水曜に続く「10日線に上値抵抗を示した上ヒゲ陰線」により下値不安を継続。
経済指標はミシガン大学消費者信頼感指数(市場予想99.2→98.2)、シカゴPMI(市場予想60→64.1)がマチマチの結果に。EU首脳会議では反保護主義やESM(欧州安定メカニズム)の役割拡大では共通したものの、ブレグジット協議は停滞。
NYダウ 24,274ドル +55、ナスダック 7,503 +58
米10年債 2.838% +0.011、NY原油 73.45 +0.69
為替 110.52円/ドル、日経先物 22,280円 +50
【主な政治経済イベント】
7/2(月)米6月ISM製造業景気指数、6月FOMC議事録
7/3(火)NY市場半日営業
7/4(水)米独立記念日
7/5(木)米6月ADP雇用報告
7/6(金)米6月雇用統計
■ NY市場展望 : 貿易戦争の深刻化リスクが重石
深刻さを増す米中貿易戦争を中心とするトランプリスクを警戒した軟調地合いが本線。水曜の独立記念日による休場、6日からの米国による340億ドル相当の対中関税発動などを意識して買い手が萎縮しやすいタイミングだけに、マイナス材料への過剰反応に警戒したいところ。想定レンジは23,700〜24,600ドル。
週初のISM製造業景気指数やFOMC議事録、後半の雇用関連指標に関しては、「好内容の場合は一時的な買い材料視、弱内容なら深押しや持続的な下げ材料視」が予想されます。
■ 東京市場展望 : 売り方主導の波乱含み
実需筋の様子見ムードや市場マインドの軟化が継続する中、「外資勢による先物でのショートポジションの増減」次第の不安定な推移がメイン。想定レンジは21,800〜22,600円。
米中貿易戦争に関しては、米国が中国との貿易赤維持を予定通り500億ドル減らした場合、日本の貿易は全体で2%程度減少するとの試算もあるため、「更なる事態の混迷 + 先物での売り攻勢」に際しては21,500円水準まで下振れるシーンもリスクシナリオとして念頭に。
ドル円の騰勢に関しては一定の日本株下支え効果が望めるものの、現在のドル高は 平時の米景況感の良化に伴うドル人気 → 日本経済への恩恵だけではなく、トランプ通商政策やFRBの利上げによる新興国の衰退 → 日本経済にとっての先行き不安の高まりに比例するドル高の側面もある事には要注意。よって、教科書的な「円安で株安なら買い( or ホールド)の一手!」のような過度の期待はリスキー。
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