おはようございます。

週明けのNY株式市場は反落。先週末までの8日続伸により利確バイアスが高まっていたところに、親イラン派武装勢力によるサウジアラビアの石油施設に対する攻撃、コンセンサスを下回った中国8月マクロ経済指標(小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)などが嫌気されて「債券買い(金利低下)株式買い」優勢で推移。

サウジアラビアは産油量の約半分の生産停止を余儀なくされており、OPEC全体での増産余力の乏しさ、シェールガスを含めた増産体制が整うまで数か月かかるとの見通し、イランとサウジアラビアの関係悪化による地政学的リスクの高まりなどを踏まえれば、「更なる原油高 → 物価上昇による消費マインドの低下 → 景況感の悪化」が警戒されます。

NYダウ 27,076ドル −142、ナスダック 8,153p −23
米10年債  1.846% −0.052、NY原油 62.90 +8.05
為替 108.15円/ドル、CME225(12月限)21,745円

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□ 本日の展望 : 利確売り賛成ムード
NY株の反落を受けてCME225は先週末の大証終値から135円安水準、21,745円で取引を終了。先週末の一時22,000円台回復による達成感、今晩から明日までのFOMCの結果と中東情勢の行方を見極めたいとの思惑などを重石に、本日は売り先行でスタートした後、引けにかけても外部環境の悪化に反応しやすい不安定な推移が本命視されます。想定レンジは21,700〜21,900円。

★ 本日の戦略 : 
日柄と価格帯を分けた買い下がり
株式市場に過熱感が高まる中での事件・事故による突発的な調整は投資家さんにとって必要悪。以下のイメージで今後想定されるシナリオを整理しながら今できる事、やるべき事を丹念にこなしていってください。

(1)上値模索トレンド終了 : FOMC後の先物次第では鋭角な上昇も想定されますが、予断を許さない中東情勢が重石となるため、当面の先物は9月SQ値先物21,981円が天井圏となりそうです。※ 先週後半に東証外需系主力株を本気買いされた方は、早めのポジション縮小をご検討ください

(2)一本調子の下値模索も回避 : 主要国中銀の金融緩和スタンスによる買い優勢の地合いに変わりはないとみていますので、中東戦争リスクや米中リスクの再燃を除けば目先で21,000円水準まで下落する可能性も低いと判断。※ 好トレンド銘柄は押し目買い好機として対応

(3)メインシナリオはレンジ相場入り : 目先の下値形成後、22,000円付近を天井圏とするレンジ相場入りが本命。※ 全体戦略としては、日柄と価格帯を分けた買い下がり、吹き値売りをベースに対応していきたいところ
 
★☆Sラボ銘柄 : 先週後半の「週内の21,500円超えはおまけ」感覚にて極端に持ち株を集約していただいたアドバンテージを生かすべく、本日の調整局面は★ 6407 CKDの押し目買い直し、
☆ 先週木曜からの新銘柄、★ 本日からの新主力銘柄の仕込みを丹念に!週末にかけては状況を見ながらとなりますが、機を見て敏に★☆新銘柄に取り組んでいく予定です。
 
    (会員サークルより 
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【ウォッチ銘柄】
△ 6366 千代建、1605 帝石、5020 JX etc
サウジの件を受けた産油国の増産開始には4〜6か月かかると言われています。関連銘柄は即転狙いだけでなく、1,2週間スパンで注目。6330 東洋エンジ、5009 富士興産など古典的仕手株は割り切り対象でケア。

では 本日もよろしくお願いします。
               
 

「9月前半の上げ相場に乗り切れなかった。今回の下げはうまく利用したい!」
とお感じの方は、良かったらみんなで一緒に!

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