おはようございます。
昨日のNY株式市場は続伸。FRBがインフレ基調を判断するうえで最重要視している個人消費支出(PCE)価格指数は、3月のコア指数はコンセンサスなりの前月比+0.3%で着地。しかし、1−3月期の雇用コスト指数が(全四半期比+1.2%、市場予想+1.0%)がインフレ傾向の長期化を警戒させたために売りが先行。
売り一巡後は、前日のインテル・キャタピラーの好決算、4月シカゴPMI(48.6、市場予想43.5)などを好感した買いが優勢となり、10時台に節目の34,000ドルを突破すると、一日の高値圏で取引を終了。
□ テクニカル : 短期的には長めの陽線を二本並べた上昇志向の強い格好。ただし、高水準でのMACD陰転、右肩下がりに転じつつある10日線などを踏まえれば、年初来高値水準の34,000ドル台半ばの上値抵抗感、調整トレンド入りに際しての32,000ドル台半ばまでの下押しが警戒されます。

【主な政治・経済イベント】
5/1(月)米4月ISM製造業景気指数
5/2(火)FOMC(〜5/3)、決算:AMD
5/3(水)4月ADP雇用報告、4月ISM非製造業景気指数、パウエルFRB議長会見
5/4(木)ECB理事会、米決算:アップル
5/5(金)米4月雇用統計
■ NY株展望 : 不安残しの上値追い ± FOMC
3月半ばからの買い方優位の趨勢をベースとしながら、ISM指数や雇用関連指標などのマクロデータ、アップルの決算、FOMC後の金利動向と景況感の浮沈などを加減した推移へ。想定レンジはかなり広めの33,500−34,600ドル。
FOMCは0.25%利上げがコンセンサス。金融システム不安に配慮して利上げ打ち止めを示唆するようなら35,000ドルトライが視野に。一方、3月PCEデフレータにおけるインフレ減速感は乏しいため、利上げ継続に含みを残す場合には33,000ドル台前半までの下落( → 数週間の調整トレンド入り)に警戒したいところ。
もっとも、FOMC直後にマーケットが強気に振れれば、週末の雇用統計での弱点探し、FOMCを悲観視すれば雇用統計で持ち直す展開が予想されるため、目先での33,000ドル割れや35,000ドル超えのような大ブレは回避されそうです。
その他のかく乱要因としては、突発的な中堅銀行の信用不安、ECB理事会後の市場ムードの悪化に警戒。特にECB理事会に関しては、欧州経済がコストプッシュインフレに見舞われているにも関わらず、理屈重視で利上げピッチを強めてくる可能性があるため、12月同様の「FOMC後の株高 → 翌日のECB理事会後の株安トレンド入り」も念頭に。※ 欧州同様のコストプッシュインフレに対しては日銀の金融緩和継続が正解。需要拡大型インフレの米国はFRBの利上げが妥当と判断。
昨日のNY株式市場は続伸。FRBがインフレ基調を判断するうえで最重要視している個人消費支出(PCE)価格指数は、3月のコア指数はコンセンサスなりの前月比+0.3%で着地。しかし、1−3月期の雇用コスト指数が(全四半期比+1.2%、市場予想+1.0%)がインフレ傾向の長期化を警戒させたために売りが先行。
売り一巡後は、前日のインテル・キャタピラーの好決算、4月シカゴPMI(48.6、市場予想43.5)などを好感した買いが優勢となり、10時台に節目の34,000ドルを突破すると、一日の高値圏で取引を終了。
ナスダックは3日続伸。インテルを中心に、半導体セクターが指数を牽引。
NYダウ 34,098ドル +272
ナスダック 12,226 +84
米10年債利回り 3.430% −0.094
為替 136.31円/ドル
NY原油 76.77 +2.01
日経先物(6月限) 29,080円 +210
□ テクニカル : 短期的には長めの陽線を二本並べた上昇志向の強い格好。ただし、高水準でのMACD陰転、右肩下がりに転じつつある10日線などを踏まえれば、年初来高値水準の34,000ドル台半ばの上値抵抗感、調整トレンド入りに際しての32,000ドル台半ばまでの下押しが警戒されます。

【主な政治・経済イベント】
5/1(月)米4月ISM製造業景気指数
5/2(火)FOMC(〜5/3)、決算:AMD
5/3(水)4月ADP雇用報告、4月ISM非製造業景気指数、パウエルFRB議長会見
5/4(木)ECB理事会、米決算:アップル
5/5(金)米4月雇用統計
■ NY株展望 : 不安残しの上値追い ± FOMC
3月半ばからの買い方優位の趨勢をベースとしながら、ISM指数や雇用関連指標などのマクロデータ、アップルの決算、FOMC後の金利動向と景況感の浮沈などを加減した推移へ。想定レンジはかなり広めの33,500−34,600ドル。
FOMCは0.25%利上げがコンセンサス。金融システム不安に配慮して利上げ打ち止めを示唆するようなら35,000ドルトライが視野に。一方、3月PCEデフレータにおけるインフレ減速感は乏しいため、利上げ継続に含みを残す場合には33,000ドル台前半までの下落( → 数週間の調整トレンド入り)に警戒したいところ。
もっとも、FOMC直後にマーケットが強気に振れれば、週末の雇用統計での弱点探し、FOMCを悲観視すれば雇用統計で持ち直す展開が予想されるため、目先での33,000ドル割れや35,000ドル超えのような大ブレは回避されそうです。
その他のかく乱要因としては、突発的な中堅銀行の信用不安、ECB理事会後の市場ムードの悪化に警戒。特にECB理事会に関しては、欧州経済がコストプッシュインフレに見舞われているにも関わらず、理屈重視で利上げピッチを強めてくる可能性があるため、12月同様の「FOMC後の株高 → 翌日のECB理事会後の株安トレンド入り」も念頭に。※ 欧州同様のコストプッシュインフレに対しては日銀の金融緩和継続が正解。需要拡大型インフレの米国はFRBの利上げが妥当と判断。