おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。朝方発表された週間新規失業保険申請件数は歴史的高水準(243万件)を維持したものの、前日の騰勢を引き継いだ堅調スタート後、10時台に24,718ドル(+142)まで上昇。しかし、買い一巡後は翌日からの中国全人代をきっかけとする米中関係の悪化リスクを重石に24,500ドルを挟んだ持ち合いに移行。ダウ構成銘柄は概ね軟調。ナスダックもマイクロン、アマゾン、エヌビディアが売られて反落。もっとも、ドルインデックスの直近レンジ下限での推移を踏まえれば「需給良化過程での調整」とみるのがスマート。

NYダウ 24,474ドル −101、スダック 9284p −90
米10年債利回り 0.673% −0.005、為替 107.60円/ドル
NY原油 33.92 +0.43、日経先物 20,480円 −140

big (18)

□ 本日の展望 : 中国全人代を睨んだ波乱含み
NYなりに売り優勢で寄り付いた後、午前中に示される予定の「中国全人代における中国政府の方針」内容に絡めたNYダウ先物やドル円の反応次第の不安定な推移へ。想定コアレンジは20,300〜20,700円。大規模経済対策を建て前とする仕掛け買いに際しては20,800円超えが期待される反面、香港問題や領海侵犯、米中関係などに対して国際法軽視の強圧的姿勢を強める場合には週末のポジション整理・リスク回避売りを巻き込んで20,000円付近まで売り込まれるシーンに警戒。

主な決算 : 2433 博報堂、5101 横浜ゴム、6507 シンフォニア、5232 住友大阪セメント、(引け後)4901富士フィルム、6769 ザイン、3933 チエル

★ 本日の戦略 : 中国・週末リスクをケアしながら前に!
週末リスクや中国全人代のマイナス材料化に備えるべく「前場の早い段階での3割前後の余力維持」を優先。週明けからの仕切り直しも念頭にストレス玉や弱テクニカル銘柄も大胆に売却。

攻撃可能枠に関しては「20,300円台前半を軽め、19,800〜20,000円付近を強めの下値抵抗帯」と見立てた押し目買い直しスタンスを継続。上昇局面では21,000円付近での上値の重さに加えて“物色の二極化進展”を念頭に、好トレンド銘柄の売りすぎや保有銘柄数の増やし過ぎ注意スタンスで臨んでください。

☆ 4776 サイボウズ : 昨日の利確値の50〜70円程度下値、5日線などを意識しながら2,●●0円までを買い下がるスタンスで。

〜(略)〜

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【ウォッチ銘柄】

△ 3038 神戸物産
ネガティブな見立てて恐縮ですが、今回の新型コロナの感染拡大により日本における消費活動の長期停滞は必至と判断しています。表のメガトレンドテーマであるテレワーク・AI・オンライン診察などに対して、裏メガトレンド銘柄として継続注視。

△ 5901 東洋製缶
20年3月期経常益予想を245億円から280億円に上方修正。平時のボラティリティが低いため観賞用として注目。IRや決算絡みの割り切り対象ではアンジェス(4563)、MESCO(1737)をケア。控えめながら成長性の高さを示したオイシックス(3182)は短期・中長期双方でケア。

『 戦略と実行力でストレスを解消!』

では 本日もよろしくお願いします。

「ロゼッタ、サイボウズ、あさひ、アンジェスがんばれ!」・・・こちらも是非!