NY市場は、9月の耐久財受注(−0.8%)が市場予想(+0.5%)を下回った他、「来週のFRBの追加緩和の規模が市場が期待したほど大きくならない」との報道が嫌気され、幅広いマーケットでポジションの巻き戻しが進展し、ダウは一時11,020ドル(−148)まで下落。

ただし、IT企業の好業績見通しなどが下支えとなり、引けにかけては下げ幅を縮小し、11,100ドル台を回復して取引を終了。ナスダックは6日続伸。

NYダウ  11,126ドル   -43 、ナスダック  2,503 +5, 
81.80円/ドル、112.50円/ユーロ、1.3770ユーロ/ドル  
米10年債 2.720% +0.080 、CME225  9,400円
NY原油   81.94 −0.61、NY金  1322.6 −16  

その他のマーケットは、債券が大幅急落(金利は上昇)、為替もポジション巻き戻しから ユーロ売りドル買いが進行、商品も軟調に推移。

□ 本日の展望
NY市場はダウとナスダックがマチマチの動きとなる中、ドル円が81円台後半をキープしていることから CME225なりに小じっかりとしたスタートが想定されます。

引けにかけては、外部環境に神経質な展開となりますが、ユーロドルが節目の1.370をも割りこむようなら「リスク志向の縮小」が 昨日後場入り直後のような突発安をもたらす可能性があることには要注意。(もちろんこの際にドル円が上がっていても関係ありません。)

一方で、本日の日銀金融政策決定会合で予定されている「5日に発表したデフレ&円高克服策の肉付け」が好感されるようであれば、長期資金が下支えとなることは念頭に。(国内にも買える要因はあります!)

★ 本日の戦略  戦略+意思のある売買を!
昨日のNYで広まった「FRB追加緩和策の内容を見極めるまでは ポジションを調整しておきたい」とのムードは、強気派・弱気派の双方にとって共通の概念。

根っこにある“過剰流動性”は容易には変わりませんので、「どこで強気度を高めるか」だけが重要だと判断していますが、それも目先の調整ピッチを確かめてからが得策です。

よって、(CME225:9,400円を踏まえ)本日も9,400円台後半があれば ポジション縮小、9,300円台前半では 狙った銘柄の小口買い増しのイメージを基本戦略として臨んで下さい。

□ 超短期狙いはほどほどに
昨日は3%超のある程度まとまった上昇を示す銘柄が散見されましたが、それを狙って取ろうと思えば(大まかには)突っ込み買いか、急騰過程や好材料発表直後を飛び乗るか二つに一つ。一日に数十回の売買をこなすデイトレメインの方を除けば、それは売買難易度&ストレス度合いは高い割に 実入りは少ない手法です。

よって、現況を攻めるのであれば、目先の調整局面入りを前提としながら、仕込みの意識で種を撒きつつ、『結果として短期で回せるモノは回す』イメージが得策。

【気になるニュース・銘柄】
4188 三菱ケミカル 421円
9月期営業益は従来予想の930億円を上回る1100億円に達したもようとの報道。

5201 旭硝子  815円
12月期業績が予想を上ぶれる公算との報道。

・中国新5ヵ年計画
中国当局は、先日の中全会で採択された新5ヵ年計画の中で、「国民所得をGDP成長率並みに伸ばしていく」方針を織り込んだと発表。

賃上げスト、反日デモが政府主導で行われたとの見方がある中で、その手段が 国際的な良識のもとで行われれるかどうかは疑問が残りますが、表面的には世界経済にとって歓迎される内容です。

・TPP参加を巡る論争
関税撤廃など自由貿易を促進する事を目的とした環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定(TPP)への参加を巡り、論戦が繰り広げられています。
焦点の農業問題については 不勉強なために判断は控えますが、農水省関係者から提示されるデータが、露骨にTPP参加反対を示唆しているのは 強い違和感を感じます。

・韓国7−9月期GDPは+0.7%
日経朝刊でも大きく取り上げられているように韓国の景気回復に陰りが表れています。7−9月期GDP成長率の伸び鈍化は 各国共通ですが、官民一体で強引に輸出にのみ力を入れてきた背景からは、一度歯車が狂うとアジア危機時に逆戻りする可能性も。「アジアで金融不安が起こるなら日中ではなく韓国から」の考えは継続しています。


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