おはようございます。
昨日のNY株式市場は小幅に続伸。トランプ大統領による中国サイドの合意違反指摘、ベッセント米財務長官の米中交渉の行き詰まり示唆、トランプ関税を巡る司法判断の変化などが米経済の先行き不安を高め、12時台に41,906ドル(−309)まで下落。
引けにかけては、テクニカル要因(前日同様の20日線付近での押し目買いバイアス)、4月個人消費支出インフレ指標(PCEデフレータ:前年同月比+2.1%、市場予想+2.2%)を受けたインフレ懸念の後退などが支え。セクター別では医薬品・小売りなどディフェンシブ関連が堅調に推移。
ナスダックは反落。エヌビディアの好決算後の利確売りムードが半導体セクター全般に波及して指数を圧迫。
昨日のNY株式市場は小幅に続伸。トランプ大統領による中国サイドの合意違反指摘、ベッセント米財務長官の米中交渉の行き詰まり示唆、トランプ関税を巡る司法判断の変化などが米経済の先行き不安を高め、12時台に41,906ドル(−309)まで下落。
引けにかけては、テクニカル要因(前日同様の20日線付近での押し目買いバイアス)、4月個人消費支出インフレ指標(PCEデフレータ:前年同月比+2.1%、市場予想+2.2%)を受けたインフレ懸念の後退などが支え。セクター別では医薬品・小売りなどディフェンシブ関連が堅調に推移。
ナスダックは反落。エヌビディアの好決算後の利確売りムードが半導体セクター全般に波及して指数を圧迫。
NYダウ 42,270ドル +54
ナスダック 19,113 −62
SP500 5,911 −0
米10年債利回り 4.397% −0.017
為替 143.97円/ドル
日経先物 37,660円 −300
□ テクニカル : NYダウは4,5月の大幅高後の41,200−43,000ドルレンジのボックス相場によるテクニカル調整(日柄調整)を継続中。5日・10日・20日線の接近が煮詰まり感を示しているため、当レンジを放れた方向への値の飛ばしやすさには要注意。

SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も高水準でのMACD陰転、右肩下がりに転じた10日線が4月以降の騰勢一服 → 日柄調整入りを示唆。

米10年債利回り(長期金利)は4月上旬4.0%水準を底値とする上昇トレンド継続...優位の形状。直近の米長期金利の上昇は、(1)米国経済の先行き不安を示す米国売り → 米債券売り・NY株売り、(2)トランプ警戒緩和・リスク志向による米債券売り・NY株買い...の見極めが難解なため、マーケット全体を俯瞰して強弱トレンド・日本株への影響を見極めたいところ。

【主な政治・経済イベント】
5/2(月) 米5月ISM製造業景気指数
■ NY株展望 : 持ち合い優位も波乱含み!
持ち合い優位のテクニカルに順じた41,600−42,800ドル圏内の推移をベースとしながら、月初の重要マクロ指標、不穏な空気をまといだしたトランプ関税の成り行きを加減した推移へ。
マクロ指標に関しては、トランプ政策への警戒感に反する米経済の底堅やマイルドなインフレ動向を示唆 → 株価の下支え or 押し上げ要因としての機能が本線。
一方、トランプ関税については5月前半の一段高要因となった米中関税合意に綻びが生じているため、主要国との交渉前進による株高要因化よりも交渉難航(思惑の高まり)による下振れ要因として警戒。米司法を巡る情勢の変化も要注意。
※ 43,000ドル超えにはFRBの利下げ再開(思惑の高まり)、半導体を中心とするハイテク企業への規制緩和などの難題をクリアする必要がある一方、41,000ドル台前半までの需給悪化要因は多方面に控えているため、売買戦略としては持ち合い対策 → 下振れ対策 → 上振れ対策の順に考察するのが正攻法。
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SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も高水準でのMACD陰転、右肩下がりに転じた10日線が4月以降の騰勢一服 → 日柄調整入りを示唆。

米10年債利回り(長期金利)は4月上旬4.0%水準を底値とする上昇トレンド継続...優位の形状。直近の米長期金利の上昇は、(1)米国経済の先行き不安を示す米国売り → 米債券売り・NY株売り、(2)トランプ警戒緩和・リスク志向による米債券売り・NY株買い...の見極めが難解なため、マーケット全体を俯瞰して強弱トレンド・日本株への影響を見極めたいところ。

【主な政治・経済イベント】
5/2(月) 米5月ISM製造業景気指数
5/3(火) 米4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
5/4(水) 米5月ADP雇用報告、5月ISM非製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
5/5(木) ECB理事会 → ラガルド総裁会見
5/6(金) 米5月雇用統計
5/4(水) 米5月ADP雇用報告、5月ISM非製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
5/5(木) ECB理事会 → ラガルド総裁会見
5/6(金) 米5月雇用統計
■ NY株展望 : 持ち合い優位も波乱含み!
持ち合い優位のテクニカルに順じた41,600−42,800ドル圏内の推移をベースとしながら、月初の重要マクロ指標、不穏な空気をまといだしたトランプ関税の成り行きを加減した推移へ。
一方、トランプ関税については5月前半の一段高要因となった米中関税合意に綻びが生じているため、主要国との交渉前進による株高要因化よりも交渉難航(思惑の高まり)による下振れ要因として警戒。米司法を巡る情勢の変化も要注意。
※ 43,000ドル超えにはFRBの利下げ再開(思惑の高まり)、半導体を中心とするハイテク企業への規制緩和などの難題をクリアする必要がある一方、41,000ドル台前半までの需給悪化要因は多方面に控えているため、売買戦略としては持ち合い対策 → 下振れ対策 → 上振れ対策の順に考察するのが正攻法。
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