5332 TOTO 株価

5332TOTOは、トイレでもおなじみの陶器メーカーでシェアは60%。YKK APや大建工業などとリフォーム分野での提携で活路を見出す。

5332TOTOは、トイレなどで使う衛生用陶器では、シェアは6割になります。5332TOTOの株価は、業績の悪化に伴い数年前からみると大幅に下落しています。2007年当時は株価1100円を記録するなど、株価としては高い水準にありましたが、その後500円から700円までを行ったり来たりするような状態が続いています。5332TOTOの業績も、一時期の大幅赤字から毎年少しずつですが回復基調にあります。そのため2011年の後半までは、株価700円にまで戻していました。しかし、最近の株安では、一時的とは思われますが、再び株価500円台まで落ち込んでいます。
5332TOTOは、新築向けの住宅設備が好調なのに比べてリフォーム向けの住宅設備が想定以下に留まっています。原因としては、現場人員の不足といった予想外の事態ということです。このため、営業利益の増益幅は後退しています。5332TOTOの2013年度は、新築住宅向けの国内需要が鈍化する代わりにリフォーム住宅向けは逆に堅調に推移します。その他、新製品が寄与し、より一層、生産物流などの費用を削減していくことで、増収増益を目指します。
5332TOTOでは、国内では23年ぶりとなる滋賀工場が稼働します。滋賀工場では、衛生陶器を生産し、生産性向上のために他工場との再編や統合を模索しています。また、インドでは初の工場が着工します。その他、節水トイレや新型ウォシュレットなどの新製品を投入するといったところから、新しい動きが見られます。
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