本日の日経平均は、先週末のNY急反発やドル円の上昇を受けて
買い先行のスタート。その後 日銀の臨時会合での金融緩和策へ
の思惑から、先物での買い戻し主導で一時9,280円(+289)
まで上昇。

しかし、先週末安値から2日で 470円高となっていた反動や、昼に 
日銀が発表した追加緩和策が「新型オペを20兆円から30兆円へ
の増額」を柱とする想定内の内容に留まったことで 失望色が強ま
り、引けにかけては上げ幅を縮小。

日経平均  9,149円 +158 Topx    829  +9
為替 85.12円/ドル 、108.47円/ユーロ、1.2743ユーロ/ドル  
NYダウ先物(15:00) 10,177
ドル

主力株は、メガバンクを除いて概ね堅調だったものの、日経平均
同様に長めの上ヒゲ&陰線引けに加え、25日線に跳ね返された
格好により テクニカルはむしろ軟化している銘柄が顕著に。

新興は、寄りから東証に資金が流入していた影響で、その後の反
落も さほどの影響は受けず、狭いレンジ内での上下から3市場
揃って小幅上昇に。

■ テクニカル 
『ストキャスゴールデンクロス』の抑えが効いて 引けにかけては切
り返しを見せたものの、ギャップアップから長めの上ヒゲを残しての
小幅陰線では、期待よりも前に 短期調整完了による「下値模索型
の継続」へのケアが優先される形。

元より、「25日線から6%前後下方乖離した相場が、一発で25日
線を上抜くのは至難の業」だけに・・・・・・・・!

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【気になるニュース・銘柄】
7606 Uアローズ
  1,132円
TOBで発行総数の25%を自社株買いすると発表。ABCマート
との資本関係解消へ。思い切りましたね。裏も根深そうです。

6778 アルチザ  57,000円  −1100
10年7月月期純利益予想を160百万円の赤字から、97百万円
の黒字に上方修正。

■ 政府・日銀動向
本日の日銀の緊急追加緩和策後は、本日中に菅首相・白川日
銀総裁の会合 → 関係閣僚会議での、政府の経済対策の基
本方針決定のスケジュールが予定されています。

明朝には一通りのモノが出揃っていると思いますので、総見は明
日まとめますが、現時点での視点と焦点をまとめると・・・、現在の
景気低迷の元凶であるデフレ脱却に対して、政府・日銀のポリシー
ミックスで臨む姿勢までは妥当。

問題は、菅首相が増税目的のために国民を煽ってきた「プライマリ
ーバランスの改善」の呪縛に 自らがハマってしまい、思い切った
財政出動ができず、結局 日銀頼りの経済対策の印象が強くなっ
ていること。

元々、「デフレは物価安定のうち」的な認識を示している日銀にとっ
て、財政の裏付けなし、まして 民主党代表選の片棒を担ぐような
状況での対策には本気度も低くなっているのが実情でしょう。

今晩の政府対策では、「法人税5%下げ」あたりが焦点になるので
しょうが、「国債発行増額」に踏み切れるかどうかが、トータル的な
経済回復には最大のポイント
になります。最低でもコンセンサスの
1.7兆円以上の対策には持って行ってほしいところ。

別角度からは、度々お話しているように「今の日本経済にとって
大切なのは、トータルの資金供給量や 単発の公共事業を増や
すことよりも‘金回り’をよくすること」。

長引く不況意識で、借金に対する抵抗感は根強く バランスシー
ト不況が簡単に解決するとは考えていませんが、中小企業を中心
に資金需要は存在します。そのような所にスムーズにお金が流れ
ていくシステム作り。。。平たく言えば 銀行が実質的な貸し渋りを
続けながら、豊富な資金と暗黙の政府保証の上で 債券市場での
トレードに勤しんでいる状況に直接メスを入れることが肝要では。
(バブル前後から日銀主導の窓口指導が減ってから、銀行主導で
日本経済の混乱が始まったとの見方も。)

いずれにしても「何か変わりそう!」という雰囲気が、期待インフレ
率の上昇に繋がり、経済を活性化させていきます。

それらに思いを馳せるのは、早くても今月中旬となりそうですが、
まずは 本日の政府対策が市場の混乱だけを残さないことを祈
りつつ、明日も正面からマーケットに取り組んでいきましょう!

本日もお疲れさまでした。

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