おはようございます。
2月末のNY株式市場は続落。新型コロナウィルスの感染地域拡大、WHOによる危険度の「非常に高い」への引き上げ、パウエルFRB議長による世界経済への悪影響への言及などに加えて、直近の軟勢による需給混乱を重石に売りが先行。中東でのシリアとトルコ関係の緊迫化も嫌気して一時24,681ドル(−1085)まで下値を切り下げると、引けにかけては乱高下を繰り返しながらも下げ幅を縮小。ダウ構成銘柄は売り優勢ながら、エクソンモービル、マイクロソフト、ダウ、ナイキなどが前日比プラスで取引を終了。ナスダックはエヌビディア、マイクロンテクノロジー、AMDなど半導体セクターが下支えとなって小幅に反発。
2月末のNY株式市場は続落。新型コロナウィルスの感染地域拡大、WHOによる危険度の「非常に高い」への引き上げ、パウエルFRB議長による世界経済への悪影響への言及などに加えて、直近の軟勢による需給混乱を重石に売りが先行。中東でのシリアとトルコ関係の緊迫化も嫌気して一時24,681ドル(−1085)まで下値を切り下げると、引けにかけては乱高下を繰り返しながらも下げ幅を縮小。ダウ構成銘柄は売り優勢ながら、エクソンモービル、マイクロソフト、ダウ、ナイキなどが前日比プラスで取引を終了。ナスダックはエヌビディア、マイクロンテクノロジー、AMDなど半導体セクターが下支えとなって小幅に反発。
米10年債利回りはリスク回避志向、パウエル発言を受けた早期利下げ思惑などを背景に一時1.11%台まで軟化。CME225は前日比600円安水準の20,460円まで下落した後、21,000円台を回復。
NYダウ 25,409ドル −357、ナスダック 8,567p +0
米10年債利回り 1.150% −0.149、為替 107.98円/ドル
NY原油 45.16 −1.93、CME225 21,015円
【主な政治経済イベント】
3/2(月)米2月ISM製造業景気指数
3/3(火)米スーパーチューズデー
3/4(水)米2月ADP雇用報告、ISM非製造業景気指数、ベージュブック
3/5(木)OPEC総会
3/6(金)米2月雇用統計
■ NY市場展望 : 売り一巡後は相応のリバウンドへ!
新型コロナの世界的な感染拡大に伴う景気失速懸念を背景とする売り方主導の不安定な推移が本線。想定レンジは24,000〜26,000ドル台前半。
需給面では、テクニカル崩壊により(戻り)売りバイアスが高まっている一方、米10年債利回りの1.1%台までの低下 〜 現在1.50〜1.75%のFF金利の2回(×0.25%)の利下げ + 相応の景気低迷を織り込んだレベル 〜 が「債券買い(金利低下)株式売り」のオーバーシュートを示唆。
NYダウの10日線から約9%もの下方乖離も踏まえれば、新型コロナの検査や治療の方法に絡めた改善、主要国の景気対策に対する評価の高まりなどに際しては、〜(略)〜も楽観シナリオとして念頭に留め置きたいところ。
その他のリスク要因としては、シリアとトルコの関係悪化を発端とする中東での理性学的リスクの高まり、冴えない内容が想定される米マクロ指標などを売り材料視した(要所のリバウンドを交えながらの)下値模索ムードの加速に警戒。
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