本日の日経平均は反落。前日のNY株式市場に目立った変化がない中、ライトハザーUSTR代表の議会証言による「トランプ政権の日本に対する高圧的な貿易交渉」懸念の高まり、コンセンサスを下回った寄り前発表の1月鉱工業生産、前日の21,500円超えによる利確売りバイアスなどを重石に売りが先行。売り一巡後は、米中貿易交渉を介した世界的な景気良化や来週からの中国全人代における景気対策などへの期待などが下支えとなって21,400円台後半で持ち合ったものの、14:30ごろからの先物への散発的な大口売りにより21,300円台後半で取引を終了。
10時発表の2月中国製造業PMI(49.2)は2016年2月以来3年ぶりの低水準に落ち込んだものの、政府の意向を汲んだ市場予想なりの着地により株価への影響は限定的に。

東証主力株は 6506 安川電機、6146 ディスコ、6101 ツガミなどが売られた機械セクターを中心に外需系景気敏感セクターが軟調。中小型株は 4563 アンジェス、4596 窪田製薬、4579 ラクオリア創薬、4582 シンバイオ製薬など新興バイオ関連の下げが顕著に。
【ウォッチ&Sラボ銘柄】
■ 後記 : 注目の米朝首脳会談は、北朝鮮の非核化を巡る合意には至らず、合意文書の署名式見送る異例な結果に。
10時発表の2月中国製造業PMI(49.2)は2016年2月以来3年ぶりの低水準に落ち込んだものの、政府の意向を汲んだ市場予想なりの着地により株価への影響は限定的に。
日経平均 21,385円 −171、Topix 1,607 −12
225先物(3月限)21,400円、ドル円 110.88円/ドル
225先物(3月限)21,400円、ドル円 110.88円/ドル
NYダウ先物 25,949ドル −59
日経平均のテクニカルは約2週間ぶりの転換線割れ、80%超の高水準でのストキャス(13日)デッドクロスなどにより、直近の「ジリ高上値模索歩調」黄色信号が点灯。
東証主力株は 6506 安川電機、6146 ディスコ、6101 ツガミなどが売られた機械セクターを中心に外需系景気敏感セクターが軟調。中小型株は 4563 アンジェス、4596 窪田製薬、4579 ラクオリア創薬、4582 シンバイオ製薬など新興バイオ関連の下げが顕著に。
【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 9603 HIS
第1四半期経常益はコンセンサス(44.71億円)を16%上回る51.99億円で着地。低ボラ銘柄だけに好材料後は様子見が賢明。
△ 3484 テンポイノベーション
19年3月期経常益予想を5.74億円から6.9億円に上方修正。
■ 後記 : 注目の米朝首脳会談は、北朝鮮の非核化を巡る合意には至らず、合意文書の署名式見送る異例な結果に。
実質的な交渉決裂にサプライズ感はなく、コンセンサスとなっていた「アメリカに危害が及ばなければ良い」レベルの合意に比べれば、日本の安全面のリスク増幅は回避されたとみています。また、米朝会談は欧米金融資本にとって関心の低い事案だったため、今回の件での直接的なマーケットへの悪影響は限定的となるでしょう。