2023年12月

2023年の☆★Sラボ銘柄を振り返る

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1−6月期に日経平均が26,000円水準から33,700円台まで急騰した経緯を踏まえれば、物足りなさが残る結果に。

大変のアナリストが年初の地合いの不安定化を想定する中で、FRBの金融政策の変化と世界的リスクマネーの活発化を見通し、“周囲の半歩先”に踏み込みを強めた自負はありますが・・・、その恩恵が中小型株ではなく、低PBRを中心とする東証主力系に向かう流れを予測できなかったことが2023年の大反省。

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上半期の「好地合い ≠ 中小型株高」を読み切れなかった悪影響を引きずり、7月は散々たる結果に。8月からは東証準主力への積極関与により持ち直し、10月時下旬からは米長期金利から考察するトップダウン戦略が奏功。

ご提案に沿った売り買いにて、上昇率10%高を勝利とすると・・・

2020年 : 全93銘柄のご提案、38銘柄が勝利 → 勝率41%

2021年 : 全93銘柄、35銘柄が勝利 → 勝率37%

2022年 : 全85銘柄、33銘柄が勝利 → 勝率38%

2023年 : 全87銘柄、35銘柄が勝利 → 勝率40%

勝率はコロナショック後の過剰流動性相場以来となる4割台に。上昇率20%超えは21年の11銘柄、22年の6銘柄に対して11銘柄まで回復。2024年は23年7月のような‘沼’の期間の短縮が大目標の一つと考えています。

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※ 実績表に関しては、基本はご紹介直後株価からご提案期間中の高値を実績としています。取り組み中で複数回の回転が効いた銘柄も表面上昇率の掲載により利益が過小評価されているケースがある一方、最終的に損切りとなった場合も途中過程で明確に利確が効いたものはプラス実績で記載、または ロスカット条件での売却のように損失の過小評価も介在しているため実勢と異なる面もあります。よって、備忘録として参照いただけると幸いです。

             


2024年版・初心者向けマーケットの新定石(4)

(4)悩んだ時の対処法案

2024年に想定されるシーンと対応策の例を挙げました。

、現在はシステム(アルゴ)売買が主流となっていますので、「下げ材料そのものの精査は二の次」としていただくのが賢明。

A)日経平均が突然暴落 : 日経平均が高値圏にある場合の対処法は2ステップ。機械的に3割程度の余力を確保 → 個別の手仕舞い条件の徹底でリスク管理。

日経平均の安値圏からの一段安に際しては、不用意な投げ売りに注意しつつ、日経レバ(1570)を中心とする日経連動タイプに資金を集約 → 日経平均のテクニカル底打ちを確認しながら、東証主力・準主力、時価総額の大きい中小型株に派生良化 → 上昇トレンド移行なら値幅狙いにシフト。※ 昨年11月のイメージ。

※ 日経平均の高値圏・安値圏の判断はMACDの高低を基準に。緊急時にPERやPBRなどの概念を持ち出すと対応が遅れます。

※ 実戦では・・・、日経暴落が世界的金融資本の弱気スタンス傾斜の可能性に注意すべく、米長期金利やドルインデックスの異変の有無の確認が最優先(トップダウン戦略)となりますが、初心者向けではないためにここでの説明は割愛します。

B)日経はそろそろ底打ち? : 日経暴落後の底打ち判断としては、日経平均のテクニカル分析がおススメ。Sラボ流としては、今年も「安値から3日程度の騰勢維持、終値10日線超え」を軸に対応していく予定です。

C)今日の日経高は本物? : 値がさハイテク株、特にソフトバンク(9984)、ファストリ(9983)、ファナック(6954)が日経プラス寄与度上位に並んだ際は、「先物での短期筋による仕掛け買いの可能性が高い」ため、一過性のフェイク高・反動安に注意。※ 逆パターンもしかり。

その他のSラボ流判断としては、「重要イベント後のトレンドは、その直前に現れる」、「メジャーSQ週水曜午後の乱高下は、SQ後も続く可能性」なども日々のコメントで頻出するので 是非念頭にとどめ置いてください。

C)利確するか否かが悩ましい・・・ : 悩んだら持ち株の一部を利確。ただし、3章ロスカットのセオリーでもお伝えしたように、売却の優先順位は含み損銘柄が先であることは是非とも念頭に。また、「いつも100株しか買ってないから、売り場で悩む」方は、これからは全銘柄に関して最低でも200株買うようにしてください。

また、過熱気味に相場が上昇している場合には、「利益確定後にどうするか」のイメージをしっかりと持ってから売却するのが正攻法。「とりあえず利確 → 気になった銘柄に飛び乗り」...の繰り返しは利益のぶつ切りリスクと最終的な高値掴みリスクを高めます。

D)米長期金利が上がると株は下がる? : 世界的金融資本は主にドルを使用して多方面への投資を行っています。ドルの金利の上下は市場全体のリスクマネーの総量を変化させるため。低金利の方が株価も上がりやすいというのは事実です。実際に2023年11月以降の「米金利低下 → NY株高・日本株の高位安定」を踏まえれば、目先の米金利反発局面では相応の株価下落が懸念されます。

ただし、教科書通りの流れでは「景気良化 → 金利高・株高」が自然。よって、先々を見据えれば「金利高=株安」の決めつけはナンセンス。

E)国内政治の泥沼化で日本株は上がらない? : 当然ですが、海外投資家は日本国内の政治情勢に注視しており、不穏な空気に際しては一気に日本株のウェイトを落としてくるでしょう。しかし、年初から日経平均が8,000円近く上昇し、直近の自民党内の裏金問題によっても高値圏を維持しているように、マスコミが演出している岸田政権の絶対評価の低さに反して、海外から見た岸田政権への相対的評価は高い環境です。非経済・反民主主義の立憲共産党が議席数を大幅に伸ばすようケースを除けば、国内政治事情による日本株の暴落は想定しにくいといえます。

むしろ・・・、小泉政権発足後の日経8,000円時の竹中大臣による「今株を買えばみんな儲かる」発言や大相場となったアベノミクスを総バッシングし、国民の資産拡大チャンスを潰して置きながら「投資家しか儲かっていない」と言い逃れするマスコミやコメンテータの口車に乗らないように気を付けたいところ。※ 安倍政権発足時に「アベは能力はないが、株は買っておいた方が良い」と主張したマスコミや政治家はいたでしょうか?

とりとめのない話となってきましたので、ここまでとします。

上記概念は2024年中も折に触れてお伝えしつつ、相場展開を確認しながら適宜修正をかけていく予定です。

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2024年版・初心者向けマーケットの新定石(3)

(3)ロスカットのセオリー!

A、株式投資における最重要課題は「大損回避」

2024年の日経平均は、東証の低PBR修正指針、バフェット買い、ドル円の騰勢などをが複合的に絡み合った23年4月からの長期上昇トレンドの継続が本線。ただし、以下の4点を考慮すれば、「ピンチの際のロスカット」を習慣づけておきたいところ。

(1)昨年6月以降の東証グロース指数の軟化が示す「日経高下での下値模索リスク」、 (2)システム(アルゴ)取引特有の短期暴落リスクに加えて、(3)日米ともに景気回復を伴わない株高 ≒ プチバブル崩壊リスク、(4)米中軍事紛争をMaxとする地政学的リスクの高まり...などに起因する長期下落トレンド入りリスク。

結論1 : 個別株の売買戦略においては、手仕舞い条件の設定と徹底を最優先。売買手数料がほぼ無料なだけに、「手仕舞い条件抵触 → 売却 → テクニカル改善を待ってリベンジ狙い or 乗り換え」を基本スタンスとして対応。

なお、ロスカット条件は値動きがマイルドなものであれば買い平均値から5%程度、値動きが荒いものは7,8%程度下値をメドとするのが一般的。

★☆Sラボ銘柄のご提案例
9166 GENDA : 10/2参戦も直後にロスカット条件に抵触 → 10/5には買い値4,5%でロスカットを提案。テクニカル改善を確認した後の11/8に再戦 → 11/21までに26%上昇。

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B、ロスカット手法は前もって決断

ロスカットの際に悩ましいのは、売却のタイミング(リバウンド待ち・現値)、売却手法(成り行き・指値)、売却数量(全玉・半数・3分の1)などの決断と実行。

結論2: 手仕舞い条件抵触後は、成り行き売りが基本作法。昨年11月にご提案したように、複数銘柄が地合いとともに形成が悪化する場合では、持ち株内で手仕舞い条件の強弱と売買手法を分散し、「横並びの安値叩き売りリスク」を回避する方針がおススメ。例:A株は売却条件を厳しめに設定し、抵触時は成り行き売り。B株も手仕舞い条件は厳しめに設定し、抵触時は半数を成り行き、残りは●%反発で売る。C株は手仕舞い条件を緩めに設定、抵触時は半数を成り行き売り、上下のブレを待って買い直し etc

C、売却の優先順位は1に含み損銘柄、2に含み益銘柄

好地合いに乗って気分良く売り買いしていたはずが、気が付いたら持ち株が含み損銘柄だらけとなり、精神的に後手に回る...経験をされた方も少なくないかと思います。

結論3、「売りたい」含み益銘柄よりも前に、「売るべき」含み損銘柄のポジション縮小を優先。当方のコメントでも常に「ストレス玉の売却を優先」とお伝えしているように、ポートフォリオをワクワクで満たすイメージで。同様のロジックにて、保有銘柄数が多い方は「何を買うかの前に何を売るかを決断」が正攻法。

(補足)株式投資は買った瞬間に損が確定するケースよりも、売らない事で損が拡大するケースの方が圧倒的に多数。長期上昇トレンドならいずれが上がるはず…ではなく、長期上昇トレンドなら乗り換え  or テクニカル改善を待ってからの買い直しでの挽回が可能!イメージで臨んでください。

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2024年版・初心者向けマーケットの新定石(2)

(2)銘柄選別は奇策を避けた正攻法で!

前章(銘柄選びよりも売買タイミングが重要!)でお伝えしたように、世界的金融資本の強気ムードを確認した後に銘柄選別にシフトするのがトップダウン戦略。

平成までと異なり情報共有率と大口資金のイニシアチブの高まりを背景に、出遅れ銘柄での穴狙いは難易度が高いため、流動性の高い(≒ 出来高の多い)好テクニカル銘柄から、ご自身のリスク許容度に合うボラティリティのものを選択・攻撃するのが令和のセオリー。

(A)好テクニカル : 右肩上がりの5日 or 10日線に下値抵抗感を示した推移...が基本パターン。※ 詳細は割愛します。週足のテクニカル分析の信頼性は平成までに比べて激減。

(B)流動性高め : 日々の売買代金が6億円以上のものから選別していただくのが得策。

(C)ボラティリティ : 個人間で最も差異の生じる項目ですが、日々の上下率、高値安値までの変化率などを念頭に、肌に合うか否かを判断するのがおススメ。
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例、ソニーとGENDA:似通ったチャートに映りますが、ボラティリティ・潜在的な変化率は全く異なります。

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※ 年末に大手海運株が仕手化したように「東証グロースは怖い、東証プライムは安心」に固執しすぎるのもリスキー。基本は個々のテクニカルで判断。

※ 「上がりそうな銘柄と儲かりそうな銘柄は似て非なるもの」です。

※ 近似テクニカル、近似テーマの複数保有にリスク分散効果は乏しく、むしろ、資金を分散してしまうことで利確タイミングを逃すなど売買難易度が上がってしまいます。大まかに、投資枠1,000万円のかたであれば5銘柄程度に集約するのがおススメ。

明日は(3)ロスカットのセオリーをアップする予定です。

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2024年版・初心者向けマーケットの新定石(1)

(1)銘柄選びよりもタイミング選びが重要!

昭和後期から平成にかけては個別銘柄の分析が有効に機能しましたが、令和に入り情報ツールの急速な発展により投資家間の情報の差異は縮小しています。「自分だけが知っている」情報が急減したため、マニュアル通りのスクリーニングによる銘柄選別が機能しにくくなりました。

「人の行く裏に道あり花の山」という有名な相場格言がありますが、令和の株式投資に裏道はなく、「王道を周囲の半歩先に行く!」が勝利の方程式。

すなわち、買いに適した環境を見極め、市場の注目度の高い銘柄をシンプルに攻めるスタンスこそが令和の正攻法です。

‘買いに適した環境’については一概にはお伝えしにくいために日々のブログコメントを参照いただきたいものの、23年11月序盤の米長期金利の5.0%を上方オーバーシュートと判断し、同時進行で下値を切り下げていた日米株への強気度アップをご提案...のように、24年も「需給環境の歪みが拡大する局面を狙う」意識が有効になると判断。

そして、当時の☆★Sラボ銘柄にて 日経レバ(1570)での土台固めの後、東証主力・準主力・時価総額の大きい中小型株などの王道銘柄へと派生し、それらが結果を残したように、大局的な買いポイントを掌握できれば、一見するとリターン期待値が大きいハイボラ銘柄や薄商い銘柄、割安銘柄などの裏道銘柄は不要となります。

※ 裏道銘柄は、地合いの閉塞感が強い環境にて出し抜け感・爽快感を探求するためのものと捉えるのがスマート。そもそも、閉塞感が強い環境で無理をする必要はありませんが。

10月下旬から11月後半までの全★☆Sラボ銘柄。
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別角度から・・・、日本市場全体における外資勢やファンド系資金の割合増加に伴い、個人投資家のイニシアチブは減少の一途。外資勢やファンド系の多くは短期間での実績で評価される雇われディーラーのために、トレンドに逆らう売買は避ける傾向にあります。

平成までと異なり、個人投資家の好みだけで株価が上昇し続ける銘柄は激減しているため、分析ツールを凝視する“ボトムアップ戦略”の有効性も低下。世界的なマネーの流れを把握し、タイミングを見極めた後に銘柄選別に移行する“トップダウン戦略”が令和の正攻法!

新定石(2)銘柄選びの定石は18時ごろの更新予定です。

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■ NY株展望 1/2−5: ‘惰性高’優位も年初の巻き戻しに要注意!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は小幅に反落。連日の過去最高値更新による利確バイアスの高まり、翌日からの3連休を前にしたポジション整理需要などが重石となって昼頃に37,538ドル(−171)まで下落すると、引けにかけては押し目買いが下支える展開に。ナスダックは主要銘柄が軒並み売られて続落。
NYダウ 37,689ドル −20
ナスダック 15,011 −83
米10年債利回り 3.880% +0.039
為替 141.03円/ドル
NY原油 71.27 −0.50
日経先物 33,250円 −170

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは高水準のMACD陰転が「調整トレンド入り優位」を示唆。(1)37,000ドル台での持ち合いによる日柄調整、(2)10月安値から直近高値までの上昇幅のフィボナッチ押し(0.382)となる35,600ドル台までの値幅調整...の2パターンを念頭に。

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米10年債利回りに関しても、低水準でのMACD陽転が現況のオーバーシュートを示唆。

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【主な政治経済イベント】
1/1(月)NY休場
1/3(水)米12月ISM製造業景気指数、米11月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、12月FOMC議事録
1/4(木)米12月ADP雇用報告
1/5(金)米12月雇用統計、12月ISM非製造業景気指数

■ NY株展望 : ‘惰性高’優位も年初の巻き戻しに要注意!

年初のNY株式市場は、FRBの利上げ終了・利下げサイクル入り思惑を背景とする10月下旬からの買い方優位の趨勢を引き継いだ上値模索トレンドの継続が本線。想定コアレンジは37,400−38,200ドル。

リスクシナリオ : テクニカル面では「長期金利安・株高」ともに短期的なオーバーシュートの領域に到達しているとみるのがスマート。年初需給が一方向に振れやすい性質も踏まえれば、マクロ指標がコンセンサスとなっている「マイルドな景気良化とインフレの鎮静化傾向」を逸脱する場合には、債券買い・株式売りトレードの加速による37,000ドル割れ → 数週間スパンの下落トレンド入りに要警戒。

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東京市場(12/29) 2023年大納会は続落

本日大納会を迎えた日経平均は続落。寄り付き直後に33,652円(+113)まで上昇する場面もあったものの、引けにかけては年末のポジション整理売り優位で推移。東証主力株は広く浅く売りが浸透。

中小型株は 3843 フリービット、4390 IPS、6264 マルマエ、5892 Yotori、7794 EDP、5891 魁力屋、4241 アテクトなどに短期資金が流入。

日経平均 33,464円 −75、Topix 2,366 +4 −8
日経先物 33,420円、為替 141.15円/ドル
NYダウ先物 38,051ドル +22

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■ 後記 : 24年大発会(1/4)までのNY株式市場の開催は本日、1/2,1/3の3日間。焦点は1/3のFOMC議事録、米12月ISM製造業景気指数となりますが、波乱なき通過 → 大発会は直近レンジ内でのスタートを本命視しています.

こちら(ブログ)では、NY概況(12/30,1/3)の他、来年の展望、売買戦略イメージなど散発的な企画をアップする予定です。お時間がありましたら参照ください。
では 本年もお疲れさまでした。

良い年をお迎えください。

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■ 午後の戦略 : ワクワクを2024年に繋ぐ!

前場の日経平均は続落。動意欠しく推移したNY株なりに、33,400円付近から33,500円台前半似て持ち合う展開。東証主力株も特色の乏しい高安マチマチの商状。

中小型株は 6264 マルマエ、3843 フリービット、4390 IPS、9519 レノバ、5595 QPS研究所、7794 EDP、5892 Yotori、7345 アイパートナーズ、1730 麻生フォームクリート、3892 岡山製紙などに短期資金が流入。

□ 午後の展望 : 模様眺め

前場同様33,400円台をコアレンジとする持ち合い継続が本線。

■ 午後の戦略 : ワクワクを2024年に繋ぐ!

3割前後の余力維持、一定数の★ 日経レバ保有、弱テクニカルの大胆な売却 ≒ 好トレンド中小型株主体のポジショニングにて、年初相場の上下のブレ、個別物色の二極化に備える構えを継続。

【ウォッチ&Sラボ銘柄】

△ 5136 Tripla
GS氏注力中。スパイダープラス(4192)に続いて参戦銘柄が大幅高。◎ 水曜からの新銘柄も既に9%上昇中。勘助氏注目中のインテグラル(5842)も2,500円台で利確売りを消化した後、再始動ムードを強めてきました。

▼ 2375 ギグワークス
依然として注目度が高いものの、今月半ばの急騰により潜在的戻り売りバイアスが増加した印象。売却後、テクニカル改善待ちの再戦狙い or 乗り換えが正攻法となりそうです。

☆ 3778 さくらインターネット
12/20 1,996円 → 12/29 2,184円 +188 9.4%上昇
Sラボ銘柄としては11月以降の2回戦目。政府クラウドへの参入による将来性の高まりはもちろん、データセンター拡張は日本経済の生命線の一つであり、生成AI関連としての切り口も踏まえれば、まだまだ楽しみな環境です。年初も押し目買い狙いでケア。

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では 年内ラストまでよろしくお願いします。

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★ 本日の戦略 : 大納会も正攻法で堂々と!

おはようございます。

昨日のNY株式市場は3日続伸。年末モードにより積極的な売り買いが見送られる中、FOMC後の長期金利の軟勢を追い風とした直近の上昇トレンドを継続。ナスダックも特色の乏しい推移の末、小幅に反落。

NYダウ 37,710ドル +53
ナスダック 15,095 −4
米10年債利回り 3.838% +0.041
為替 141.39円/ドル
NY原油 71.92 −2.19
日経先物 33,430円 −50

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□ 本日展望 : 模様眺め ± 年末・年始需給

NYタイムの日経先物終値にサヤ寄せして売り優勢で寄り付いた後、引けにかけては5連休前のポジション整理売りと機関投資家による年末の運用成績をよく見せるための‘お化粧買い’が交錯する方向感の乏しい流れが本線。想定レンジは33,300−33,650円。

★ 本日の戦略 : 大納会も正攻法で堂々と!

ストレス玉の大胆な縮小による3割程度の余力確保にて、連休中の下押しリスクと年初の強気度アップ(買い増し・新銘柄への派生)に対応。攻撃面では、地合い良化に対しては(1)日経レバを中心とする日経連動タイプで、個別物色意欲の高まりと物色の二極化に対しては好トレンド中小型株主体のポジショニングによる押し目買い・小動意時の買い増し・一段高での売りすぎ注意でケア。

※ 東証主力株の分散投資は効率悪化リスク、弱テクニカル銘柄は物色の蚊帳の外リスクを内包しているため、極力避けていただくのがおススメ。

★ 1570 日経レバ : 明日も年始にかけての突発的な地合い悪化に備えて20,200円付近での買い増し余力を残しつつ、積極派の方はマイルドな調整局面も小口追撃へ。

★ 2000番台 : 昨日も「マイルドな上昇波動狙い」に応える品のある動き。テクニカル良化に伴い売買条件を若干強めに修正したら、一段高に際しては軽め利確 → 押し目買い直しへ。

☆ 9000番台 : ウェルスナビ(7342)からの乗り換え候補筆頭。昨日までの2日で8%高過程で一部利確を計ったら、本日も押し目買い直しを本線に。

☆ 3687 フィックスターズ : 月曜1,240円までの調整過程での買い直し完了後、本日も1,200円台は腰を据えて臨みつつ、〜(略)〜では一部利確へ。

☆ 3700番台
: 先週末2,020円 + 昨日2,080円付近での追撃 → 2,100円台半ばでの軽め利確後、本日からは1,9●0円付近までの押し目買い下がりを本線に、続伸時は売りすぎに注意しながら追加利確へ。

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【ウォッチ銘柄】

△ 3892 岡山製紙
24年3月期経常益予想を8億円から15.8億円に上方修正。4390 アイピーエス、9872 北恵などとともに割り切り対象でケア。

『 ビジョンをもって周囲の半歩先を堂々と!』

では 本日もよろしくお願いします。

☆3700番台はこちらで公開中!☆
   
   

東京市場(12/28) 「12月下旬からの・・・」が有効に機能中!


本日の日経平均は反落。実質的な2023年最終日となった昨日のお化粧買い(先物での仕掛け買い)の反動に加えて、12月配当権利落ち(52円程度)などを背景に売りが先行。9時台に33,411円(−270)まで下落した後は押し目買いが下支えとなったものの、ドル円の軟勢が重石となって好需給サインである「配当落ち日の前日比プラス引け」には至らず。

日経平均 33,544円 −136、Topix 2,362 −3
日経先物 33,480円、為替 141.23円/ドル
NYダウ先物 38,014ドル +8

日経平均のテクニカルは、右肩上がりの5日線をサポートラインとする上昇トレンドを継続。

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中小型株は 6279 瑞光、7725 インターアクション、2150 ケアネット、8155 三益半導体、6228 JET、6227 AIメカテック、2338 クオンタム、4293 セプテーニ、4241 アテクト、5595 QPS研究所、3133 海帆、9522 リニューアブル、4882 ペルセウス、7794 EDPなどに短期資金が流入。

東証グロース指数のテクニカルは、低水準でのMACD陽転、今月上旬以来の一目均衡表の雲上限超えなどが反騰トレンド入りを示唆。

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】

☆ 3687 フィックスターズ
12/15 1,230円 → 12/19 1,332円 +102 8.2%上昇
年末年始のテーマ再興(AI・自動運転・量子関連)+アルファ狙い。会員サークルでは、先週火曜1,260円付近での買い増し → 1,300円付近での一部利確 → 今週月曜1,240円までの調整過程での買い直しセット...と展開中。

3日連続の下値切り上げでチャートも整ってきましたので、明日も1,200円台は腰を据えて対応!

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☆ 3700番台スポット銘柄
12/20 1,996円 → 12/28 2,150円 +154 7.7%上昇
こちらでも再三お伝えしてきた「12月上旬の引き気味の強気 → 12月下旬以降の中小型株需給の改善狙い」を念頭に、11月下旬以来の参戦。当時の急騰要因となった政府クラウドへの参入による将来性の高まりはもちろん、データセンター拡張は日本経済の生命線の一つ。。。で既にお分かりの方も多いかと思います。

先週末2,020円 + 本日2,080円付近での追撃 → 2,100円台半ばでの軽め利確後、明日からは1,9●0円付近までの押し目買い下がりを本線に、続伸時は売りすぎに注意しながら追加利確を計るスタンスで取り組む予定です。

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念のため銘柄はこちらで公開!☆
   
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■ 後記 : 今晩のNYに異変がなければ、明日も直近の戦略テーマとしている「好トレンド銘柄 & 期待銘柄のみで年越し!」を念頭にストレス玉の縮小を優先。5連休中の外部環境は異変なく通過するとみていますが、NY市場は1/1のみ休場の3営業日開催となるため、「3割程度の余力維持」により良識的な調整と年初からの買い増しや新銘柄への派生に備えたいところ。
攻撃面では、★ 日経レバ(1570)にて年初からの日経上振れに備えたら、☆ スポット4銘柄を中心にテーマとテクニカル形状の分散を意識した好トレンド中小型株の“育成”により、「12月下旬以降の中小型株需給の良化」と物色の二極化に備える構えで。

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では 本日もお疲れさまでした。

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S教授

1972年11月生まれ(51歳) 趣味:行動心理経済学、テニス、プランターのガーデニング

信条:重要なのは‘情報’よりも‘作法’。リスクマネーとマインドの動きを重視するトップダウン戦略で周囲に差をつける!

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